絵を描くときの基礎知識
絵の具を混ぜて思い通りの色を作るコツ

Beginner's Guide to Paint Colors | LittleArtTalks

デジタルデータが増えた最近では、色の種類の違いにはあまり関心を払わなくなってしまっていますが、もともと画家たちは、さまざまな絵の具を混ぜ合わせることで、バリエーション豊かな色彩を作り出していました。今回のYouTubeアート系チャンネル「Little Art Talks」では、絵の具を混ぜ合わせて新しい色を作り出すためのコツを紹介。最初に白と黒の2色から練習を始めたほうがいい理由など、色づくりのいろはを学んでいきます。

絵の具を混ぜて色を作るには?

カリン・ユエン氏:小学校のころ、7色の原色、赤や黄、青などから、混色してすべての色を作るように言われたことと思います。やってみた結果、もう少し色が欲しいと感じませんでしたか?

色の選択肢を広げると、より豊富な色のコントロールが可能になります。限られた色の種類のパレットでは、いくつかの色はほかと混色するのは不可能です。とはいっても、それぞれ1色ずつ絵の具を入手しなければならないというわけではありません。

今日は、何色の絵の具を取り入れるべきか、私のおすすめをシェアしてみたく思います。みなさんは絵画を学び始めたと思います。小学校以来初めて絵筆を取るのなら、2つの色から始めることをおすすめします。つまり、白と黒です。これは実際のところ退屈です。

きっと「これはもはや色ではない」と言われるでしょう。しかしこれは、今まで絵を描いたことのない人が、最初に始めるのに最適な方法です。そんな自分自身を抑えて、チタンホワイトとアイボリーブラック、あるいはボーンブラックのチューブを手に取ってみましょう。

そして、灰色の階調で始めましょう。最初は少々難しいです。というのは、最初の想定とは反対に、同じ分量の白と黒を混色しても、中間の灰色にはならないからです。ある特定の色は混色するとより強くなります。これは目のいい訓練になるでしょう。最初に黒と白だけを用いるのがいい理由は、みなさんが素材を扱うのに慣れるためです。

最初になにか見ているものを描くのはおすすめです。このような異なる灰色をどう翻訳できるか、興味深い挑戦を行っているのです。みなさんは、光と影に注意を払いながら色調について考えるでしょう。

みなさんが白と黒によく慣れたなら、次に色を重ねてみましょう。私がおすすめする次のステップは、アーストーンです。いかなる単色のパレットであれ、私は、アーストーンをおすすめします。というのは、自然界のどこにでもあり、直観的に見つけ出すことができるからです。影に対する光、暖色に対する寒色、これらの種類の色です。

アーストーンを拡大するには、バーントシエナ、ローシエナ、ローアンバーを選びます。

私はアクリル絵の具ではアンバーを持っていませんが、油絵具とアクリル絵の具を混色しようとは思いません。ここでは、自分の持っているもので制作してみたいと思います。

もしみなさんがこの挑戦に対して準備ができているのなら、黒を除外して、ウルトラマリンブルーやナポリイエローなどの色を加えてください。私はLittle Art Talks.comブログの投稿に、なぜその色が重要なのかという説明とともに、色のリストを挙げました。どのように使うかというポイントだけでなく、色調や色温度、寒色か暖色かというところまで考えることができます。

色を混ぜるのは実際におもしろいですが、ある意味圧倒されるものです。まずは小さな分量で実験すると、扱いやすいだけでなく、どう混色するか、相互作用するかについて考えることができます。

私は目がどのように色を認識するかについて、動画を制作しました。それについて慣れていないなら、その動画を参照することをおすすめします。これはどの色彩を隣合わせに置くかということに関する基本的な知識です。

描きたいものに合わせて色を作る

最後に、さらに色の種類を広げてみましょう! みなさんは、限られたパレットの面積に、すでに選ぶべき多くの色を持っていますが、作り出せない色はなにか、入手できない色はなにか、考えてみましょう。

この観点では、必要とされるものに割り振っていいのです。描きたいのが自然主義的な静物画や風景画なら、色彩はそれぞれまったく違うものになるでしょう。フォーヴィズムの風景画なら、単純に1つか2つの色を同時に加えればいいだけです(もちろんセールの時はもっと多くの絵の具を入手できます)。

みなさんが描いてみたいものにもっとも役に立つ色を取り上げて選んでみましょう。自然主義的な色彩を使用するなら、アリザリンクリムゾンとカドミウムイエローを置いてみましょう。もっと多くの色を探したいなら、イエローオーカー、あるいはカドミウムレッドのような明るい赤、ヴァーミリオンレッド、いくつかの青い色、プルシアンブルー、フタロブルー等を試してみましょう。

パレットをより明るくするためには、グリーンを加えます。すでに多くのお手持ちのグリーンを混ぜてきたと思います。しかし、フタログリーンやヴィリジアングリーンは、よい明るい色の選択肢を与えてくれます。

これらが、特定の色の絵の具を使って開始するための私のおすすめです。それぞれ人によって違いますから、多く描けば描くほどどの色に重きを置くか、どの色を頻繁に使用するか、どの色が欠けているか学べます。この観点から、みなさんは絵の具の一揃いから大量の色を作ることができます。

あまりにも鮮やかでネオンのような色を、単独で作ろうとは思わないでください。こういった色を使うなら、代わりにその絵の具を買って追加したほうがいいでしょう。とりわけ最初のうちは、気の利いた量の絵の具で始めてみて、好き嫌いを探ってみてください。

この動画がみなさんの役に立つことを望んでいます。もし、なんらかの質問があれば、下のコメント欄に残してください。私は、それにお答えし役立つためにベストを尽くします。みなさんが、それがないと生きていけないくらいの、好きな色を教えてください。私はみなさんの絵の具一揃いで何色が基本となるのか知りたいです。

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Karin Yuen(カリン・ユエン)がアートの世界をわかりやすく解説するYouTubeチャンネル。古今東西のアートにまつわる豆知識をお送りします。

・公式チャンネル

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