オフィスに水槽は必要か?
セブ山:こんにちは。今週も始まりましたバーグハンバーグバーグTV。司会は私、セブ山です。よろしくお願いいたします。そしてお相手は社長のシモダさんです。よろしくお願いします。
シモダ:よろしくお願いします。
セブ山:そして今回は(ゲストが)たくさんいます。社員の(徳谷)柿次郎さん、山口(むつお)さん、永田(智)さんです。よろしくお願いいたします。
柿次郎・山口・永田:お願いいたします。
セブ山:よろしくお願いいたします。今回は人数が多いんで、さっそくテーマの方を発表させていただきます。今回お話いただくテーマは「緊急特別討論 水槽の是非を問う」。
(ナレーション)今回のバーグハンバーグバーグTVは緊急特別企画。オフィスに癒やしを求めたシモダ、柿次郎が高額な水槽を勝手に購入。
(ナレーション)これに山口、永田の水槽反対派が大激怒。
(ナレーション)あんなに仲が良かったバーグハンバーグバーグの社員が、いまや真っ二つに分かれて激しい討論しています。
賛成派・シモダ氏の主張
セブ山:はい、というわけでして、今回は後ろにありますこの水槽。
セブ山:これがテーマなんですけども、この水槽のせいで今、バーグハンバーグバーグが真っ二つに割れている。まずはこれを買った賛成派の……皆さん一言も喋らないんですけど(笑)。ほんとにケンカしてるんですね。
シモダ:いやあ。
セブ山:水槽を買った賛成派は、シモダさんと柿次郎さん。
柿次郎:そうですね。
シモダ:賛成派というか、こちらに正義しかないと思ってますから。
柿次郎:そうでしょう。
シモダ:反対派は何を言ってるんか? 僕らにはさっぱり。
柿次郎:頭悪いんじゃないの?
山口・永田:……。
セブ山:まあ、まずは見てる方々に水槽をなんで買おうと思ったのか。
シモダ:僕の友人というか先輩にタナカカツキさんって、『バカドリル』とか、最近だと「コップのフチ子」とか。
山口:ああ、すごいっすね。
シモダ:彼が水草水槽に2,3年前からハマってらっしゃいまして。家に遊びに行かせてもらうと、おっきな水槽が何個もあるんですけど、すごいクオリティーなんですよ。
シモダ:それをずーっと見ているうちに、「ああ、いいなあ。うちにも欲しいなあ~こんなん」って欲望が大きくなってきまして。それで、まあ、会社にも置こうと……。
永田:家でやれよ!!
セブ山:いやいやいや。
永田:なに会社の金でやってるんだよ。家でやれよ。
シモダ:この喜びをみんなに分け与えたい。
柿次郎:そうですよ。
シモダ:ポケットの中にビスケット入ってたら分けるやろ!
永田:ビスケットじゃねえよ。
シモダ:分けるやろ!
永田:そんなことねえよ。
賛成派・柿次郎氏の主張に議論は紛糾
セブ山:まあまあまあ。そういう経緯で買おうと思ったってことですね。柿次郎さんもそういう魅力みたいなものがあるんですか? 水槽の。
柿次郎:そうですね。僕もそういうの癒やされるんですよ。日々仕事してて疲れた時に見てると、いいなって。何も考えなくていいんです。
シモダ:わかるわ、それは。
柿次郎:魚もまずね、かわいいんですよ。
セブ山:たくさんいますね。
柿次郎:水槽の苔を食べてくれるオトシンクルスアルノルディーってナマズの一種とか。
柿次郎:水槽の底に落ちたエサを食べてくれるコリドラスステルバイとか。
柿次郎:あと水草の上のプランクトンとか食べてるヤマトヌマエビとか。
柿次郎:アドニス・テトラとかカージナル・テトラとかいっぱいいるんですよ。しかもこんなに綺麗で……。
(山口氏、いきなり柿次郎氏を叩く)
山口:黙れぇ!!!
柿次郎:ちょっと!
セブ山:手を出すのはやめてください。
シモダ:暴力はよくない。暴力反対!!
山口:うりゃ~!!!
セブ山:ちょっと待ってください。
シモダ:お前らは蛮族だよ。
セブ山:怒ってるんですよ。
柿次郎:普通にびっくりしたやろ。
セブ山:水槽の魅力はわかります。でも、反対派の……。
(シモダ氏も柿次郎氏を殴る)
セブ山:わあ! なんで!? 仲間、仲間!
シモダ:蛮族か! お前らは!!
山口:なんやねんおい!
シモダ:蛮族かお前ら!
山口:水槽買うなよ!
柿次郎:痛い痛い!!
セブ山:待ってください!
柿次郎:全然癒やしになってないよ……。
セブ山:待ってください。反対派はこれだけ怒ってるってことですね。
シモダ:そうよ!
セブ山:あなた賛成派ですから。
柿次郎:(頭を抑えながら)めっちゃ強いわ。こんな痛いことないわ! はじめてや。
シモダ:苛つくなーほんま。
「不必要」「スベってる」反対派の主張
セブ山:今度は逆に、反対派はなぜ反対なのかってのを聞いていきましょう。なぜなんですか?
永田:いらないんですよ。普通、会社に。なんで置くんですか? 場所もとるし、お金もかかるしメリットがないわ。
シモダ:あんな小さき生き物を前にしてよくそんなことが言えるよね。
柿次郎:そうよ。
シモダ:君、来月子供が生まれるそうですけどいいんですか? お前なんか生まれてこなければよかったって言うんですか?
永田:そんなことはない。
山口:命の置き場所を間違えている。
永田:死んだ魚はすぐトイレに流してるだろ。
柿次郎:そんなことないよ。ちゃんと墓、作ってたよ。帰ってからいつも墓を作って泣いてるよ。
山口:墓の写メール出せや。
柿次郎:墓の写真なんて撮るか!
セブ山:山口さんはなんでいらないと思われるんですか?
山口:(永田氏の意見と)同じように邪魔だし、別に面白くもない。
永田:ああ、確かに。スベってる。
山口:今までバーグハンバーグバーグって、僕、シマウマを贈られたことがあってね。
セブ山:ありましたね。
山口:そういうのってネタになって、ウェブコンテンツで発表したじゃないですか。
セブ山:それだけでページが出来上がってましたもんね。
山口:今回の水槽……大人しくね?
永田:歯医者かっつーの。
アクアリウムの構築に20万円
セブ山:そんなお怒りになられている反対派ですけど、今はここにこうして水槽があるってことは、何かしら説得されたとか、条件があったとして……。
山口:されてないですよ。
セブ山:え?
永田:ドッキリとして置こうと思ってたらしいですけど。
セブ山:説得みたいな話がなかったって、これ、どういうことなんですか?
シモダ:水槽を見に行きたくてどうしょうもなかったんですよ。柿次郎と二人で行きまして、いろんな水槽を見ていると、これいいなあ~と。で、水槽内のデザインなんかも1からやると大変なんで、もう、プロに任せちゃおう。女性の中でもトップレベルの……。
柿次郎:世界ランクですよ。
シモダ:馬場さんって方がいらして、その方にお願いして。そこで、バレんようにしよう、いきなり水槽がバーンって現れたら、みんながキラキラキラキラしだすなって。ルビー・サファイヤみたいにこう、キラキラした瞳でね。みんなが水槽に張り付く。それを想像しているだけで我々、幸せになれたんですよ。
柿次郎:ほんとに。
セブ山:喜ぶと思われてた。
シモダ:サンタさんが……。
永田:話なげぇわ!!
山口:ドッキリって言えばいいだろ。
セブ山:今の話に出てましたけど、世界ランクの方に作ってもらったなら、結構なお値段したんじゃないですか?
永田:そうでしょう。
シモダ:いや、でも普通よりかはずいぶん安いよね。あり得ないくらい。
セブ山:普通がわかんないんですけど、いくらぐらいなんですか?
柿次郎:世界ランクの人に頼んでるし……。
セブ山:そればっかりやがな。さっきから。
シモダ:僕はね。こう……。
山口:はよ言えや。これ、また(編集)つまんでつまんでやるの? 東京倉庫さんは。
シモダ:20万円以内で作ってください、20万円以内だとありがたい。って言ったら、トップレベルの方が……。
柿次郎:世界ランクですね。
シモダ:その世界ランクがですね、気合が入りすぎて28万円の水槽を作っちゃったんですよ。
セブ山:それはけっこう予算オーバーですね。
シモダ:でも頑張りすぎてるだけあって(作品が)いい。8万円オーバーしてしまって、すいません。6万円ディスカウントしますと。28万円のものが22万円で買えたんですよ。
柿次郎:安っ!
永田:結局オーバーしてんじゃん。
セブ山:それ、詐欺にあったんじゃないですか。
永田:そういうやり口じゃん。騙されてる。ありえへん。人のお金でなに28万も使ってるんだ。
シモダ:いいお買い物。
シモダ:それがいきなり届いたらみんなビックリするなと思ってたら、カツキさんとスカイプで話してたときに「あ、そういえばシモダくん水槽買ったんやな~」って。みんなのスピーカーに聞こえてるわけやから、その瞬間に……。
山口:え? ってなって……。
永田:でも正確に言うと、「買うんだ」ってね言われた瞬間にシモダさんが「もおおおおおおおお!」って
永田:牛みたいになるから。
シモダ:いや、そんなことは言ってない。「あのトップランカーに頼んだよ」って話した。
永田:いやそんなこと言ってない。
シモダ:じゃあカメラ持ってこいよ! そのシーンの。
山口:ないからそんな強気なんでしょ。
柿次郎氏の不安
セブ山:でもどうですか。反対派がこれだけ怒ってる状態で無理やり押し切ったと。今の気持ち、どうなんですか? 柿次郎さんどうですか? 無理矢理押し切って買って。
柿次郎:まあまあ、いいっすよ。良いものなんですけど、ちょっと怖いことが1個ある。
セブ山:怖い?
柿次郎:現状もそうなんですけど、こんだけテンションをあげて作ったこの水槽。もう飽きてんじゃないかな。
セブ山:あ~シモダさんが。
シモダ:飽きてません。
柿次郎:これ、手間がすごくかかるんですよ。今んとこ僕がほぼ(世話を)やってるんです。
セブ山:はあはあ。
柿次郎:このまま僕がずっとやるんじゃないかなって、怖いんですけど。
シモダ:いや、でも、だって。1回しかチャンスが回ってこなかった。
永田:昨日もう、「めんどくさい」って言ってましたよ。
セブ山:え!?