2024.12.10
“放置系”なのにサイバー攻撃を監視・検知、「統合ログ管理ツール」とは 最先端のログ管理体制を実現する方法
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司会者:それでは引き続き質疑応答に移らせていただきます。ご質問がおありの方は挙手をお願いいたします。なお、ご質問の際は、ご所属とお名前を頂戴できればと存じます。また、多くの質問がおありかと存じますので、お1人様複数の質問がおありの場合でも、一問一答のかたちで1つずつお答えをさせていただければと思います。なにとぞご協力をお願いいたします。
それではご質問がおありのかたは挙手をお願いします。
記者1:日本経済新聞のニッタです、よろしくお願いします。3点あります。1点目なんですけれども、詳細なことは第三者調査委員会が明らかにしていくと思うんですが、もう少し、企業風土ですとか組織というお話もありましたけれども、なぜこういったことが起きてしまったのかという原因のところを、もう少し詳しくご認識を教えていただけますでしょうか?
守安功氏(以下、守安):詳細のところは第三者調査委員会も含めて外部の目も入れて、というところになろうかと思いますが、現時点で私の考えのなかで、今回問題を起こした要因は2つあったと思っております。
1つ目は、DeNAはゲーム事業で大きく成長してきていたんですけれども、2012年くらいをピークにそこから業績自体が下がっていたというなかにおいて、「ゲーム事業も立て直す必要があるんだけれども、それ以外の新しい事業を作っていかないといけない」ということで、さまざまな新規事業にトライしてまいりました。
そのなかで、みなさまがご存知のものもあるかもしれませんが、comm(コム)とか、マンガボックスとか、Groovy(グルービー)とか、アプリゼミとか、さまざまな新規の事業を作ってきたわけですけれども、当社の期待通りに成長することがなかなか結果としては難しかった。
その状況で外部を見ますと、これも社名を出すのもどうかと思いますけれども、例えばメルカリとか、スマートニュースとかそういった外部のスタートアップが、我々の目から見ると非常に勢いよく成長しているということを感じておりまして、そのタイミングで今回の契機となったiemo、それからMERYというものと出会いました。
そこを買収した時に、やはりこのスタートアップのよさ、いわゆるスピードとか、新しいことにチャレンジする、そういう良さというものをなるべく失いたくない、スタートアップの良さというものをなるべく温存しながら事業を成長させていきたいという側面と、一部上場企業としてしっかりとした会社の体制を構築していくということのバランスをとることが、当然ながら必要となってくるわけですけれども。
そのバランスのとり方というものが、うまくワークさせることができなかったのかなということで、これは経営者の技量として私が反省しているところでございます。
そしてもう1点、今回キュレーションプラットフォーム事業と申しまして、いわゆるメディア、インターネットのメディア事業になるわけなんですけれども、このメディア事業を作っていくということに対する認識。
例えば著作権者さんに対する配慮。どのように記事とか画像とかを扱っていくか、そういった配慮であるとか、あるいは質の担保。これは正確性だけでなくそれが本当に正しい、ユーザーにとっていい情報なのかといったことも含めた質の担保というところですね。本来メディアの事業者として行わなければいけなかった点というのが不足していた。
メディア事業に関する認識が、私自身が甘かったということかと思っております。以上、2つの要因が、私としては今回背景として大きいのではないかというふうに考えております。
記者1:ありがとうございます。2点目なんですけれども。とはいえ、ヘルスケアのMYCODE(マイコード)ですとか、あるいはオートモーティブのAnyca(エニカ)ですとか、ユーザーさんとの対話を非常に重んじてやっている新しいサービスも御社にあるなかで、なぜキュレーションだけそこができなかったのかということ。そこはどのようにお考えでしょうか?
守安:そういった意味で、第三者委員会でキュレーション事業で今回起こった問題も調査の対象になるんですが、それ以外の全社にわたる企業文化、風土含めてそのあたりの問題があるのかどうなのか、そのあたりのところはきっちり調査していく必要があるのではないかと思います。
記者1:3点目ですけれども、今回の件に関して、「ものによっては著作権法に反しているのではないか?」ですとか、あるいは「薬機法に抵触をするのではないか?」みたいな、そういった指摘もありますけれども、現時点で守安社長としてはそこに抵触することがあったのか、なかったのかのご認識を教えてください。
守安:はい。著作権の問題というのは非常に重要であると考えて運営してきたつもりでございます。権利侵害が起こらないように留意してきました。法的な著作権的な判断というのは非常にむずかしいものがあると思っております。これまでも権利者さんから削除要請などを個別でいただいた場合に対応してきたつもりでございます。
また、記事のパーツ、画像も含めていろいろなサイトさんと提携を進めてきておりました。一方で、権利者さんへのコミュニケーション、配慮ですね。そのあたりが欠けていたところが非常に大きな問題であったかなというふうに思っております。
今回、先ほどご説明させていただきましたように、相談窓口を設けさせておりますので、権利者のみなさまと1つ1つ個別にきっちりと対応をさせていただきたいというふうに思っております。
また、薬機法の問題に関しても、こちらも法令遵守が当然重要であるという考えでやってまいりました。ただし、記事の本数が増えるなかにおいてこの運営体制というのが、薬機法を守るというところがどこまで徹底できていたかというところは、これも第三者委員会を含めて、きっちり精査していただく必要があるのではないかというふうに思っております。
また、一部メディアにおいても取り上げられておりますけれども、東京都薬務課のほうからご連絡をいただいておりまして、今週の月曜日に弊社の担当のほうから出向いて、今回の一連の経緯と概要についてご報告をさせていただきました。
今後も密にコミュニケーションを取らせていただきまして、どういったところが問題なのかというところを、コミュニケーションを続けさせていただきたいと考えております。以上になります。
記者1:ありがとうございました。
記者2:日経新聞のナグモと申します。キュレーション事業は成長分野として位置づけていたとお話ししていたかと思うんですけど、その位置づけというのが今後どうなるのかを、まずお聞きしてもいいですか?
守安:なにをもってキュレーションメディアと呼ぶかというところから、たぶんこれから考えないといけないとは思っておりますが、スマートフォン上におけるバーティカルなメディア、いわゆるターゲットを区切って、趣味・テーマを狭めて、ターゲットユーザーに合った情報を届けるメディアというのは、これはユーザーさまのニーズというのは非常に高いと思っております。
そのニーズに対して、我々が適切な体制で適切な内容の情報をきっちり届けることができれば、これは事業として成立すると考えてはおります。
ただ、第三者委員会の結果をもって、今後どのような体制を構築して臨むべきかというところは考える必要があると思っておりますので、現時点において、今後キュレーション事業自体がどうなるかというところは、再度考える必要があるかなと思っております。
記者2:すいません。最後に1点。2017年3月期通期の業績への影響というのを現時点でどう見られているのか、教えてください。
守安:ただいまの質問は小林よりご回答させていただきます。
小林賢治氏(以下、小林):小林より通期の業績への影響についてお答え申し上げます。こちら、先日開示いたしました資料において、これまでの第1四半期・第2四半期の業績および第3四半期の業績予想というところまでは、このキュレーションプラットフォーム事業についての部分の影響というものを金額として開示しております。
4Qの部分というところについては、まだ十分に精査ができていないところがございまして、こちらについては業績への影響額が判明しだい、きちんと開示するというかたちを取りたいと思っております。
記者2:ありがとうございます。
記者3:ネットメディア「THE PAGE」のグシケンと申します。お世話になります。3点、私もお聞きしたいんですけども。
まず1点目です。12月5日に出されたリリースにありました、「他の方が作成した記事等について不適切な取扱いをしている」という表現がありましたけれども、先ほどご説明になってたこととも被るんですけれども、他のメディアのコンテンツの、まあいわば、いいところだけを抜き取った窃盗にすぎないんじゃないか、というふうにも見受けられるわけです。
その意味で、ほかの企業の資産を盗んで利益を拡大しようとする行為について、社長は、一企業人としてどのような認識をお持ちでしょうか?
守安:キュレーションメディアというものが、我々の考えでいくと、いろんな情報をまとめあげることによって価値を出していくということで考えておりますので、その過程において、権利者さまの権利を侵害していると捉えられるかどうかというところが問題かと思っております。
そういった意味で、権利者さまにも納得いただけるかたちであったかどうかというところが、非常に今回は問題であったと、私自身考えております。
記者3:2番目なんですけれども、今後の話です。今後、第三者委員会等もありますので、改めてキュレーションメディアを再開しようという場合に、ほかのメディアから転用してきた画像や記事については、仮にその事実が発覚した場合は、適切な対価をもって支払うという、適切な対応を取られるというおつもりでしょうか?
守安:第三者委員会のなかでどのように進めていくか、人選も含めて、まだ決まっていないところがありますので、この場においてどうなるかというところを正確にお答えは難しいところはあるんですけれども、当然、権利者さんに対する対応というのはきっちりする必要があると思っております。
記者3:わかりました。ありがとうございます。最後なんですけれども、いわばクラウドソーシングを通じたライターへの発注というのをよくやられてるんだという認識でおります。一部報道によりますと、1つの記事に対して、1,000文字以上で2,000円という単価で発注されているんだというふうに見受けております。
仮にこれが事実であるとすれば、1文字あたり0.5円ということで、記事を月に50本書いても10万円と。最低賃金にも満たないような金額になってしまうという、ちょっと生きていけないような金額になってるというところがあると思います。
こういう部分も含めて、やはり必要なコストを必要以上に圧縮している状況が今回の事態を招いているんではないかと思うんですけれども、この点についてはいかがお考えでしょうか?
守安:私自身が記事を書いた経験というのがございませんので、難しいところではあるんですけれども。当初、我々がキュレーションメディアを買収して参入するといったタイミングにおいては、例えば「iemo」であれば、インテリアとかそういったものを好きな方が記事を書いていただいていると。
要は、いわゆる仕事としては他の仕事をやっていながらも、趣味がインテリア関連のもので、そういった記事を書くことによってお金をもらえるのであれば、よろこんで記事を書いてくださる方がいるという話でした。
またMERYにおいても、例えば、女子大生で今後ライターを志望されている方などが、自分でMERYに記事を書いていくということが非常に好きだというような方もいらっしゃるということはうかがっております。
ただ、記事の数を増やす過程において、どのような方たちがどのようなモチベーションで、その対価をどのように感じて記事を作っていたかというところは、正直まだわからないところがあります。
そういう意味で、いろんな方が記事を書かれていると思うんですけれども、私としては、その記事自体が本当に適切な記事、作り方であったのか、内容の正確性含めてしっかりチェックができたのか、そのような編集体制が不備があったというところが、非常に大きな課題だと考えております。
記者3:ありがとうございます。
記者4:フリーランスジャーナリストのホンダマサカズと申します。今回2014年に2つのキュレ―ションメディアを買収したところから事業を始めたということなんですけれども、この際に当然デューデリを行っていると思います。
守安さん自身インタビューをお受けになって、財務的な面も、法務の面も両方チェックしたということなんですが、インタビューの中ではグレーだというような指摘があったんだけれども、買収を最終的には承認したということなんですけれども。
その時、今回の問題が起こるようなことというのがその時ある程度予見いたのか、それともデューデリのなかでの説明が正確ではなかったので誤認していたということなのか。そのあたりってすごく重要だと思うんですけれども、買収時の経緯というか判断について、もう少し詳しく教えていただけますか。
守安:2014年2社買収した時に当然デューデリというものは実施しました。そのなかで著作権に対する考え方、それから法的なものでこのようなものであれば当然リスクは一部あるかもしれないということがあったうえでの買収の判断だと考えております。
ただそのときに、法的な観点のみでこれはこのような考え方で大丈夫なんじゃないかというような議論はあったんですけれども、本来そのときにもっと実際の著作権者の方がどのようにこの事業を考えられるのか含めてそのあたりの配慮というのが非常に不十分だったんじゃないかというところを今反省しておるところでございます。
記者5:日本テレビのアオキと申します。3点あります。1点目なんですが、当初MERYについては公開を続ける方針でした。しかし、本日非公開となった。その理由として、当初MERYの公開を続けるとした理由と非公開になった理由を、もう一度具体的に教えていただければと思います。
守安:はい。当初9つのMERY以外の媒体を停止する時には、先ほど申し上げましたように記事の作成におけるマニュアルなどにおいて、他サイトの記事の転載を推奨していると捉えられかねない、そのようなマニュアルがあったというところで、「これが問題だ」というところで、その同じ組織、運営体制でやっているWELQ以外のサイトも含めてその時には停止することを決めました。
一方でMERYについては、そのような運営体制、マニュアル面も含めてそのようなことは行っていないということが確認できましたので、そのタイミングでは公開を決定いたしました。そのなかで、ただこれからいろいろと指摘がされますので、「一部削除する記事もあるよ」と聞いていたんですけれども、それが私の認識では「一部」だったんですけれども。
実際にはいろんな観点から、後ほど小林からどのような観点で(記事を)落としたかということはこれから説明させますけれども、いろんな観点から記事を削除、非公開にしたところ、8割ぐらいの記事が実際には非公開になったということが後でわかりました。
そうした場合にやはり外部の方から見た場合に、本当に大丈夫だったのか。あるいは残っている2割の記事というのは本当に大丈夫なのかというような、外部の方からそういうご批判、ご意見もいただきましたし、その点を取締役会においても議論しましたところ、どうするのがいいのかと。
これは本当に、取締役会でこの土日含めて10時間以上徹底的に議論を行いました。まず第三者委員会を作って、9媒体も、それからMERYも含めて運営の体制・プロセスをきっちり調査する必要があるね、ということまではまず決めたんですけれども。それをMERYを公開したまま行うのか、一旦MERYも閉じて行うのかということに関しては、かなり取締役会のなかでも議論が割れました。
当然、社会の今の状況から考えると、すべて一旦非公開にしてきれいにして、ちゃんと体制を確立したあとにやり直すべきだという意見も当然ありますし、一方で残っている記事に自信が持てるのであれば、使っていただいているユーザーさんも非常に多いので、サービスを残したほうが利用者のためにもいいのではないか、というようなさまざまな観点から議論をいたしました。
やはりここまで大きな問題になっているなかにおいて、一旦MERYも含めてすべて停止して、第三者委員会を作ってきっちり体制を立て直して、もう一度やったほうがいいだろうということで、MERYについても全記事非公開というものを決めました。
それで、小林のほうからMERYの記事をどのような基準で削除したかということは答えさせていただきます。
小林:はい。先ほど守安からありました通り、この度想定より非常に多くのMERYの記事が非公開化されるに至った、その背景をご説明いたします。今回、少しでも問題が含まれうる記事を機械的に検出して、一斉に非公開処理を行いました。その分量といたしましては、全体の約8割に相当する、約13万件が今回非公開化されました。
背景としましてはいくつかの考え方に基づいて非公開化がなされました。1つは「美容・健康に関する言葉」。これを540語、540ワードピックアップしまして、具体的には「ダイエット」とか、「効果」「絶対」「抜群」など、そういった内容が入っている記事が、タイトル、詳細説明の文に1語でも含まれる記事、こういったものを非公開化しました。これが8万件ございます。
続いて、「正確性・健全性、あるいは読者様に誤解を与え、不快感を与えかねないワード」を81語。こちらは「100パーセント」「誰でも」「本当」「色っぽい」「合コン」。そういったワードが、記事のタイトル、詳細説明の文に1語でも含まれる記事。こちらが4万件ございます。
また、画像の出典元が不明、ないしは許諾がないドメインがサムネイル画像に使われていたもの。こちらが約10万件ございます。あと、引用箇所もしくは他サイトと言葉の重複が多いということが当社のチェックツールで確認できたもの。これは通常のものより厳しい水準で見た場合にこちらを機械的に検出したところ、これが約1万件ほど。
それらの総数として、全体の8割が非公開化されることとなりました。
記者5:ありがとうございます。次なんですが、「他サイトの転用を推奨していると捉えられかねない表現がされていた」ということなんですけれども、具体的にどういった表現だったのか教えていただければ幸いです。
守安:そうですね、日付はたしか先週の月曜日ですかね。BuzzFeedさんの月曜日の記事に医療情報の取扱の問題と、あとはWELQの記事がこのように作られているという一連のプロセスとかマニュアルというものがありました。
そのなかで、「もとの言葉があった場合に、このように改変すれば著作権的には問題ないよ」というようなものというのが、著作権の問題を非常に回避しているというように、私自身もあれを見て思いましたので、これはモラル面も含めてよろしくないなと。このような考え方に基づいた記事の作成というのはよろしくないなということで、NGと判断しました。
記者5:最後にもう1つお願いします。「個別に権利者の方から(削除の)申し出があった件があって、それには対応された」とお話されていたんですが、企業としてそういった場合にまず全体を見渡すのが普通だと思うんですが、そこができなかった要因というのは、なにかお考えでしょうか。
守安:そうですね、これは本当に私自身反省しなければいけないんですけれども、やはり著作権者のみなさまへの配慮を含めたところが欠けていたのかなというふうに痛切に反省をしております。
記者5:ありがとうございます。
記者6:テレビ東京のオオエと申します。先ほど「外部の指摘が出るまで対応できなかったことを反省している」とおっしゃっていましたけれど、これまで社内で疑問の声・懸念の声、そういった指摘というのはなかったんでしょうか? これまで「このままで大丈夫だ」ととらえていらっしゃったのかどうか。そこをお願いします。
守安:タイミングによるんですけれども、一部そういった懸念があったかと思うんですけれども、やはりネット上をふくめて、11月中旬以降に、外部からの声が大きくなってきて、部分部分では対応してきたんですけれども、例えば、全体を非公開にするべきだとか、そういった全体のことに関していくと、11月23日以降くらいのタイミングから議論が始まったということになります。
記者6:企業風土も変えていかなければならないということですが、まず一番に改善すべきはどういうところだと考えていますか?
守安:いくつかポイントがあると思いますけれども、やはり利用者さまと世間のみなさまに必要とされる、あるいは存在を喜んでいただけるサービス・事業をつくっていかなければいけないと思っておりますので、事業の考え方、サービスの考え方といったところで、一部問題があるところと見直さなければいけないかなと思っております。
記者6:また、南場さんにもおうかがいしたいんですけれども、いろいろな思いをもって会社を立ち上げた創業者として、今回のような事態を招いたということをどのように受け止めていらっしゃいますか?
南場:そうですね……ただただ残念で、申し訳ないのひと言です。現場のオペレーションというのはいろいろなミスや過ちがゼロにはならないものですが、速やかにチェック機能を働かせて、管理監督ができる状況にしておくというのが、一流企業のあり方であるわけですが、組織文化・風土の前に、まず自ら過ちに気づいて、しっかりと是正をしていく機能を徹底的に強化していく必要があると考えています。
もちろん、ほかの事業部においてもまったく問題がないわけではなくて、今はキュレーション事業部だけが問題になっていますけれども、内部通報や内部監査のオペレーションが確立しておりまして、それぞれの事業部において、不適切な運営や業務が行われている場合に、速やかにそれが是正される仕組みはとっております。
しかしそのはずが、なぜここまで外部の方からのご指摘、それを通り越してお叱りを受けるまで自浄ができなかったというところは、しっかりと立て直さなければいけないと思います。
加えて、先ほどの「急激な成長を追い求めるあまり……」という言葉もあったかと思いますが、ルールを守って成長させる、事業を発展させるということは当然のことでありますので、そういった考え方をこれまでも徹底していたと思っていたのですが、今回の件を機に、それをもう一度ゼロから見直して、不十分だったんだという認識から会社を作り直すような気持ちで、取り組んでまいりたいと思います。ご心配をおかけしました。
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