絵画の意味を探る学問

みなさん、Little Are Talksへようこそ! 今日は図像学についてお話ししましょう。

アート作品の中では図像学は心像であり、視覚的な画と象徴です。それはこれらの像に対する研究や解釈を示唆しており、芸術家によって付与された「意味」に焦点を当てています。すなわち、芸術の枠を超えたところにある原典に言及しているということです。「どのように表現されたかというより、何が表現されたのか」というところに意味があります。

芸術作品の中で、というのは例えばその様式や、色などからくるもののことです。これらのものは絵画において非常に重要なものですが、もしあなたが図像学のレンズを通して絵を解釈するなら、そこに込められた意味や象徴また原典に注意を集中できるでしょう。

この語は想像を意味するギリシャ語のIcon(アイコン)から来ています。Iconはもともとは少なくとも7世紀以降のギリシャ正教会で献身の象徴として使われていたキリストの壁画を指していました。つまり、この語はなんらかの特別な意味が付された物または像に対して使われます。

定義は少しわかりにくいかもしれません。例を挙げましょう。キリスト教の絵画ではキリスト教に特有の図像学のセットがあります。例えばキリストを表す子羊や聖霊を表すハトなどです。古典的な神話にも特有の図像学のセットがあります。

例えば、ハトを抱えた女性は善なるアフロディテまたはヴィーナスを彷彿とさせます。それで、特定の像の意味はその内容によって決まります。

また、図像学は非常に個人的なものにもなりえます。18世紀の詩人であり、画家であるウィリアムブレイクは人間と神に対するビジョンを描くために複合的で個人的な図像学を考え出しました。

パブロ・ピカソの図像学は最も自伝的です。ジョセフ・ボイスは、自分の生活や社会を表現するためにフェルトや脂肪、蜂蜜といった物質による図像学を発展させました。

意味とは、すでに確立された関係性から来るものなので、図像学分析は古代の、また中世のルネッサンアート、古典的な神話学やキリスト教の教義を伝える芸術やオブジェといったものに最も適しています。

図像学的な分析と相容れないものの例は現代アートです。なぜなら現代アートの芸術家たちはしばしば、イメージと内容の図的な関係性に挑戦する人たちだからです。そこで、彼らは(図像学の)システムと絡めて抽象や偶然、レディメイドといったものに挑戦しました。

どうぞこのお話が図像学についてのより深い理解につながりますように。