2024.12.10
“放置系”なのにサイバー攻撃を監視・検知、「統合ログ管理ツール」とは 最先端のログ管理体制を実現する方法
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司会者:それでは質疑応答に移ります。社名とお名前を名乗ってから質問をお願いします。
記者1:TBS『あさチャン!』のフジモリと申します。よろしくお願いします。今お話に出てきましたが、8人のポスト名を上げてらっしゃいましたが、この8人の処分について具体的にOBの方も含まれていますが、どのような処分を考えていらっしゃるんですか?
小池百合子氏(以下、小池):はい。8名のポストを上げさせていただいたなかには、すでに卒業されておられる方が多々おられます。これについてはすでに退任しておられますので、公務員としての処分の対象ということには当てはまらないのは言うまでもございません。
しかしながら、この対応についてはなんらかのかたちで責任ということを明確にしていただけるように。この方法については議論、検討してまいりたいと思います。
それから、なんのための処分なのかということはこの際明らかにしておきたいと思いますけれども、1つには整備方針に反したということでございます。それから、必要な手続きを踏まなかったと。つまり盛り土無しで地下にモニタリング空間の設置を決めたということだけではございませんで、もう1つ大きな責任として、都議会で事実と異なる答弁をしてきたという点でございます。
これらの責任をどのような重さにしていくのかということについては慎重に検討していきたいと思っております。
記者2:時事通信のサイトウと申します。今の責任者8人の方のポストを発表されたんですけれども、これ以外にも決定に関わった人たちもいると思います。そういった方々も懲戒処分の対象になるのか。それから決定以降、議会や都民に対して異なった説明をしてきた担当の職員に関しての処分はどうなるのか、このあたりについてお願いします。
小池:今回、会議録、メモももうありませんということではなくて、これまで散逸していたと思われる資料などをまとめて、今日の2回目の報告になったわけでございます。最初にみなさま方にもお示しした報告書のなかにも、ハンコがダーッっと押してあったペーパーがあったかと思います。
今回の8名というのも、そういったなかにとくに責任を共有すべき方々へのヒアリングを重ねた結果としての今日のまとめでございます。さらに都議会での答弁がどうであったか等々、これについてもまた精査をしていきたいと考えております。
記者3:朝日新聞のコバヤシと申します。率直に今回の報告書をどういうふうに読まれたかという点と、これは第二次と書かれておりましたけれども、都の調査チームの調査としては、これが最終報告という認識なのか、ということ。
あともう1点、今回挙げられた方たちというのは、都の方針に反して地下空間を作ったという認識を示すようなことを、調査に対しておっしゃられていたりとか、なぜそれを上司にあげなかったのかとか、そういった点についてはどういうふうにお話をされておられるんでしょうか。
小池:まず、今回の報告書の内容でございますけれども、これまでになかった新たな資料、そして関係者から得た多くの証言を分析することで、「いつ、どこで、なにを」といったことについてはかなり絞り込まれたわけでございます。
日時、それから場、さらにはそこに関係していた部課長級の会議ということでございまして、これで空気のような問題ということから、さらには5W1Hではないですけれども、その点についてはかなり絞り込みができた、特定ができたのではないかとこのように思います。
それから、これがファイナルかという点については、まだ例えば石原元都知事については書面でお答えいただきましたけれども、しかし「これについては思い出せない」「記憶にない」といった言葉ばかりで、ほぼノー回答だったように思います。どのようなかたちでより関係しておられた方々から、ヒアリングができるか、お会いするのか、書面なのか。これについては引き続き検討していきたいと思っております。
振り返ってみれば、ちょうどこの平成20年というか当時の状況を考えますと、都議会の方も民主党が多数をしめているような状況でもございました。そういったなかでいろいろと都の職員もいろんな苦労もあったことかと思います。それとはまた、盛り土を決めたのに地下空間にしたということと話は違いますけれども、全体を取り巻く環境というのはかなりこれまでにないような状況であったということは思い出しておいたほうがいいのかな、と思います。
それから、先ほどのヒアリングについて、実際にさらに上のほうで決定したというふうに言われていることもございますので、このあとどなたにどういうかたちでヒアリングをする、もしくは書面で回答していただく。これについては引き続き考えていきたいと思っています。
記者4:日本テレビ『NEWS ZERO』のコマサと申します。今回の報告は「いつ、どこで、だれが」という点に絞ってということでしたが、「なぜ」という点については解明されているんでしょうか? また、今回の調査報告を受けて、改めて築地市場を移転するのか、またそのスケジュールについてお聞かせください。
小池:まず基本的に「なぜ」という点では、土対法に対する対策といたしましての考え方で、盛り土を全面的にすると言っていた。これが最初です。その次に、同じ土対法なんですけれども、その後でモニタリングを設けていたほうがいいのではないかと、だんだんシフトしてくるわけですね。そこの部分が、土壌対策法ということについての対応ということが「なぜ」というところにあるかと思います。
地下空間にするかどうかということについては、むしろ建築や土木といった技術系がリードするかたちで進めていったということが考えられるわけでございます。
そして今後どうするのかでありますけれども、今日はまずこの地下空間の問題について、なぜそういう事態が起こったのか、この都庁のガバナンスの問題、マネジメントの問題ということ、これを解き明かしていくことが今後の「東京大改革」と私、標榜しておりますけれども、都政を改革してうえで、これが1つのケースでありますけれども、それを明確にしておくという点で重要かと思います。
そして今後の豊洲市場、築地のあり方でございますが、これは以前から申し上げているように、地下水のモニタリング、来年の1月のなかばにはその結果が出てくるということがございます。それから大気で水銀が出てきたということもございました。こういった環境面での安全性の確認、食の安全性、水の安全性の確認というのは引き続き行っていくこととなります。
よって、安全性の確認ということにつきましては、市場のプロジェクトチームのみなさま方が食、そしてまた環境、さらには建築、それぞれの切り口による安全性の確認ということを進めておられます。
一方で、11月12日ですね、平田先生を座長とする専門家会議が開かれることとなっております。安全については、これはかなり専門的な部分がございますので、こういった方々の声、分析・評価を確認しながらということになろうかと思います。
また、11月7日に開場を予定しておりましたので、延期をしたことによりまして、11月7日というところから「じゃあいつまでなのか」ということについてはいくつかのパターンがあるかと思いますので、それについては現在精査をしているところでございます。
やはり市場関係者のみなさま方からは、「一体このあとどうすればいいんだ」とお考えになるのは当然だと思いますので、これからのロードマップということについては、近々、ご報告、そしてお伝えしておきたいとこのように思っております。
記者5:朝日新聞のカミサワと申します。すみません2点お願いしたいんですけれども、1点目ですが、第1回の調査報告書から、今回第2回、ある程度解明が進んだわけですけれども、なぜ最初は「「空気のような」という漠然とした内容だったのか、これだけ新しい内容が出てきたのか。
1回目の報告の間に関係者の人事異動とかもあったわけですけども、厳しい対応によって浮かび上がってきたものがあるのかどうか。これが1点目。
2点目が、都民への説明の点において、都議会の説明とかもあったんですけども、要するに事実関係を隠そうと、そういう意図は、不正確な説明のなかにこれまでの調査で浮かび上がっていないのかどうか。その点をお願いいたします。
小池:後のご質問から回答いたしますと、隠そうとしたというよりも、どうすればいいのか現場もよくわからなかったのではないかと思います。
それから1回目との違いということでございますけども、そこが後の質問につながってくるのかもしれませんけれども、どこまでなにをすればよかったのかというのも、現場でも戸惑いもあったのかもしれません。
それから、言うならば、2回目のときは行政監察という手法で、ただ「ちょっと話聞かせてよ」ということではなくて、しっかりと行政監察という手続きのなかにおいて、「そのときのことをしっかり述べよ」という話でより密に詰めていったということではないかと思っております。
いろんな分析が行われた結果、大体このへんではないかとみなさんもあたりをつけておられたかと思いますけれども、やはりそれについては確認ということをしっかりしていかなければなりません。
そういった意味で、それぞれみなさんからは話を聞くというよりも証言を聞くというかたちで進めていったことがさらに特定につながったと考えております。
ちなみに、しかし証言を得るなかでそのご本人が、なかにはそのことについて認識がないとかいろんな濃淡がございましたけれども、周りの証言があるわけで、それでもって今回の特定にまで進んだということでございます。
少々時間はかかったかもしれませんが、まずはいつどこで誰ということについてはこの報告書で基本的には都庁の職員に関しては明確になったのではないかと思います。
そういったことについて、これからも豊洲市場問題につきましてはまだまだ数多い課題がございますけれども、一つひとつ情報公開ということをベースにしながら都民のみなさま方に説明をしてまいりたいと思っております。
司会者:では記者会見を終わります。ありがとうございました。
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