“最高の俺”を表にアピールする方法

山田玲司氏(以下、山田):ただ、俺は人間の中には、「俺ってダメかもしれない」って奴と、「俺って最高じゃん」っていう2人の俺がいると思うんだよね。だから、どちらかというと、「俺って最高じゃん」のほうを表に出すようにする努力はアリかなって思うんだよ。

倉田真由美氏(以下、倉田):どうやって出すの?

乙君氏(以下、乙君):そうそう。どうやって出す?

山田:彼女の前で夢語ったらいいんじゃない。

倉田&乙君:えーー!!

乙君:無理無理!

倉田:もう、やだーー!

(一同笑)

山田:だって、それで騙された人がいたわけでしょ?

倉田:夢男、やーだーー!

乙君:そんなんで引っかかる女が嫌だ、俺(笑)。

山田:いや、多いでしょう、それは。

倉田&乙君:……。

山田:ちょっと待って。ちょっと待って。ちょっと待ってよ。この空気なんだよー!

(一同笑)

山田:わかりました、ごめんなさい。こうしましょう。

乙君:(コメントにて)「まったく同意されず」って(笑)。

(一同笑)

夢を語る男はダメ?

山田:ダメか? 夢語っちゃ。

乙君:夢なんて、チョロっと語るのが粋なんじゃないですか。

山田:じゃあ、とりあえず具体的な努力をしつつ、ってことにしよう。

乙君:それはそうですけど。

倉田:それは大事ね。

山田:うん。だから、漫画を1作品描いて、投稿して、担当が付いて、はじめて「俺、漫画家なろうと思ってるんだよ」ぐらいのことを言える、みたいな。

倉田:なるほどね。

乙君:でも、玲司さん、ルフィタイプじゃないですか。

山田:俺は……なに? 「ニコ生王になる!」みたいな?(笑)

(一同笑)

山田:ならねーよ! ニコ生王には(笑)。

乙君:だって、10歳ぐらいから「俺はプロの漫画家になる!」って言って、勝手に連載始めたんでしょ?

倉田:あー、そうか。

山田:勝手に連載してましたね。

乙君:「海賊王になる!」マインドですよ、それは。

倉田:それはいいんですよ。だから、そういうところはいいんだと思うよ。

山田:それはいいのか。

ダメな“夢男”の特徴

倉田:結局、ダメな“夢男”っていうのは……。

乙君:夢男(笑)。

倉田:「俺、歌手になる」とか言いながら、なにもしなくて、「時々、俺はカラオケで練習してる」みたいな。

山田:あー。

倉田:それぐらいの人は、やっぱり。女の人でも同じことなんだけどね。やっぱり、ちょっと痛々しいものがあるじゃないですか。例えば、私ぐらいの歳で、今さら真剣に、「私、やっぱり、モーニング娘にどうしても入りたいんだよね」とか言われたら、困るでしょ(笑)。

山田:言うよね、モー娘。

乙君:例えが(笑)。

山田:いや、くらたまは、モー娘が好きなんだよね。そうなの、入りたかったんだよ。

乙君:へぇ。……入りたかったんですか?

倉田:考えてない(笑)。

山田:本当は、なっちの横にいたかった。

倉田:モーニング娘が売れた時は、私、けっこうな大人だったからね(笑)。

山田:そうね(笑)。

倉田:そうそう。

山田:そうだったね。

ダメ男とでも恋愛経験を積んだほうが幸せなのか?

倉田:なにになりたかったかなー。でも、やっぱり、一番の心残りはセックスですよ。

山田:セックスですね。

乙君:なんなの、今日(笑)。

(一同笑)

山田:そこにいきますね。いやいや、でも、俺思うんだけど、ヤるヤらない問題も絡んでくるんだけど、ダメな男でも「私は尽くした」「惚れた」みたいなのはあったほうがいいのか、ないほうがいいのか、という。

倉田:え、ダメな男になに?

山田:ダメな男でひどい目に遭った、結果はよくなかったけど、でも、あの時期はいろいろがんばって、それはそれでよかったな、みたいなのはどうなの?

倉田:……え?

山田:それはよくないのか。それだったら、最初からダメな男に引っかからないほうがいいのか。その経験って、最終的に女の幸せ的にはどうなのかな、っていう。

乙君:人生経験として、1回ぐらい引っかかっといたほうが豊かになるよ、ってことですか?

山田:そうそう。どうなのかな、と。

倉田:どうかなあ。最初から当たりを引ければ、それに越したことはないと思うけどね(笑)。

(一同笑)

山田:本音いただきました。

倉田:それは、やっぱり。

山田:あー、そっかー!

乙君:『だめんず・うぉ~か~』に出てきた人全員に対するフォローなし、みたいな(笑)。

(一同笑)

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