最初はみんなで乾杯!

田中研之輔氏(以下、田中):どうも、みなさまこんばんは。はじめまして。

(会場笑)

大学生ばかりの初の恋会議を仕切るのは不安ですが、みんなで作っていければと思っています。せっかくだから、最初、乾杯しましょうか。ソフトドリンクもあるし。じゃあ、みんなで立って。

なかなかこんな機会はないので。しかも、リクルートさんのご提供でお酒もあるし、18歳、19歳の方もいらっしゃいますので、ソフトドリンクもあります。「恋会議を盛り上げてくれますか?」と言いますので、「イェーイ」という感じで。

(会場笑)

本当にみんなが頼りなので。恋会議盛り上げてくれますか!

参加者:イェーイ!

田中:さあ、第1回会議始まりますよ。

参加者:カンパーイ。

田中:では、さっそく始めていきます。1回目の会議ということで、まず自己紹介いきましょうか。お名前は本名じゃなくても大丈夫です。

大橋菜央氏(以下、大橋):(参加者の名札を指して)ここに書いちゃってるよ(笑)。

田中:名前と学年も知りたいと思いますし、私の口からは少し聞きづらいんですけど、彼氏彼女のあり・なしということも(笑)。付き合ってどれぐらいとか、そんな感じの自己紹介をお願いします。恋会議に向けたデータをちょっとください。

9月に告白したものの、実らず……

くらしなみずか氏(以下、くらしな):こんばんは。上智大学法学部1年です。くらしなみずかと申します。よろしくお願いします。

田中:くらしなちゃん?

くらしな:はい。くらしなです。みずかって呼んでください。彼氏は最近別れちゃって、今はいない(笑)。

参加者(男性):お!

(会場笑)

田中:そういう基準なのね(笑)。

大橋:めちゃテンション上がってんじゃん(笑)。

くらしな:はい、今はいないです。

田中:まさか付き添いで彼氏が来てるとか、今日はない?

くらしな:あ、ぜんぜん(笑)。

(一同笑)

田中:それはない。そこは大丈夫と(笑)。ありがとうございます。

くらしな:よろしくお願いします。

(会場拍手)

たしろひなこ氏(以下、たしろ):こんばんは。学習院大学経済学部2年のたしろひなこです。彼氏はいません。

参加者A(男性):うい! あざっす!

たしろ:好きな人がいて告白したんですけど、振られてしまったので。

田中:それはいつ頃?

たしろ:9月に入ってからですね。

田中:おお、最近。9月に告白したけど実らず。

たしろ:実らずでした。

田中:その怒りを今日の会議にぶつけると。

(会場笑)

田中:けっこう重いよね(笑)。

たしろ:怒ってはないですけど、そんな感じです。よろしくお願いします。

田中:今日出てきたのがいいきっかけになるように、みんなで作っていきますので。

たしろ:がんばります。

(会場拍手)

需要と供給が合わなくて困っている

かめまるかはな氏(以下、かめまる):こんばんは。ちょっとびっくりしてるんですけど、私も上智大学法学部2年の……。

くらしな:えっ。

かめまる:そうなんですよ。学科どこですか?

くらしな:法法です。

かめまる:あっ。

田中:内輪の話題やめて(笑)。

(会場笑)

「キャンパスどこ?」みたいな(笑)。2人とも上智。

かめまる:はい。かめまるかはなといいます。

田中:丸亀じゃなくて?

(会場笑)

かめまる:丸亀じゃないです(笑)。あれは香川のやつで、私は熊本の名字なんですけど。

田中:おー、かめまるさん。

かめまる:はい。かはなで覚えてもらえればと思います。ハワイ語です。一番長く付き合った彼氏は10ヵ月で、6月に振っちゃいました。

(会場笑)

田中:おもしろいね(笑)。これ本格的におもしろくなってきた(笑)。振った派ね。

かめまる:はい。振っちゃいました。需要と供給が合わなくて困ってます。

大橋:需要と供給(笑)。

かめまる:よろしくお願いします。

(会場拍手)

きむらみり氏(以下、きむら):はじめまして。法政大学キャリアデザイン学部、3年のきむらみりと申します。今、彼氏はいないです。

参加者A(男性):よし。

(会場笑)

きむら:よろしくお願いします。

(会場拍手)

先月結婚式を挙げた「じゃらん」編集長大橋氏

田中:じゃあ、4年生の菜央さん。

大橋:私、4年生じゃありませんけど(笑)。みなさんとちょっとジェネレーションが違うんじゃないかと心配してますが、『じゃらん』の編集長の大橋です。

実は今年結婚しまして、先月に結婚式をあげたばかりで……。

(会場拍手)

実は名前が、ややこしいので大橋菜央にしてるんですけど、本当はPredeek Nao といいまして。

私のInstagramに「恋会議、楽しみにしてます」って書き込んでくれた方がいらっしゃって、旦那の妹がそれをGoogle Translation(翻訳)してみたら「love seminar」になってしまって。

(会場笑)

大橋:「菜央がlove seminarの講師するらしい」みたいな。我が家に今、激震が走っております。よろしくお願いします。

(会場拍手)

田中:おもしろい(笑)。

今回は会議なので、一応テーマを決めてきました。それに向かって走っていくんですけど、みんなはせっかくなのでSkype(参加者全員のグループ)でガンガン書いて。OK。じゃあ、Skype入ってる? さっそく「楽しい」とか入ってますか?

大橋:「イエーイ!」とか。

田中:おお、入ってるね。どんどんSkypeも拾いながらみんなで進めていきましょう。

恋愛でむかついたこと・うれしかったこと

さあ、では最初は「最近、恋愛でむかついたこと・うれしかったこと」からいきましょう。

くらしな:むかついたこと?

田中:うん。

くらしな:むかついた思い出って、私はそんなにないですかね。最近別れてしまった彼は、私が高校1年生の時から2年半ぐらい付き合ってたんですけど、本当にすごくいい人で、今でも本当にそう思っているので、つらい思い出とかそんなになくて……。

田中:なんかだんだんつらくなっちゃうね(笑)。

(会場笑)

くらしな:大丈夫です。あとなんでしたっけ?

大橋:うれしかったことは?

くらしな:うれしかったこと。なんだろう、う~ん。別れた基準で話しちゃって申し訳ないんですけど、最後まで想ってくれて。

別れた原因が、彼が演劇のプロを目指していて、「お互いのために、そろそろこの状況はよくないから」って。練習がすごくハードで、構ってあげられないのもかわいそう、みたいな。私はそれでもいいって言ったんですけど、そこはまあ、あれですよね(笑)。

大橋:ありますよね。

田中:彼のなかでは演劇をがんばりたいということと、恋愛を両方走らせるのが……。

くらしな:そうですね。

田中:走らせるってちょっと言葉悪いですね。一緒にがんばろうというのは難しいって。

くらしな:厳しかったみたいですね。

参加者(男性):映画みてーだな。

(会場笑)

田中:ねえ、映画みたいだよね(笑)。

くらしな:だから、そうですね……うれしかったことは最後まで大事にしてくれたことですね。

大橋:ステキだな。いい恋してるなって(笑)。

振られるために告白

田中:はい。どんどん出していこうか。どうぞ。

たしろ:むかついたことって……。

田中:みんなすげえ聞きたがってる(笑)。

(会場笑)

たしろ:むかついたこと、なんだろう? 私が好きだった人は4年生で、今年就活してた方で。

田中:先輩だ。

たしろ:サークルの先輩で。就活が始まる前からずっと好きだなと思ってたんですけど、就活始まっちゃってからは「向こうが忙しいかな」と思って連絡できなくて。

連絡ができないとやっぱり話さないので、お互いの状況がわからないじゃないですか。就活が終わってからも、私からすぐにアクションを起こす勇気がなかったんです。

就活が終わるとみんな同じ学部の人とかと遊ぶ感じじゃないですか。だから、「今、声かけてもきっと忙しいだろうな」というのをずっと続けてしまった結果、私が告白する前に「彼女ができた」みたいな話をされて。

参加者(男性):つらっ。

たしろ:彼女がいるんだったらもう忘れようと思っていたんですけど、ずっとモヤモヤしちゃって。結局、振られるために告白しました。最終的に。

田中:今、名言出ましたね(笑)。振られるために告白したんですか?

たしろ:振られて、けじめを自分のなかでつけるために告白して。

参加者(男性):かっこいい。

たしろ:ありがとうございます(笑)。

田中:自分で次にいけるように。

たしろ:次にいけるように自分のなかできっちりしたくて、告白して。そしたら、ちゃんと振ってくれて。「今まで気づかなくてごめんね」みたいな。「でも、そう言ってくれてうれしいよ。ありがとう」みたいな感じで言ってくれて、一応終わって……。その後はあまり連絡取らず、みたいな感じですね。

田中:待ったんだね。就活を終わるのを待ってたんだね。

たしろ:そうなんです。はい。

田中:待ってたら、向こうに違う展開があって、次に進むためにけじめをつけたという。

たしろ:そうですね。

田中:はあー、みんな思いもよらぬ深い展開で(笑)。

(会場笑)

参加者(男性):かっこいいよ。

田中:ねえ。すばらしいね。これをみんなで話せるっていいね。それで、「次に向かっていこう」ということで今日を迎えてるわけ?

たしろ:そうですね。はい。

別れ際に「小さい男なのかな」と感じた瞬間

大橋:いい機会。

たしろ:いい機会です。はい。

田中:いいよね。かわいいよね。次いってみようか。

かめまる:むかついたことというか、なんだろう。10ヵ月付き合ってた人と6月に別れたんですけど、振った2週間後ぐらいに私が入ってるサークルのライブがあったんですよ。でも、振ったことによって来れなくなっちゃったわけですよ。

そのチケットの返し方が、「小さい男の人なのかな」って感じてむかついたというか……。

(会場笑)

かめまる:むかついたというか……。「人ってそういうところに出るんだな」って思った瞬間でした。

参加者(男性):なんか悲しい。

かめまる:私もちゃんと好きだったんです。はじめてちゃんと付き合った人だったので、ちゃんと恋愛しようと思うんですけど、それでも向こうが年上で就活してるのもあったし、自分の気持ちと相手の気持ちがぜんぜん重さが違うなって思い始めてたのもあって、振ったんですけど。

彼氏の家に自分の洋服とかいろんなものを置いていたんですけど、チケットをDVDとDVDの間に入れて返されて。

こっちも後味がすごく悪くて。「ごめん。もうそういう感じになったから行けないよ」って言ってくれるなら、それはそれでいいのに、あえて私に傷を残そうとしたのかなっていうことがありました。

田中:最後の別れるところでね。みんな、すごいうなずいてるんだけど。

大橋:(笑)。

かめまる:ありがとうございます(笑)。

田中:恋はうまくいくときもあるけど、一時的なものでもあり、やっぱり次にいくところで苦しいときがあるね。

かめまる:だから、向こうのためも思ってちゃんと面と向かって振ろうと思ったし、向こうが納得いくまでいろんな理由とかを言おうとして、結局納得してくれたんですけど、そういうところに出るのかなと思って。お母さんにも、「やめてよかったんじゃない」って言われました。

(会場笑)

田中:お母さん、最後。お母さん大事だよね。

最近の大学生はLINEで別れる?

田中:最近はLINEで別れるんじゃないの?

かめまる:それ嫌です。私。

田中:みんなLINEで別れるんでしょう? 違う? みんな、LINEで「3ヵ月付き合ったけど、ありがとう」ってもう終わりみたいな。……違うんだね。

かめまる:そういう人もいると思いますけど……。

田中:いるけど、違うんだ。

かめまる:それって、付き合ってる3ヵ月を否定してるわけじゃないけど、なんか嫌じゃないですか?

田中:ちゃんとそこを振り返りながら。

かめまる:つらいことでもたぶん言わないとちゃんとは理解してもらえないと思うし。

田中:菜央さんどう?

大橋:う~ん……。

田中:やっぱり女の会議、僕いらないかな。

(会場笑)

大橋:いやいや(笑)。

田中:なにを言ってもなんかきついよね、これ。

大橋:先生でいいんですよ(笑)。

田中:だんだん離れてるみたいな。

大橋:(笑)。

田中:菜央さんは、どう思います? 3人の話を聞いて。

大橋:いやー、みんなめちゃめちゃ真剣に恋してて、私は学生の頃こんなに真剣に恋してたかなって不安になりました(笑)。

(会場笑)

大橋:どれだけ真剣なんだ、みたいな。すごくレベルが高いし、深いですね。

田中:いやあ、深いね。さっき、僕が「LINEで別れるんでしょう?」ってみんなに言ったら、Skypeで……。

大橋:LINEは嫌だって(Skypeで)みんな言ってますね。

田中:「そんなのはないよ」って。僕の間違いですね。LINEでは別れないって。

大橋:やっぱりLINEでは別れないんですね。

田中:LINEで別れるのかなと思った。

大橋:違うんですね。

ネットストーカータグ付け事件

田中:「いい恋してるな」って、みんなも書いてるよ。

参加者A(男性):LINEで別れるのダセーよ。

田中:LINEで別れるのはダメだよね。

参加者(男性):ダサい。

大橋:ダサいんだ。

田中:やっぱり面と向かって?(笑)。

参加者(男性):面と向かって。

田中:男気ありそうだ(笑)。

大橋:男気? 男気なんだ、それは。すごいね。

田中:どう? きむらさんはどうですか?

きむら:ムカついたこと? ムカついたことというか、いい感じだと思ってた男の子が地元に帰って、地元の女の子と2人で遊んでいたのを、SNSのタグ付けのところで知っちゃったみたいな(笑)。

田中:あー、出た。

大橋:ムカつくね(笑)。

きむら:そう。「なんだったんだろう?」みたいな。

大橋:それは言うの?

きむら:言わないです。

大橋:言わないんだ?

田中:(Skypeに)「いやだ」って書いてある(笑)。

きむら:めっちゃネットストーカーなんですよ(笑)。

(会場笑)

田中:今、自分でストーカーって言っちゃった(笑)。

きむら:言っちゃった(笑)。

田中:「タグ付け事件」になってますね、これ。事件って書いてます。

きむら:事件。マジ事件(笑)。

好きな人のSNSは見てはいけない?

大橋:でも、言わないでモヤモヤしたままなの?

きむら:そうなんですよね……。でも、最近それが消されたという。

田中:あはは(笑)。

大橋:怪しい。

きむら:怪しい。

田中:恋愛で、自分たちのなかで大事にしていきたいことも、全部片方がソーシャルであげちゃったりとかね。そういう難しさがあるんじゃないかなと思っちゃうんだけど、タグ付けはやっぱり見ちゃう?

きむら:タグ付け見る。めっちゃ見る(笑)。

田中:(Skypeで)「見たい気持ちはわかるけど」っていうコメントが。

大橋:でも、その言えないのがかわいいというか、大人になったら言っちゃいそう、みたいな(笑)。

田中:でも、すごい傷つくよね。SNSは難しいね。

きむら:難しい。

大橋:難しいね。いろんなもの見ちゃうね。

田中:うれしかったことは?

きむら:うれしかったこと。なんだろう?

田中:(会場に向かって)なにか聞いてみたい質問とかあったらSkypeで書いてくれたら、それ聞いてみるよ。

大橋:(Skypeで)「幸せでいたいなら見ちゃダメ」って。それは……(笑)。

田中:みんな逆に好きな人のを見ないんだね。でも、Facebookとかはステータスが「付き合い始めました」みたいになるじゃん。

参加者(男性):ああ、それくさいよね。

田中:あれ、ダメ?

参加者(男性):くさい、くさい。

田中:くさいってどういう意味なの?(笑)。

参加者(男性):ダサい。

大橋:ダサいんだ。さっきのLINEで別れるのと同じだ(笑)。基本それはダサいんだ。

生徒会長の彼と付き合ったきっかけ

田中:(Skypeを見て)「付き合ったきっかけを教えて」。これ拾いたいですね。

大橋:うん。聞きたいね。

くらしな:高校の1個上の先輩だったんですよね。私が軽音部にいて、彼は演劇部を自分で作ったんですけど、部室がなくて。だから、「軽音部の部室、広すぎだから分けて」って、めっちゃ通ってきてたんです。その軽音の部長の先輩と彼が仲良くて、私も自然と話すようになって。

彼は生徒会長をやっていたんですけど、私も次の代の生徒会になりたくて、その相談とかをして、仲良くなって、みたいな感じでした。

大橋:青春。漫画になりそう(笑)。

(会場笑)

田中:漫画というか映画のね。

大橋:映画のワンシーンみたいな。すてきなストーリー。

くらしな:でも、私はその時、前の前の彼氏がいて、そこがすごいぐちゃぐちゃしてて、けっこうつらい時期で。そこから助けてもらったみたいなこともありました。

参加者(男性):彼氏かっこいいな。

田中:彼氏のスペックが高いと。

大橋:高い。高い。

田中:恋会議はやっぱりすごく身近だから盛り上がるね。

(かめまる氏に)付き合ったきっかけは?

かめまる:きっかけですか? 6月に振っちゃった人は、同じ学部の先輩なんですけど、学科が違って。

でも、夏休みのボランティアキャンプみたいなところに一緒に行った人で。その時、1年生と4年生だから出会うはずがなかったんですけど、2週間のプログラムで、つらいことを一緒に乗り越えてるなかで仲良くなりました。

田中:彼氏のいいところを見てね(笑)。

かめまる:そうです。

田中:だんだん気になっちゃって。

かめまる:そうです、そうです。

田中:という感じらしいですよ。今、質問くれた方、わかりましたかね? いいね。なんか盛り上がってきたよ。