「爪に表れる白い線は病気のサイン」というのは本当か?

What Are Those Lines on My Nails?

爪に生じる白い線や点。よくカルシウムや亜鉛不足、あるいはなにか病気の徴候だと言われることもありますが、実際のところなにが原因なのでしょうか。実は、ほとんどの場合、それらの白い線や点は良性のものです。この爪の変色は、点状爪甲白斑や乳白色斑点と呼ばれますが、多くの場合、爪に残された古傷の跡。例えば、テーブルの角に指をぶつけたりすることが原因になりえます。

爪にできる白い線は一体なに?

ハンク・グリーン氏:爪を見ればあなたの健康状態が一目瞭然。例えば、伝染病や重篤な病気にかかっているかどうか、なんてこともわかるのです。

しかし、あなたの爪に現れる、妙な感じがする点すべてが、なんらかの徴候を表しているわけではありません。よくなにかの徴候だと言われる、あの、白い線や点などのこと、です。

それらの症状は、あなたがインターネットにかかりきりになっていたりすると、とくに気になる症状でしょう。大丈夫です。ほとんどの場合、それらの白い線や点は良性のものですから。この爪の変色は、正式名称を点状爪甲白斑と言います。乳白色斑点とも呼ばれることもあります。

白点の原因に関するいわれはたくさんあります。カルシウム不足の徴候だと言う人も居ますし、亜鉛不足の徴候だと言う人もいます。しかし、どちらも的を得ているわけではありません。爪を横切って爪床と平行に表れる白線は、爪に残された古傷の跡なのですから。

爪をどこかにぶつけたとしましょう。テーブルなどに当ててしまった、とか。あなたにとって、そんなことはすぐに忘れてしまうくらいささいなことでしょうし、その時ついた爪の傷のことなんて、おそらく気にも留めないでしょう。

しかし、新しい爪の基となる基質は衝撃を受けています。その爪が受けた衝撃が爪の生育を妨げ、白点や白線となって表面に表れるのです。とは言え、爪の成長には少し時間がかかります。月に3.5ミリほどしか伸びないので、爪に白点や白線が表れるのは衝撃からそのことを忘れるほど時間が経ってからなのです。

爪にしるしが表れたときにはすでに遅い

爪が成長すると、その腺は、切ったり削ったりできるくらい、徐々に指先まで上がってきます。そのまま切ってしまってもなんの問題もありません。たぶんね。

あなたの爪に見える白線は、いわば、過去の傷の亡霊とでも言うべきものなのです。しかし、爪水虫や、はしかやマラリア、ハンセン病のような高熱を伴う病気を示している場合もあります。

あなたの体が深刻な病と戦わなければならないとき、体は爪の成長よりも命の継続を優先させる方に力を注ぎます。爪の白線は、爪の成長を一時的に止めたことを表しているのです。

その白線が表れる頃には、もうすでにあなたは病気の自覚症状を経験しているでしょうけどね。もっと深刻な徴候が体に表れていたはずですから。

爪床と平行する白っぽい線が全体的に爪に出ていたとしたら、ミーズ線として知られている、鉛かヒ素中毒になっていたしるしなのかもしれません。

その線は鉛やヒ素が爪のなかに蓄積された跡なのですから。だいたい、中毒になってから2ヵ月後、これもとっくに中毒症状の自覚症状が現れたあとに出てくるでしょう。

まあ、白線があなたの爪に現れたからと言って、とくになにも気にすることはありません。そうは言っても気になる、という場合は、もちろん医者に見せるべきですけどね。

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