VICE Japanってどんなメディア?
ヨッピー氏が調査したディープな実態

トークセッション「WEBメディア論&WEBコンテンツ論に終止符を打てたらいいな会議2016」 #1/4

2016年2月5日、知られざるベンチャーの歴史を日本で初めて展示した「大ベンチャー展」が開催。トークセッション「WEBメディア論&WEBコンテンツ論に終止符を打てたらいいな会議2016」には、バーグハンバーグバーグ・徳谷柿次郎氏、ライター・ヨッピー氏、VICE Media Japan・佐藤ビンゴ氏が登壇しました。

2016年のWebメディアはどうなる?

徳谷柿次郎氏(以下、柿次郎):みなさん、こんにちは。株式会社バーグハンバーグバーグの徳谷柿次郎です。一応僕も今はメディアで、(着ている)Tシャツの文字の「ジモコロ」というところの編集長としてやっているんですけど、ざっくりWebメディアの話を……。

2016年も盛り上がるとは思うんですけど、今日終止符を打てたらいいなと思っています。フリーライターのヨッピーさんとVICE Japanの佐藤ビンゴさん。この2人をお迎えしているので、みなさん拍手でお出迎えください。よろしくお願いします。

(会場拍手)

ヨッピー氏(以下、ヨッピー):よろしくお願いします。

佐藤ビンゴ氏(以下、佐藤):よろしくお願いします。

柿次郎:じゃあお座りください。今回は大ベンチャー展で、Webメディアの話ということで。フリーライターのヨッピーさんは個々で活躍してますけども……自己紹介から先にいったほうがいいですかね。佐藤さんもよろしくお願いします。

佐藤:よろしくお願いします。

柿次郎:なかなかこういうセミナーには出られないですよね?

佐藤:そうですね。ぜんぜん出ない(笑)。

柿次郎:貴重な話が聞けるかもしれないんで、みなさんよろしくお願いします。じゃあ、ヨッピーさんあらためて自己紹介をお願いします。

ヨッピー氏、佐藤ビンゴ氏のプロフィール

ヨッピー:ヨッピーと申します。今だとオモコロとかヤフーとかけっこういろんなメディアに、ギャラを積んでくれるところを優先にしながら書いてます。

柿次郎:お金で動いてるんですね。なるほど。

ヨッピー:あと、ライター塾で講師をやったりもしてます。

柿次郎:なるほど。去年一番はてブを稼いだ男。

ヨッピー:そうなんですかね。でも「去年」と言われるのが僕は本当に腹立たしくて。「一昨年もウケてたからね」ってすごく思ってるんですよ。

柿次郎:いろいろ思いがあるんですね(笑)。そこもちょっと出るかもしれないということで。では、次にVICE Media Japanの佐藤ビンゴさんお願いします。

ヨッピー:顔、恐すぎじゃないですかこれ。

柿次郎:確かに。めちゃくちゃ恐い。

佐藤:もともとバンドをやっていて……。

柿次郎:(バンド名が)「54-71」。ご存知の方っていらっしゃいますか? ……おっ、けっこういる。当時、ナンバーガールの向井(秀徳)さんとよく対バンをやっていたとか。

佐藤:やってましたね。

柿次郎:じゃあ今、すごい方がVICE Japanをやられているという。

佐藤:いやいや。写真が……(笑)。

柿次郎:僕はこの写真でしか見たことがなかったので、すごくギャップがあって、ちょっと安心しました。「優しそう」って。

佐藤:なるべくねえ。こんなん(写真)だったら、ちょっとヤバいですよ。

(会場笑)

柿次郎:でも、VICEにちょっと恐いイメージが……。

佐藤:ありますか?

柿次郎:ありますあります。

佐藤:バンドやりながらなんとなくメディアと呼ばれるようなことをやるように……そこまで深く意図しているかというと、そうでもなく(笑)。

柿次郎:じゃあ、流れて行き着いたような感じで。

佐藤:はい。身の回りの人と仲良くなっているうちに。海外ツアーもよくやってたので、その流れでVICEのアメリカの人と出会って、そんな流れで今はVICE Japanの代表をやってます。

柿次郎:地味に「スパイク・ジョーンズ(監督)との出会いを経て」とか。知ってる人からしたらビッグネームですからね。

佐藤:そうですね。VICEのファンが紹介してくれたんですよ。『Libertin DUNE』という雑誌を関連会社でやってるんですが、そこの編集長で、亡くなってしまった林(文浩)さんという方がいて。スパイクとかも人気がない頃から紹介してたのがこの方なんですよね。

柿次郎:昔からなんですね。へえ~。

佐藤:それでそういう方との関連もありながら、今に至るというか。

VICE japanってどんなメディア?

柿次郎:ディープなカルチャーからそういうディープなメディアに発展してるという流れですね。もしかしたらVICE Japanを知らない人もいるかもしれないので、今は動画メインの……?

佐藤:そう言っちゃうと、本当に動画(だけ)っぽい感じになっちゃうんですけど(笑)、写真もあるし、書き(ライティング)もありますし、動画もある。それが融合してできているような感じですね。

柿次郎:なるほど。最近この動画が話題になったんですよね。僕自身もHIPHOPが好きで、この「BAD HOP」という川崎のけっこうやんちゃな地域で育った人たちのドキュメントがすごくおもしろくて。YouTubeでも44万回再生とか。

佐藤:いい、いい。

柿次郎:いいですよね。このあとサイゾーでよりディープな取材記事が上がったり。磯部涼さんというライターさんが書いてるやつとか、インターネットではてブがいっぱいついたりしてウケてるんです。

こういうディープなカルチャーもちゃんとインターネット文化でウケてる背景というのも、2016年につながっていくんじゃないかなと思ってるんですけど。

今回は三幸エステートさんという不動産の会社さんがクライアントですので、「オフィスの写真を紹介してくれ」ということで仕方なく……これがVICE Japanのオフィスですね。ちょっとわかりにくいですけど。

ヨッピー:けっこう広いですね。

佐藤:いわゆる一軒家。3階建てになっていて。ご存知の方がいるかわからないですけど、昔にミハラヤスヒロさんというパリコレに出たりするようなファッションデザイナーさんが(持っていた)。

ピアノの上原ひろみさんの旦那さんです。いわゆる、そういうファッション系の会社の事務所兼倉庫みたいな。アメリカっていうのかな、要は最初から海外っぽくなってた感じですね。そういう一軒家を借りて活動してますけど、壁がペラペラで寒いですね。

柿次郎:天井も高い感じで抜けてるんで、暖房の効きが悪そうですね。

佐藤:とにかく1階がかなり底冷えする。

柿次郎:あんまり体に良くない環境で。

佐藤:1階にいて風邪ひきましたから(笑)。

柿次郎:なるほど。けっこう同じ状況の人もいるかもしれないですけど。ヨッピーさんはフリーなんでオフィスもクソもないと思うんですけど……。ヨッピーさんのオフィス、めちゃくちゃ汚いですね。

ヨッピー:これ、ぜんぜんキレイなほうですよ。

柿次郎:これで!?

ヨッピー:ぜんぜんキレイなほう。この辺(床の一部)に隙間があるじゃないですか。ふだんはないですからね。

柿次郎:ふだんはそこもゴミで埋まってて。なんか海馬がやられてる人の部屋みたいですけど。片付けられない人みたいな。

ヨッピー:そうですね。片付けられないんですよね。

柿次郎:やっぱりそうなんですね。めちゃくちゃ古いブラウン管テレビとか。ぜんぜん夢がないですよね。一応、今フリーライターでイケてるであろう人なのに。

ヨッピー:サッカーの代表戦だけこれで見ます。

柿次郎:なんで?(笑)。

佐藤:これ、見れるんですか?

ヨッピー:見れます見れます。

佐藤:デジタルじゃないのに?

ヨッピー:なんか、マンションが変換してくれるんですよ。仕組みがよくわからないですけど。

柿次郎:……たぶんみんなヨッピーさんのテレビ事情にぜんぜん興味ないんで、次いきましょう。

会場ドン引きのディープなコンテンツ

ヨッピー:「VICE Japanってどういうところ?」というのが、まだ深掘りできてないなと。ここで1回クイズを出したいなと思うんですよ。これでVICE Japanを表せるなと思うやつなんですけど。

この人がとある職人なんですよ。何かの職人にVICEの記者が密着してるんですね。「彼は一体、何の職人でしょうか?」というクイズです。みなさん、考えてみてください。

柿次郎:わかりますか?

ヨッピー:わかります? この人ですね。何か一生懸命つくってるんですよ。この辺に何か機械があって。

柿次郎:職人さんという感じがしますけどね。

ヨッピー:これもヒントですね。「もう撮ってるのか?」って聞いてるんですけど。

ヨッピー:このままだとわからないと思うんで正解を言っちゃうと、コカイン職人なんですよね。

柿次郎:……ちょっと! ウケなかったじゃないですか!

ヨッピー:ぜんぜん引いてる!

柿次郎:「やりたい」って言うから無理やり入れたら、ぜんぜんウケないじゃないですか! 佐藤さんに失礼でしょ!

ヨッピー:すいませんすいません。どっちかっていうと引いてるんですよ。

柿次郎:まあ、もしくはもともと知ってたか。VICE Japanのそういう(記事を)。VICE Japanって、コカインのコンテンツを一番扱ってるメディアだってみなさん知ってましたか?

佐藤:(コカイン関係は)相当数出しましたからね。

ヨッピー:これはすごいもんで、取材しにいく記者がマフィアみたいなやつに目隠しをされるんですよ。この女性記者が目隠しをされて、パッと目を開けたらギャングがいっぱいいるんですよね。そこでコカインを一生懸命作ってるんですよ。

柿次郎:やっぱり場所を特定されてはいけないから、道中は目隠しをするっていう。

ヨッピー:そうそう。そんで、さっき言ったとおり「おい、もうカメラ回ってんのか。聞いてないぞ」って言われるわけですよ。

こいつら、バンバン人殺すやつじゃないですか。こんなの絶対行きたくないし真似できないし、すげえなっていうのはありますね。

柿次郎:踏み込みすぎてるくらいの動画とかコンテンツがあるのが、VICEのおもしろさではありますから。

戦地に赴く取材のアクシデント

ただ、なかなか全体像というかわかってないところがあるので、トークテーマとしてまず「VICEについて詳しく教えてもらおう」と。これはヨッピーさんがインタビュアー的に聞いていく方式でいこうかなと。

ヨッピー:記者で死ぬ人とか出てこないんですか?

佐藤:去年当時のトルコ政府に3ヶ月かな? それくらい拘束されてました。3人捕まって2人はすぐ解放されたんですけど、1人は確か3ヶ月……解放運動みたいなのをVICEでやって、シリアで実はそういうのがあったり。

柿次郎:……みんなシーンって。

(会場笑)

柿次郎:そういう、戦地にジャーナリストとかが赴いて。日本のNHKじゃないですけど、ディープな取材をすごくされてますよね。

佐藤:昔なんかは民放の方も行ったりしてたと思いますが、今だとNHKさんとかくらいなのでは。VICEはそういうのをかなりやってますね。それはあくまでVICEの報道面というか、ニュースというカテゴリでの出来事ではあります。

ヨッピー:これ、やっぱり「コカインはウケたな」って喜ぶんですか? 偉い人が数字見て「コカインウケるね~!」みたいなことを(笑)。会議室で「次もコカインいこうよ!」みたいな話をするんですかね。

(会場笑)

佐藤:あんまり……好きでコカインってわけでも……。

柿次郎:大丈夫ですか、これ(笑)。

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