日本の満員電車にびっくり

アノーラ:あ〜そうだな……初め来たとき、本当に困惑したのは日本のラッシュアワーね。ウズベキスタンではありえない光景だから。

レオナ:コロンビアでもみんなかなり時間にルーズだからありえないわ。

アノーラ:毎朝電車に乗ると、押しつぶされるんじゃないかって思う。すっごい感覚なのよね。なんて言ったらいいのかしら……。

レオナ:私はそれをソーセージの缶詰って呼んでるわ。だってぎゅうぎゅう詰めだから(笑)。

アノーラ:いっつも押しつぶされる肉のような気持ちになるわ(笑)。「誰か助けてーー!!」って感じ。

ハルカ:たしか1週間くらい前だったと思うけど、あまりにもぎゅうぎゅう詰めになって、そのせいで窓が割れたらしいわ。1週間くらい前にニュースになってたわ。強化のためにプラスティックを間に入れてあるから、木っ端みじんにはならなかったらしいけど。

リティカ:人が乗りすぎたせいで? 次の電車を待てばいいだけじゃないの? 

アノーラ:そんなわけにはいかないわよ。だって時間通りに仕事に行かないといけないもの。日本人は時間に厳しいわよね。いっつも時間通りよね。それは日本で学んだわ。とてもいいことだと思う。

レオナ:そうよね。だからコロンビアに帰るとみんなぜんぜん時間を守らないからイライラする。例えば9時に会おうって言ったとするじゃん? 5分前に着いたとしても、みんなだいたい30分後に来るの。

フローリ:ちょっと待って!! レオがそれ言う? いっつもビデオ撮るとき、絶対遅れて来るくせに(笑)。

レオナ:言われちゃった(笑)。コロンビアに帰っても気をつけるね。

便利すぎる自動ドアの落とし穴

レオナ:あと私が日本でおもしろいと思ったことは、タクシーのドアが自動で開くこと。そういうのってみんなの国にはある? 

アノーラ:私の国にはタクシーってものが存在しないわ。普通の人が普通の車でやってて、人が手をあげてるのを見たら来るって感じ。

レオナ:それすごいね。

ミキ:なんかこわい(笑)。

ジェリー:日本人の男友達と2人でタクシーに乗ってたときに、彼はすごく急いでたの。後ろのところに荷物を入れてたのね。目的地に着いたら運転手さんが降りて、荷物を出してくれたんだけど、そのときまだドアは開いてなかったの。そしたら友達は急いでるもんだから、「ドア開けて〜!!」ってすごい慌ててるの。

レオナ:自分で開ければいいじゃん。

ジェリー:それ私も言ったのよ。「自分で開ければいいじゃん!!」って。そしたら彼、「え? 開けていいの?」って。

フローリ:みんな自動ドアに慣れてるからな。

レオナ:そうそう、中で座って待ってれば勝手にドアが開くから。自動ドアに慣れすぎると自分の国で困ることになる。私もコロンビアに帰ったとき何回もあるけど、タクシーを止めてドアが開くのを待ってたら、運転手さんに「乗るか乗らないかハッキリしろよ!!」「俺は仕事があるんだ!!」って怒鳴られたの。だから「ごめんさ〜い」って言って急いでドアを開けたわ。

ジェリー:本当に慣れちゃうのよね。日本は確かに何でもすごく便利でいいと思うけど、たまにやりすぎって思うこともあるわ。

レオナ:実際は自分でできるしね。

アノーラ:私は逆で、いまだにタクシーのドアを自分で開け閉めしようとするから、運転手さんに「私がやりますから〜」って言われる(笑)。

レオナ:本当に日本ならではよね。今日はみんなと呑めて本当に楽しかった。みんなありがとう。