プレゼンと説明の大きな違い

木暮太一氏(以下、木暮):このテンプレップの法則を応用して、聞いてもらえる伝え方にするためにどうすればいいか。コミュニケーションというのは一方的に言えばいいというものじゃないですよね。

相手に反応してもらわなければいけない、つまり相手に聞いてもらわなければいけないんです。ただ演説になっちゃうと聞いてもらえないわけですよ。

これがプレゼンテーションと説明の大きな違いなんですが、先ほど、プレゼンのスキルと伝える力は違いますよという話をしましたけれども、なにが違うか?

プレゼンはこういう感じ、説明はこういう感じ。プレゼンテーションはいろいろ演出があったり、売ることが目的だったりします。伝えるということは、営業トークとかではなくて、内容自体を理解してもらうことが優先なんです。

いろんな違いがありますけど、一番の違いってなんだと思います? プレゼンテーションが得意でも伝えるのが下手な人っているんですよ。それはこの違いを理解してないからなんですね。その違いはなにか?

プレゼンテーションでは、今あなたがその場でその事を話すことに相手は同意しているんですね。だって今僕がここで話し始めて「えっなんでここで話すの?」って思わないですよね。同意してここに参加しているかならなんですよ。だからこの場では僕の話は聞いてもらえる前提なんです。

プレゼンテーションでも一緒です。内容がおもしろいとかつまんないとかいうのもありますけれども、まず話す人と聞く人で役割がもう決まっているんですよ。聞くのを合意して座っているんです。だからもう聞く耳は立っているんです。

でも、伝えるというのは日常的にいろんな場面で起こります。会議中もそうです。いきなり話し始めますよね。家庭で旦那さんとか奥さんに話す時もいきなり始まりますよね? 5時30分から私の発言のタイムです、とかないですよね。

(会場笑)

だからいきなり話し掛けるんです。その時には「今その話をしていいよ」っていう合意が取れてないんです。

合意というとちょっと言葉が強すぎますけど、話すことに対して準備してないんですよね。準備してないから聞いてないんですよ。

話し始める前にテーマを伝える

女性の方は旦那さんとか彼氏にいきなり話しかけるじゃないですか。でも聞く側はその準備をしていないから、パソコンとかいじっているわけですよ。もしくはテレビでも見てるわけです。

で、話し掛けられますよね。でも男は単純で1個のことしかできないから、テレビを見てたらテレビを見る時間なんですよ。

それでいきなり話し掛けられるから、「うん、うん、うん。んっ? うん。……うん?」みたいな感じになっちゃうんです。

(会場笑)

それは最初に合意が取れてないからそういうことになるんです。じゃあ合意を取るためにはどうすればいいか? はい、確認をするんですね。では、どういうふうに確認をするか?

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