バドミントン女子、レスリング男子、陸上男子競歩メダリスト記者会見

司会者:奥原さん、銅メダルを獲得したあと、みなさんからメールとか、こちらにいらしているご家族や友人とのふれ合いがあったと思いますけど、そういう励まし・祝福の言葉をもらってあらためて感じるものがあったかと思います。今の思いはどういったものでしょうか?

奥原希望氏(以下、奥原):銅メダルの決まり方が不戦勝で、すごく残念な決まり方で悔しい思いもあったんですけど、表彰台でメダルをかけてもらって、こっちに応援に来てくれている家族にメダルをかけてあげたときに、すごく喜んだ顔を見れたので、その瞬間は銅メダルでよかったなとすごく思いました。

司会者:樋口選手、同じ質問ですけど、いかがですか?

樋口黎氏(以下、樋口):決勝で勝ちきれずにすごく悔しい思いをして、昨日の夜も試合のことが頭をよぎってぜんぜん眠れなかったんですけど、恩師であったり、両親であったり、友人からすごい励ましというか、「おめでとう」というメールがきて、この悔しい思いを忘れずに、次につなげてがんばっていけたらいいなと感じました。

司会者:荒井さん、決まり方が非常に異例なかたちになりましたけど、喜びや失望……いろいろあったと思いますけど、いかがでしょうか?

荒井広宙氏(以下、荒井):そうですね……まずは3位でゴールして「やったー!!」という気持ちで、最初はいたんですけど、そのあとにカナダの陸連から抗議があったようで、一度は失格になって3位が取り消しになってしまって、そのときは正直悔しいというよりは、「なんで?」という気持ちでした。

でもその後に、日本陸連の方々ががんばって下さいまして、なんとか再び銅メダルを獲得することができました。メダルを取ったと思ったら一度落ちてしまって、そこからまたメダルを獲得することができて、ふつうに取ったときよりもさらにうれしいというか、なんとも言えない気持ちになりました。

これもたくさんの方々が応援してくださったからだと思っています。本当にありがとうございました。

今一番食べたいものと自分へのごほうび

記者1:産経新聞社のササキと申します。みなさん、おめでとうございます。今、五輪のプレッシャーから解放されていると思います。

この質問をメダリストの全員にしてるんですが、今一番食べたいものはなんでしょうか? 一番人気はラーメンと焼肉です。それから自分へのごほうびはなんでしょうか? よろしくお願いいたします。

奥原:私は牛タンが大好きなので、帰ったら思う存分牛タンを食べたいと思います。ごほうびは、今のところなにも考えていないです。

樋口:帰ったらマカロンが食べたいです(笑)。ごほうびは、大相撲の優勝商品で出てくるすごいでっかいマカロンがあるんですけど、あれを食べようと思っていたんですが、昨日衝撃の事実が発覚して、あれは食べられないとネットに出ていたので、すごいショックを受けています。

荒井:私が食べたいものは、ラーメンですね。とくにとんこつラーメンが好きですので、とんこつラーメンと餃子を日本に帰ったらぜひ食べに行きたいと思っています。

自分へのごほうびは今のところとくに考えていないんですが、しっかりと休養したいなというのが今の思いです。

東京オリンピックに向けた目標

記者2:中日新聞のウエキと申します。終わってすぐで申し訳ないんですけど、次は東京五輪がひかえています。今後の目標をお一人ずつ聞きたいと思います。よろしくお願いします。

奥原:今回、高松先輩たちが金メダルを取って、その姿を間近で見ていて、本当にすごくカッコよく見えましたし、次は必ず私があそこへという強い気持ちを持ったので、東京では一番高いところに自分が立てるように、これからまた1日1日がんばっていきたいと思います。

樋口:4年後はたぶんすぐくると思うので、1日1日無駄にせず、自分の準備をしっかりして、全日本選手権や世界選手権を1つずつクリアして、最終的に東京オリンピックで金メダルを取れるようにがんばりたいと思います。

荒井:4年後の東京オリンピックに向けて、まずは1日1日を大切にして、1年ごとに自分が成長して、自己記録を更新していけたらいいなと思っています。

東京オリンピックでは今回の銅メダル以上の色を目指して、精いっぱいがんばっていきたいと思っています。