過去の「独演会」のハプニング

西野亮廣氏(以下、西野):あ、(コメントにて)「謝罪会見」。

絵本作家のぶみ氏(以下、のぶみ):謝罪会見おもしろかったよね。

西野:ああいうのがいいよね。

のぶみ:あれもドキドキするからだよ。

西野:本当にこっち、なんも用意できてないから。

のぶみ:何が来るかわからない。

西野:とにかく何が来るかわからない。とにかく謝ってみたっていう。

のぶみ:でも、ポンポン返すからねえ。

山口トンボ氏(以下、トンボ):でも、ハプニングでいったら、もう独演会なんて、そもそもがハプニングだらけでしたから。

西野:本当にそうだったよね。

トンボ:地方でずっと行ってたときなんて、本当にハプニングの連発でしたもんね。

西野:そう。

のぶみ:どういうハプニングがありました?

トンボ:いろんな種類のハプニングがありましたよね。

西野:そうそうそうそう。堅気じゃない方もお客さんに……。

のぶみ:おやおや。

西野:ぜんぜん、ありましたよね。

トンボ:ありましたありました。

西野:会場によったら、もう前5列ぐらい。本当に田舎のほうでやってるんで。

トンボ:ミラーボールが回ってるような会場でやったり。

西野:最初の30分ぐらいスベってたもんね。

クラブの真上で行ったライブの顛末

トンボ:あと、独演会を始める時間の真下がクラブで、音がドンドンドンドン鳴るというのが、本番前にわかって。

西野:ずっと鳴ってる。

のぶみ:それ、どうしたんですか?

西野:いや、もうやるしかないから。

のぶみ:それ、イジったりしたんですか?

西野:いや、それはもう無理ってなったんで、出て行って、「ごめん! 今日、下ドンドン鳴ってるらしい」って言って、これは会場に来てみないとわかんないことだったから。

のぶみ:いや、わかんないですよ。

西野:そんなクラブがあったとしても、音漏れるってすごいことじゃないですか。ほんで、ドンドンドンドンずっと言ってるから、「とりあえずやるだけやるけど、不満だったら全部お金返す」みたいな。

のぶみ:そういうところ、かっこいいよなあ!

トンボ:でも本当にテンパりましたよね。

のぶみ:いやー、それかっこいいよなあ!

西野:「不満だったら全額返すから。本当に怒らないし、こっちの落ち度だから全額自腹で返す」って言って。それでバーッて2時間ぐらいしゃべって、ドッカンドッカンウケて、不満な人が2人ぐらいいましたけど(笑)。

(一同笑)

のぶみ:返した?(笑)。

西野:お金ちょっと返しました、4000円ぐらい返しました(笑)。1人もいなかったらかっこよかったんですけどね。

のぶみ:マジか!

トンボ:でも、本番前のあのバタバタな感じとか。

のぶみ:その人、よく言ったなあ。がんばってんのに。

トンボ:独演会のDVDの特典に、その一部始終が。

西野:そう!

のぶみ:あ、そうなんだ。

吉本はチケットの返金は認めない

西野:しかも吉本には言ってなかったんですよ。

トンボ:そうそうそうそうそう。西野さんが「それでいこう」って言って。

西野:吉本は……要はなんて言うんですか。

のぶみ:闇営業?

西野:いやいや、ライブはやるということは言ってますけど、吉本は返金はないから。「それはできない」と吉本は言っちゃってて、「できないって言ってるけど、ステージ上で言っちゃったらしゃあないよね」と。

のぶみ:でも、かっこいい。それステージ上で言ったんだ?

西野:ステージ上で、「お金返すから!」みたいな。言ったらもう、吉本もさすがに引き下がれないから。それで、やっぱりちょっと返したんですけど。

のぶみ:その2人って、「西野さん、ちょっと不満です」とか言いに行ったんですか?(笑)。

西野:たぶんそう。受付の方に、「ちょっとやっぱりうるさかったですね」って(笑)。

のぶみ:えーー! どの顔下げて言ってったんだろ(笑)。そいつ、すげーと思うよ。ハート超強いよな(笑)。

西野:もろもろ差っ引いても、ちょっとドンドンのほうが勝ってたんでみたいな。

のぶみ:そうなんだ! すげーやつだよね!

西野:(笑)。

本番直前まで声が出ない大ピンチ

トンボ:あと、声が本番直前まで、まるで出ないときもありましたし。

西野:あった。

のぶみ:どうしたんすか?

トンボ:いや、病院行きましたよね。

西野:直前病院行って、「ア……ア……」みたいな感じで。「コ……エ……」、こんなんで(笑)。

(一同笑)

トンボ:「いや、無理やないかい!」って(笑)。

のぶみ:プロレスラーじゃんね(笑)。

西野:こんなんでステージ出て行って。

のぶみ:トンボさん、いたんですか?

トンボ:僕は一緒についてて。「トボ……ンボ……」って言ってて。

西野:(笑)。

トンボ:本番前ですよ。「いやいや、無理やん!」って言って。終わってましたね(笑)。

のぶみ:僕もあったなあ、大阪のときに。

西野:つらいですよね、声出ないって。

のぶみ:声出なくって。もう、読み聞かせしないといけないんですよ(笑)。

トンボ:もう最悪っすよね、マジで(笑)。

のぶみ:もう、ぜんぜん話の意味がわからない(笑)。

西野:つらいなあ。

のぶみ:もう、なんか、筆談にしようかなと思ったけどね。

トンボ:筆談(笑)。

西野:意味がわかれへん(笑)。

のぶみ:どうすればいいんだよ、みたいな。

西野:字書いてあるやないですか、そもそも。

トンボ:字書いてありますよね(笑)。

のぶみ:でもね、やっぱね、それを切り抜けて、なんかやっぱりプロなんだろうな。しょうがないもん、だって。

西野:2日連続とかやったんですよ。

トンボ:そうですよね。

西野:むちゃくちゃだったんですよ。しかも、オールナイトライブ明けで行く、みたいな。

のぶみ:2日連続、無理だよなあ。

トンボ:でも、それをずっといろんな所でやったんで、どの場所で出てっても、西野さん対応できる感じになってますよね。

西野:対応できるようになりました。だから、えらいもんで、「今から2時間しゃべれ!」とか言われたら、もう「ぜんぜん大丈夫!」みたいな。

のぶみ:そうなんだ。

西野:大丈夫になりましたね。なんかもう、エピソードトークを用意してっていうのはもう飽きてて。

トンボ:っていうことですよね。

のぶみ:おれも越えよう、明後日(笑)。

西野:そうやね!

トンボ:それはもう、本当にサイヤ人みたいなことでレベルアップする。

のぶみ:うまくいくとは思わないでいこう。もうその場で合わせてやろう。

西野:確かにね。