アディーレ法律事務所の名前の由来は?

DaiGo氏(以下、DaiGo):(コメントにて)「アディーレってどういう意味?」ってきてます。

篠田恵里香氏(以下、篠田):それよく聞かれるんですけど、ラテン語で「身近な」って意味なんですね。

やっぱり弁護士って「堅そう……」とか、相談するにも「高そうだし……」みたいな、近寄りがたいイメージがあると思うんです。でも、やっぱり「ちょっとこれ教えてください」と身近な存在として相談してもらうことがすごく大事なので、そういった弁護士でいたいという意味が込められた事務所の名前です。

岩沙好幸氏(以下、岩沙):ちなみに、ちょっと前のサッカー日本代表のアギーレ監督と言葉が似ていたので、その当時、アディーレに取材が殺到したっていうのがありました(笑)。

(一同笑)

岩沙:アギーレジャパンのときに。

DaiGo:「なにか関係あるんですか?」みたいな(笑)。(コメントにて)「そう思ってた」って。

篠田:(コメントにて「詐欺に強い弁護士さん」)そうそう、詐欺に強い弁護士なんですよ(笑)。

DaiGo:やっぱりそういう系が多いんですか?

篠田:詐欺は、これだけ世間を騒がせているにも関わらず、どんどん件数が増えているんです。逃げ足も早いので、騙されないことがすごく大事です。

DaiGo:なるほど。騙される系、ちょうど今、裏切りや欺瞞の心理学について勉強していて、環境によってその人の嘘がうまくなったりとかするんですよ。

篠田:へぇ。

目の前にお金があると人は嘘がうまくなる

DaiGo:例えば、目の前にお金が置いてあると、人って嘘がうまくなるんですよ。

岩沙:頭の回転が早くなるんですか?

DaiGo:そうなんです。お金が置いてあるだけで、嘘のつき方にリアリティが増したり、説得力が上がっちゃったりするんです。

篠田&岩沙:へぇ!

DaiGo:だから、お金を見せられることによって、……お金に目がくらむって言うじゃないですか。

岩沙:はい。

DaiGo:あれもあるんですけど、どちらかというと、お金を出したことによって、出した側の人間の説得力が上がっちゃってるんですよ。心理で。

篠田:なるほど。

DaiGo:けっこうそういうのはあるんですよね。

篠田:たしかに、実際の詐欺の手口を見ていると、騙された方は冷静になったときに、「なんで騙されちゃったんだろう」って思われる。ほとんど、9割以上がそうなんですよね。

DaiGo:そうなんですね。

篠田:逆にいうと、詐欺師は、DaiGoさんみたいな心理学を勉強していると思う。

DaiGo:あー、そうですね。もともと心理学者が法則として発見する前に、詐欺師とかの経験則を使ったものっていっぱいあるんですよ。

篠田:うんうん。

「自分は特別だ」と思いたい人間心理

DaiGo:例えば、騙された人はだいたい「なんで騙されたんだろう」って言うんですけど、騙されている、絶賛騙され中のときは「自分は例外だ」って思うんですね。

篠田:そうですね。

DaiGo:いわゆる心理学でいうところのバイアスというもので、例えば、投資詐欺だったら、自分のところだけにそんな話が来るわけがないんですよ、普通に考えて。

岩沙:うんうん。

DaiGo:ちょっと調べれば、「1ヶ月に10パーセント、20パーセントつきますよ」とか、「元本保証ですよ」とか、絶対に詐欺じゃないですか、そんなの。

篠田:はい。

DaiGo:世界一の投資家のウォーレン・バフェットでも、年間20パーセントぐらいでしか回らない。それを、月10パーセント、20パーセントとかって、リスク取りまくりのもの以外のなんでもない。

篠田:今、流行ってる詐欺ですよ。気をつけてください。

DaiGo:そういうことをちょっと調べればわかるんだけど、調べないんですよね。

篠田:そうなんですよね。

DaiGo:自分は例外だと思いたいし、しかも自分が例外、特別だって思っている心理状態って、すごくハッピーなんですよね。

篠田:そうなんでしょうねぇ。

DaiGo:特別でいたいっていう。だから、恋愛してるときと近いんですよ、状態が。

篠田:あ、わかる気がします。

弁護士の父・東大卒の銀行マンもオレオレ詐欺に引っかかる

岩沙:ちなみに、うちの親、オレオレ詐欺に引っかかってますからね。

DaiGo:あれ(笑)。

篠田:あ、そうなんですよ!

岩沙:僕が投資に失敗したんですって(笑)。

(一同笑)

篠田:そうそう。

岩沙:それで、100万円振り込んじゃったですって。

DaiGo:そうなんですか?(笑)。

岩沙:そうなんですよ。でも、運よく銀行の方が、振込先が危ない番号で、苦情が殺到しているところだったから、「本当に振り込んでいいんですか?」って、振り込む前に電話してくれたらしいんですよ、わざわざ親に。

DaiGo:親切ですね。

岩沙:親切に。だけど、うちの親、信じ切っているので、「いち早く振り込んでください」って言って振り込んじゃったって。銀行員の方が怪しいと言ってくれて止めてくれたときにやめていたら、結局振り込まなかったんですよ、100万円は。

だけど、それぐらい親が信じきっちゃって。しかも、うちの父親なんですけど、東大卒で三井住友銀行で働いてる。

(一同笑)

DaiGo:なんなら、家族全員プロじゃないですか!(笑)。

岩沙:そうなんですよ。自分は絶対に優秀で、騙されるわけがないって自信過剰ぐらいの人が、逆に引っかかっちゃうのかなって思いましたね。

DaiGo:たしかにそうですね。

「集中力は自分で作るもの」

篠田:どんな方でも騙される時代になりましたよね。弁護士の親も、ことごとく騙されてますよ。

DaiGo:やっぱりそうなんですね。

篠田:私の同期の弁護士も、ほんとに真面目な人間なんですけど、奥さんがいるのにほかの女性に子供を作らせてしまったんですって。

DaiGo:なるほど(笑)。

篠田:それで100万円振り込みました。

DaiGo:けっこう巧妙ですよね。

篠田:そうです。

DaiGo:ちなみに、1個だけどうしてもお聞きしたかったことがあって、さっきの勉強法の話に戻っちゃうんですけれど、僕、資格試験の勉強とかで一番難しいと思うのが、「よしやろう!」とか、ノートの取り方とか、そういうのは我流でいけると思うんですね。合ってるか合ってないかはともかく。

ただ、みんなに共通しているのが、精神力が持たなくなって「もうやめちゃおうかな」とか、「もう続けられないかも」とか、弱気になって負けそうと思ったときに、どうやってそれを乗り越えたかをお聞きしたいんです。

岩沙:はい。

篠田:私としては、例えば、集中力とか精神力というのは、自分で作るものだと思っていて。例えば、「集中力がないんだよな」って方は、集中力は自分で作れるってことでもありますし。あと精神力って意味では、やっぱり自分が目指すべき道でどういうことが待っているのか、具体的に想像することがすごく大事だなと思います。

DaiGo:達成した先のことを想像する。

篠田:それで、司法試験でいえば、合格して弁護士として仕事をしている自分を思い浮かべると、それはやっぱりすばらしい世界なんですよね。

今の苦しみがなければそういった喜びは得られないので、具体的に自分が夢を叶えたときに自分がなにしてるんだろうってすごく想像して、この苦しみはそのときのためにあるって想像するのが大事かなと思います。

DaiGo:苦しみに意味を見出して、達成した先を見つめると。

篠田:はい。