2024.12.10
“放置系”なのにサイバー攻撃を監視・検知、「統合ログ管理ツール」とは 最先端のログ管理体制を実現する方法
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DaiGo氏:では、「裏切りと信頼の心理学」ということで、進めていきたいと思います。このチャンネルが初めての方もいらっしゃると思うので、最初は無料ということでみなさんに見ていただいて、最初に信頼の話を少し進めて、途中から会員限定に切り替えて、よりディープな話をしていきたいと思います。
なぜ会員限定にするかと言うと、もちろん会員のみなさんにお金を払っていただいているということもありますが、今日は信頼がテーマなので問題ないですが、結構ディープな話をしたり、立場上、放送をすると大変なことなどを発信したりしているので、そういった話を聞きたい人はぜひ有料にてご覧ください。
ただし、有料で聞いたことを、『週刊文春』に売らないようにしてくださいね。センテンススプリングだっけ? 怖いですからね。僕はネタになるほどのことはありませんが、でも今回、一番“ゲスの極み”だったのは結局、リークした人だよね、としか僕は思えないです。放っておけばいいことですよね、人のことですから。
(コメントにて)「ディープって祖父母も見ても大丈夫ですか?」、月末の放送だけはおじいちゃん、おばあちゃんは見ないほうがいいかもしれません。
ディープな話題、そうですね。「やはり芸能界は大変な世界ですね」という話はあとでお話します。今、うっかりとお話したくて仕方ないですが、無料でお伝えすると本当に大変なことになります。あっちの世界の話ですから。
それでは進めていきたいと思います。そもそも、みなさん、信頼について、どういうふうに考えてますか?
この人は信頼できる、この人なら信じることができる、という方がいると思うんですが、本日お話する大きな問題は、信頼できる人をどのように見分けているのか。どのように見分ければいいのか。そして、人間はなぜ信頼というものを感じるのか、という内容になります。
どのような人に信頼を感じて、どのような人が裏切らないのか。あるいは、どのような時に裏切りやすくなるのかという話を進められたらいいなと考えています。
(コメントにて)「この時期に裏切りの心理学ってタイムリーやな」。そうなんですよね。
どの辺からお話をしようかと悩ましいですが、基本的に信頼関係というのがなぜ必要かと言うと、言い方は悪いんですが、信頼関係を保っているほうが、生き残るために都合がいいからなんです。
信頼関係がある方が、基本的には利益がでるんです。信頼関係がある方が利益がでるから、人間は信頼関係を持つと言われています。
別に道徳心とかではないんです。信頼関係があった方が生き残りやすいから、信頼関係を作って、守るというのが人間の発想なんです。
じゃあ、例えば、普通の考え方として、これは心理学の実験のなかで、ノヴァクとシグムントという方が行った実験なんですけれど、裏切りをどこまで許せばいいのか?
人間関係を作っていく時に、やられたらやり返したくなる心理があるじゃないですか。あの仕返しをする方がいいのか、しない方がいいのかという問題がやはりあって。そのなかで「テット・フォー・タット作戦」とかいうんですけど、最初は相手を信頼するんですが、裏切られたり、なにか嫌なことをされたら、それをそのまま相手にやり返すという方法。
この方法が従来はもっとも利益を出しやすいと言われていました、基本的には。最初は信じるけれど、しっぺ返しをすることが、数学上はもっとも利益が出やすいというのを、アクセルロッドという研究者が結論づけました。
数学上はね。ここが大事なんです。数学上は、やられたらやり返す作戦がもっともいいんです。ところが、基本的に人間は、必ずしも数学的な動きをしないじゃないですか。それにやはり問題があると。
どのような問題かと言うと、裏切られたり、なにかをやられたり、実害を受けた場合はそれをやり返すのが、この仕返し作戦なんですけど、相手に過失がない場合や、どうしてもしょうがない理由がある場合があるんですよね、単なるミスで。
この時も、このしっぺ返し作戦というのは常に相手に害を与えないといけないんですね。そういう時々起こりうる人間のミスをどの程度許容すると、一番いいかたちになるかというのを、物理学者のロバート・メイという人がこの問題に気付いて、数学者のマーティン・ノワクとカールシグムントという人が調べると、だいたい相手の裏切りやミスを、25パーセントくらい許す戦略を取るともっとも利益が最大化されるということがわかりました。
25パーセントくらいです。だから時々許してあげることが大事なんですね。25パーセント、4分の1の確率で許してあげるということですね。
だから、4回に3回仕返しですね。そういう意味で言うと。
すごく簡単に考えると、「どうしようかな」「許してあげようかな」と考えたときにコインを用意してください。コインを用意して、「2回連続で表が出たら許す」と決めておくんですね。わかりやすいですよね、コインを投げて表が2回連続で出る確率が4分の1だから。
このようにすると、「コインで表が出たからしょうがない。今回は許してやる」と思えると、もっともよい、寛大なしっぺ返し戦略が取れるんですね。4回に1回は許してあげるというのがすごい重要ですよ、というお話でした。
(コメントにて)「ベッキーの文春は3回」、3回連続は結構キツいかもしれないですね。
ただ、このお話には大事なことがあって、みんながみんなを信用し始めるとどうなるかと言うと、よく言われますが、平和ボケの状態になります。
平和ボケ状態の社会は、すごくむずかしいところがあります。みんながみんな信頼できる人間になるとどうなるかと言うと、確かに天国のような世界ができます。
でも、やっぱり人間にはノイズがあって、時々イレギュラーなものも生まれます。すごい悪意を持った人やペテン師みたいなイレギュラーな存在が出てくる。そうなると信頼関係だけで完全に結ばれている社会ってすごく脆いんですよ。
一人だけズルができる人が、信頼関係で結ばれた人たちの持っている資源を全部奪い取ってしまうということが起こるんですね。
だから、どういう作戦を取れば無条件でよい結果が出るか、というのはいろいろ研究されたんですけれど「あまりよくないよね」となってます。
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