PR2025.09.12
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記者:まず、今回のこのイベントですけど、発起人は3人ということでよろしいんですか?

YOSHIKI氏(以下、YOSHIKI):まあ、発起人は僕ですかね。それをサポートしていただいてるというか。

TAKURO氏(以下、TAKURO):手となり足となり、頑張る所存でございます。

SUGIZO氏(以下、SUGIZO):足となったね。
TAKURO:本当ですよ、もう。
記者:ちなみに、TAKUROさんとSUGIZOさんはこのお話を聞いたときはいかがでしたか?
TAKURO:この話の前に、YOSHIKIさんが海外で見てきたこと、感じてきたことをよく聞いていて。いわゆるヴィジュアル系のロックバンドが、いかに海外で独特な立場にあって、異彩を放っているのか、日本の文化として誤解なく受け入れられているか、ということをいろいろ聞いていました。
日本の(ヴィジュアル系の)発信源であるYOSHIKIさんが海外により強い力で押していくということに関しては、本当に「とうとうそのときが来たのか」という。
先ほどの記者会見でもその経緯は話したんですけど、2016年を機にもっと海外に素敵なバンドが出て行けばいいなと思いますね。
記者:SUGIZOさんはいかがですか?
SUGIZO:もう何年も前から、「機会があったらやりましょうよ」とずっと話をしていて。やっぱりその……徒党を組むじゃないですけど、僕らのカテゴリーがとてもマイノリティじゃないですか。だからこそ、「みんなで徒党を組んでひとつ大きなうねりを作ろうぜ」と。その原点の感覚というのは、実はもう24年以上前からあったものなので。
もう一度そのアティテュードを呼び起こして、今だからこそ本当に僕らができうる強力なカルチャーであり、このロックの感覚を伝えていくべきだと奮起したわけです。そういう意味でいうと、実は構想は長いですよね。
YOSHIKI:構想はね。合うたびにその話はしてたと思うんですけどね。
記者:飲んだら必ず、みたいな?
YOSHOKI:そうですね。僕らはミュージシャンですから、やっぱりこういうのはいつも。
SUGIZO:どちらかというと、僕はX JAPANのSUGIZOで「YOSHIKIさん、サポートしますよ」って感じだったんですけど、気がついたらLUNA SEAとしてもここに立っているという、そういうちょっとカオスな状況になってしまって。
記者:大変ですね。
SUGIZO:いやいや、光栄です……はい、大変です(笑)。
記者:2016年の秋という時期になった理由はなにかあるんですか?
YOSHIKI:なんとなくそうなってしまったというか(笑)、けっこう僕は野生のカンみたいなのがあるので、たぶんその時期がよかったんじゃないかと。
記者:X JAPANとしては完全復活というお話ですけれども。
YOSHIKI:いろいろありましたけど、無事に復活できそうです。
記者:お体とか大丈夫ですか?
YOSHIKI:そうですね。うちのメンバーのPATAはもう一度手術しますけども、そこまでには完全復活できるという。
記者1:いい方向に向かっていると?
YOSHIKI:そうですね。
記者:YOSHIKIさんも(体は)大丈夫ですか?
YOSHIKI:僕はもう破滅に向かってますので(笑)。
(会場笑)
SUGIZO:本当に向かうとはね(笑)。
YOSHIKI:そう言い続けながらここまで来てるので、1日1日を精一杯生きるだけです。
記者:3DAYSということですけれども。
YOSHIK:最初は1日かなと思ったんですけど、いろんな方のアドバイスもありまして、ならやってしまおうという。
今回、GLAYさんにもLUNA SEAさんにも2日間出てもらうというのは、けっこう珍しいイベントではあるという。
TAKURO:やっぱり、毎公演趣旨が違うじゃないですか。それもとっても魅力あるフェスだなと感じていて、メンバーもすごく張り切っています。
記者:1日1日違うものを見せていくという?
YOSHIKI:たぶん内容は3日間とも変えると思うんですね。
TAKURO:本当ですか?(笑)。おっしゃいましたね。
YOSHIKI:変えましょう、はい(笑)。
TAKURO:マジですか。
YOSHIKI:3日間来る人もいると思うから。毎日毎日いろんな趣旨があると思います。あとは、ほかの出るバンドがいろいろ変わってくると思いますので。
TAKURO:僕は外から「エクスタシー・サミット」を見ていて、やっぱり魅力的だったのが、自分の好きだったバンドのメンバーの人たちがいろんなセッションというかたちで、好きなギタリストの隣に、また自分の好きな別のバンドのギタリストがいるという、ああいう場面にずっと憧れていたので、ぜひそういう場面を作っていただいたいなと。
YOSHIKI:それはもういろいろ考えてます。バンド感を超えたいろんなセッションが行われると思います。
記者:今、現状でお話できる仕掛けはなにかありますかね?
YOSHIKI:仕掛けねえ……。昔、「無敵バンド」というものがあったんですけど、やはり大勢で出るという、大セッションが繰り広げられるのはまず間違いないと思います。X JAPANとしても考えたことはありますけど、それはまあ見てのお楽しみというか。
TAKURO:X JAPANの新曲はありますかね?
YOSHIKI:新曲は……(笑)。でもSUGIZO、アルバムに関してはけっこうできてるよね? どう? 俺が言っても(みんな)信じない(笑)。
(会場笑)
SUGIZO:99パーセントできていて、今は最後の一作業、大詰めなんですけど。99パーセントのうちの1パーセントが結局50パーセントぐらいということですよね。
YOSHIKI:いや、さっきよりも混乱してるから(笑)。
記者:言ってる意味がわからないので、そこはもういいです(笑)。
SUGIZO:でも、本当に追い込みです。
記者:この秋ぐらいには発表できそうな感じですか?
SUGIZO:これからミックスに入って、ミックスでどのぐらいかかるか。ただ、考えてみたら……。
YOSHIKI:秋に出るか出ないかだけ聞かれたのに(笑)。
SUGIZO:X JAPANはライブをやるたびに新曲をやっているので。今まで新曲は必ずやってるんです。
TAKURO:新曲はやる!
SUGIZO:やりましょう。
YOSHIKI:新曲やります。
TAKURO:よし!
記者:24年前の「エクスタシー・サミット」での一番の思い出・エピソードなど、宴でもけっこうなんですけども。
YOSHIKI:先ほどTAKUROも言いましたけど、バンド間を超えていろんなアーティストたちがセッションをするというのがすごく印象的だったんですけど。
それが楽しかったね。僕らもステージ上で楽しんでるというのが、ファンの方たちにもけっこう楽しんでいただいて。
記者:『Anarchy in the UK』のような曲はどのようにして(演奏することに)? YOSHIKIさんの好きな曲が?
YOSHIKI:当時はみなさんが好きな反骨精神というか、パンク的な感じがよかったんじゃないかな。今回もやるかもしれないですしね。
TAKURO:いいですね。
SUGIZO:懐かしいね。考えてみたら、その1発目hideさんが歌ってたよね。
YOSHIKI:そうそう。hideが歌ったり。
記者:今回はどのような曲でいきたいと?
YOSHIKI:やっぱりそれはやったほうがいいかもね。
SUGIZO:定番はやったほうがいいかもしれないですね。昔懐かしいのが「サイレントいやらしいーず」っていうのがあったんだよね。
YOSHIKI:ああ。
SUGIZO:そこで『X』を弾いたんです。
YOSHIKI:弾いたね。
SUGIZO:デビュー当時に。
YOSHIKI:ボーカルのね、TOKYO YANKEESの彼(梅村総一郎)は亡くなってしまいまして……。
SUGIZO:そこにhideさんもTAIJIさんもいた。
YOSHIKI:そうね。まあ彼らに対してのトリビュートじゃないですけど。いろんな意味で。
SUGIZO:彼らが一緒にステージで暴れてほしいですよね。たぶんそうなると思う。
TAKURO:僕が「エクスタシー・サミット」を外から見て一番好きだったのは、ステージの上で、普段はものすごい強面なメンバーたちがこんなに素敵な笑顔をするんだって、ニコニコしながらステージを駆け巡るという。普段の自分たちのバンドのときはすごいオーラでお客さんを圧倒していたけれども。
YOSHIKIさんを中心としたサミットではキッズに戻るという、あの雰囲気。外から見てとっても眩しかったし、うらやましかったですね。今回はGLAYのメンバー全員、ものすごく楽しみにしてます。
YOSHIKI:無敵バンドに参加してもらって。
記者:X JAPANのTOSHIさんとか、みなさんどういうふうにおっしゃってますか?
YOSHIKI:みんな久しぶりのフェスなので、楽しみにしてると思います。
記者:フェス自体は久しぶりですか?
YOSHIKI:X JAPANとして出ることはあると思うんですけど。ただ、立ち上げ的なものは久しぶりというか。
記者:今回、(参加バンドが)数10組というお話でしたけれども。実際に今、何組ぐらいを目標に?
YOSHIKI:まあ、今その過程なので、あんまり多くのことは言えないんですけど。まあ数10組ぐらいになるんじゃないかな(笑)。
TAKURO:打ち合わせのときに言ってたのは何組ぐらいでしたっけ?
YOSHIKI:だいたい100組。3日連チャンですーっとやればできるんですけど。
SUGIZO:時間的に難しいでしょうね。
YOSHIKI:まだ諦めてないんだけど(笑)。たぶん今回は到達しなさそうですね。
(会場笑)
TAKURO:今回は、実際にそこを目標にして、どれぐらいになるかわからないんですけど。もし今回が最後でないのであれば、どんどん成長していって、例えば1週間あってもいいし、2〜3箇所にわたってもいいし。
それこそ、昔で言うところのライブも、アメリカ、イギリス、日本みたいなかたちで。そういった成長も期待して、第1回を迎えたいないう話をしてましたね。
SUGIZO:それやっちゃうとさ、ライブ中に飛行機で国を飛び越えなきゃいけなくなるよ。俺なんかとくに。
TAKURO:フィル・コリンズみたいでいいじゃないですか。ちょっと似てるじゃないですか(笑)。
YOSHIKI:似てないじゃん(笑)。
SUGIZO:似てるのか?
TAKURO:似てる(笑)。
記者:(出演バンドは)どういった基準で、みたいなものはあるんですか?
YOSHIKI:やはり基本的にはヴィジュアル系ですね。ヴィジュアル系……だよね?
SUGIZO:ヴィジュアル系と言っても、本当に千差万別ですからね。
TAKURO:そうですよね。
SUGIZO:だからコアのアーティストも、ポップなアーティストも、例えばお笑い的なアーティストも、一応すべてヴィジュアル系というくくりになっているので、ジャンルとしては多岐にわたると思います。
YOSHIKI:わたってますね。
SUGIZO:音楽のジャンルとしては多岐にわたるという。
記者:今の話だと、ゴールデンボンバーさんなんかも期待できるのかなと思うんですけど……。交渉中とか、そういうのないですか?
YOSHIKI:……。
(会場笑)
TAKURO:ヴィジュアル系ですよ?
YOSHIKI:いや、あの……金曜日(の発表)を待ちません?(笑)。
TAKURO:前の「エクシーサミット」のときもそうでしたけど、基準ってあれですよね。やっぱり気合が入っているという。
YOSHIKI:気合が入ってるというのが基準ですよね。
TAKURO:それは格好がどうであれ、音楽がどうであれ、音楽に対しての気持ちに気合があればという意味では、もう1回僕も気合を入れ直して。
YOSHIKI:最近気合入ってないもんね(笑)。
(会場笑)
TAKURO:口、縫いますよ(笑)。
記者:さっきからバチバチしてる。おもしろい(笑)。海外への発信という意味だと、ヴィジュアルという言葉というか、海外の人たちにはけっこう「あっ」ってわかるようなものなんですか?
YOSHIKI:そうですね。最近ビジュアル系という認知度はできてきたと思われますけど。やはり昔、アニメという言葉が出てきたように、アニメほどの認知度はまだないにしても、ヴィジュアル系という言葉は。
記者:将来的には、ヴィジュアル系は「ポケモンGO」を抜くと思いますか?
YOSHIKI:すごい質問(笑)。どうですか?
SUGIZO:子供向けのバンドが出てきたらそうなるかもしれないですね(笑)。
YOSHIKI:「ポケモンGO」って別に子供だけじゃない。
SUGIZO:まあ、そうですね。
YOSHIKI:そうだよね。
記者:お三方は「ポケモンGO」はやられていらっしゃいませんか?
YOSHIKI:まだやってないけど、やってみたい。
TAKURO:俺昨日、息子に付き合って(ポケモン探しに)行ってきましたよ。
YOSHIKI:本当?
記者:なにをゲットしましたか?
TAKURO:いや、名前言われても僕はわかんないですけど(笑)。「川沿いにいるんだよ! 水辺なんだよ!」って言われたんですけど、そうなんですか?
YOSHIKI:じゃあ、ヴィジュアルで川沿いにいるSUGIZOをゲット? 違う違う、僕らがモンスターになっちゃう(笑)。
SUGIZO:まあでも、もともとモンスターみたいなものですよね(笑)。
記者:じゃあ最後に、YOSHIKIさんからひと言いただければと思います。
YOSHIKI:今回こういう「VISUAL JAPAN SUMMIT 2016」というのを立ち上げさせていただきました。SUGIZO、TAKUROという、とても力強いパートナー、それでいて友達と一緒に立ち上がるというのは自分でも本当にワクワクしてまして。
24年前に「エクスタシー・サミット」というのをやってたんですけど。たぶんフェスという概念がなかった頃にやってたんですけど。またあらゆるものにというか、この滞っている音楽シーンに挑戦状を叩きつけるような気持ちで、また友達と一緒になってできればなと思ってるので、ぜひよろしくお願いします。
TAKURO:よろしくお願いします。
SUGIZO:よろしくお願いします。
記者:YOSHIKIさん、右手の腱鞘炎はまだ治ってないという?
YOSHIKI:腱鞘炎?
記者:右手は?
YOSHIKI:かなり……治ってないですね。
記者:よくなりそうですか?
YOSHIKI:切れちゃってるので、あんまりよくならないって言われましたね。移植手術をしなきゃいけないって言われましたけど。
記者:お大事に。
司会者:こちらで終了させていただきます。ありがとうございました。
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