自分への甘さを断ち切る心理学

DaiGo氏(以下、DaiGo):はい、みなさん、こんにちは。DaiGoです。(コメントにて「ぬこさまー」)ぬこさまは寝ています。(コメントにて「まだ出ちゃダメ」)まだダメでした? (コメントに)「あれ、1人じゃん」今、お友達は調理中です。今日は燻製をしています。

友達:ただいま準備中です。

DaiGo:ありがとうございます(笑)。(コメントにて)「VS浅田真央の話が聞きたくて」、あまり話すと怒られるんですけど(笑)。ちょっと昨日の番組の話も、時間があったらしましょう。

今日は「自分への甘さを断ち切る心理学」ということで、やっていきたいと思います。

実は、明日から海外で、もう最近、ちょっと疲れちゃいましたね、いろいろ、仕事が(笑)。収録、収録、地方、収録とかって、スケジュールはちょっとやめたほうがいいですね。みなさんも3日に1回ぐらいはお休みするといいんじゃないかと思います。

自分を甘やかしてしまう人はどれくらいいる?

今日ですけれど、自分への甘さを断ち切るということで、まず、みなさんにアンケートを取りたいと思います。「自分にけっこう甘いですね。ついつい自分を甘やかしてしまいます」という人がどれぐらいいるか見てみたいんですが。

(コメントにて「疲れた?」)なんか、最近疲れが取れなくてヤバいですね。(コメントにて)「今日は21時半までって書いてあったよね」、時間は適当です。30分ぐらいで終わります。(コメントにて)「それを歳と言うのだ」、いや、違う。それは断じて違う(笑)。

はい、結果を表示します。結果はこちらです。

おー! なるほど、すばらしい! やっぱりね、すばらしいですね。(コメントにて「海外行ってなにするの?」)海外は仕事ですね。「自分に甘いと思いますか?」、Yesが93.4パーセント、Noが6.6パーセントですね。これ実は、統計的事実に完全に一致しています。

実際に、心理学者のピアーズ・スティール氏が過去40年の世界中のさまざまな人たちに対するアンケートとか、そういうものを分析したところ、自分に甘かったり先延ばしをしたり、自分で決めたことが守られない、先延ばしをしてしまうという人たちは、なんと全体人口の95パーセントもいることがわかったんですね。

だから、これ、「自分に甘いと思いますか?」という質問に、これだけ統計的事実に近い人たちがYesと答えているのは、やっぱり科学の力ってすげーなと思うのと同時に、みなさん、けっこう自己分析ができてるんだなって感じだと思います。

目の前の物事をやらない、サボり魔が人類の20%

実際に、心理学的に言うと、自分に甘いということがわかっている。自分は意志の力がないから意志の力に頼ってはいけないって考える人ほど、ちゃんと結果的には意志の力を上手に使って、意志の力に頼りすぎないで、目標を達成できることがわかっているんです。

だから逆にいうと、「自分は甘くない」って思ってる5パーセントの人のなかには、本当にごくごく一部、たぶん1パーセントもいないと思うんですけど、ごくごく一部、本当に自分に甘くない人がいると思います。でも、それ以外の人は「自分に甘くない」と思っている、自覚症状のない甘い人ってことですね。そういうことなんです。

さらに、もっと言うと、全人類の約20パーセントの人たちが「自分は物事をためらったり、意思決定が遅い。決められない性格だ」と自覚しています。

さらに、こういう物事を決められない人たちというのは、どれぐらいヤバいかと言うと、「なにかやろう。今すぐやろう」と思っても、だいたい50パーセントぐらいの確率で、それをやらないんですね。物事を先延ばしにしてしまうんですよ。

だからつまり、普通に考えたときに、95パーセントの人たちは自分に甘いところがあります。さらに、全人類の20パーセントにあたる人たちが、なんと、やらなくちゃいけないことを目の前にしたときに、50パーセントの確率で物事を先延ばしにしたり、やらなくなったりしちゃうんですね。

つまり、2つの物事をやるときに、2つのうち1個はサボるという。けっこうとんでもない人たちが20パーセントいるってことなんです。でも、これは安心してください。みんなそうなんです。

みんなそうなので、今日は、自分へのそういう甘さを断ち切るためにはどうすればいいのかという話を、時間が許す限りやっていきたいと思っております。

やっぱり決められないですよね。50パーセントの確率でって、けっこうえらいことですからね、意思決定は。

意志決定の甘さで年間100万円の損

さらに、働いている人たち、「でも、仕事中は決められるんですよね」って人がときどきいるんですけど、これもあやしいもので、だいたい働いている人たちというのは、働いている時間のなんと4分の1を無駄にしていると感じているんです。

だいたいこれは、平均すると年間従業員1人につき平均で100万円ぐらい企業は損をしてるんですね、この意思決定ができないという自分への甘さに関して。だから、自分で独立したいとか、起業したいと思ってる人たちは、この自分への甘さを断ち切らないと、年間ものすごい金額、何百万円という金額を損する可能性があるってことなんですね。

実際ですね……。(コメントにて)「断ち切ったら4倍入ると?」、4倍じゃなくて、4分の1が無駄になってるわけだから、25パーセントアップしますっていう話ですね。

ただ、これはやはりいろいろ人間の性質でもあるんですけれど、先にいいことを言うと、女性のほうがいわゆる意思決定の能力は高いです。実際に世界中のCEOとかを調べた研究でも、女性のCEO、あるいは女性役員のほうが、意思決定が迅速で早いってことがわかってるんですね。

起きてる時間の3分の1は無駄なことをしている!?

だから、彼女がいる人とか、あるいは彼氏がいる女性の方とかはわかると思うんですけど、やっぱり女性のほうが意思決定が早いんですよね。決めるとパパパってやっちゃったりする人がけっこう多いので、そういう意味でいうと、女性の直感に頼って物事を決めるというのは、意外と悪くないということですね。そういうことがわかってるんです。

ときどき、プレッシャーを受けて「いや~、俺はね、先延ばししてるんじゃなくて、ベストなタイミングを見極めてるんだよ」「やっぱり3日ぐらい前になったときに、本当の力が発揮される」とか言う人もいるんですけど、これは単なる言い訳、ごまかしだっていうことが、ダイアン・タイスとロイ・バウマイスターの研究でわかっています。

だから、よく「締切前になると、おれは本気が出る」「明日から本気出す」って言ってる人は、これは単なるドーパミン中毒なんですね。

さらに、これは学生さんには耳の痛いお話なんですけども、同じくダイアン・タイスという人の研究によると、平均的な大学生は、起きている時間の3分の1を、自分に甘くなってしまって、先延ばしをしたり、やるべきことをやらないで、やらなくていいような暇つぶしとかに使ってるってことがわかってるんですね。

つまり、前頭葉が未発達な若い学生さんほど、起きてる時間の3分の1を無駄なことに使ってしまってる。これを僕、聞いたときに、「これは大人はもっとひどいんじゃないかな」って思ったんですけども。