2024.12.10
“放置系”なのにサイバー攻撃を監視・検知、「統合ログ管理ツール」とは 最先端のログ管理体制を実現する方法
リンクをコピー
記事をブックマーク
奥田愛基氏(以下、奥田):すみません、ご紹介に預かりました、奥田愛基といいます。SEALDsは実質的に参議院選挙で活動を止めてしまったので、今日は1人として、東京に住むたった1人の人間として来ました。
本当言うと、宇都宮さんの話があって、古賀さんの話があって、石田純一さんの話があって、今回の都知事選は関わらないと(笑)。僕、宇都宮さんの政策もすごい尊敬してたし、人柄も尊敬してたし、
2013年のときはいいなと思って見てたんで、今回の都知事選、どうなるかと思って見てました。正直、応援してと言われたときも、3回断りました。でも、昨日の鳥越さんと、宇都宮さんがちゃんと話し合った結果、政策を引き継いで、鳥越さんに1本にしていくという宇都宮さんの決断を見て今日、ここに立ちました。
19になるときに、東京に来ました。思えば、大学生になったのは2011年、東日本大震災があったときでした。原発事故があって、これから社会はどうなっていくんだってすごく考えました。これからの社会、バブルが崩壊したと言われてきたけれど、本当に未来があるのかって、若い世代が大人になるときに、本当に自分の大人になって、自分の子供が生まれるときに、本当に未来の世代に、自分の子供たちに胸を張って社会を明け渡せるかっていうのを、すげー考えました。
僕、ずっと東北、1年間行ったし、原発事故の様子も見てきたし。けど、思い出すのは東京駅で、夜行バスでボランティアに行くときに、そこで、路上で寝ているおじさんたちがいるんですよね。
ボランティアとして俺は東北に行ったけど、でも東京にだって困ってる人はたくさんいる。俺、沖縄にも住んでたけど、沖縄でちっちゃい島に住んでいました。鳩間島っていうんですけど、そういうところの島に住んでいて。
そこで、東京で疲れた人たちがいっぱい来るんですよね、沖縄に。仕事で疲れたとか、もうすごい中小企業のいいとこの社長さんに近いような人たちが「俺、なんで生きているんだろ?」とか、「なんで働いてるんだろ?」とか言うんですよね。
でもこれなんか変じゃないですか? 東京って町は、冷たい街かもしれないけれど、それでも多様性のある街でもあると思うんですよ。俺は、その可能性をもう1回信じたい。「正直、東京ってどうなんだ?」って思うところたくさんある。
震災の復興もままならないままに「オリンピックで盛り上がってる東京どうなんだ?」とか、ありますよ、それは言いたいことが。けれど、そうは言ったって始まらないし、やっぱ当事者になってこの社会のことを考えないと、文句言ってるだけじゃ変わらないんですよ。
多分、というか俺はそれを信じたいけど、鳥越さんはみんなの声を聞いて、都政をやってくれると思う。ワンマンで上からじゃなくて、みんなの力が必要な人だと思うんですよ。だから、今回の都知事選は「鳥越さん、大丈夫?」とか、
端に構えてないで、力を貸してほしいと思うんですよ。だから、俺、今日、ここに来ました。こんな俺でもなんかできることがあるんなら、と思って来ました。みなさんもそうですよね? 鳥越さんの第一声が聞きたくて、来たんですよね?
みんなのための都政をやりましょうよ。東京っていうのは可能性の街ですよ。時代の最先端を行く街ですよ。歴史がある街ですよ。もう1回東京をみんなのために取り戻しましょう。
やろうと思えば、みんなのお金、この税金を使って世界一の保育のシステムを東京に作ることだってできるだろうし、この街に行ったり住んでいるLGBTの人も住んでるし、シングルマザーの人も住んでるし、障害者の人も住んでるし、外国の人も住んでるし。
でも誰かのための東京じゃなくて、みんなのための東京にしましょうよ。ということで僕があんまりしゃべってもあれなので。なので、言いたい、僕が多分、今日鳥越さんの演説でしゃべるのは、これで最初で最後だと思います。
なんでかって、もっとみんなの声が聞きたい、都知事選挙の前、参議院選挙のときに、やっぱり候補者の選び方でもいろいろ違和感あったし、やっぱり政治家の人ばっかがしゃべってたし、でもそういう選挙のやり方とかも変えていきましょう。
自分たちの選挙にしましょう。自分たちの政治にしましょう。よろしくお願いします!!
(会場拍手)
司会者:ただ今の力強い応援、そしてお願いは、SEALDs奥田愛基代表でございました。それでは……。
奥田:すみません、一応これだけ。SEALDs代表じゃないんで。東京都民、大学院生、奥田愛基でした。ありがとうございます。
(会場拍手)
司会者:鳥越俊太郎候補者、本人により、ごあいさつ、お願いをさせていただきます。
(会場拍手)
鳥越俊太郎氏(以下、鳥越):みなさん、この暑いなかお集まりいただきまして、ありがとうございます。今回、都知事選に立候補させていただきました、鳥越俊太郎です。鳥越俊太郎です。二度、言いましたけど。
もう、おわかりいただいてると思いますが、今回はさまざまな支援団体や都民のみなさんからのご支援を受けて、出ることを決断いたしました。少し出馬、決断に至る経緯をこの際ですから申し上げますと。
私は、かねがね一番大事に思ってるのは、日本の社会は、私たちの近代市民社会というのは、なにが一番大事かと言うと、国民、都民、一人ひとりが汗水流して、垂らして、働いて、そして得た報酬のなかから、給料のなかから、都議会の運営のために、税金というかたちでお金を出しております。
この税金が果たしてちゃんと使われているかどうかということを、実は出したほうも、それから受け取ったほうも、あんまり意識していないという。これ、日本全体に、そして東京都もそうですけれども。
そういうちょっと納税者意識という点でいくと、希薄なところがあります。その典型的な例が舛添さんの問題ではなかったんでしょうか。舛添さんは、もし私たち、みなさん方、一人ひとりがちょっと痛い思い、辛い思いをしながら、財布のなかから税金を納めた。
その税金を一つひとつ取る、税金は、全体としては何十億という、何千億というお金ですけれども、それは、一つひとつは、みんな都民一人ひとりの汗と努力の結晶じゃないですか。
それを舛添さんは使うときに海外出張のときに軽々となんの考慮もすることもなく、ファーストクラスで行きました。これ、いいですか? こんなことでは税金払ってるのに許せますか? 許せない。ホテルでは何万円もするスイートルームに何日も泊まって、税金をどんどん無駄遣いしている。
つまりここには、舛添さんの問題というのは、実は私たちの税金をどれだけちゃんと受け止めてちゃんと使っているかという、こういう問題が横たわっている。そのことが今回の選挙の大前提です。いいですか? この大前提をみなさん忘れないでください。
私たちが選挙の投票に行く、参議院選挙この間、ありました。残念ながら投票率は、今一つでしたけど。ああいうときにみなさんが投票に行く、投票所に行くときのモチベーションはなんですか? モチベーションは、動機はなんですか?
政治参加という言葉があります。政治参加というのは、きれいごとではないんです。実は自分たちが税金を出して、みんな、東京、参議院の場合は参議院、東京都知事の場合は都知事、東京都議会の場合は東京の議員に対して、いろんな仕事を委託してるわけですよね?
「この税金を使って、東京都をちゃんとやってくださいよ」とういうふうにお願いをしてる。ところがそれを受け取ったほうが、そういうみなさんの気持ちをまったく受け取っていなくて、かなりいい加減に使ってる。
この問題が今回の今日、都知事選をやらなければならなくなった出発点です。この出発点をみなさん忘れないでいてください、いつまでも。納税者意識というのは、私たちも必要なんです。それから、それを受け取って仕事をする都知事や都議会のみなさんや、そういう、要は議会と行政のみなさん方は、ちゃんと考えなきゃいけない。だけど、それが希薄になってる。
その問題を私は、ずっと考えてまして、このままでは駄目だろう、ということで、私もそんなに簡単に……私は1965年、昭和40年から新聞記者となり、報道の現場をずっと歩いてきた人間です。したがって、こういう選挙という、いわば当事者、これインサイダーといいますけども、インサイダーになる気はなかったんです。
私は常にアウトサイダーとして、事実はなんなのか、真実はなんなのかを見極めて、それをみなさんにお知らせしたいということで、仕事をしてまいりましたけれども、今回は、もうアウトサイダーを気取っているだけで、お前いいのか、という気持ちが私のなかに芽生えました。
そして、このままでは、やはり自分が人生の最後を迎えるときに後悔をするのではないか、悔いのないように生きたい、ということで都知事選への出馬を決意しました。
したがってこれは、どっからの団体、政党からぜひ出てくれという打診を受けて、出たわけではありません。私は自分の意思で決めたんです。そのことを、ぜひみなさん、わかっていただきたい。
それぐらい私のなかに……東京都政を一部の人のものではなくて、東京都民みんなに都政を取り戻す。
ここにみなさんが手に掲げて、プラカードを持っていらっしゃいます。これ、もう1回、ザッと上げてください。みんなに都政を取り戻す、その気持ちを私は強く思って、なんとかしたい。これは都知事選挙に出てみようという決断をして、いろんな団体、政党等の支援を受けるというかたちに、結果的にはなりました。
みなさん方の厚い心遣い、そしてご支援の気持ち、ということには深く、深く感謝をしております。そして、ここにいらっしゃる方、みなさん方のように、おそらくですよ? おそらく私を支援してくれますよね?(笑)。支援してくれるみなさん方、心から感謝を申し上げます。ありがとうございます。できるだけみなさんの期待に応えるように、頑張ってきたいと思います。
私は先ほど申し上げましたように、報道現場をずっと51年間、歩いてまいりました。その間、管理職というような、人の上に立つような仕事はしてません。常に地面を這って、事実はなにか、真実はなにかということを掴み取り、嗅ぎ分けて、そしてそれをみなさんにお伝えする仕事をしてる。
したがって、今回も都知事に立候補するにあたって、やはり「東京都で今、なにが問題になっているのか?」と言うことをきっちりと自分なりに見極めて、そしてそれを変えていく、みんなに都政を取り戻すような、新しい都政を作っていく、そういう仕事をしたいなと思っております。
それは私の「報道現場一筋」ということからにしても、一番私は、私にふさわしい仕事であろう、私に課せられた仕事であろうというふうに思っております。
ここで私は、大きな枠組みで3つの話をしたいと思います。私はスローガンとして「住んでよし、働いてよし、環境によし」というこの3つのよし、という東京都を実現していきたいなと思っております。
住んでよし、というのは東京都というのは大変、可能性を秘めた、そしてさまざまないろんな方が住んでらっしゃる。いろんな能力を持ち、そして同時にいろんな問題も抱えて、困窮の中にある方、差別の中にある方、さまざまな方がいらっしゃいます。
こういう人たちにとって、東京都は、実は行政がちゃんと手を加えていけば、本当は一番、全国でも一番住みやすい街である、という希望の街である。そういうふうに思っております。昨日、実は立候補を表明しておられました、宇都宮さんと話をしました。
1時間弱でしたけれども、話をしました。そして、お互いに率直に心の内、胸の内を打ち明けて話をしました。最後に雑談のなかで、宇都宮さんがチラシに使ってある、キャッチコピーというのがあるんですが。
それをお互いに見てまして、宇都宮さんの側近の方が「このキャッチコピーいいでしょ?」みたいな話があって、僕らもそれを見て「これ、いいな」ということで。もし、そういう事態というのは、宇都宮さんが、もし出馬を取り止めるようなことがあったらという前提ですけれども。そういうことがあったときには「このコピーは、ちょっと使わしてもらっていいですか?」って。
どういうコピーかといいますと、「困ったを希望に変える東京」。
これは、なかなかいいキャッチコピーなんですね。困った、つまり住んでいても困ったということがいっぱいある。その困った、を希望に変えていく、そういう東京でありたいという。これは、なかなか僕も「あ、これは名文句である、名キャッチコピーである」と思いまして、使わしてもらえれば使わしていただいていいですかと。
そしたら、宇都宮さん、「いいですよ」ということで、これから出てくるチラシなどには、そのキャッチコピーが出てると思います。まさにそれなんです。
住んでよし、と言いましたけれども、実は住んでいていろんな問題を私たち、東京都民は抱えてるんですね。先ほど言いましたように、第1の問題としては、格差の問題があります。
貧困率は、一定程度、東京都も貧困のなかにあります。みんながお金持ちであるわけではない。ほどほどの生活をして、苦しいなかで生活をやりくりしている。でも生きてる、人間ですから。やっぱり住んでいいというようになりたいじゃないですか。
そういう住んでよし、という街になんとかして、私がもし都知事に選ばれることがあれば「東京に住んでよかったな」というふうな街に、絶対に変えてみせます。いかがですか?
(会場拍手)
鳥越:これが住んでよし、それから2番目、働いてよし。これは東京都民のみなさんは、いろんなかたちで働きながら、仕事をしながら、生活してらっしゃいます。しかし仕事のなかで、先ほど申し上げましたように、必ずしも給与が十分ではない。
最近は本当に、どんどん安倍政権の下で格差が生まれています。非正規の仕事をしている人たちは、今、全国平均でいえば、4割になってますよね? 東京だって変わりない。非正規の人たちが、どんどん増えている。
非正規が多くなったっていうことは、一人ひとりの収入がそれだけ下がってるということになる。それを、やっぱり考えて変えていかなきゃいけない。
そういう、さまざま働いて、もうちゃんと「働いてよし」と思える東京都、そういうものを、ぜひ、みなさんと一緒に、僕はみなさんの声を聞きながら、一つひとつ。だからみなさん、私がもし東京都知事になったら、黙ってないで「こういう問題があるよ」「これ、聞いてくれ」っていう、そういう声を聞かせてください。
私の最大の長所は、聞く耳を持っているということ。みなさんの声に耳を傾ける。おそらく舛添さんは持ってなかった。猪瀬さんも持ってなかった。石原慎太郎さんは、もっと持ってなかった。ここで、もし私がみなさんのご期待に添えて、当選することができれば初めて、東京都民に耳を傾ける知事が出てくると思ってください。
そして、3番目、環境によし。環境によし、というのは、これは、東京都は非常に住んで環境にもやさしい東京である。緑が多くて、できたら緑のなかで非常にゆったりと暮らしていける、すばらしい環境に。それから環境にもいいということですから。東京都が環境を傷めつけて、環境をいろいろ悪化させていく状況では困る。そういうことも考えたいと思います。いずれにしろ私は今日、第一声をここで上げたわけですから。
これから2週間の選挙戦に入ります。ぜひ、これからはみなさんと共に、私はみなさんの側に立って戦います。ぜひ皆さんのご協力を必要とします。どうですか? みなさん。一緒に新しい東京を作って行こうではありませんか。新しい東京をみんなで取り戻しましょう。
みなさん、またどこかでお会いすると思いますけれども、ちょっと暑いんで、熱中症も心配されますので。体にケアをお忘れないでください。それでは私の第一声は、これにて終わりにさせていただきます。ありがとうございました。
2024.12.10
メールのラリー回数でわかる「評価されない人」の特徴 職場での評価を下げる行動5選
2024.12.09
10点満点中7点の部下に言うべきこと 部下を育成できない上司の特徴トップ5
2024.12.09
国内の有名ホテルでは、マグロ丼がなんと1杯「24,000円」 「良いものをより安く」を追いすぎた日本にとって値上げが重要な理由
2023.03.21
民間宇宙開発で高まる「飛行機とロケットの衝突」の危機...どうやって回避する?
2024.12.10
職場であえて「不機嫌」を出したほうがいいタイプ NOと言えない人のための人間関係をラクにするヒント
2024.12.12
会議で発言しやすくなる「心理的安全性」を高めるには ファシリテーションがうまい人の3つの条件
2024.12.06
嫌いな相手の行動が気になって仕方ない… 臨床心理士が教える、人間関係のストレスを軽くする知恵
PR | 2024.11.26
なぜ電話営業はなくならない?その要因は「属人化」 通話内容をデータ化するZoomのクラウドサービス活用術
2024.12.11
大企業への転職前に感じた、「なんか違うかも」の違和感の正体 「親が喜ぶ」「モテそう」ではない、自分の判断基準を持つカギ
PR | 2024.11.22
「闇雲なAI導入」から脱却せよ Zoom・パーソル・THE GUILD幹部が語る、従業員と顧客体験を高めるAI戦略の要諦