東京都内の路上駐車は6万台以上

金谷元気氏(以下、金谷):よろしくお願いします。弊社は2009年設立なんですが、最初の5年間は携帯電話の販売をしたり、求人サイトの営業をしたりと、完全なる営業会社でした。それが、2014年に突然「akippa」というサービスを始めました。

「akippa」は契約されていない月極駐車場や使っていない個人宅の駐車場を1日単位で予約して駐車できるというアプリなんですが、東京都内では6万台以上の車が路上駐車されていて、その理由の37パーセントは「駐車場がない」という問題があります。

それもそのはずで、日本は乗用車の(保有)数がまだ緩やかながら伸びていまして、7600万台あります。

しかし、コインパーキングなどの時間貸し駐車場は500万台分しかなく、そういう状況から路上駐車が起きています。

ただ(一方で)、月極駐車場と個人宅の駐車場を合わせると1億台分以上あって、そのうちの3000万台分は空いているという状況になっているんです。この遊休資産と駐車ニーズを「akippa」がスマホでつないでいるという状況です。

予約も支払いもスマホで簡単に

ビジネスモデルは、駐車場を利用するドライバーさんから1日単位で料金をいただいて、そのうちの60〜70パーセントを駐車場のオーナーにお支払いするものです。「akippa」は精算機などは一切なく、すべてスマホで予約も支払いも行えます。

「akippa」の場合、現地にコーンが置いてあり、それをどけて停めるだけなので、他のシェアサービスと違ってぜんぜん人と会うことがなく、お互いのレビューもしないまま利用できる状況になっています。

ユーザーのメリットとして一番大きいのは「予約できること」です。

コンサートやスポーツ観戦に行くと、ほとんどの場合、(駐車場が)全部満車になっていますが、「akippa」だと10日前から予約できます。

例えば今、ナゴヤドームで嵐がコンサートをする場合、「akippa」で70台分予約駐車場を(事前)準備してるんですが、(それでも)700~800人が予約開始日に殺到するので、まだまだ駐車場が足りないという状況が発生しています。

あとは価格が安いとかキャッシュレスとか、そういった利用理由もあります。「akippa」は今、拠点数を増やさないといけないということで、(現在までに)4000箇所ほど(駐車場を)準備してはいるんですけど、これから1年かけてコインパーキング業界2位の三井のリパークの1万箇所、2年かけて業界1位のTimesの拠点数を超えるペースで毎月獲得を進めていく予定です。

利用もけっこう増えてきまして。これは先月『日経MJ』に掲載されたシェアサービスの利用率なんですが、国内ではUBERやAirbubとほとんど変わらないぐらい使われています。

これは東京に住む人にアンケートしてるんですが、「akippa」は関西のほうがまだ利用が多いので、そのあたりを含めるともしかすると(1位・2位の会社と)同じくらい使われているのかなというのもあります。そんな感じです、よろしくお願いします!

藤井宏一郎氏(以下、藤井):ありがとうございました。では次に、スペースマーケットの重松社長。

取り扱う空きスペースは4000以上

重松大輔氏(以下、重松):スペースマーケットの重松でございます。本日はよろしくお願いいたします。

スペースマーケットはあらゆる空間を貸し借りできるマーケットプレイスで、スペースを貸したい人と借りたい人をマッチングさせて、手数料をいただくというビジネスを行っております。

ちなみに、「akippa」と3日違いでリリースしています。ちょうど1年半ぐらい前に始めています。

現在これも(「akippa」と)数字がけっこう似通ってるんですけど、約4000以上のスペースを取り扱っています。大きい物になると、遊園地や電車も貸し切れちゃうとか、映画館とか野球場といったスペースまで利用できます。

最近、いろんなジャンルが増えてきまして、教会とか古民家とか普通の会社のオフィスの空きスペース、アパマンショップが取り扱う空いてる会議室、そんなところまであります。

場所の貸し借りが自由になると、けっこうイベントでの使い方も自由になるというのがよくわかってきまして、お寺なども企業のパーティーやヨガ教室、セミナーで使われています。

また、平日午前中の映画館も非常に空いてまして、彼らも映画を上映するより法人の貸切需要で埋めるほうが儲かるんですね。

そういうところで、けっこう企業のセミナーで儲かったり、個人の物件も今かなり増えてきてまして、一般の方が庭を使ってバーベキューをするとか、企業のオフサイトミーティングに貸し出すとか、そんな需要を生み出しています。

あとはちょっとしたキッチン付きのスペースが非常に稼動してまして、主婦の派遣サービスと非常に相性が良かったり、パーティーをカスタマイズするニーズが非常にあるかなと思っていて。もしお持ちの会社さんあったら、ぜひ登録いただければ。けっこう稼げますので、よろしくお願いいたします。

このように、Web to Webのマッチングサービスをメインでやっております。AirbnbのようにWeb上はもちろんのこと、スマホでもやっており、こちらのほうがかなり今伸びておりますね。

あとは、BtoBもけっこうやっておりまして、実はここにいらっしゃる会社様のうち何社か株主総会とか社員総会を受注し、かなり規模の大きいイベントをやらせていただいてます。

最近はインバウンド向けの「海外の友人を招いてちょっと変わった場所でパーティーやりたい」とか、そんなニーズも増えていたりしております。ということで、よろしくお願いいたします!

藤井:重松さん、ありがとうございました。それでは次、UBER JAPANの髙橋さん、お願いします。

実際に「UBER」を利用する3ステップ

髙橋正巳氏(以下、髙橋):みなさん、こんにちは。UBER JAPANの髙橋と申します。UBERの名前を聞いたことがある、ご存知だという方がけっこういらっしゃると思うので、簡単に説明した後に、いくつかピックアップしてきた数字をご紹介したいと思います。

まず、「UBERとは」というところですけど、弊社はお客様と車をつなぐプラットフォームを開発しており、ITの力を使って都市交通の在り方を変えようとしているテクノロジー企業になります。

設立は2009年で、サービスを開始したのはサンフランシスコで、約5年半ぐらい前、2010年の6月からになります。

使い方ですが、実は開始の当初からそんなに変わっていないんです。非常にシンプルにできておりまして、主にスリーステップで利用できます。

1.まずアプリを開くと、身の周りの空車の場所が見えて、何分で来てくれるかという情報が表示されます。

2.そこでボタンを押すと、その一番近くにいるドライバーさんとマッチングされます。ドライバーさんの顔写真、名前、評価、車両の情報が全部そのお客様のスマートフォンに表示されます。今どこを走っていて、何分で来るかという情報もわかります。

アプリ内で目的地を入力しておくと、ドライバーさんには自動的に伝わります。私なんかもけっこう海外に行くんですが、この機能がとくに便利なのは、中国語やポルトガル語など言葉ができないところでも、ドライバーさんに目的地が伝わっている点です。

3.目的地にたどり着いたら、決済が自動的に登録済みのクレジットカードで行われますので、後はもう降りるだけなんです。アプリの画面上に評価画面が出るので、これを使ってドライバーさんを5段階で評価するといった仕組みになっています。

今ローンチして5年半ぐらいで、ここ数年急速に海外へ展開しておりまして、世界67ヶ国、361都市というのが現在の状況です。

乗車回数で見る成長規模

いくつか数字で、規模的なところを紹介できればと思ったんですけど、今1ヶ月にUBERを使って行われている乗車回数は約1億回です。

これはアメリカなんですけど、2個目の数字の4.3兆円というのが、UBERのプラットフォームを通じてドライバーさんが得た報酬の総額です。

月に4回以上乗車をしている、アクティブなドライバーさんの数が今世界で110万人ぐらいます。グローバルなプラットフォームということもあり、東京でもけっこういろんな国の方が使ってくださっています。

東京で今年の9月にUBERを使ったの人の出身国が63ヶ国といったところで、そういったグローバルな特性を持っているプラットフォームとなっています。

主に使う側のほうが注目されがちなんですけど、ドライバーについても、ちょうど先日発表した、新しいドライバーに対して実施したアンケートがあるんですが、いくつかそこから数字をピックアップしました。

スライドの一番左の通り、ドライバーの約7割の方が副業としてやっていると。半分の人は実際、1週間のうち10時間以下しかUBERを通じて働いていないという結果が出ています。

ドライバーがどういった人かというと、11パーセントの方が学生さん。約半分の人が家族持ちで家計を支えるためにUBERのドライバーをやっていることが判明しました。

女性の登録者も最近とくに増えてきています。ここ3ヶ月間で新しくドライバーとして登録した方の約3割が女性だったという結果も出ております。

弊社は、プラットフォームでありながら、ライドシェアのところが注目されがちなんですけど、いろんなオプション、選択肢を提供するというのが本質です。東京ですと、ハイヤーやタクシーの配車ができる。

海外ですと、このライドシェアが爆発的に伸びています。ただ、交通以外にも、メッセンジャーサービスや「UbeEATS」というランチの配達も積極的にやっておりまして、いろんなものがUBERから呼べるといった世界を作ろうとしている会社です。よろしくお願いします。

藤井:髙橋さんありがとうございました。それでは、DeNAの「Anyca」担当の大見さん、よろしくお願いします。