2024.11.25
「能動的サイバー防御」時代の幕開け 重要インフラ企業が知るべき法的課題と脅威インテリジェンス活用戦略
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山口トンボ氏(以下、トンボ):西野さん、ハロウィン(の話)。
西野亮廣氏(以下、西野):ハロウィンなんですよ。要はね……。
絵本作家のぶみ氏(以下、のぶみ):だってもうすぐ?
西野:いや11月、10月ケツですね。
トンボ:そうですね。
西野:だから、ハロウィンの……去年だったら10月31日。日本のハロウィンに仮装がすごい根づいちゃって。
のぶみ:たぶん今年もやりますよね。
西野:ここ2年ですごい根づいて。あれで渋谷に人が、去年だと何十万人か来たと思うんですよ。
のぶみ:なんで渋谷なんだろうな?
西野:やっぱ渋谷って集まりやすいんじゃないですか。場所もあるし。
トンボ:スクランブル交差点とか、いいんでしょうね。
西野:京都駅とかは完全にそれを失敗してる。京都駅は市長か誰かやったんやろ。でも、京都のやつってたぶん頭が悪いと思うんですよ。
のぶみ:(笑)。
トンボ:京都のやつ、頭が悪いってどういう?
西野:京都のやつって頭悪いじゃないですか。
トンボ:いやいやいや(笑)。
西野:古都だから、もう古い。考えが古いんですよ。
のぶみ:(笑)。
トンボ:違うんだけどな。
のぶみ:また、2ちゃんねらー来るよ(笑)。
トンボ:偏見がすごいなあ。
西野:なんて言うんですか? まず京都駅ってガラス張りになってて、近代的になってるから、あそこはぜんぜん人が集まるようにならないんです。海外の人とかもあそこで写真なんか撮ってないし。それで、スクランブル交差点って、やっぱり日本のアイコンになっちゃってる。
トンボ:そうですね。
西野:海外の人が渋谷に来て、スクランブル交差点を撮るんですよ。
トンボ:絶対撮ってますね。
西野:絶対撮ってる。
のぶみ:もうこれはね、毎回撮ってる。
西野:毎回撮ってる。
トンボ:いつ行っても、外国人の方がなにかしら撮ってますよね。
西野:あれが国内外の観光スポットになっちゃってるから人は絶対集まるし、ハロウェインのあんなでっかいコスプレ大会になってるのって……そもそもハロウィンってコスプレ大会の日ではないですから。
あれたぶん、世界最大規模のコスプレ大会が渋谷で行われるって、この1〜2年で完全になっちゃって、海外から来てるんですよ。コスプレするためだけに。
トンボ:すごいですよね。
のぶみ:海外から来てるんですか?
西野:海外から来てるんですよ。
トンボ:「日本でそういうのがあるから行こう」って言ってね。
西野:コスプレしたい人が。
のぶみ:しかも、渋谷のスクランブル交差点でっていうのが、ブランド化してるんだ。
西野:そうです、あの界隈で。あそこでコスプレしようってなっちゃって。この流れは絶対に止められないし、止めないほうがいい。でも問題として、ゴミがすごく出るっていう。
それで翌日にゴミが出るから、それに対して「ゴミ出すな!」ってみんなが言ってたんだけれども、「ハロウィンの日に、ゴミ出すな!」って言うんじゃなくて、翌日にゴミがないと盛り上がらないイベントをもう1個作っちゃったらどうだっていうことを去年提案して。
「おばけのカスを集めるのはゴーストバスターズだろ」っていうことで、ゴーストバスターズの仮装をした500人のボランティアが、朝6時にハチ公前に集まってゴミを拾うみたいなイベントをやったら、それはすごくうまくいって。
のぶみ:すごいよかった。なんか賞も取ったんでしょ。
西野:そうなんですよ。あの日が一番、渋谷がきれいになったっていう。ハロウィンの翌朝が。
のぶみ:逆にっていう。
西野:「それがすごくよかったね」って区長さんとその話になったんですよ。やっぱハロウィンでせっかくあんなことになってるし、あんまり禁止禁止ってやるよりかは、安全にああいうお祭り事ができたらいいなみたいなことになって、「今年もなんか一緒にやりましょうよ」ってなったんですけども。
ゴーストバスターズっていっても、大元の映画の『ゴーストバスターズ』があるじゃないですか。
のぶみ:ありますね。
西野:あれ、僕が作ったわけじゃないんです。人が作ったやつなんですよ。
トンボ:だいぶ昔に。
西野:だいぶ昔に人が作ったやつなんですよ。それに僕が便乗してる形になっちゃって、ハリウッドの『ゴーストバスターズ』からも去年許可が出たんですよ。
トンボ:公式にね。
西野:公式に。「ロゴ使っていいよ」とか、「音楽使っていいよ」って。日本のソニー・ピクチャーズを介して、ハリウッドから許可が出たんですよ。
のぶみ:すごいですよね。
トンボ:すごいことですよ、これ。
西野:ほんで、「許可がでた。ヤッター!」って去年までは言ってたんですけど、「『ヤッター!』ってなんだ?」って思って。「俺、『ゴーストバスターズ』ぐらいのもの作れるし、なんでこんなことをしてるんだ?」と思って。
のぶみ:(笑)。
トンボ:『ゴーストバスターズ』に!
西野:『ゴーストバスターズ』そのものを作らないと、いつまでたっても僕は先人が作った、しかも外国のようわからんおっさんが作ったやつの宣伝をし続けることになるなと思って。
のぶみ:そうだね。宣伝は宣伝になるもんね。
トンボ:それはそうですね。
西野:ここらで私は『ゴーストバスターズ』を干そうと思ったんですよ。
のぶみ:干すんですか。
西野:干します!
のぶみ:あんなに協力してくれたのに(笑)。
西野:いや、でも違うんすよ。去年まではよかったんですよ。じゃあ、去年とか、今年に入ってからでいいんですけど、「『ゴーストバスターズ』のやつ、『ありがとうございます』って言いに来たかな?」って思ったんですよ。
のぶみ:(笑)。
西野:言いに来てないんですよ。
のぶみ:でも、あの人来たじゃないですか。あの尺八の人。
西野:あれはたまたま。
のぶみ:あれ、すごいっすよ。
西野:『ゴーストバスターズ』の音楽を奏でてる人。たまたま来日されてて、たまたま会って。
トンボ:本物がね。
西野:それはよかったんです。たぶん去年あれ、マックスやったんです。
トンボ:『ゴーストバスターズ』のマックス。
西野:マックス。そのあとの感謝状もいただいてないので、これは『ゴーストバスターズ』さんはここで終わり。終わりにさせていただきたい、ほんとに。
のぶみ:そんなにか!
トンボ:感謝状いただいてないから終わりですか。
西野:感謝状いただいてない。
のぶみ:そうなんだ。
西野:お世話になりましたが、……でも、お世話になったもなにも、なんならこっちも宣伝したんだから。
トンボ:はいはい。
西野:あの時期だいぶ出ましたよ、『ゴーストバスターズ』。
トンボ:確かにね。
西野:だいぶ出ましたよ。さんざん宣伝したから、まあいいだろうっていう。別に恨みもないですが、これはそこで終わっておいて、じゃあ次、『ゴーストバスターズ』に変わるなにか。その元ネタがほしいと思って。
「なんかないかな?」と思ったときに、そう言えば『えんとつ町のプペル』っていう絵本がハロウィンの日の物語で、主人公がゴミ人間とえんとつ掃除屋なんですよ。ハロウィンとゴミと掃除屋、3つそろっちゃってて、「あ、これじゃん!」って思って。
のぶみ:いや、それですよ。
西野:「絶対にこれだ!」って思って。それで要は、世界的な大コスプレイベントになってる、あのイベントのマスコットキャラクターっていないんですよ。
トンボ:確かにね。
西野:つまり、クリスマスでいうところのサンタクロースが、今いないんですよ。がら空きなんですよ。
のぶみ:そうか。
西野:それで、ハロウィンのコスプレ大会になったのは日本のイベントだから。ここのマスコットキャラクターはいただいちゃおうって。
のぶみ:うん。
西野:今それをちょっと取りにいこうと思ってるんですよ。
のぶみ:取りにいこうってどういうふうに?
西野:だからもう、今年から……たぶん最初、1年目2年目とかは苦戦すると思うんですよ。要は、去年と同じく、(絵本のキャラクターに)えんとつ掃除屋のルビッチくんっていうのがいるんですけど、みんなそいつの仮装をして。
去年はゴミ入れのカバンを500枚ぐらい支給して、そこに「ゴーストバスターズ」って書いて、それを持ってみんながゴミ拾いやってたんですね。それが結果的に、『ゴーストバスターズ』の宣伝になったんですけど。
ちょうど本の発売日もそれぐらいの時期だし、『えんとつ町のプペル』のこれを作っちゃって、ゴミ入れ、ルビッチくんの掃除の格好をして渋谷を掃除しようと思って。
たぶん最初の1年目2年目とか、とくに1年目は「なに?」っていうことだと思うんですよ。
ルビッチくんは黒のシルクハットをかぶって、蝶ネクタイして、サスペンダーしてるんですけど、「なんでハロウィンの日のゴミ拾いが、そんなシルクハットでサスペンダーなの?」ってなると思うんですよ。
トンボ:まあ、それはそうですよね。
西野:なぜなら、『えんとつ町のプペル』が浸透していないから。
トンボ:それはそうだと思う。
西野:だけども、毎年毎年しつこくやってたら、バレンタインデーのチョコレートみたいな感じで。バレンタインっていったら、チョコレートをプレゼントするでしょってなったじゃないですか。
のぶみ:うんうん。
西野:何年かかけて。
トンボ:うん。
西野:あの感じで、ハロウィンはもらえるんじゃないかなと思って。
のぶみ:この格好でいくっていう?
西野:そうです。その時期になると、「ああ、そういえば『えんとつ町のプペル』だな」っていう、毎年その『えんとつ町のプペル』のシーズンが絶対来るじゃないですか。
のぶみ:うんうん。
西野:これはちょっと、力入れて取りにいこうかなっていう。
トンボ:そうするように。
西野:そうするように仕掛ける。それでいいのは、そこに海外の人が来るから、要は海外進出せんでも海外の人が来てくれて、その文化を持って帰ってくれるから、ここにいれば海外進出できるっていう。
のぶみ:うん。
西野:これはやっぱり、絶対にディズニーなんかには渡さないぞって思ってるんですよ。
のぶみ:今、ディズニーランドでもやりますもんね、すごいね。
西野:でもハロウィンとゴミって、これは日本の文化ですから。絶対に日本人が、「これはちょっと俺にやらせろ」ってちょっと強めに出ていかないと、目をつけだすと思うんですよ、来年再来年あたりから。
トンボ:ゴミをエンタメにしようとする人たちが。
西野:そう。それで、これはいただいちゃうっていう。そこをちょっと今、本気で狙いにいってます。
のぶみ:なるほどねー。
西野:どうやったら、それが浸透するかって。でも、まずは言い続けることだと思うんです。
トンボ:まあまあ、それはそうですね。
西野:「俺がいくよ」っていう。
トンボ:ゴーストバスターズもそうでしたもんね。
西野:そう。あれ、最初はTwitterからですから。
トンボ:Twitterで言ったことがっていうところがありますもんね。
のぶみ:しかも、去年自分でゴーストバスターズですごい宣伝してしまったから、「ゴーストバスターズ、今年もやるんですか?」って絶対言われかねないですよね。
西野:絶対言われます。しかも、『ゴーストバスターズ』(のリメイク版)今年公開ですから。
のぶみ:しかもそれ、西野さんがゴーストバスターズって言ってたからっていうふうになるもんね。
西野:そうなんすよ。
のぶみ:そこをまた考えないといけないですね。それでやって、なにかおもしろいことがあったらいいんですよね、おもしろいことが。「あ、なら納得」っていうのが、ピタッとはまるようにしたほうがいいんでしょうね、きっとね。
西野:でもたぶん、いろいろ考えたんですけど、「それをやるときれいにいくな」「スパッと気持ちよくきたな!」っていう企画っていうのは、基本的には元ネタが既存のものじゃないとこないと思うんですよ。
トンボ:なるほど。
西野:つまり、バレンタインのチョコレートっていうのは、一発目はぜんぜんしっくりきてないと思うんですよ。
のぶみ:好きな人にチョコ渡すって、意味わかんないですもんね。
西野:最初、意味わかんないんですよ。初年度とか。
トンボ:そうなんですよね。
西野:赤いコカ・コーラが仕掛けた、「サンタクロースは赤色」っていうのも、最初は意味わかんなかったと思うんですよ。
のぶみ:意味わかんないかも。
西野:ぜんぜんしっくりこなかったと思う。それでも、力技で何年かやってやり続けて、たぶんそこに目つけたのがよかったんですね。
要は、「バレンタインにチョコレートをあげるようにしよう」みたいな。だから、恵方巻きとかは限りなくそこにインスパイアされてやったとは思うんですけど。
まず、目をつけたんがよかったですね。「バレンタインはチョコレートをあげる日だ」って言い切っちゃったんですね。
「なんで?」ってなったと思うんですけど、たぶんそれは力技でなんとかなるんじゃないかな。
のぶみ:ってことは、ゴーストバスターズって今年は言わないっていう。
西野:もう言わないです。僕、完全に切りますから。
のぶみ:なんて言うんですか?
西野:だから、「えんとつ町のプペルだ」って言って。
のぶみ:翌日にやるのは、「えんぺつ町のプペルだ」って言うイベントをするんだ。
西野:そうですそうです。
のぶみ:「プペルだ」って言うんだ。
西野:「プペルだ」って言っちゃうっていう。「何なの? プペルって」っていうのが、最初2年3年はすべると思うんですね。
トンボ:意味がわかんないですもんね。
西野:意味がわかんないからすべるけれども、でも僕、けっこうしつこいので、あと突破力があるので、いけんじゃねーかなって思ってるんですよね。
トンボ:確かにしつこさありますもんね。
西野:それで偉い人とかが、「うーん……」とかあんまり言いすぎたら、キレるんですよ。「なんでだ!」って言って。
(一同笑)
西野:「なんでわかんねーんだ!」って言って、キレてなんとか通すっていう。
トンボ:スティーブ・ジョブズばりの。
西野:もうキレる。「ダメだ!」って言って。
のぶみ:へぇー、そうなんだ。
トンボ:確かにしっくりきすぎると、危ないかもしれないですね。
西野:しっくりきすぎると危ない。
トンボ:ちょっとね。確かにね。
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