鼻のポツポツは黒ニキビではない?
その正体は…

Are Those Really Blackheads?

鼻にできるポツポツを“黒ニキビ”だと思っている方もされていますが、それは間違いです。そのポツポツは普通の毛包で、しっかり役割を果たしているだけなのです。今回の「SciShow」では、黒ニキビと鼻のポツポツの違いを解説します。

鼻のポツポツの正体は黒ニキビではない

ハンク・グリーン氏:「目障りな鼻のポツポツを取ってくれる」なんていう鼻パックやニキビローションの宣伝に、不安にさせられているあなた。

鼻のポツポツが嫌だなと感じてしまっているのなら、いいニュースがあります。

ニキビ用品の宣伝では、鼻のポツポツは黒ニキビだとされていますが……違うのです。

そのポツポツはなんてことない、普通の毛包で、しっかり役割を果たしているだけなのです!

そもそも黒ニキビというのは非炎症性ニキビです。つまり、顔を赤らめてしまったり、腫れ上がらせたりはしないタイプのニキビです。

黒ニキビは「開いたニキビ」という学術名を持っています。ただ単に「ニキビ」と呼ばれるものは毛穴が詰まった状態のものを指しますけどね。

毛穴は皮脂腺と呼ばれる腺鱗の過剰分泌が原因で詰まります。

時として、自然分泌される脂、つまり皮脂と、古い皮膚細胞とバクテリアとが合わさってしまう時があります。それが大きな皮脂栓となって、毛穴に詰まってしまうのです。

黒ニキビは開いたニキビですから、白ニキビのように皮膚の薄皮で覆われてはいません。毛穴に詰まった皮脂栓は皮膚の内側に溜まることなく外気にさらされることになります。

皮脂栓が外気にさらされ、古い皮膚細胞に含まれている色素と共に酸化することで、黒っぽく、ほとんど黒に近い色に変色するのです。

黒ニキビを押し出すのはNG

黒ニキビは脂っぽい皮膚の破片が原因でできるということですが、では、気にすることはないという“鼻のポツポツ”は一体なんなのでしょうか。

それは、皮脂フィラメントと呼ばれるもので、誰にでもあるものです。そして、黒ニキビとはまったく異なるものです。

皮脂フィラメントは、産毛の毛包の周りに存在する皮脂と古い皮膚細胞の集まりです。

鼻の上に存在する毛穴はほかの顔の部分の毛穴よりも大きいためによく目立つだけで、皮脂の分泌が特別多いわけではありません。実は顔のほかの部分にある皮脂腺のほうが皮脂を多く分泌するのですから。

皮脂腺が毛穴に詰まってしまっている黒ニキビとは違い、皮脂フィラメントは皮脂分泌の過程でできるごく自然なもので、なんの悪影響も及ぼしません。毛穴の皮脂分泌が滞りなく行えるのは皮脂フィラメントのおかげなんですからね。

また、黒ニキビと違って、皮脂腺は皮脂を作り続けるので、黒い汚れを押し出してしまってもまた元通りになってしまいます。

それが皮脂腺の働きですからね。皮膚が柔らかさや滑らかさ、張りを保つためには皮脂が必要なのですから。

とは言え、皮脂フィラメントは皮膚が清潔に保たれていなかったり、毛穴を詰まらせる原因となるものを使用したりするとニキビを作り出してしまいます。

また、お医者さんも言っているように、皮膚にとって一番やってはいけないのは、黒ニキビや皮脂フィラメントを頻繁に押し出してしまうことです。炎症や感染症、傷の原因になりかねませんから。

要するに、皮膚のことは皮膚に任せておけばいいのです。

SciShow

Hank Green(ハンク・グリーン)たちがサイエンスに関する話題をわかりやすく解説するYouTubeチャンネル。

・公式チャンネル

Published at

SciShow

Hank Green(ハンク・グリーン)たちがサイエンスに関する話題をわかりやすく解説するYouTubeチャンネル。

スピーカー

関連タグ

人気ログ

ピックアップ

編集部のオススメ

ログミーをフォローして最新情報をチェックしよう!

人気ログ

ピックアップ

編集部のオススメ

そのイベント、ログしないなんて
もったいない!

苦労して企画や集客したイベント「その場限り」になっていませんか?