「資本金30万で創業」「3日間の飴玉生活」

森健志郎氏(以下、森):ご紹介いただきました、森健志郎と申します。よろしくお願いします。

すごい心配になったんですけど、大丈夫ですか? すごい疲れてるんじゃないかな。うちの会社は、別に前日に言っておけば、会社に来なくていいという感じで、僕も週4でしか出社してなくて。

ほかの会社のオフィスで働いたり、1日図書館にこもったりをぜんぜん推奨している会社なので。たぶんうちの会社来たほうがいいんじゃないですかね(笑)。

今日は20分ほどお時間いただきまして、2つのテーマでお話しさせていただこうと思うんですけど、まず自己紹介させていただければと思います。

私、森健志郎と申しまして、1986年生まれの29歳になります。2009年にリクルートに新卒で入社いたしまして、2年目の終わり、東日本大震災があったときに、今ある「schoo WEB-campus」という名のサービスの原型を思いつきました。

これは絶対社会に出てやったほうがいいなとすごく思いまして、やっちゃおうと思い、次の日会社に退職届けを出しまして、いろんな方々からの反対がありながらも無事退職させていただき、1人でこの会社を創業しました。

創業したときには資本金30万円で、従業員1人で始めたんですけども、Webサービスってなかなかできないんですね。世に出すのにけっこう時間かかるんですよね。

僕はプログラミングを1回もやったことがなかったので、そこの目算を見誤りまして、ぜんぜんお金が入ってこず、ご飯を食べることもなくなって、飴玉だけで3日間生活するみたいな(笑)。

一応トピックスとしてご教授させていただきますと、林檎味の飴玉が一番腹持ちがいいので、もしみなさんも食べ物がなくなったら、林檎味の飴を買いこむのもいいんじゃないかなと思います(笑)。

その後、投資家さんたちやいろんな方にご支援いただきまして、50人で5期目を迎えて、楽しく会社をやってます。今はもう3食食べてますので細いのは体質です。大丈夫です(笑)。

インターネット動画学習サービス「schoo WEB-campus」

今日の2つのテーマは、まず最初、簡単に3〜5分くらいで弊社の「schoo WEB-campus」についてご説明させていただいて、うちのサービスの事例というか、考えるグロースハックというところをみなさんに共有させていただいて、懇親会のときにコミュニケーションを取らせていただければと思います。そういう献立になってます。

まず事業の概要なんですけども、弊社はschoo WEB-campusというWebデザイナーやエンジニアに向けたインターネットの動画学習サービスをやってます。

使ったことある方、どれくらいいらっしゃいますか? ありがとうございます。知らない方は今すぐスマートフォン登録していただいて。その中でプレミアム会員の方っていらっしゃいます? ありがとうございます!(笑)。後ほどちょっとお酒を注ぎにうかがいますので(笑)。

僕は最近結婚しましたので、日本にはご祝儀という文化がございまして(笑)。今日終わった後、みなさんプレミアム会員になっていただければうれしいなと楽しみにしています。

会員数220,000人で、そんな感じで楽しくやっているんですけども、2,700くらいのいろんな講座を取りそろえながらインターネット上で社会人向けに学習体験作っているというサービスです。

「世の中から卒業をなくす」スクーのミッション

僕たちはこのサービスをやっていく上で一番大事にしているのが、ミッション、役割であったり、ビジョン、志みたいなものですね。僕たちがサービスを作っていく上で大事にしているミッションが、「世の中から卒業をなくす」というものです。

僕がサービスを思いついたのが、先に補完したようにリクルート2年目の終わりなんですけども、eラーニングの研修をリクルートから使えって言われたんですよ。

動画で10時間マネージメント研修を学べって言われたんですけども、すごく学びたかったんですね。この内容をすごく学びたくて、学習意欲高かったんですけども、実際に動画再生してみると、おじさんがカメラ目線でダサいパワーポイントで語ってくるんです。

これどうやって学ぶんだろうって、相当な苦行だなと。一人ひとりがインターネットをこれだけ使えて、デバイスを持っていて、学習体験もいろんなことをやっていけるのに、こんな体験に留まってしまっているのがすごくもったいないなと思いました。

こういった、学びたいけど体験がイケてないから学べてないとか、もっと視点広げてみると、お金がないから学びたいのに学べてないとか、場所が近くにないとか、アフリカのほうに目線を広げてみると、9時間水汲みをしている子供たちがいて、その人たちに学べと言っても、それは無理な話じゃないですか。

お金だったり、モチベーションだったり、場所だったり、環境だったり、いろんな学びを妨げている要因がたくさんあって、それをテクノロジーやいろんなもの、新しい技術を使ってどんどん解消していけば、みんないつでも学校に通える、いつでも学生のままでいられるんじゃないかと。

そうなって卒業がなくなるという世の中を作れたら、もっと人類よくなるんじゃないかと。そういう想いを込めて、会社のロゴにある通りschoolという学校の終わりのLをとってスク─という名前で創業のときから同じ志でやってきています。

ユーザー同士のインタラクティブな学びを提供

今(スライドで)お見せしているのがschoo WEB-campusの画面なんですけども、弊社は渋谷に3つスタジオを持っていまして、毎月100本、100時間の新しい授業を製作しています。

特徴的なのは、実名制で登録していただいたユーザーさんには、コミュニケーションをとりながら学習できると。

イラストレーター入門という授業を北海道に住む90歳のおばあちゃんと沖縄に住む15歳の中学生がわからないところを教えあったり、助けあったり情報交換をしながら、コミュニケーションを作って学ぶことができる。

インターネットでも、本当は現地の場所に行きたいんだけど、インターネット「でも」なんとか学べますではなくて、インターネット「だからこそ」いろんな人とやり取りをして、刺激を受けあいながら学習体験ができる。そんな学習サービスをやっています。

これは録画の画面なんですけども、録画になると3分間の隙間時間で学べますよと。生放送でやったいろんな方々のやり取りを録画の様子でも再現して観ることができますよといった、人を感じられる学習サービスをやっています。

コンテンツはエンジニア向け、デザイナー向け中心なんですけども、ビジネス英語だったり、全国13大学の授業だったり、スタートアップの企業家向けの授業だったり、あとビジネススキルだったりと幅広く2,700時間の講座を揃えていますので、今日帰ったらみなさんぜひ観てみてください。ここまでは宣伝でした。

どうやって飴以外のご飯を食べているのかというと、3つ事業があります。月額980円、今日みなさんにご祝儀として払っていただくプレミアム会員と、あとは法人の研修として、うちのコンテンツであったり、学習システムを使っていただいて、ミクシィさん、ヤフーさん、サイバーエージェントさん含めて全国200社の会社さんに扱っていただいております。

それ以外でも、まったく初心者の方からエンジニア、デザイナーを輩出して、就職のサポートまでさせていただきますよという職業訓練の授業もありまして、4ヶ月10万円で就職までサポートさせていただきますよという内容になっています。

みなさんにお配りしているマスタープランのパンフレットがあると思うんですけども、これが職業訓練事業になっております。

ECサイトのグロースハックに必要なもの

ここからは、弊社のサービスというか、僕が思う今日いただいたテーマである「グロースハック」というところを、みなさんにお話しさせていただいて、一緒に考えていければと思っております。

いただいているお題をそのまま書きますと、「グロースハックに必要なもの、これについて語ってください」とオーダーをいただいて今日ここにうかがいました。

なので、今日はこれに対するアンサーを最後に話させていただこうと思うんですけども。1点みなさんにも考えていただきたいポイントがあるので、後で一緒に考えましょう。

そもそも、「グロースハックってなんだ?」みたいなことを調べてみました。2010年に最近の言葉で、アメリカのショーン・エリスさんという起業家がグロースハッカーという職種を勝手に作って言い始めたのが起源らしくて。

シンプルに言えばサービス、事業であったりみなさんが携わっているものを洗浄、グロースさせることだと言えると思います。

弊社はインターネット関連の学習コンテンツがすごくあって、Kaizen Platformというグロースハッカーのサービスをやっている須藤(憲司)さんという方に、グロースハックの授業をやっていただいております。

その授業からのテンプレなんですけども、グロースハックというのはこういうので、今見ていただいた通り、(スライドの)左側がPCを購入するECサイトの画面なんですけども、左側はパソコンの性能を箇条書きで書いているんですね。スペックがどれくらい、これはこういう人にいいよ、というのを箇条書きで書いている。

右側はその情報を箇条書きではなくて、その性能を普通のテキスト状態で書いているんですね。書いてある要素は変わっていません。

右側の購入決済、次のページに進む割合が100パーセントだとしたときに、左側のように箇条書きにするだけで、その他の部分を一切変えないで125になりましたよとか。

あとこれは海外のサービスのボタンなんですけど、(ボタンが)緑のときを100とした場合、ほかのページを一切変えずにボタンをオレンジにしただけで131になりましたよ。

よくあるグロースハックってこういうことであると思っていて、ネットで調べるとグロースハックってこういうのがたくさん出てくると思います。