2024.12.10
“放置系”なのにサイバー攻撃を監視・検知、「統合ログ管理ツール」とは 最先端のログ管理体制を実現する方法
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ドナルド・トランプ氏:このような場で皆さまにお話しできる機会をいただき、誠にありがとうございます。また、センター・フォー・ナショナル・インタレスト関係者の皆さまには、このような名誉ある場にご招待いただき、感謝の念に堪えません。実に大変な名誉です。
本日は、わが国における外交政策の新たな進路についてお話ししようと思います。現行の政策の目的意識のなさ、空論に過ぎない戦略、混沌と化した平和にとって代わるものをです。
今まさに、アメリカの外交政策の錆を落とすべき時が来ました。今こそ新たな声、新たな視点を取り入れるべき時です。そしてそれは、必ず成し遂げなくてはなりません。
本日ここで私があらましを示す進路は、時を超越した原理に、我々を引き戻してくれます。私の外交政策は、アメリカ人民の利益と、アメリカの安全保障を、常に他のすべてに優先させます。これらは第一であるべきなのです。このことは、私が今後下す、すべての決断の根幹を成すものです。
アメリカ第一主義は、私の政権において、最重要かつ最優先事項です。しかし進路を示すには、まず来し方をざっと振り返る必要があります。アメリカには、誇るべきものが多くあります。
1940年代、アメリカは世界を救いました。この素晴らしい世代は、ナチスと日本の帝国主義者を打ち負かしました。その後アメリカは再び世界を救いました。今回は全体主義と共産主義からです。
冷戦は何十年間も継続しましたが、考えてみてください。我々は勝利しました。しかも大勝利を収めたのです。共和党と民主党が協力し合った結果、ゴルバチョフ氏は、我らが偉大なるレーガン大統領の「壁を壊してほしい」という言葉に耳を傾けたのですから。
(会場拍手)
歴史は彼の業績を忘れはしないでしょう。レーガンは、人間としても大統領としても、秀逸な人材でした。遺憾なことに、冷戦終結後のアメリカの外交政策は大きく脱線しました。我々は、新たな時代の、新たな展望を構築することに失敗したのです。
時を経るにつれ、外交政策はますます的確さを失いました。道理が、愚かさや傲慢さにとって代わり、外交政策は次々と失敗しました。
災厄はとどまることを知りませんでした。イラクにおける失策から始まり、エジプトからリビアへ、さらにはオバマ大統領によるシリアの砂漠への派兵へと続きました。すべての軍事作戦は地域の混乱を招き、ISISが強大化し繁栄する余地を与えました。最悪の事態です。
これらはすべて、欧米の民主主義を経験したことも、興味もない国々に、アメリカの手により欧米の民主主義を導入できる、といった危険な考えに端を発しています。
我々は、これらの国々における本来の体制を崩壊させ、その結果、おのが手で開放してしまったものに戦慄しました。内戦や狂信者たち、そして失われた何千ものアメリカ人の命です。人命が、人の命が無益な死を遂げ、無残にも損なわれたのです。
結果として何兆ドルも失われました。ISISに埋めさせるべき虚空です。イランに対してもまた、彼らが不当に得た利得でこの虚空を埋めさせるべきです。
悲しむべきことに、ISISやイランは我々のおかげで、大いに利益を受けました。アメリカの外交政策は、すべて完全な失敗であり、ビジョン、目的意識、方向性、戦略に欠けたものでした。
今日、私は、アメリカの外交政策における5つの大きな弱点を指摘したいと思います。まず、アメリカの軍事力を広く拡散しすぎました。オバマ大統領は、アメリカ経済を失速させることで、アメリカの軍事力を弱体化させました。
オバマ大統領は、無駄な支出、莫大な負債、低い成長率、巨額の貿易赤字、そして自由な出入国により、我が国を弱体化させました。製造業の貿易収支における対外赤字は、今や年間1兆ドルにも上ります。
我々は自国を弱体化させ、その代わりに他国を再建しているのです。国内の雇用を盗み取らせることを止めれば、軍事力を再建する財源を産出できます。これはぜひ実現させるべきであり、財政の自立と力とを取り戻すことができます。
大統領候補者のうち、このことを理解し、なおかつ深刻な問題として把握しているのは、私1人です。私が唯一の希望です。皆さん、どうか信じてください。この問題を解決する方法がわかっているのは、私だけなのです。
(会場拍手)
第二に、アメリカの同盟国は、彼らの割り当てぶんに対して、正当な対価を支払っていません。近頃、私はこのことを頻繁に訴えています。アメリカの同盟国は、アメリカが負っている財政、政治、人的資源等の莫大な安全保障の負担に対して、貢献で返すべきです。そうするべきなのに、同盟国の多くはそうしていません。
同盟国は、アメリカを弱々しく、なんでも許す存在とみなし、アメリカとの協約を尊重するべきものだとは考えていません。NATOを例に挙げると、GDPの2パーセントを防衛費に供出する取り決めを守っているのは、アメリカ以外では28か国中4か国しかありません。
アメリカは、数兆ドルを戦闘機、ミサイル、戦艦、装備への多くの時間に費やし、軍備を増強して欧州とアジア地域の防衛を強化しています。
我々が安全を保障しているこれらの国々は、このような防衛費のコストを負担するべきです。もし負担する気がないのであれば、アメリカはこれらの国々に、自力で安全を保障させる覚悟をするべきです。他に選択肢はないのです。
(会場拍手)
同盟各国が協力して安全保障を分担すれば、全世界がより安全な場所になるでしょう。トランプ政権は、適切に軍備と経済的負担が行われる自由世界の、きちんと経済的負担が行われる世界の指導者となるでしょう。
第3に、アメリカの友人たちは、もはやアメリカを頼り甲斐があるとは考なくなってきました。アメリカ大統領は友人を嫌い、敵にへつらって来ました。このような大統領はアメリカ史上見られません。彼はイランと破滅的な取引を行い、我々はイランが契約のインクが乾く間もなく約束を反故にするのを目の当たりにしました。イランが核兵器を持つことを許してはなりません。
(会場拍手)
トランプ政権下では、決して核兵器保有は許されません。
(会場拍手)
これらのことを語るにおいて、イランが10人のアメリカ人海兵隊員捕虜に対して行った侮辱を忘れてはいけません。私は、この日のことをはっきりと記憶しております。交渉時には、交渉の場を離れる意志も必要です。イランとの協定は、他になされた多くの最悪の合意と同様、交渉の場を離れ「ない」という意志の結果なのですから。
交渉の片方側が、相手は交渉の場を離れることはないと思っている場合、勝利はまったく不可能になります。まず勝てなくなるのです。しかも味方は、当方が自分たちとの合意をきちんと守ってくれるのか不安を抱きます。合意は墨守するべきであり、そうして世界はよりよい場所になるのです。
オバマ大統領は、わが国のミサイル防衛構想を骨抜きにし、ポーランド共和国とチェコ共和国とのミサイル防衛計画を破棄しました。また、イスラエルとの長期にわたる平和条約を結んでいたエジプトの親米政権の追放を支援し、ムスリム同胞団の政権掌握に加担しました。
わが国の素晴らしい友人にして中東におけるただひとつの真の民主主義国家、イスラエルは、明確なモラルを持たない政権により、冷遇と批判を受けています。
ほんの数日前のことですが、平和が長続きしないこの地域における、正義と平和のための軍事行動について、バイデン副大統領がまたもやイスラエルを批判しました。
オバマ大統領は、イスラエルの友ではありません。彼はイラクを優しく大事にいたわり、強大な力を与えました。イランは実際のところ、アメリカのおかげで、ごく短期間の間にすさまじく強大な力を得ました。
そしてそれは、この地域におけるアメリカの同盟国であるイスラエルによる財政負担と、何よりも我々アメリカによる財政負担のおかげだっだのです。
アメリカは旧来の友と喧嘩別れし、同盟国は支援を別の国に求めるようになりました。よく覚えておいてください。これはよろしくない状況です。
4番目に、我々のライバル国は、アメリカに敬意を払わなくなりました。ライバル国は、同盟国と同じくらい混乱のさなかにいました。しかしより大きな問題は、ライバルがアメリカに重きをおかなくなったことです。有り体に言えば、もはや敬意を持たなくなったのです。
オバマ大統領がキューバにエア・フォース・ワンで着陸した時、指導者による出迎えはありませんでした。指導者は、誰も彼を迎えに出て来なかったのです。
エア・フォース・ワンの栄光ある歴史の中でも、前代未聞の事件でした。驚くべきことに、サウジアラビアでも同様のことが起こりました。ないがしろにされたと言っても過言ではありません。そこにはまったく表敬がなかったのです。
皆さんは、大統領がわが国へのオリンピック招致のために、長期間、高額の経費をかけて、デンマークのコペンハーゲンを訪問したことを覚えていらっしゃいますか。そしてこの前例のない努力の結果、アメリカは第4位だったのです。4番目ですよ。
アメリカ大統領が、前例のない訪問をして、落ち着いたのが第4位です。大統領は、こんな恥ずべき努力をする前に、結果をわかっているべきでした。我々は、世界中の笑い者になったのです。そして同様のことが、これまでに何度も起きていました。
物笑いの種のリストは、延々と続きます。オバマ大統領は、北朝鮮が過激さを増し、核装備を益々増強する様子を、なすすべもなく指をくわえて見ていました。
アメリカ大統領は、北朝鮮への介入に必要な貿易取引の圧力で、中国にテコ入れすることを拒否し、中国がアメリカ人の雇用と財政に経済的打撃を与えることを許しました。
アメリカには、レバレッジの力があるのです。中国に及ぼす影響力、経済力がちゃんとあるのに、アメリカ人はそれを理解していないのです。経済的な介入力をもってすれば、完全にコントロールを失っている北朝鮮に対して、中国にやるべきことをやらせる力があるはずです。
その上オバマ大統領は、中国がサイバー攻撃を使って国家秘密を盗み取るにまかせ、アメリカとアメリカ企業に対する産業スパイの跋扈を許しました。
ライバルや敵対相手に、なんでも望むものを引き出せると思わせ、彼らは実際にそうしています。彼らは敢えてそうしており、それはいつものことです。オバマ大統領の目的がアメリカの弱体化であれば、これ以上うまくはやれないでしょう。
最後に、アメリカは自国の外交政策の目標を、きちんと把握していません。冷戦終結とソビエト連邦の崩壊以来、アメリカは首尾一貫した外交政策に欠いていました。
ある日リビアを空爆して独裁者を追放し、市民に民主主義をもたらしたかと思えば、あくる日には、同じ市民が国家の瓦解で苦しむのを座して眺めています。人命が失われ、莫大な資産が失われました。世界が変わってしまったのです。
アメリカは、人道国です。しかし、オバマ・クリントン政権が行った介入の遺産は、弱体化、混沌、混乱、そして失策です。アメリカは、中東を以前にまして不安定にし、混乱させました。キリスト教徒が激しく迫害され、虐殺すら起こりました。
(会場拍手)
アメリカは、キリスト教徒に対して何の救済もしておらず、何の行動も起こしておりません。我々は無作為を恥じるべきです。イラク、リビア、シリアにおけるアメリカの軍事行動がISISを解き放ち、我々はイスラム過激派に対する戦争に巻き込まれました。
しかし、オバマ大統領は敵に名前すらつけません。敵を名指ししなければ、問題を解決することなど、決してできないでしょう。
(会場拍手)
ヒラリー・クリントンもやはり、イスラム過激派という言葉を使おうとはしません。しかしアメリカに流入する難民を増やしているのは、彼女なのです。ヒラリー国務長官はリビアへの介入に失敗して、イスラム教のテロリストたちがベンガジの米領事館を襲撃し、大使と三人の勇敢なアメリカ人が殺害されました。
ところがヒラリー・クリントンは、その夜のうちに対策を打つこともなく、帰宅し寝ていました。信じがたい状況です。クリントンは映像のせいにして言い訳をしましたが、それは真っ赤な嘘であり、虚言であることは立証されています。アメリカ大使は見殺しにされ、国務長官は誤った方向に国を導いたのです。とにかく、朝の3時に電話がなったとき、彼女は起きていませんでした。
そのおかげで今、ISISはリビアの原油を売り、週何百万ドルもの資金を得ています。しかもご存じでしょうか。アメリカは、封鎖も空爆も一切せず、何の手も打とうとはしません。わが国は、何が起こっているかを知ってすらいないようです。実際、本当に知らないのかもしれません。こういったことは、わたくしが大統領になったらすべて変えてみせます。
私は、アメリカの友と同盟国に、アメリカは再び強くなると宣言します。アメリカは再び、頼りがいある国、偉大で頼りがいある同盟国、友になります。アメリカの利益になり、アメリカの同盟国とも利害が一致する、首尾一貫した外交政策を、ついに掲げるのです。
(会場拍手)
アメリカは、他国を立て直すビジネスから足を洗い、その代わり世界の安定に専念します。アメリカが最強国になったのは、瀬戸際で政治が終わった時でした。我々は、一流の頭脳による情報や両党からの支援を得た、新しい合理的なアメリカ外交政策を必要としています。そしてそれは、民主党と共和党の両党、無党派や、親密な同盟国など、すべての人々に支えられたものです。
冷戦に勝利したのは、このような手段によってでした。そして将来新たに直面するであろう、多くの込み入った戦いも同様です。しかし私が大統領になれば、我々は必ず勝利するでしょう。
(会場拍手)
第一には、イスラム過激派の成長と拡大を抑える長期計画が必要です。イスラム過激派の成長と拡大の封じ込めは、アメリカと世界の国々の外国政策の要たるべきです。軍事力の行使が必要とされますが、これは冷戦時の長期戦同様、哲学的な戦いです。
この戦いにおいてアメリカは、イスラム過激派の暴力、攻撃、その他のリスクがあるムスリム世界において、同盟国とより密接に行動することになるでしょう。これは、今までになく危険な世界なのです。我々は、共に行動するべきです。ありがとうございます。
(会場拍手)
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