テレビやYouTubeはもう古い
キンコン西野、体験型エンタメの魅力を熱く語る

会議を見せるテレビ第13回 #4/6

キングコング西野亮廣氏と絵本作家のぶみ氏によるニコ生チャンネル「会議を見せるテレビ第13回」。今回は、映画やイベントなどで新しい流行を生みつつある、観客参加型のエンターテインメントの魅力について語り合いました。

観客参加型の映画が大人気

絵本作家のぶみ氏(以下、のぶみ):うちはT・ジョイ大泉というところの近くなんですよ。東宝撮影所の前なんですけど。そこでよく『おそ松さん』のイベントしてたりするんですけど、けっこうバカ高い値段で入場料払ってるんですよ。あと今は、3代目J Soul Brothersがライブやったりするんですよ。

西野亮廣氏(以下、西野):映画館でですか?

のぶみ:映画館でライブをやって、みんななんか持ってたりするんだよね。今、参加型の映画というのがあるらしくて、テロップで出るんですって。知ってます?

恋愛アニメで、女の人のキャラクターがいて、ここで「あーんして」っていうテロップが出るんですよ。それで、みんなで「あーんして」って言うんですよ。

それをみんなでやるのが、いま爆発的に人気らしいですよ。恋愛シミュレーションをみんなでやるという。だからおっさんもみんな一緒にやるんですよ。なんか、おもしろい。

プリキュアの映画のときに、なんかもらえるんですよ、毎年必ず振るやつとかをもらえて、必ず参加型になってるんですよ。参加型のやつはけっこう入るみたいですね。みんな西野さんが言ったのと同じで、参加したいみたいっすよ。

西野:ああ、参加したいっすね。

のぶみ:なにかやらせてっていう。

西野:参加できないエンタメ、もう飽きちゃった。散々やったし。飽きちゃったって言うと、芸人さんすげえ怒るんすけど。あいつら、すぐ怒んねん。

ホームレス小谷氏(以下、小谷):(笑)。

のぶみ:いや、たぶん自分が中心になってないから、自分が今まで神的になってたのが、(お客さんが)参加するってなると、自分がしゃべる瞬間が少なくなりますもんねえ。でも、そうじゃないのかもしんないすね。

西野:参加したほうがお客さんの笑ってる量が多いんすよ。そうやったら、参加させたほうがいいから。

のぶみ:あとずっと座ってたりするとぼやけるから、いろんなのやらせるとイキイキはしますよね。それちょっとおもしろいなって思ってるんです。映画館でやるのは初めて聞いたな。あれ、どういう構造になってるんすかね?

参加型のエンタメが人気な理由

西野:どうなんすかね? 僕、やったことないんで。でも、映画館ツアーしたいっす。

小谷:いいっすねえ。映画館ツアー!

西野:もし(絵本)完成打ち上げのクラウドファンディングのお金が集まりすぎたとしたら、ツアーの費用にまわせるやないですか。

のぶみ:なるほど。

西野:全国ツアーできる。

のぶみ:そこでまた映像見れたらおもしろいけどね、西野さんのやつですね。

西野:飲みに行きたいんだよね。

小谷:地方でね。

西野:すんません。言いすぎました。地方行って飲みたいんすよ。絵本の読み聞かせだけやって、あとはもうすぐ飲み行く。だから飲み会もセット。

小谷:最高!

西野:それでええねん。

小谷:飲めるのいいっすね。

のぶみ:いろいろ思ったんだけど、その人がしゃべったり、歌ったり、講演したりするじゃないですか。でも、本当にみんながやりたいのって、その人が主催でいて、みんな飲みたいだけなのかもしんないですね。

西野:そうそうそう!

のぶみ:その人は何もやらないのが一番かもしんないですね。

西野:ほんと、そう!

のぶみ:ただいて欲しいんですよ。

西野:そいつが10発信しちゃうとダメで……。本当にそうなんですよね。

のぶみ:その人がなにもしなければ、見る必要がないから自分もなにかしゃべんないといけなじゃないですか。そしたら自分が主人公になるから、全員が主人公になりますもんね。

西野:ほんとそう!

小谷:(笑)。

のぶみ:ほんと、そうなんだよなあ。

渋谷のハチ公的な存在になりたい

西野:これ最近言ってるんです。「挨拶、やめへん?」みたいな。みんなが集まったときに、僕けっこう挨拶求められるんですよ。

のぶみ:あと、「一人ひとり立って挨拶だけでもしましょう」ってなやつ。

西野:そうしたときに、僕対全員になっちゃって全員が黙ってんすよ。そうじゃなくて、僕はもう待ち合わせ場所みたいな、ハチ公みたいな感じで。横同士でしゃべってるだけ、こいつらだけでもう笑ってんすよ。

のぶみ:結局ハチ公が一番人集めるのかもしれない(笑)。

西野:ハチ公が一番いい。ハチ公になりたい。ハチ公は挨拶しないけど、あそこにいるおかげで恋愛も生まれたし、友達もできたし。ハチ公はいるだけでいいんですよ。あれがいい。

のぶみ:そういえば僕、サイン会をカメラで映してもらったんですよ。僕がファンと話してるところを、みんな並んでるときにひまだから映してもらって。僕はファンの人と子供とか、大人のファンの人とかとしゃべってるところをずっとスクリーンに映してたんですよ。そしたら、それが講演会よりもおもしろいって言われまして。

西野:へー!

のぶみ:「えー!」と思ったんですけど、それがひょっとしたら一番おもしろいのかもしれないですね。西野さんは映してて、スクリーンには映ってるんだけど、あとは自由にしていいっていう。

西野:いやあ、自由ですよ。

のぶみ:という会のほうがいいのかもしんないね。

西野:バーベキューのほうが楽しいんすよ。

のぶみ:バーベキュー?(笑)。

西野:バーベキュー、おもしろくないすか?

のぶみ:そうなのかな? 歌とか歌ったほうがいいのかな? どうなんでしょうね?

西野:どうなんだろうなあ? でも、サービス過多はこっちが思ってるほどいい結果を生まない。

のぶみ:そうなんだ。

西野:あんまりやりすぎると、そういう会はお客さんを参加させて、お客さんがしゃべったり、動いたりさせたほうが、結局こっちのほうが笑い声が大きいぞ、みたいな。

のぶみ:(コメントを見て)「自己紹介めんどくさい」って。ほんと、そうなんだよな。一人ひとり立って、挨拶しなさいとか言われるとき。やだよねえ。

イベントで自己紹介や挨拶は不要

西野:自己紹介とか、挨拶とか、すぐ形式通りにやりたがりますよね。もうよくないすか? 自己紹介さすことで、この人にプレッシャー与えるというほうが罪が重いんです。

のぶみ:(コメントを見て)「すっごい嫌い」「自己紹介、めんどい」って。「小谷、うるさい」って(笑)。

小谷:ごめんやでえ。

のぶみ:ほんとのとこはそうなんだ。みんな、いやなんだ。でも聞くのはいいのかな? 1時間だとしたら、どんくらいの割合で西野さんに話してほしいんでしょうね?

西野:映画館のやつで?

のぶみ:コメントしてもらえると。

西野:僕ちょっと読んでみたんすよ。僕の絵本は30分かかるんすよ。すごいゆっくり読んで30分。

のぶみ:けっこう。

西野:だから、1時間だった20分ですね。フリーでしゃべるとして。ギター持ってたら『オー・シャンゼリゼ』歌って適当にごまかして(笑)。

のぶみ:(コメントを見て)でも「めっちゃ、しゃべってほしい」ってやつもあるな。一応、生のやつは聞きたいんだ。

自己紹介の挨拶でむだに長いやつがいるとしんどいって(笑)。やっぱ、あれはやめたほうがいいんだ。

でもそうかもしんないね。もう20分とか30分でやめたほうがいいのかもしんない。『オー・シャンゼリゼ』はたぶんみんなで歌えるら楽しいだろうね(笑)。

西野:もう、それがいい。

EXILEのライブのファンサービス

のぶみ:ちなみに、西野さんの会だったら何かやってほしいと思う? 今、こっちにチケットを買いに来たファンの人がいるんですけど。

観客:歌ってほしい。

西野:歌はいいよな。

のぶみ:30分くらいでも、みんな仲良くなったら大丈夫なんですか? あとはもう盛り上げて、みたいな。DJダイノジさんってまだ見たことないけど、みんなでやるんですよね。

西野:あれはすごいですよ。むちゃくちゃおもしろい。

のぶみ:そうかあ。なんなんだろうね? それ、そもそもエンターテイメントがなんだかおかしくなってくるもんねえ。

西野:でも体験のエンタメでいうと、もうスマホでおもしろい曲もいい曲も見れるじゃないですか。あとはもう体験エンタメですよ。

ライブとか、体験エンタメだったらどう考えたって双方向の、お客さんがちょっと参加できて、なんならお客さんが演者に話しかけられて会話ができるというほう。

もうそういうものにしか価値がないんですよ。体験エンタメなのにまだYoutubeとかテレビとかニコ生みたいな。まあ、ニコ生は会話できるけど。一方向でやってるのは、もうとっくに終わっちゃって。

のぶみ:そうか。僕、EXILEのUSAさんと絵本出したことあるんだけど、EXILEの東京ドームのライブに行ったことがあって。そのとき、今はちょっとわからないけど、後半人の曲歌うんですよ。『LA・LA・LA LOVE SONG』とか。

「何で歌うのかな?」って思ったんですよ。EXILEの曲半分で、人の曲半分で。「何で?」って思ったら、みんなも歌えるからなんですよね。

西野:それいいっすねえ。

のぶみ:やっぱりそういうの大事かもしんないすね。

西野:いやあ、大事っすよ。

お笑いライブよりおもしろいこと

西野:のぶみさん、のぶみ学っていうのやりますよね。

のぶみ:やります、やります。

西野:あんときは、読み聞かせと何やるんすか?

のぶみ:読み聞かせと、話したり。あと、「何かやりたい」って人がいるんすよ(笑)。

西野:え(笑)。前に出て、何か。

のぶみ:「何かやりたい」って「何だよ、それ」って思ったけど、「いいよ」って言ってたらだんだん増えてきて。ほんで何か10分くらいずつ何かやっていったりして。おもしろいなあとか言って。

「この人今こうゆうふうになって、こんなんしてるらしいよ」とかまた紹介すると、これがまた別のファンが広がってったりして、おもしろいんですよね。

西野:おもしろいすねえ。

のぶみ:あと、最近のこととか「みんなこういうふうにしたほうがいいんじゃないの?」みたいなことは話したりしますね。

西野:ああ。

のぶみ:自己啓発書とか、スピリチュアル的なの好きな人多いんですね。オーラだとか何だとかって言うんだけど。なんだけど、結局幸せなやつって自分にピッタリなやつでないと、うまくいかないなと思ってて。

自分に合ってないのに、一生懸命にやっても違くなってしまうことが多いから、西野さんだったらたぶんみんなでやって大騒ぎになるやつ、向いてるんですよね。そのやり方でやらないとうまくいかないってのがあるんだろうなあ、たぶん。

西野:小谷には前に言ったんすけど、オーケストラの指揮者やりたい。

小谷:(笑)。

西野:オーケストラの指揮者、やったことないすけど、お客さん一人ひとりに楽器持ってこいって言って。リコーダーとか、鍵盤ハーモニカとか、カスタネットとか持ってこさせて、お客さん全員楽器持ってるんすよ。それで、僕がステージに立ってこうやってるんですよ。

こうやって、「お前、次リコーダー吹けよ」「せーの」って言って。それで、たぶん間違えたりするじゃないですか。

「バカヤロー」とか言って、「このタイミングでこういけ!」って言ったら、お笑いライブとしてそっちのほうが笑い声がとれるんじゃないかと。

小谷:ウケますねえ。

西野:そういうやつやりたい。

小谷:おもしろいっすねえ。

のぶみ:もう完全に参加型に変わってくんだ。

小谷:おもしろい、おもしろい。

究極のエンタメはバーベキュー

西野:最近トークライブとか講演会が増えたんすけど、飽きてきちゃって。そんなことより、みんなでカレーとか作ったほうが絶対に笑ってる量多いよ。

小谷:ついでに、トークライブですね。

のぶみ:それ、いいっすねえ。

西野:そっちのほうが……そういうライブにしか興味がない。

小谷:せやねんなあ。

のぶみ:卒業旅行とか修学旅行とか、学校の行事あるじゃないですか? 僕、不良で引きこもりだったからずっとやってないんすよ。

西野:ああ! もったいないなあ! あれは、おもろかった!

のぶみ:だからカレーとか飯ごうだったり……。

西野:めっちゃおもしろいのに! カレーとか、飯ごうとか。あれの開けるタイミングとか。「早い、早い、早い!」とか。

のぶみ:「なんかあいつ、コクるらしいぜ」とかも本当に参加したことないんすよ。

西野:「おとぎ町」という埼玉に作ってる町のメインコンテンツは、バーベキューですね。お客さんみんな呼んでバーベキューする。

火を点けるところから絶対に楽しいと思うんですよ。そういうエンタメのほうが好きです。

のぶみ:火を囲んで、みんなで歌ったりするんですか? それ俺やったことないなあ! ほんとに。

西野:あれをみんなでやったほうが、「何やってんのかな?」みたいなんで。

のぶみ:僕、隣の人と手つなぐのも恥ずかしいすよ(笑)。

小谷:いいですねえ。

のぶみ:泣きながらしゃべったりするやつでしょう? すげえなあ、俺それやってこなかった人だなあ。

キングコング西野亮廣と絵本作家のぶみ 会議を見せるテレビkaigi

仲間と呑み屋でしている、「次あんな事しようや!」という話をそのまま見せちゃおうという番組です。企画や仕事が出来上がっていく過程をそのまま放送します。旬な2人のライブ感を存分にお楽しみ下さい。

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