断熱性抜群、耐用年数100年
鳥たちが作る家は人間の家よりもすごい?

The 3 Coolest Things Built By Birds

100戸以上の部屋があり、耐寒性があり断熱性も抜群。もちろん、警備体制も整っていて、100年以上も利用できる家。住宅としてはなかなか好条件に思えますが、実は鳥が作った鳥のための家なのです。主に南部アフリカのカラハリ砂漠で見られるシャカイハタオリは、木に、そして時には電柱に、ものすごく巨大な干し草の山のような集団の巣を作ります。屋根を組み立てるために多数の小枝を、断熱材として枯れ草を、卵を落とさないように青草を使い、精巧な建造物を作り上げてしまうのです。そしてほかにも、名建築家と呼べる鳥たちが存在します。

100年も使われるシャカイハタオリの巣

ハンク・グリーン氏:分譲マンションに興味はおありですか? いいのがありますよ。現在入居可能です。100戸以上の部屋があり、ほかに類を見ないような非常に効率のいい冷暖房装置を兼ね備えています。もちろん、くだらない連中を退けるための巧妙な警備体制も整っていますよ。

ただ、1つだけ問題があります。ここに住むためには……鳥でなくてはいけないのです。厳密に言うと、シャカイハタオリですね。

動物界のなかでもうまく名付けられた生き物であり、鳥による最高にクールな建造物を作った建築家です。主に南部アフリカのカラハリ砂漠で見られるシャカイハタオリは、木に、そして時には電柱に、ものすごく巨大な干し草の山のような集団の巣を作ります。

巣は最大で6メートルを超える大きさで、100もの巣ごもりの部屋があります。これは、繁殖期には1つの巣の集まりにつき最大400匹の鳥がいるということを意味します。

シャカイハタオリは屋根を組み立てるために多数の小枝を使います。そして断熱材として枯れ草を、卵を落とさないように青草を使うのです。耐寒性のある精巧な構造のおかげで、巣は温度も維持します。科学者は、外部の温度が17度から0度まで下がったとしても、部屋内部の温度は決して16度を下回らないということを発見しています。

そして驚くべきことに、いくつかのシャカイハタオリの巣は100年以上にわたり、継続して使われているのです。でも、私がシャカイハタオリの巣で一番好きなのは、ヘビのような捕食者を撃退するために入り口のいたるところに戦略的に配置されている、鋭くとがった藁です。研究者は、この入り口に手を突っ込むのは痛みを伴う試みだと報告しています。

巣の設計の多くは捕食者の抑止に関するものであり、中央アメリカのオオツリスドリもまた、卵を安全に守るための革新的な方法を考え出しました。

メスを夢中にさせる巣作り

オオツリスドリのぶらさがっているかごのような巣を見逃すことはないでしょう。とくに、彼らは1本の木に20もしくはそれ以上のコロニーで集まる傾向がありますからね。

雌は巣を作るためにつるやほかの植物の繊維を使います。巣作りの過程には約2週間がかかります。最終的な成果は、長さ60~180センチ程度で、たいていもろい枝の先から吊るされています。

これにより、卵を食べるやっかいなサルを抑止しているのです。それは木の場所にも言えます。オオツリスドリは巣作りの際に孤立した木を選びます。なぜなら、サルはひらけた場所に長時間いることを好まないからです。

オオツリスドリはまた、スズメバチやシガバチが住んでいる木に巣を作る傾向があります。刺す虫と非常に近くにいることによって、捕食者と寄生性昆虫を寄せつけないのです。

最後。ニワシドリの奇妙で魅力的な点をすべて伝えるのには、複数の回が必要でしょう。でもここでは、彼らが作る建造物に焦点を当てることにしましょう。

それらは巣というより、雌を引き寄せるための手段です。ニューギニアとオーストラリアに15種類以上いるニワシドリですが、大人のオスはみんな、一生のうちに一度はこのあずまやを作ります。

デザインは種ごとに異なりますが、多くのあずまやは小枝や木の葉や苔を使って作られます。そして、派手でピカピカしたものなら大体なんでも飾り付けるのです。

あずまやの周りにばらかまれる装飾物には、羽や小石、貝殻はもちろん、人間のゴミが含まれます。ある種のニワシドリは、噛み砕いたベリーや木炭を使って壁を塗ることもあります。

その目的は、交尾が行われるあずまやの内部へとメスを誘い込むことです。しかし競争は激しく、若いオスが年上のオスによってあずまやから飾りを盗まれるのも珍しくありません。

研究者は、ニワシドリが将来配偶者になるかもしれないメスを夢中にさせるために、錯視を使っていると考えています。建物の近くに小さめの飾りを配置し、大きめのものをより遠くに配置しているのです。

ニワシドリは、これが乱雑になってしまった時には、このパターンを元に戻すことが観察されています。ここでの教訓は、よくあることですが、オスというのは配偶者の興味を引くためにはどんな苦労も惜しまないということです。

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