有権者に対する説明責任

記者11:テレビ朝日『報道ステーション』のヒライシと申します。個人的な食事までわざわざ領収書をもらって、それを会計担当者に渡して、政治活動費として計上されていた。それが何件もあったと。これは返金をすれば済む話なんでしょうか?

舛添要一氏(以下、舛添):先ほど申し上げましたような理由で、プールしていたお金ということもあったわけです。それで私自身が払ったり、随行してきた秘書が払ったりというような、ちょっと若干複雑な2つのボックスという話をしました。

そこは改めないといけないと思ってますし、本当にお詫びをしないといけないと思ってますので、きちんと訂正・削除をして、返金をして、心新たに二度とそのようなことがないように、仕事をしたいというのが今の状況です。

記者11:今日の説明で有権者は納得できると思われますか?

舛添:それは有権者のみなさまのご判断ですが、私は真摯に調べて、今申し上げたように、真摯な対応を取ったと思っております。

理解されるかとおっしゃったことは、これは有権者のみなさんが決めることだと思っております。よろしいでしょうか?

記者11:今日の説明のなかで、政治活動費の計上の仕方についての説明がありましたけども、今の話ですと、個人の支出まで混在してしまうような仕組みでやってこられたと。

週刊誌に掲載された内容のみを確認されて、数件発覚したと。ほかについてやる必要があるのではないかと思いますが?

舛添:これは今日なんとかこの時間に間に合わせるために上がったものをやって。これ以外は申し訳ないんですけど、なんとかみんなで頑張ってここまでしたというのは、おわかりいただけると思うので。

もう一度、そういうことのないように精査してみます。今日はとにかくご指摘されたものについて、調べたということです。よろしいでしょうか?

記者11:領収書の宛名を書かずにもらうのはどういった理由なんでしょうか?

舛添:そのときのお店の対応が多いと思います。全部私が払ってないからわかりませんけど、こう……パッとくださる。レシートにしても。お店によっては「何と書きますか?」ということもあります。

これはもう、ケースバイケースだと思います。だから先ほどヒロセさんがおっしゃったようなことも、1つのやり方だと思いますので、ちょっと改めたいと思います。

マスコミの取材に心を痛めている

記者11:聞きにくい質問ではあるんですけど、ご家族と旅行に行かれたことがこのように週刊誌に報道されてしまった。ご家族の反応はいかがでしょうか?

舛添:家族のことをここで引き合いには出したくないと思います。それはもう、家のなかのことですから。

それより私はもう、非常に心を痛めておりますのが、みなさまは取材活動が仕事ですが、取材活動をなさるんですけど、お店の方々が臨時休業をしないとダメだとか、私のことでお店を閉めないといけない。

ご迷惑をおかけしていると、本当に申し訳ないと思ってますので、本当に1件1件、謝りに行きたいぐらいの気持ちです。

私から言うのもなんなんですけど、節度ある取材をしていただいて、臨時休業に追い込むということはないように、よろしくお願い申しあげます。私の責任なので申し訳ないですけど、私からよろしくお願いいたします。

記者11:そもそも自腹で払っていれば、お店の方、ご家族にご迷惑をかけなかったんじゃないかなと思いますが、その点いかがでしょうか?

舛添:封筒に30万なら、ずっと30万置いてやってきてるんです。というのは、つねに人がついていて、公職の立ち場にあると、お店の人も、議員からというより秘書さんから払うというのがだいたいあるので。そういうことをやっておられる政治家の方も多くおられました。

そういうシステムであったんですけど、こういうことが起こりましたので、今後は改善したいと思います。

記者11:プライベートで払ったもので、どうしてそこまで管理しないといけないのか。

舛添:それは先ほどの繰り返しになりますけども、お金をプールして置いてありますので、要するに30万あって、3万ぐらいになると補填しなくてはなりませんので、自分で管理している人にとっては、「そろそろ先生にお金もらわないとダメだよ」ということでやってきたので、これはこれで合理的な面もあるんですよ。

私が1回1回計算するというのは、とてもじゃないですけど、こういう仕事してると無理なもんですから。しかし、今回の件からいろいろ考えたいと思います。

会計責任者の退職時期

記者11:会計担当者はいつ退職されたのかと。それともう1つは、すでに解散した団体に、訂正して返還をするというおかしなことになっているんですが、同時にこれは、政治資金規正法で禁じている、いわゆる虚偽記載という事実は消えないんじゃないかと。

自発的な返還じゃなくて、週刊誌報道で明らかになったと。そういうことについて、「そうだったんで、返します」ということは、どうしても責任は逃れられないんじゃないかと思うのが1点です。

舛添:まず、第1点ですが、私が知事になる前後、ちょっと細かい何月何日というのはありませんけど、2つの政治団体が解散しまして、間違ってたらまたご報告しますけども、私が知事になるというきっかけで、2月になりましたから、例えば年度末のキリがいいときだと思いますけど、その頃だったと記憶しています。

それから2点目について、これは返金すると決定しましたので、こういう問題の管轄の総務省によくご支持を仰いだ上で、適切に処理をしたいと思います。

記者11:今の関連で、退職された時期ですが、去年2月4日付けで泰山会の収支報告書は去年2月時点で一昨年の分の、収支報告書を出されているわけです。

舛添:まだいたんですね。

記者11:じゃあ、いつ何年何月何日に退職されたのか、それをはっきりと……。

舛添:これはちょっとまだ不正確なことは言えません。おそらく記憶でいうと、だいたい3月末日というのは、普通は4月いっぴから新年度になりますから、そういう記憶がありますけど、これはちょっとまだ調べさせてください。

記者11:去年の3月ということですか? 一昨年の3月ということですか? 知事選があったのは?

舛添:知事選があったのは、一昨年です。ええ。去年かもしれません。ちょっと確認させてください手元に……。

記者11:じゃああとで。

舛添:わかりました。はい。すみません。じゃあこっち側の女性の方。

政治活動が行われた証拠

記者12:日本テレビ『NEWS ZERO』のスギノと申します。まず2点おうかがいしたいんですけど、先ほどご家族の宿泊費も含めて、政治活動だと言い切られたわけですけども、この感覚のズレというのは、今後どのように直されていくおつもりですか?

舛添:これは先ほどみなさまからご指摘をいただいているとおりでございまして、政治活動をやったことは先ほどご説明したとおりでございます。

だけど、今いただいたようなご批判がございますから、今後はそういうことがないように、いたしたいと思っております。

記者12:今まで多くの政治家の方が政治と金の問題で追求をされているなかで、より、国民の政治不信というものが高まっていると思いますが、どのように捉えられますか?

舛添:それも本当に慙愧の念に耐えませんので、しっかりとお詫びをして、仕事をしっかりやって、この信頼の回復に全力をあげたいと思います。

記者12:もし、ほかの方が都知事を務められていて、このような会見を行った場合は、舛添さんご自身はどのようにご覧になられますか?

舛添:それは仮定の話ですから、そこについてはお答えするのは差し控えたいと思います。今は私の説明をしているときでありますんで、まだほかにもご質問はございますので、そのことはちょっと、仮定の話はいたさないようにしたいと思います。

記者12:舛添さんご自身は納得できると?

舛添:ですから私は、今真摯にご説明を申し上げているんで、今日の私の説明であっても、またいろいろご批判があると思いますが、そういうものは、さらに真摯に受け止めて、さらなる努力を続けていくというのが今の決意でございます。

記者12:今後もその精算を続けられて、国民の方が納得できるように続けていかれると?

舛添:ええ。都民のみなさん、国民のみなさんからの信頼を回復するように、仕事でもってしっかりと成果を上げていきたいと考えております。

記者:フジテレビ、『Mr.サンデー』のシマと申します。ホテルの宿泊に関しても、飲食代に関しても、ホテルでも会議があって、飲食代であっても、そういう政治活動であったり、あと確認できないようなものもあったというようなお話でしたけど、政治活動があった、会議があったというのは何をもって確認されたんでしょうか? 

舛添:それは、だいたいみんな事務所の人たちはそのときの状況を思い浮かべますね? 先ほどの選挙の前であったという。そういうことで「このときはそうだったな」というのがわかるということで、だいたい私の動きはみんな知ってます。

それで、みんなで記憶を新たに、記憶をたぐりながら、それから収支報告書を見ながら、そういうことで明確にしたというのが今の答えです。

記者12:先ほども質問がありましたけども、その会合、ホテルの会議だったり、飲食が、どの人と何人で会ったという部分に関しては、そこが実際に政治活動の証拠になった部分だと思うんですけど、そこについて情報を出されるおつもりは?

舛添:これは先ほど言ったように、非常に微妙な話だし、相手方もおられますので、これは差し控えたいと思っております。申し訳ありません。

記者12:知事は現状で、係の方に確認して、これで説明責任は果たしたと?

舛添:私はできるかぎりの説明責任を果たしたと思います。よろしいでしょうか? 今度は……どうぞ、お待たせしました。

三日月ホテルの宿泊について

記者13:ジャパンタイムズのホスミです。よろしくお願いします。先ほどのお話と関連した質問なんですけど、反省されている部分があるとおっしゃったんですけど、家族旅行で行うというパターンはこの数年で数回あったということで、異常性が見られるんですけど。

舛添:2回ですよね? 三日月ホテル。

記者13:食事の費用も含めて数回以上なんですけど、舛添さんが反省しているとおっしゃっている段階で、都民のお金、税金の一部をプライベートでご利用されるというのは認めることはできますでしょうか?

そういうふうに捉えられることもできますので、反省されているということで、同じようなことではないでしょうか?

舛添:ちょっと私の……よく理解できたかどうかわかんないんですけど、先ほどの三日月ホテルの例はありました。しかし、政治的な会合と、何件か記載ミスがありましたけども、それは基本的にはきちんと政治活動とは分けてやってるということであります。

しかし、先ほどの三日月について言うと、家族が宿泊するところに会合をやったわけですから、そういうところではきちんと今後は反省して、二度とないようにしたいというのが今の状況です。

そういう意味で反省しているというのが今の中身でありますので、政治資金の原資というのはいろいろありますけれど、今のご指摘も受けて、より問題のないような方向でいきたいと思っています。

記者14:日刊スポーツのミスと申します。ホテル三日月の件ですけれど、当初はご家族だけで行くことを決めていたと先ほどおっしゃってましたけれど、それは何月頃に正月の予定を決めていたんでしょうか?

舛添:ちょっとそれは記憶にございません。わかりません。いつだったかというのは。

記者14:当初は政治活動に使うのではなく、家族旅行に行くつもりだったということですよね、2年連続でってことですよね。

舛添:基本はですね。2年連続というか、1年目そうで、2年目も使ったということです。

記者14:どの段階で、政治活動に使う、つまり選挙対策だったり敗戦処理に使うと予定が変わったんですか?

舛添:それはですね、予約はもうしてあるわけです。しかし、先ほどどなたかおっしゃったように、そんなに大事な会議なら全部予約を辞めてしまって、どこかで会議だけやればいいんじゃないかというんですが、せっかく家族旅行やっていて、しかし急に先ほど言ったように知事選の立候補には、それをやらないと間に合わない日がそこまでだということでありますから、これを使ったということなんです。

日程調整で、その日程しかなかったと、それで(ホテルに)来てくださいと。これは政治活動はちゃんとやったというので、先ほどご批判があったようなことになったということです。

記者14:当初からご家族の予定で入っていて、さらにご家族もきっちりと泊まられているわけですから、単純にプライベートのお金として処理されればいいのかなと、庶民感覚では思うんですが。

急にちょっと会議をされたから政治活動費にする、ちょっとと言ったら失礼ですけれど、ご多忙な舛添さんですから、ご家族とのお時間も大事だとは思うんですけれど、当初からご家族旅行で予定されていたものを、なぜ急に政治活動したからそちらに政治資金を使う、つまり税金であったり、そういうお金を使わなきゃいけないのか。

ファーストクラスの問題も、スイートルームの問題も、他人のお金に謙虚じゃないなとトータル的に思うんですけれど、なぜでしょう?

舛添:はい。そのことを真摯に反省して、しっかりと、それはまさに私が不徳のいたすところと申し上げたように、これはしっかりと反省して、今おっしゃったことは政治家としての資質ということになっていると思うんですけれど、そういう質問をされないように今後しっかりと改めていきたいと思っています。