剥こうよ。みんなの力で。
セブ山:こんにちは! 今週も始まりましたバーグハンバーグバーグTV。この番組では、株式会社バーグハンバーグバーグが携わった制作案件の裏側や、幻のボツネタなんかを、根掘り葉掘り聞いていきたいと思います。ナビゲーターはわたくし、セブ山が務めさせていただきます。よろしくお願いいたします。そしてお相手は、バーグハンバーグバーグの社長であります、シモダさんです。
シモダ:シモダです。よろしくお願いします。
セブ山:よろしくお願いします。はい、5回目始まりました。
シモダ:はじまりましたねー。
セブ山:最近、何かありましたか?
シモダ:最近ですね。『オモコロ』っていう、ウチの会社がやっているメディアなんですけども、そこで有料メールを出しているんですね。
セブ山:ありますね、はい。
シモダ:有料メルマガの企画みたいな形で、オモコロのライターのリックェっていう人間が、有料メルマガ会員が500人いった場合、包茎手術を受ける。
セブ山:やってます! まさに、キャンペーン中ですからね。(※このキャンペーンはすでに終了しています。)
シモダ:強制包茎手術。
セブ山:強制なんですか!?
シモダ:強制ですよ。500人って数値を達成したら、ね。もうズルかぶりなんで。
セブ山:「ズルかぶり」って表現あるんだ!
シモダ:あるんです。すごい何層にもなってる。
セブ山:何層にも(笑)。
シモダ:「恥ずかしがり屋さんが、だんだん顔を出すよ!」っていうのを、みんなの力でやりましょう! っていう。
セブ山:なるほど。今までにはないですよね。
シモダ:「剥こうよ。みんなの力で。」って、すごいいいコピーじゃないですか? 愛は地球を救う、みたいな感じのね。
世界のHondaとバーグが強力タッグ!
セブ山:はい。今回、お話を伺う案件を紹介したいと思います。今回はこちらです! 「Honda黙認! 株式会社バーグハンバーグバーグの、お金をもらって車を宣伝するサイトー!」。
ナレーション:こちらの案件は、Hondaさん黙認で、バーグハンバーグバーグが、Hondaの軽自動車「N-BOX+」をプロモーションするという企画です。
ナレーション:なぜか全員、脳みそ丸見え状態のバーグハンバーグバーグの社員が一丸となり、タイトル通り、お金をもらって、あらゆる方法で車を宣伝する期間限定サイトとなっております。
セブ山:さて、そんな案件に関わった社員ゲストとして、今回は山口(むつお)さんに来ていただいております。よろしくお願いします。
山口:よろしくお願いします。山口です。
セブ山:深々とありがとうございます。最初に疑問を解消しておきたいのですが、なんであれ、全員脳みそ丸見えなんですか?
シモダ:ビジュアルですか?
セブ山:ビジュアルですね。社員全員が……。
シモダ:なんでしょうね? せっかく僕ら全員出れるとなったんですけど、普通に出るとね。ただの素人になっちゃうので。
セブ山:なるほど。スーツ着て出ると誰が誰だかわかんないと。
シモダ:なんかワンアクセントほしいなってことで。僕ら、脳みそが大好きなんですよ。
セブ山:ロゴもそうですもんね。
シモダ:そうです。ロゴも脳みそだし。で、脳が見えてる絵とか書くのけっこう好きで。
山口:うん。書きますね。
シモダ:みんなが「やっぱ脳が出てたほうがいいよね」って、スッと決まった感じがしましたよね。
山口:それはもう割りと。ロゴにもなってるのでね。
セブ山:それは、まあわかるんですけど……。山口さんだけ、ピンクの皮膚のバケモンじゃないですか?
シモダ:巨大なね。
山口:うん。
セブ山:(笑)。あれは、なんなんですかね?
山口:あれは、わかんないですね。僕もやってたんですけど、気づいたら「山口はバケモンで行こう」っていう、そういう流れ、大いなる流れになっていた。
シモダ:あのね。昔、『グーニーズ』って映画があったんですよね。
セブ山:ああー、ありました。
シモダ:少年たちのなかに、一人だけ、目の位置がこことここにあるような大男のバケモンが一緒に旅をする。冒険をするような……。
シモダ:そのバケモノ一匹のおかげで、ギュッとチームが締まる。絵面がいいみたいな。山口はそういう顔芸も得意なんで、その位置かな?
シモダ:これ、みんな気づいてない人、結構多いんですけどね。みんな脳丸見えで、その辺を培養液を薄いフィルターで囲ってるんですけど、山口だけリスが入ってる。
セブ山:そうなんですか!
山口:脳が入ってない。
シモダ:脳は無いんです。
セブ山:(笑)。
山口:中でリスが左右に揺れるだけ。
セブ山:そうなんですか? じゃあ、よく見たら……。
シモダ:よく見たら、そういう遊び心も。
企画の見どころは?
セブ山:なるほど。そんなリスが動かしている(笑)山口さんに、聞いていきたんですけども。案件担当者として、見所なんかを教えていただきたい。
山口:いろいろやったんですよ。広告のキャッチコピーを集めるみたいな。
山口:大喜利っぽいやつとか、車の魅力を伝えるために、ブログっぽい記事で何かやったりとか。あと、プレゼントを送ったりしましたね。
セブ山:あー、ありましたね。
山口:そういうのとか、仕事っぽいというか、マーケティングプロモーションの集団みたいだぞ! みたいな感じを出したかったので、プレゼン資料をダウンロードできたりとか、ちょっと変わったことをやったんです。
セブ山:けっこう他では見たことないようなのを、実験的にいろいろやってみたんですね?
山口:そうですね。
シモダ:「俺らはスーパーコンサルタントなんだ」みたいな見せ方だったんで。頭のいいところを見せないとダメだと。
山口:そうですね。
シモダ:で、それが空回ってるみたいな感じも伝わればいいかな? って。
セブ山:なるほど。結構、見所はたくさんあるわけですね?
シモダ:見所だらけですよ。
山口:そうですね。見所しかない。
シモダ:最高。
読者にバンパーをプレゼント
セブ山:でも、今話が出た、読者にプレゼントを持って行くところを見たんですけど、プレゼントの内容が、バンパーとかでしたよね。
シモダ:そうですね。バンパー。
セブ山:なんでそれになったんですか? もっと何かなかったんっすか? いらないです。そんなものあっても……。
シモダ:あれは、車一台、自由にしていいよって。
山口:そうです。プレゼント用にね。
セブ山:サイトの中では、Hondaさんが「車、自由に使ってください」って?
シモダ:ってなった時に、車一台だけプレゼントとかだったら、ひとりしか嬉しくないじゃないですか?
セブ山:うん。
シモダ:「より多くの人に喜びを伝えたい!」ってHondaさんもたぶんそう考えるだろうな? って僕らが勝手に思って、車体をバラバラにしてパーツをプレゼントしていったほうが、みんなに幸せがお届けされる。
セブ山:もらった人は、喜んでくれてたんですね?
シモダ:……。
セブ山:喜んでないでしょ?
山口:実際に届けに行ったんですよ。で、その人のお住まいが1K。
セブ山:一人暮らしの……。
山口:6畳一間の1Kに入れてみると、やっぱ、あれね。でっかいわ。
シモダ:結構幅があるよね、車って。
山口:そうそう。もうね、一角を専有してしまって「あれ、邪魔じゃねえかな」と思って……。
セブ山:そうでしょ! それは送る前にわかることでしょ?
シモダ:僕、これ、言っていいんかわかんないですけども、その方のTwitterなんかを後日読んでたら、「これ、ヤフオクだそうかな?」って言ってたんで……。
セブ山:(笑)。
山口:そこはね。ウチは何も言えないですよ。
シモダ:自由に、ご自由にですけど……。。
セブ山:じゃあ、まあまあ、喜んでくれてたと……。
シモダ:喜んでた。だって金になりますから。バンパーでも1個でだいぶ金になりますから。
山口:そう、結果ね。
シモダ:よかった。
超一流企業Hondaのコンプライアンスはゆるゆる?
セブ山:今度は、担当者ね。こういうとこで苦労したよ、みたいなのをお聞きしていきたんですけども。制作のスケジュールとかせわしなかったと思うんですけど、その中で、こういうとこ大変だったよってところありますか?
山口:苦労はそんなにしてないんですよ。
セブ山:そうなんですか? イメージだとやっぱり、Hondaさん、大きな会社じゃないですか? だから、いろいろ大変やったんじゃないかなーと。
山口:いや、そこはスッと行けたんですよ。何を言っても通してもらった。
セブ山:まさに、黙認だったんですね。
山口:黙認ですよ、ほんと。実際、ホームページを作ってる時も、いろんな人が協力してくれて、みんな必死にやってもらったんで、そこで「ヤバい、時間がないわ」みたいなことにはならんかった。
セブ山:そうなんですか? 結構、すんなり進むようには……。
シモダ:おっきいところって、コンプライアンや予算がけっこう厳しいとか、通りにくいイメージあるんですけど、思ってた以上にめちゃめちゃ頭柔らかかった。
セブ山:へえー!
山口:関所ゼロでしたね。
セブ山:関所ゼロ!?
山口:直でした。