
2025.02.26
10年前とここまで違う 落とし穴だらけの“ERP to ERP”基幹システム刷新が抱えるリスクと実情
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山口トンボ氏(以下、トンボ):でもね、(オリンピック)せっかく日本でね……。
西野亮廣氏(以下、西野):そうなんです。北京(オリンピックの開会式も)見たんすよ。北京もすごいっすよ。
絵本作家のぶみ氏(以下、のぶみ):北京どうだったんすか?
西野:ぶわーっ!! やばいっすよ。まず、歴史が中国4000年ですもん。
のぶみ:確かにそうだった。すごい曲芸したりとか。
西野:もう見事でしたよ。スタジアムのど真ん中に巨大な巻物が広がって、このなかから物語が始まるみたいな。
三国志に出てくるような人が何千人も出てきて。やばいと思って、歴史でも負けるって思ったんですよ。タレントでも負ける、歴史でも負ける……日本で勝てるのなんなんだろうと思って。
そういえば、長野五輪があった1998年って、考えてみたらCDが超売れている時代だった。CDが一番売れた時代の日本で、日本がノリにノッてるときですよ。
「長野五輪は大変なことになってるぞ」と(開会式を)見たら……もう人類史上ベスト3に入るくらいスベってるんですよ。長野五輪のスベりようすごいんですよ。
トンボ:マジで?
のぶみ:トンボさん見ました?
トンボ:いや、長野五輪のやつはちょっと……。
のぶみ:長野五輪どんなの?
西野:劇団四季の演出家の方がやられて、線としては悪くなかったんですよ。「日本の文化をだいぶ前に出す!」みたいな。その当時のアイドルをいっぱい出すとかじゃなくて、日本文化を前に出すというところまではよかったんですよ。
いいのは本当にそこまでで、それ以降の、あの演出が……。まずお相撲さんを出してきたんですよ、写真なかったっけな。
小谷真理氏(以下、小谷):お相撲さんいいっすね。
西野:お相撲さん出すといい感じするじゃないですか。
小谷:日本っぽい。
のぶみ:お相撲さんすごい出してるもんね。
西野:お相撲さん出すまではよかったんですけど。
のぶみ:浅利(慶太)さんだよね?
西野:そうです。
のぶみ:社長さんですよね、僕もお会いしたこと1回ある。
西野:あっ、なんかの社長なんすか。
小谷:なんかの(笑)。
のぶみ:劇団四季を創設した……。
西野:まあ、たいしたことないんすよ。そいつがたぶん戦犯だと思うんですけど。
トンボ:もうすでに「長野五輪開会式 演出」って打ったら、その次に「ひどい!」とか「最悪っ!」ってワードが出てきちゃいますね。
西野:すごいスベってるんですよ。浅利さんとかいうのは、お相撲さんが出てくるまではまあまあよかったと思うんですよ。
そこからがまるでわかってなくて、お相撲さんが出てきて、一応真ん中に土俵みたいなのがあるんですけど、土俵が普段のサイズの10倍くらいなんですよ。
のぶみ:写真これですかね?
西野:そうそう。10倍くらいのサイズだから、お相撲さんがちっちゃいんですよ。
のぶみ:映りますかね? こんなこと言うのは申し訳ないですけど、ちょっとださいですね。
西野:せっかく体の大きいお相撲さんを出してるのに、土俵が超でかいからいつもよりちっちゃく見えるんですよ。浅利さん、こいつ。
小谷:こいつ。
西野:こいつ劇場でしか演出したことないと思うんですよ。劇場だったら成立するけど、これはスタジアムでまったくだめで、「お相撲さんちっちゃ!」と思ったんです。ちっちゃい裸のおっさんが出てきて、ぴょこぴょこぴょこぴょこやってるんです。
のぶみ:あれだね、ちっちゃくなってる感じが。土俵が大きいのか。
西野:比較対象。お相撲さんをでっかく見せるんだったら、横にちっちゃいもん置いとかないと。まずお相撲さんをでっかく見せるというか、でっかい体のやつを出すというのが。
のぶみ:巨人みたいにしたほうがいいっすよね。
西野:でもまあ、無理っすよ。お相撲さんが2メートル50あっても、このスタジアムレベルだったら通用しない。こいつ、浅利さん。
小谷:こいつ(笑)。
西野:お相撲さんのトップ30くらい出すんですよ。
小谷:横綱。
西野:大関とか。「いよいよ横綱の登場です」って出すんですけど、そんなん誰が知ってんすか。
小谷:確かに(笑)。
西野:大関、横綱……。
のぶみ:見た目は変わらないもんな。
西野:横綱曙でしたわ。
小谷:曙かーい(笑)。
西野:それももう。
のぶみ:白鳳じゃなかったんか。
西野:違う。もうパッとこんわ。
のぶみ:白鳳でも外人だしね。曙……。
トンボ:強い人は本当に(外人が多い)。
西野:東京五輪で帰化されてたとしてもよくわかんないじゃないですか。
小谷:確かにピンとこないね。
西野:ほんで、このお相撲さんのトップ30出すんだったら、有名人でもなんでもないんだから、もう無名でいいからお相撲さん1万人出したほうが……。
小谷:あー、なるほど。
西野:パンチ力ある。
のぶみ:お相撲さんみたいな人・1万人。
西野:それはやってる人でいいと思うんですけど。
あと長野の奇祭かな? なんか知らん祭を紹介してたんですよ。柱を立てて、そこにおっさんが「よいしょ! よいしょ!」とか登って、「なんとーか、かんとーか」とかやってんすよ。そんな祭誰が知ってる? 僕でも知らないです。
トンボ:知らないです。
のぶみ:ぜんぜん知らんね。
西野:僕も知らないし、日本人の知らない祭を海外に見せちゃって、案の定ぜんぜん盛り上がってないんですよ。日本人も誰も知らないし。
トンボ:乗り方もわからないし。
のぶみ:乗り方わかんない(笑)。
西野:それで、「よいしょ、よいしょ!」で「わっ!」てキメみたいなのがあるんですよ。そこがキメかどうかも知らないですよ。
のぶみ:そうかー。
西野:それで「決まった!」ってなったら、会場にアナウンスで、「なんとかが決まりました。盛大な拍手をお願いします」と。
……「拍手をお願いします」なんて絶対言ったらダメですよ。ロンドン五輪だったらそんなん言わんでも「おーっ!!」て。
のぶみ:ポールマッカートニーが出た時点でそうだよね。
西野:「拍手をお願いします」ってもう敗北宣言だよな。
のぶみ:でも、日本人のミュージシャンで外国で活躍してる人って、いないのか。
西野:いないっす。
のぶみ:きゃりーぱみゅぱみゅとか?
西野:いや、きゃりーちゃんとかパフュームとか言いますけど、知らないですよ。ほんの一部ですよ。
トンボ:ポールマッカートニーと比べられちゃうとね。
のぶみ:そうだよね。
西野:まず「有名人でどうだ」は捨てないと。
のぶみ:ジャッキーチェンとか言われそうだもんね。「日本人で知ってる人」って言われたら。
西野:有名人は通用しないです。だから、まずこの4年間でやらなくちゃいけないのは、「五輪に有名人が出たら損するぞ」「国民から袋叩きにあうぞ」という雰囲気をつくっておかないと。芸能事務所やりますよ。
小谷:やるでしょうね、このままいってもうたら。
のぶみ:本当にマリオしかないかもね。(コメントで)「渡辺謙」って書いてあるけど、渡辺謙何するの?
小谷:ジブリとか。
のぶみ:ジブリもねえ……。
西野:最近ずっとその話になっていて。
のぶみ:「任天堂に任せよう」って書いてある(笑)。変な感じになっちゃう(笑)。
西野:まあゲームはね。その話になっていて。
のぶみ:それは案出たんですか?
西野:昨日、(放送)作家の高須(光聖)さんに、「高須さんだったらなんですか?」って聞いたら、高須さんは「ピタゴラ装置だ」と言って。
壮大なピタゴラ装置。それは俺むっちゃいいと思ったの。ちっちゃい球から始まっていいんですけど、その時々でなんかあるじゃないですか? 宮大工さんの技術とか。
のぶみ:宮大工さん(笑)。金槌でやらない。
西野:それを釘を使わずに2つの柱がこうやって、釘を使わずに1本になって、それがどんどんどんどんでっかくなっていって。花火がバスバスバスバスあがって。
トンボ:花火は有名やもんね。
西野:そうです。最新のテクノロジーもいっぱいあると思うんですよ。ALE? (人工の)流れ星流すとか。
のぶみ:いまドローンで飛べるとかいう話もありますもんね。人間が立って乗れるって。
西野:日本が勝てるところって、そういう職人さんの技術。この人自体は有名じゃなくていいんだけど、「やっぱり技術大国だな」というそこしかない。
それを順番に見せていく装置としてピタゴラ装置を。むっちゃいいやん。有名人1人も出なくて、それはすっげーいいと思ったの。途中でっかい花火があがったりして、最後の決めに聖火台にパッって火がついたら。
小谷:ええやん!
西野:「うわっ!」ってなると思う。
小谷:なるやん絶対。
トンボ:拍手のタイミングもわかりやすい。
小谷:それやん!
西野:1時間くらいの壮大なピタゴラ装置。
のぶみ:なんか「忍者っぽいのも出そうぜ」って書いてある。「ロボットも出そう」とか、「宮大工さん出そう」とか。
西野:その時々で。
トンボ:技術の進化の歴史がピタゴラ装置でできたら素敵っすよね。
のぶみ:やっぱあの(『ピタゴラスイッチ』の)音楽流れるのかな(笑)。
トンボ:いや絶対流しちゃだめですよ(笑)。
のぶみ:リコーダーなのかな(笑)。
トンボ:全員ずっこけますよ。
西野:そっちすよ。
トンボ:技術力で勝負。
西野:逆にそこしかない、中国には歴史で負けるし、ヨーロッパとかアメリカにはタレント性で負けちゃってるし、技術しかない。
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