長野五輪の開会式がネットで大不評?
キンコン西野が見た、致命的な演出ミス

会議を見せるTV第11回 #5/6

キングコング西野亮廣氏と絵本作家のぶみ氏によるニコ生チャンネル「会議を見せるテレビ第11回」。今回は、キンコン西野自宅から絵本作家のぶみ氏、ホームレス芸人小谷氏、構成作家山口トンボ氏の4名でお届けします。西野氏は、1998年に行われた長野五輪の演出が不評だった理由と2020年の東京オリンピックで「日本の技術力」をアピールするアイデアを語りました。

ネットで不評だった長野五輪の開会式

山口トンボ氏(以下、トンボ):でもね、(オリンピック)せっかく日本でね……。

西野亮廣氏(以下、西野):そうなんです。北京(オリンピックの開会式も)見たんすよ。北京もすごいっすよ。

絵本作家のぶみ氏(以下、のぶみ):北京どうだったんすか?

西野:ぶわーっ!! やばいっすよ。まず、歴史が中国4000年ですもん。

のぶみ:確かにそうだった。すごい曲芸したりとか。

西野:もう見事でしたよ。スタジアムのど真ん中に巨大な巻物が広がって、このなかから物語が始まるみたいな。

三国志に出てくるような人が何千人も出てきて。やばいと思って、歴史でも負けるって思ったんですよ。タレントでも負ける、歴史でも負ける……日本で勝てるのなんなんだろうと思って。

そういえば、長野五輪があった1998年って、考えてみたらCDが超売れている時代だった。CDが一番売れた時代の日本で、日本がノリにノッてるときですよ。

「長野五輪は大変なことになってるぞ」と(開会式を)見たら……もう人類史上ベスト3に入るくらいスベってるんですよ。長野五輪のスベりようすごいんですよ。

トンボ:マジで?

のぶみ:トンボさん見ました?

トンボ:いや、長野五輪のやつはちょっと……。

のぶみ:長野五輪どんなの?

西野:劇団四季の演出家の方がやられて、線としては悪くなかったんですよ。「日本の文化をだいぶ前に出す!」みたいな。その当時のアイドルをいっぱい出すとかじゃなくて、日本文化を前に出すというところまではよかったんですよ。

いいのは本当にそこまでで、それ以降の、あの演出が……。まずお相撲さんを出してきたんですよ、写真なかったっけな。

お相撲さんの致命的な演出ミス

小谷真理氏(以下、小谷):お相撲さんいいっすね。

西野:お相撲さん出すといい感じするじゃないですか。

小谷:日本っぽい。

のぶみ:お相撲さんすごい出してるもんね。

西野:お相撲さん出すまではよかったんですけど。

のぶみ:浅利(慶太)さんだよね?

西野:そうです。

のぶみ:社長さんですよね、僕もお会いしたこと1回ある。

西野:あっ、なんかの社長なんすか。

小谷:なんかの(笑)。

のぶみ:劇団四季を創設した……。

西野:まあ、たいしたことないんすよ。そいつがたぶん戦犯だと思うんですけど。

トンボ:もうすでに「長野五輪開会式 演出」って打ったら、その次に「ひどい!」とか「最悪っ!」ってワードが出てきちゃいますね。

西野:すごいスベってるんですよ。浅利さんとかいうのは、お相撲さんが出てくるまではまあまあよかったと思うんですよ。

そこからがまるでわかってなくて、お相撲さんが出てきて、一応真ん中に土俵みたいなのがあるんですけど、土俵が普段のサイズの10倍くらいなんですよ。

のぶみ:写真これですかね?

西野:そうそう。10倍くらいのサイズだから、お相撲さんがちっちゃいんですよ。

のぶみ:映りますかね? こんなこと言うのは申し訳ないですけど、ちょっとださいですね。

西野:せっかく体の大きいお相撲さんを出してるのに、土俵が超でかいからいつもよりちっちゃく見えるんですよ。浅利さん、こいつ。

小谷:こいつ。

西野:こいつ劇場でしか演出したことないと思うんですよ。劇場だったら成立するけど、これはスタジアムでまったくだめで、「お相撲さんちっちゃ!」と思ったんです。ちっちゃい裸のおっさんが出てきて、ぴょこぴょこぴょこぴょこやってるんです。

のぶみ:あれだね、ちっちゃくなってる感じが。土俵が大きいのか。

西野:比較対象。お相撲さんをでっかく見せるんだったら、横にちっちゃいもん置いとかないと。まずお相撲さんをでっかく見せるというか、でっかい体のやつを出すというのが。

のぶみ:巨人みたいにしたほうがいいっすよね。

やるならお相撲さんを1万人出すべき

西野:でもまあ、無理っすよ。お相撲さんが2メートル50あっても、このスタジアムレベルだったら通用しない。こいつ、浅利さん。

小谷:こいつ(笑)。

西野:お相撲さんのトップ30くらい出すんですよ。

小谷:横綱。

西野:大関とか。「いよいよ横綱の登場です」って出すんですけど、そんなん誰が知ってんすか。

小谷:確かに(笑)。

西野:大関、横綱……。

のぶみ:見た目は変わらないもんな。

西野:横綱曙でしたわ。

小谷:曙かーい(笑)。

西野:それももう。

のぶみ:白鳳じゃなかったんか。

西野:違う。もうパッとこんわ。

のぶみ:白鳳でも外人だしね。曙……。

トンボ:強い人は本当に(外人が多い)。

西野:東京五輪で帰化されてたとしてもよくわかんないじゃないですか。

小谷:確かにピンとこないね。

西野:ほんで、このお相撲さんのトップ30出すんだったら、有名人でもなんでもないんだから、もう無名でいいからお相撲さん1万人出したほうが……。

小谷:あー、なるほど。

西野:パンチ力ある。

のぶみ:お相撲さんみたいな人・1万人。

西野:それはやってる人でいいと思うんですけど。

あと長野の奇祭かな? なんか知らん祭を紹介してたんですよ。柱を立てて、そこにおっさんが「よいしょ! よいしょ!」とか登って、「なんとーか、かんとーか」とかやってんすよ。そんな祭誰が知ってる? 僕でも知らないです。

トンボ:知らないです。

のぶみ:ぜんぜん知らんね。

西野:僕も知らないし、日本人の知らない祭を海外に見せちゃって、案の定ぜんぜん盛り上がってないんですよ。日本人も誰も知らないし。

トンボ:乗り方もわからないし。

のぶみ:乗り方わかんない(笑)。

西野:それで、「よいしょ、よいしょ!」で「わっ!」てキメみたいなのがあるんですよ。そこがキメかどうかも知らないですよ。

のぶみ:そうかー。

西野:それで「決まった!」ってなったら、会場にアナウンスで、「なんとかが決まりました。盛大な拍手をお願いします」と。

……「拍手をお願いします」なんて絶対言ったらダメですよ。ロンドン五輪だったらそんなん言わんでも「おーっ!!」て。

のぶみ:ポールマッカートニーが出た時点でそうだよね。

西野:「拍手をお願いします」ってもう敗北宣言だよな。

日本の有名人では通用しない

のぶみ:でも、日本人のミュージシャンで外国で活躍してる人って、いないのか。

西野:いないっす。

のぶみ:きゃりーぱみゅぱみゅとか?

西野:いや、きゃりーちゃんとかパフュームとか言いますけど、知らないですよ。ほんの一部ですよ。

トンボ:ポールマッカートニーと比べられちゃうとね。

のぶみ:そうだよね。

西野:まず「有名人でどうだ」は捨てないと。

のぶみ:ジャッキーチェンとか言われそうだもんね。「日本人で知ってる人」って言われたら。

西野:有名人は通用しないです。だから、まずこの4年間でやらなくちゃいけないのは、「五輪に有名人が出たら損するぞ」「国民から袋叩きにあうぞ」という雰囲気をつくっておかないと。芸能事務所やりますよ。

小谷:やるでしょうね、このままいってもうたら。

のぶみ:本当にマリオしかないかもね。(コメントで)「渡辺謙」って書いてあるけど、渡辺謙何するの?

小谷:ジブリとか。

のぶみ:ジブリもねえ……。

西野:最近ずっとその話になっていて。

のぶみ:「任天堂に任せよう」って書いてある(笑)。変な感じになっちゃう(笑)。

西野:まあゲームはね。その話になっていて。

日本の技術力を生かした「ピタゴラ装置」

のぶみ:それは案出たんですか?

西野:昨日、(放送)作家の高須(光聖)さんに、「高須さんだったらなんですか?」って聞いたら、高須さんは「ピタゴラ装置だ」と言って。

壮大なピタゴラ装置。それは俺むっちゃいいと思ったの。ちっちゃい球から始まっていいんですけど、その時々でなんかあるじゃないですか? 宮大工さんの技術とか。

のぶみ:宮大工さん(笑)。金槌でやらない。

西野:それを釘を使わずに2つの柱がこうやって、釘を使わずに1本になって、それがどんどんどんどんでっかくなっていって。花火がバスバスバスバスあがって。

トンボ:花火は有名やもんね。

西野:そうです。最新のテクノロジーもいっぱいあると思うんですよ。ALE? (人工の)流れ星流すとか。

のぶみ:いまドローンで飛べるとかいう話もありますもんね。人間が立って乗れるって。

西野:日本が勝てるところって、そういう職人さんの技術。この人自体は有名じゃなくていいんだけど、「やっぱり技術大国だな」というそこしかない。

それを順番に見せていく装置としてピタゴラ装置を。むっちゃいいやん。有名人1人も出なくて、それはすっげーいいと思ったの。途中でっかい花火があがったりして、最後の決めに聖火台にパッって火がついたら。

小谷:ええやん!

西野:「うわっ!」ってなると思う。

小谷:なるやん絶対。

トンボ:拍手のタイミングもわかりやすい。

小谷:それやん!

西野:1時間くらいの壮大なピタゴラ装置。

のぶみ:なんか「忍者っぽいのも出そうぜ」って書いてある。「ロボットも出そう」とか、「宮大工さん出そう」とか。

西野:その時々で。

トンボ:技術の進化の歴史がピタゴラ装置でできたら素敵っすよね。

のぶみ:やっぱあの(『ピタゴラスイッチ』の)音楽流れるのかな(笑)。

トンボ:いや絶対流しちゃだめですよ(笑)。

のぶみ:リコーダーなのかな(笑)。

トンボ:全員ずっこけますよ。

西野:そっちすよ。

トンボ:技術力で勝負。

西野:逆にそこしかない、中国には歴史で負けるし、ヨーロッパとかアメリカにはタレント性で負けちゃってるし、技術しかない。

キングコング西野亮廣と絵本作家のぶみ 会議を見せるテレビkaigi

仲間と呑み屋でしている、「次あんな事しようや!」という話をそのまま見せちゃおうという番組です。企画や仕事が出来上がっていく過程をそのまま放送します。旬な2人のライブ感を存分にお楽しみ下さい。

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