どんなnoteをどれくらいの金額で出すか

経沢香保子氏(以下、経沢):このなかでnoteやってみたいなって思っている人いますか?

(会場挙手)

経沢:まあ、今日来た人はかなりいますね。

はあちゅう氏(以下、はあちゅう):梅木さんもいるから、すごく……。有料noteやっている人いますか?

経沢:せっかくだから、みんなでワークしましょうか。「こういうnoteをこのくらいの金額で出そうと思う」という案を考えてもらって、それを梅木さんとはあちゅうが斬るってのはどうですか?

はあちゅう:私、バッシバシに斬りますよ(笑)。

経沢:(笑)。

梅木雄平氏(以下、梅木):たぶん、ほとんどダメだと思います。

経沢:(笑)。そんなこと言ったら、みんな考えるモチベーションなくなっちゃうじゃないですか!

はあちゅう:でも、こういうところで「おっ!」って言ってみたいですね。

経沢:そうですね。はい、じゃあチームになってやりましょうか。今回の「こういうのをやりたい」ではなくていいので、「こういうのをやったら、これくらいで売れるんじゃないか。それも何冊以上」とかというかんじでいきましょうか。

はあちゅう:まあでも、「これで売れるだろうな」というのを、グループで1つ出してもらいましょう。

経沢:はい、じゃあ、何人組ぐらいにしようか。

はあちゅう:3人ぐらい。

経沢:3人寄れば文殊の知恵ですね(笑)。ということで……。

はあちゅう:右からそこらへんで3人ずつになっていって。じゃあ、時間5分で大丈夫ですか?

経沢:5分はちょっと短いんじゃない? 50分までにしよう。

はあちゅう:50分まで。

経沢:うん、10分間。

はあちゅう:10分。じゃあ、見ながら。5分から10分の間で。

経沢:そうですね。

(参加者シンキングタイム中)

経沢:そろそろ、どうですかねえ? まだ、ちょっと時間ほしいチームありますか?

(参加者挙手)

経沢:あ、はい。じゃあ、あと2分ぐらい。

(参加者シンキングタイム中)

はあちゅう:あと1分くらいで、しっかりまとめに入ってください。

(参加者シンキングタイム中)

ママに向けた認可保育園の情報は有料で売れるのか

経沢:はい、じゃあ、そろそろやってみましょうか。じゃあ、一番最初に発表してくれる勇者の方。

(参加者挙手)

お、さすが! じゃあ、お願いします。

参加者1:○○と申します。今日は貴重な時間、ありがとうございます。売ってみたい、作りたい内容として、東京都の認証保育園が何を基準に、いつからスケジュールが組まれていて、どうすれば入ることができるのか、今年の情報を具体的な保育園の名前をつけて作りたいなと、試してみたいなと思っています。

ターゲットは、私と同じように育児休業をしているような、もしくはこれから育休、産休を取って子供を出産したいなと思っているような女性の方を、ターゲットにしたいと思っています。

なんでこういう情報を作ってみたいと思ったかというと、私自身も保活をしている際に、本当に情報がなくて、あっても古い、口コミでしか情報が回ってこない状況になっていて。

経沢さんがサロンのなかで「認可保育園落ちた、死ね!」みたいなのがバズってるという情報を共有してくださったと思うんですけれども、私もご多分に漏れず認可保育園に落ちた人間でして。

じゃあ、どうすればいいのかというところ。同じ思いをほかの人にさせたくないなあというところ。同じことを困っている人たちに。足で歩いて稼ぐしかない情報だったので、それをやった人しか持っていないものを形にして残して、共有してということが。

経沢:内容とターゲットはわかりました。ちなみに、どうやって情報を集めて、実行をどうやってするんですか?

参加者1:少なくとも文京区に関しては、私が情報を持っているので、それをまずまとめようと思っています。

経沢:なるほど。区ごとってことですね。

参加者1:それ以外の区の内容については、私が産休中に友達になった他の区のママ友さんがいるので、彼女たち、認可保育園に落ちた人もいれば、認証で止まってる人もいれば、それ以外のところに行く人もいますけど、その人たちの情報をヒアリングして、「私、こういうふうにまとめたいんだけど、一緒にやらない?」って声をかけて。

経沢:わかりました。ありがとうございます。ごめんなさいね、多分思いがいっぱいあると思うんですけど、何個かやるので短めにさせてもらいました。ありがとうございました、素敵なアイデア。

(会場拍手)

プライスと売り方までセットで考えないと売れない

はあちゅう:ちなみにいくらぐらいでやるんですか? それはマガジンではなくて、単体の記事ですか?

参加者1:はい、(単体の記事)で考えてます。

梅木:ちょっとつっこんじゃうと、プライスと売り方までセットで考えないと売れないので、次以降に発表する方はそこの説明しないと。コンセプトの内容は簡単でいいんで。コンセプトの内容は30秒で答えてもらって、売り方とプライスもちゃんと全部言っていただかないと。

(会場笑)

経沢:助かります、ありがとうございます! はい、はあちゅう、どうかな? 今の話。

はあちゅう:すごく内容はいいと思うし、売り方は、一番悩むところだから、そこを10分ではなかなか難しいと思うんですけど、プライシングは次からは発表してほしいですね。いくらでというのは。そこが一番のポイントだと思うので。

情報の正確性を証明するのが難しい

経沢:梅木さん。今のを、もし自分が売るとしたら、いくらでどうとかって、イメージ、何かありますか? ちょっと苦手分野かもしれないけど。

梅木:プライスよりも売り方がキモで、売り方が一番難しいんですよ、今は。NGなのは「経沢さんがシェアしてくれれば売れるじゃないですか」みたいな。

経沢:(笑)。

梅木:いや、その発想って絶対あったはず。なので、はあちゅうとか経沢さんのシェアに頼るっていうのは、発表からは外していただけると。

経沢:(笑)。

梅木:情報バリューとしてはあると思うので、3000円とかでもいけなくはない気はします。

経沢:私も情報バリューはあると思うんですよ。ただその情報の正確性をどのように証明するかというのが難しいかなと。まあ、そんなに考えられる時間がないし、今のは頭の体操だからまだないと思うんですけど。

例えば、梅木さんの投資判断は梅木さんの投資判断だから、それをわかって買ってますよね。ただ、その認可保育園の入り方ってなると、みんな命がけで必死だから、情報が間違ってたりとか。

人によって点数とか背景が違うから、あくまで参考程度にとどめてほしいというのと、有料でガッツリ売る場合は、クオリティコントロールが一番キモになるのではないかな、というのはちょっと思いました。

でも、発見したアイデアとしては、すごく社会にとってもユーザーにとってもすばらしいと思ったので、良かったと思います!

梅木:じゃあ、売ればいいってことですよね?

経沢:……そうですね、はい。ほら、キッズラインはベビーシッターだからさ。認可保育園入れなかったらご利用ください!

(会場笑)

経沢:でもほんと、保育園入るのって国が毎月1人あたり補助金20万円くらい出してて。ベビーシッターだったら必ず雇えるよ。財政上もメリットあるのにね。

美容体験記は「書いた人が実際に体験してるか」がポイント

経沢:はい、じゃあ次! 誰か手を挙げてましたよね。

(会場挙手なし)

はあちゅう:今、梅木さんのキレキレのがあったから、バサッって(笑)。

(会場笑)

経沢:さっきチェックの赤い服の人、手を挙げてませんでした? 今思ってることでいいので(笑)。私とはあちゅうがフォローしますんで(笑)。

(会場笑)

参加者2:2人で考えてたのは、歯科とか美容とかの自費診療で受ける治療で、プラスアルファ、人生良くなりそうだな、くらいの治療の体験記とかがあるとほしいなって思いました。お金かかるし、例えばレーシックとか、インプラントとか。

ちょっと体をいじるから怖いなというやつの体験記で、こういうデメリットもあったし、感じたけど、「最終的にこうでした」みたいなのがあると、3000円くらいとかで売れるかなという。

経沢:なるほど。

参加者2:マガジンとかじゃなくって、単発の。自分、何個も経験するわけじゃないので。

経沢:ありがとうございます。どうですか? はあちゅう。あっ、先梅木さんにしよ。はい(笑)。

(会場笑)

梅木:内容的にはありだと思うんですが、「誰が書いたか」というのがポイントで、書いた人が病院関係者とかだとステマっぽく見える気がするので、「書いた人が実際にそれを体験してるか」というのがポイントかなという気がするのと、どうやって広げるんですか、というところですね。

価格的にはそれくらいのバリューがありそうな気はします。

経沢:確かにレーシックとかだと、マーケットも大きそうですが。はあちゅう、どうですか?

はあちゅう:レーシックのやつは、たしか、ちゅうはやサロンでやってる人がいたような気がするので、やっぱりみんなが考えつくすごくいい内容なんだろうな、と思うんですけど、買わせ方ですね。

やっぱり文章でどうやって売るところまで持っていくかとか、写真をどう入れ込むかとか、内容的にはぜんぜん間違ってないんですけど、実際に実現するときの工夫がすごく勝負どころになってくるかと思います。

有料noteの売れ行きは著者の知名度に依存するのか

経沢:逆に、お二人に質問してみたいんですけども、今の美容の話だとした場合、下田美咲さんが1万円でスキンケアのnoteを売ってて、「自分がお肌に300万円ぐらいかけてて、すごくきれいだから、そのノウハウを1万円で売ります」って、けっこう売れてたような記憶が。

今、私はnoteやってないからわからないんですが(注:このイベントの直後にnoteを開始)、その人の知名度というか、その人の告知力にってけっこう依存するのか、それともそうでない方法なのか。

一般的なイメージって、やっぱり「その人の知名度に対してのマネタイズ」というイメージなんだけど、逆にそうではない人でもすごく売れたというのが何か、はあちゅうとか梅木さんが知っているのであったら教えてほしいなと思いますけど。

はあちゅう:どっかにまとまってると思うんですけど、漫画で売れてるものとかの成功例があって、別にすごくフォロワーがいるとかいうわけじゃないんですね。

それで、今日、私、Twitterでシェアしたんですけど、noteのフォロワー数のランキングが1位から100位まであるんですよ。そのランキングだと、私は17位。それで、小野美由紀さんというエッセイストさんが100位とかで。

ランキングに入ってるメンバーも存在感があったりするんですけど、梅木さんとか、ぜんぜんそこに入ってないんですよね。900位くらい。

梅木:いじめられてる?

(会場笑)

経沢:違う(笑)。もう、そういうこと言わない!

売り方の工夫が物を言う

はあちゅう:でも、やっぱそれは売り方の工夫が物を言うわけであって、告知力があるに越したことはないけれど、告知力が絶対にないと売れないわけではなくて、そこはやっぱり工夫が足りないんだと思います。

経沢:なるほど。

梅木:人によってコンバージョンレートがぜんぜん違う、というのはあります。

経沢:たしかに。

梅木:それで、はあちゅうと僕の場合は、たぶんソーシャルのフォロワー数って10倍ぐらい違うんですけど、たぶんコンバージョンレートも10倍ぐらい違う。

経沢:なるほど。だからイコール。

梅木:コンバージョンレートは僕のほうが10倍高い、いいというかんじかもしれないですね。

経沢:確かにそうですね。ありがとうございます。

経沢:はい、他の方!

(参加者挙手)

経沢:あっ、えらい! 大丈夫だよ、怒らないよ(笑)。

(マイクが発表者に移動)

経沢:おもしろいですね。「100万円売れるnote」が売れそうじゃない?

はあちゅう:出てもおかしくないと思います。

「就活で100社落ちた話」のニーズはあるのか

参加者3:私はnoteをやっているんですけど、今はまだ無料の記事しか書いてないんですけど、有料にもチャレンジしたいなと思っていて、一般人の私が書くものに課金をしてもらおうと思うと、何か付加価値をつけないといけないと思っていて。

それで、私が今書こうと思っているのが就活に関する記事なんですけど、私が実際に就活をして100社落ちたんですけど、そういう人ってけっこう今いるという話を……囁かれてると思うんですけど、実際に自分が体験して血を流したことを文章にして、……なんだろうな。

経沢:コンセプトを言わないと、そろそろ梅木さんを怒らせるぞ(笑)。

(会場笑)

経沢:題名とネタをざっくりと教えてもらえますか?(笑)

参加者3:「こんな就活をするな」というのがコンセプトで。

経沢:ああ、なるほど。

参加者3:自分のこういう受け方を、考えを持ってやってしまうと、こういうふうになるよというものを無料で書いたうえで、有料部分のところは実際に受けた会社名とか、選考の内容がこんなだったよというのを有料部分にして。

経沢:100社あるもんね!(笑)

参加者:100社あるので、公開できれば、一応、文章としては、無料部分でも言いたいことは伝わるけど、それプラス、就活の細かい部分がわかりたい人は、まあ……100円で考えてましたけど、お金をちょっと払ってもらって見てもらうみたいな。

経沢:はい、ありがとうございます。

失敗談より成功した話を聞きたい

梅木:100社落ちた理由が、今わかりました。話が長い。なんせ要点が要約されてないので、結論を言うと売れません。100社落ちた人の話は聞きません。100社受かった人の話であれば1万円でも買うと思います。特に情報バリューがあるとは思えない。以上です。

経沢:んー、なるほどね。はあちゅう、どうですか?

はあちゅう:すごく梅木さんと似てるんですけど、ちゅうハヤサロンで有料noteの添削をしてるんですね。メンバーが、「これをいくらで売ろうと思います」というのに対して、サロンのなかでだけ無料公開して、それをみんなで添削して……というのをやっていて、今のにすごい似たものがあったんですよ。

そのなかで、ダイエットの失敗談を売ろうとしていた方がいらっしゃったんですけど、やっぱり100円払って失敗談だと、「失敗してるじゃん」というので終わっちゃうんですよ(笑)。

だから「最終的にどういうふうにうまくいきました」というところがあったほうが絶対売れるし、……うーん、ほんとに梅木さんと同じですね。

あとは就活の情報ってすごくセンシティブなので、選考内容を有料で売ってしまうと、それは誓約書とかで「そういうのは漏らしません」というのもされているかと思うので。

梅木:それは別に問題ないっしょ。

はあちゅう:でも、選考の内容とか質問をそこまで。

梅木:ダメなんだ?

はあちゅう:私は「言っちゃいけない」って誓約書にサインしましたよ。

梅木:受けるときに?

はあちゅう:受けるときに。

梅木:へえ。

はあちゅう:とくに外資とかはそういうのに厳しいと思うので、下手したら訴えられてしまったりとか。まあ、そこまでいかないと思いますけど。

経沢:リスクはちょっとあるってことね。

はあちゅう:そこはやっぱり、他人のふんどしで相撲を取るじゃないですけど、誰かの情報を使ってやるときは、そこを気をつけなきゃいけないなと思いますね。

1回、オンラインサロンの体験談を書いて、それを有料で書かれてる方がいて、内容的にはぜんぜん問題ないんですけど、やっぱりSynapseのビジネス領域に入ってしまうことなので、ちょっと有料では(問題がある)というのでNGになってしまったりとか、そういうのを見ているので。すっごくバランス感覚の必要な内容かな、と思います。

経沢:なんか学びがあったらいいですよね。結局、自分はこうこうこういう人間でこうだったけどこうなりました、というのがわかってだといいけど、……確かにそうかも。