DMM.Africaの採用説明会

亀山敬司氏(以下、亀山):ようこそ。今回はDMM.Africaの説明会ということで、ウチがどういうことをやろうとしていて、どういう人材を求めてるか、どういう条件なのかということを話させてもらいます。

今回は新卒希望の人と中途希望の人がいるって聞いたんですけど、まずうちの趣旨というか、DMM.Africaの活動に関して何点か話させていただきます。

なぜDMM.Africaかというと、簡単な話、日本もどんどん人口が減っていくし、今後は海外に行かないといけないかなと思ったときに、アフリカのほうが将来性があるんじゃないかという、ただそれだけのことです。

なので、基本的に何をやるかはまだぜんぜん決まってません。今度はアフリカという軸で仕事を考えようというだけです。

例えば、インターネットという軸でどんな仕事をやろうかとか、ゲームという軸でどうやろうかとか、いろんな考え方があるけれども、今回は成長性のあるアフリカのなかで、それが牛丼屋でもいいし、ITでもいいし、インフラ業者でもなんでもいいから、事業をやろうかなというのが、この考え方です。

基本的に「アフリカ」と言ってますけど、「アフリカのほうがなんかインパクトあるかな?」と思ってアフリカと言いました。

実を言うと、キューバでもいいし、イランでもいいし、ミャンマーでもいいという。どちらかというと、まだあまり日本から進出していないところと思ってもらったほうがいいですね。

だから、実はアフリカだけにこだわっていない。ただ分かりやすく「DMM.Africa」というお題で始めたということです。

言い換えれば、「アフリカに行けるやつはどこでも行けるだろう」という感じかな?そうやって募集しておけば、アメリカに行ってくれとか、アジア行ってくれとか、どこか他の国に行ってくれと言ってもできるんじゃないかなということで、こういうタイトルになっています。

100万ずつ持たせて、社員7人をアフリカへ

今現在、どういった活動をしてるのかと言いますと、ウチの社内にいる人間から、「アフリカに行きたいやつ」ということで募集をかけました。

エンジニアとか、営業とか、デザイナーを含めて25人くらい募集があって、その内9人を採用してます。あとは、アフリカ人を3人雇用して、全部で12人のスタッフで今はやってます。

元々うちの社内にいた人間に関しては、営業部署にいるとか、ゲーム作ってますとかいろんなやつがいたんで、「今の雇用は守るから、半年間借ります」というかたちで出向扱いになってます。

とりあえずきっかけが欲しかったんで、集めたんだけれども、実際のところ彼らがなにもできないかもしれない。英語できるやつも2~3人くらいだし。

「それでも気合だけで行ってこい」という感じで、とりあえず今7人が向こうに行ってますね。そのときは1人100万持たせて、「3ヶ月くらい、しばらく帰ってくんな」と言って、行かせたという感じかな。

それで「4月末くらいに1回帰ってこい」「そんときに、何を見つけたか、何があったかということを全部伝えろ」という感じで旅立たせているのが今の現状ですね。

今のところ、大したレポートは上がっていません。1個くらい上がったので言うと、「ルワンダで衛星放送をやってる会社と組んで、日本の渋谷とか原宿を取材して、それを放送して、その後ECサイトを作って、日本で流行った物を送って向こうで売りましょう」というプランが出てきました。

あとは、不動産をやりましょうとか、農業をやりましょうとか、太陽光をやりましょうとか、いろんなアイデアが出るけれども、なかなか具体的な話にはならない。そういうなかで、各自いろんなところにリサーチしたり、日本の企業と話している人もいる。

管理はしてないので、もしかしたら遊んでブラブラしてるやつもいるかも知れないけどね(笑)。そこは俺もちょっとわからないんだけれども、上がってきた報告で言えば、現状そんなところです。

今みたいな感じで、とりあえず行き当たりばったりでやろうかなというかたちなので、ルールがどんどん変わりますが、ざっくりした予定では、50人ほどアフリカに行かせて、なにか見つけて、それを軸に仕事をしようかなというのが基本的な考え方。なので、本当に何も決まってないと思って下さい。 

先に送り込んだ7人もそのまま継続してアフリカ事業をやらせるかもしれないけども、適性がないと思ったら元の部署に戻すことになると思います。

欲しい人材その1:自分で事業ができる人

では次に、どんな人材が欲しいかという話をさせてもらいます。

まず、現段階ではまだ、誰がリーダーになるとか、それも決まってないんですね。仮に50人いたら、5人くらいがリーダーになって、その下に10人つくかもしれないし、1人だけ向こうに行って、アフリカ人を雇用して仕事を始めるかもしれない。

そういった意味では、まず事業にリーダーシップや責任を持てる人間、アイデアを出す人間というのが必要になる。事業はアイデアと責任者がいないと始まらないから。だから第一に欲しいのは、「自分で事業を作れて、人を雇用できて、現地でミッションを具体的に実行できる人」、またはやれそうな人ということになるかな。新卒の人は特に実績ないと思うけど、中途の人は過去の実績をふまえて考えます。

欲しい人材その2:ロイヤリティの高い人

そして、第二に欲しいのは「ロイヤリティの高い人」。うちとしては、長い目で当面よくわからないままに投資することになる。50人の年間の人件費などが1人1000万かかるとしたら、年間5億くらいの人的投資をしていこうというところから始めてる。

だから、やっと育ったと思った人間にすぐ辞められても困るよね。つまり、そのなかで、将来的に中核になってもらって、アフリカ人とか、次に送られる日本人とか、そういった人間を含めて新しいアフリカのビジネスをやってもらわなきゃ困る。なので、優秀であってもすぐに辞めてもらったら困るということ。

欲しい人材その3:金を盗まない人・信頼できる人

第三は、「金を盗まないやつ」ということ。どんなに優秀で長くいるやつでも悪いやつはダメということですね。

実際問題、ウチは日本のなかでも権限を渡すと、かなり自由にやれるような組織にはなってるんで、逆にいうと誘惑もいっぱいあるのよ。うちの会社のなかでも、キックバックもらったり、お金を不正したり、セクハラしたり、実はいろんなトラブルがある。

そういったことで、解雇されることもある。優秀で長くいたとしても、それが組織としての損であったとしても、辞めさせるというのが会社の方針です。他への影響もあるからね。

こういうことは日本でもたまにあるし、遠方のアフリカでも当然あるかもしれない。特に管理も効かないしね。自分たちが誠実だとしても、現地に行けば日本よりもう少し不誠実な人が多いかもしれない。自分たちがだまされるのはまだいいけど、自分たちが会社や人をだますのはダメ。もちろん、現地の人にもだまされないほうがいいけどね(笑)。

向こうに行けば、自分たちだけではやれないので、向こうのアフリカ人と一緒に仕事をすることになると思います。そのときに、いかに彼らとの信頼関係をつくれるか。

アフリカ人でも中国人でも日本人でも、良い人もいれば悪い人もいる。そのなかで、一番大事な部分は信頼関係になると思うんだよね。 だから、俺たちにとってもアフリカ人にとっても信頼できる人間が必要なんです。