ブラック企業を見抜くために一番重要な数字

大熊将八氏(以下、大熊):今日は簡単に、ここまでする必要はないんですけども、「ここの数字は見たほうがいいよ」みたいなところを伝えていきたいなと思ってます。

先ほど出てきた有価証券報告書っていうのを見て分析して、まずそこから企業分析はスタートします。これ(スライド)はある企業の有価証券報告書ですけど、いきなりいろんなところに数字が並んでいて、なんのこっちゃわからないと。

まあ、かろうじて売上高とかはわかると。売上高はなんか伸びてる、みたいな。ただ、利益(の種類)もやたらあって、どれを見ていいかわかんないし、このへんのなんとか利益みたいなのもさっぱりわからない。

すっげえ難しそうでややこしそうでめんどくさそうで、たぶん「やれ」って言われたりだとか、「こうやるべきだ」と言われても、見た瞬間に「いいや」ってなると思うんですよね。なので、もうちょっと簡単にいろいろと説明していければな、と思っています。

で、いろいろな数字をあれもこれもって言うんじゃないんですけど、1つだけ、これだけは押さえておきたい数字があって、さっき「売上が伸びてます」みたいなグラフ出した時に、粉飾決算でつぶれましたという企業があったと思うんですけど、あれはとある数字がすごく悪くて倒産したんですよね。

たぶんそこだけ知っておくと、売上だけ伸びてても、「あ、ここダメなんだ」って見抜けるわけですけど。質問なんですけど、企業が倒産するのはどんな時だと思いますか?

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