集中できない時はどうする? はあちゅうが執筆中にしていること

【ちゅうしも】本書く時っていろいろどうしてる?(前編) #1/2

『半径5メートルの野望』などの著書を出版してきたブロガー・作家のはあちゅう氏と文筆家の霜田明寛氏が、本を書く時に心がけていることについて語りました。文字を書く時はどのようなソフトを使っているのか、執筆に集中するために何をしているのかなど、それぞれのやり方を公開。文章を書く仕事に興味がある方必見の内容となっています。自宅で作業をすることが多いはあちゅう氏に対し、霜田氏は外出して作業することが多いそうです。わざわざ外に出る理由とは……?

本書く時っていろいろどうしてる?

はあちゅう氏(以下、はあちゅう):はあちゅうです。

霜田明寛氏(以下、霜田):しもやんです。

はあちゅう:どうも、ゲスアワーです。

霜田:どうも、ゲスアワーです。

はあちゅう:今日は、2人の執筆スタイルについて、話そうと思います。

霜田:一応、本を書く人たちですからね。

はあちゅう:そう。2人とも本を書いているんですけど、やっぱりこういうのって、書いている人にじゃないと聞けないよね? 

霜田:そうですね。なかなかね、みんなが知っていることではないですし。

はあちゅう:いろいろ聞きたいことがあるの。集中力をどうやって継続しているの、とか。1日何時間書くの、とか。何を使って書いているの、とかなんだけど。

霜田:僕も聞きたいですねぇ。

はあちゅう愛用のソフト「紙copi」とは?

はあちゅう:まず、何使って書いている? 

霜田:僕はWordです。

はあちゅう:Wordか。まぁWordはいちばんベターだよね。一応、テキストエディタ使っていると思うけど。

霜田:Wordじゃないんですか? 

はあちゅう:私、一時期Wordじゃなかった。

霜田:何を使ってたんですか? 

はあちゅう:紙copiっていう、無料と有料とのがあるんだけど。セーブを押さなくても全部保存してくれるやつがあって。それで章ごとに書いて、あとからガッチャンコするみたいなことをやってて。でも、横書きしかできないの。だから、横書きでやっていったら、やっぱりガッチャンコしたあとに、もう一手間が必要になるから。

霜田:ガッチャンコというのは、それぞれの章を合わせて、本の形式にしたときに、縦書きにしたりとか。調整したりとか。

はあちゅう:そう、縦書きの調整とかで。ただ、ブログはいまだに紙copiで下書きしたりするから、慣れているんだよね。ただ、今は短いやつは紙copiで書いちゃうかも。Wordより合っているの。Wordってちょっと起動に時間がかかるじゃん。

霜田:そうですね。

はあちゅう:だから、それよりはいいかなぁと思って。

霜田:気分はやっぱ変わるんですか? ブログ書いて……。はあちゅうさん、ブログを合わせると、基本的にひたすら文章を書いていると思うんですけど。

はあちゅう:確かに。サロンとか考えると。

霜田:ソフトによって、その……。

はあちゅう:でも、紙copiはやっぱり使いやすい。横書きには紙copiおすすめだよ。過去に書いたものも、読みやすい配列になっているからすごくいいんだけど、縦書きはWordかも。最近、物語みたいなものも書いているんだけど、それはセリフとかがあると、最後のガッチャンコのときに、スーパー大変になっちゃうから、基本、縦書きのまま書いているかも。縦書きだとさ、戻るのが大変じゃない? 

霜田:戻る? 

はあちゅう:ここ書き足そう、みたいな感じで印を付けて、あとから戻って来たことがあるんだけど(笑)。そのときに、どこ行ったっけ? みたいな。スクロールが慣れてないんだよ。だから延々と、どこ行った、みたいになる。

霜田:あと、パソコンの画面の大きさによっては、1ページに1ページ表示されないんでね。

はあちゅう:そう。私、表示されないからそれが嫌なんだよね。どうやって書いてる? 

霜田:僕、横書きで。あとから縦書きにするんですけどね、本にするときは。なんか縦だと、感じが出ないというか……。

はあちゅう:そうなんだぁ。

霜田:横で書いちゃってから直したほうが、編集者の人が見づらいだろうなと思いながらも。

はあちゅう:そういう人増えてるんじゃない? って思うんだよね。だって、横書きのほうが書きやすいもん。

霜田:書いているときのテンションがあるから。あとから調整したらね。見方が変わりますけどね。横で書いていたものを、あとから縦に直して見てみると、全然違う見え方をするので。

はあちゅう:それ、思う。そうなんですよ。

霜田:何がいいのかがね。

はあちゅう:いまだに模索中のところはあるよね。ただ、Wordのいいところは、ページ数と文字数がわかりやすいってところ。

霜田:確かに。

20万字ぐらい書いたあとに削っている

はあちゅう:文字がだいたい10万字で1冊って感じだもんね? 

霜田:そうですね。10万字で1冊、という世の中ですけど。10万字の本に対して、10万字書く人ですか? 

はあちゅう:結構、妥協するタイプ(笑)。だって、10万書けると思ってても、7万字ぐらいから「あと3万字も書けないや、このテーマ」って思うことあったりしない? 

霜田:僕、逆で。20万字ぐらい書いたあとに、削っているんですよ。

はあちゅう:えぇ! そうなんだ。なんで? 

霜田:「この子捨てられない!」みたいになって。結局、今まで2冊ぐらい本を出したんですけど、両方それで。今書いているのも、相談したら、「そのスタイルで」って言われて(笑)。

はあちゅう:へぇ。20万字書いて、捨てていくんだ? そのほうが、編集者さん的には楽だよね。

霜田:そうですね。

はあちゅう:足りないものをあとから生み出すほうが大変だもん。

霜田:「君がおもしろくないと思って、勝手に捨てたものが、もしかしたら読者的にはおもしろいかもしれないから、とりあえず思い付いたことを全部書いて」って言われて(笑)。まぁ大変ではあるんですけど。

はあちゅう:でも、編集者さん的には本当にいいと思う。その20万字書くのにどれぐらいかかるの?

霜田:死ぬほどかかってますよね。時給50円ぐらいなんじゃないか、みたいな(笑)。

はあちゅう:何時間? 

霜田:計ったことないですけど。

はあちゅう:1日にこれだけ進んだことありますよっていうのは? 

霜田:どれくらいだろう? 本当、1日には1万字以上書けないんですよね。

はあちゅう:そうなんだ。私、最高だと2万字ぐらい。でも、2万字ってよく考えたら、大学のときの卒論って2万字とか3万字でよかったじゃん? 

霜田:でも、大学のときの卒論って1ヶ月くらいかけてやるやつですよね? 

はあちゅう:本当は1年かかっている体(てい)だよ?(笑)

霜田:そっか(笑)。

はあちゅう:それぐらいは集中できたら書けるんだけど、だいたい集中してできないじゃん? 集中するまでにやることがすごくあるんだよね。

男性は部屋に独りで置いておくと……

霜田:そうそう。ノッてくると、時間が来たりとか、誰かが話しかけて来たりとか。

はあちゅう:そうそう。あと、「やばい、そろそろ飲み会の時間だ」とかなるんだけど。英語ではそれを「ゾーンに入る」っていうふうに言っていて。“I'm in the zone.”みたいな感じでよく図書館で言っていたんだけど。ゾーンに入るためには、霜田さん、何やってる? 

霜田:部屋だと、あまりゾーンに入りづらいんですよね。

はあちゅう:外作業派? 

霜田:僕の師匠である、水野敬也先生の一発目のブログ記事がオナニー事件という。部屋で独りで作業をしていると、そういうことをしてしまうから、みたいな話なんですけど(笑)。

はあちゅう:あぁ、なるほど。だから、誰かを置いておくとか、外行くとかってこと? 

霜田:僕らアシスタントの一時期の役割は、水野さんがオナニーしないように横に居るっていうことでしたからね(笑)。

はあちゅう:横に居たら何をしてもいいんだ? 

霜田:そうそう(笑)。

はあちゅう:それ、いいね。時給発生するの? 

霜田:1人、去年くらいにオナニー監視要員のアシスタントが居て(笑)。時給ちょっと貰って「何をしててもいいから、俺がオナニーしないように見張っててくれ」って(笑)。

はあちゅう:そんなにオナニーするの? ちょっと病気じゃない、それ? 男性は、やっぱそうなっちゃうの? 

霜田:男性は部屋に独りで置いておくと、そうなっちゃうんじゃないですかね? 

はあちゅう:ネットを切断すれば? さすがにできないでしょ。それでもするのかな? 

霜田:それでもするんじゃないですかねぇ。

はあちゅう:それ書いたらいいのにね(笑)。それで儲けられそうじゃない? 水野さんのベストセラーのエロ小説とか生まれそうじゃない? じゃあ霜田さんもオナニーしちゃうから、外でやるっていうこと? 

霜田:そうですね。やっぱ基本的には。

はあちゅう:基本的にはみんなオナニーしちゃうから外なんだね(笑)。かわいそうじゃん、なんか(笑)。

霜田:社会性を持つために、外に行き(笑)。

はあちゅう:なるほどね。でも外行くとさ、トイレに行くときパソコンを盗まれないようにさ……。

霜田:それ心配なんですよ。

はあちゅう:あと、いきなり隣にヤンキーの集団みたいなのが来て、ずっと喋っているとかさ。

霜田:おばさんとかねぇ。

はあちゅう:うるさいなぁって。あと混雑してきて、「席空けてください」だなこれ、とかさ。電源席になかなか座れないとかさ。パソコン持ってフラフラしちゃうじゃん。

霜田:そうそう。

はあちゅう:という意味で、私は新しい家に引っ越して来てから、わりと家で作業することにしていて。でも家で作業をしているとやっぱり気が散るの。オナニーはしないけど、気が散るんですよ(笑)。さすがに。

霜田:ナニーをするんですか?(笑)

はあちゅう:まずネットサーフィン、Twitter、Facebook。あと、メールの返信。あとは、受験勉強中もやっていたんだけど、毛抜きを私に持たせると、ずっと毛を抜いているから、ダメだと思う。眉毛とかずっと整えちゃう(笑)。

霜田:女子だな、理由が(笑)。

はあちゅう:あと、ネイルオイル塗ったりとか。ハンドクリーム塗ったみたいなこととか。パックでもするかとか。延々と、執筆に入るまで。ちょっと書くと喉が乾くじゃん? 喉乾いて、潤して戻って来たら、もうやる気がなくなっているの。

霜田:せっかくゾーンに入りかけたのに。

執筆中はずっと食べてしまう

はあちゅう:あと、全然集中できないときとかって、すごく食べちゃうの。私、本当に執筆中はなんかずっと食べてるの。

霜田:女子っぽーい。

はあちゅう:芋けんぴとか、ずーっとカリカリって。

霜田:それ太っちゃいます。芋けんぴはまだしも。

はあちゅう:本当、太っちゃう。やばいと思う。だから、執筆中はむくんでるの。家から出ないで、ずーっと、なんか1日中食べてて。飲み物とかもお茶を飲んで飽きてくると、「お茶のせいで集中できない!」って思っちゃうから、炭酸水とかお酢とかいろんなものを用意して、自分を甘やかして最高の執筆環境を整えてあげるんだけど、それでもまだできない、みたいな。

霜田:整えるだけで疲れちゃったりして(笑)。でも、確かにはあちゅうさんのツイートの様子を見てると、これ見ている皆さんも「いつ書いてるんだろう?」っていうくらい、ツイートの量が多いじゃないですか(笑)。LINEも結構すぐ返って来るから、僕は時々、悪くなっちゃって。「これ、すぐ返してくれてるけど、はあちゅうさんの執筆の邪魔をしているんじゃないか」とか。

はあちゅう:あぁ、いや別に。執筆でLINEを返さないってことはないんだよ。なんか返してないものがあるっていう状態が気持ち悪くて。

霜田:LINEだと無作為に来るわけじゃないですか。執筆してようがしてまいが。それで「邪魔されるー!」みたいになることはないですか? 

はあちゅう:相当長く続いていると、さすがに邪魔って思うけど、それはないかも。

霜田:書いているとしても、一瞬パッと見てパッて返して、また戻るみたいな? 

はあちゅう:そんな感じ。

<続きは近日公開>

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