女優業とエンジニア業は意外と相性がいい

増井:今日はデベロッパー視点で見たAWSという形で、AWSって主にインフラの人がよく使うイメージがあるんですがそうじゃなくて、アプリケーションデベロッパーの人でもどういうふうに使えるのかって話をしていきたいと思います。それぞれ皆さんに自己紹介をしていただきたいと思います。

池澤:はい。私から?

増井:はい。

池澤:あっちには出てるんですね。

増井:はい。

池澤:池澤あやかと申します。普段はタレントをしておりまして、NHKの番組とか日テレとかテレビから、雑誌、Webなどで連載をしていたりしています。あとは時々エンジニアとしても働いてまして、Webサイトを作ったりとか、あとはインスタレーションを作ったりしております。

増井:よろしくお願いします。

池澤:よろしくお願いします。

村瀬大輔(以下、村瀬):お願いします。

増井:本当にあれですよね、女優をやりながら実際に手を動かしてWebの制作とかしてる方って、ほかにはほとんどいらっしゃらないですよね。

池澤:そうですね、意外と相性はいいと思うんですけど、けっこう休みが不定期なので、普通に例えば収入が足りなくてもアルバイトとかできないじゃないですか。

増井:そうですね、女優でアルバイトするって難しいですしね。

池澤:そうなんで、わりと向いてると思うんですけどね、そういうエンジニア業とこういう職業は。

オープンソースの活動が長い、Perlの神様

増井:次は村瀬さん、お願いします。

村瀬:はい。村瀬と言いまして、ネット上では「typester」っていうハンドルで活動してることが多いので、本名よりtypesterという名前のほうがたぶん知っている人が多いかなと思います。

いろいろなもの、iPhoneアプリからサーバサイトの開発までまるっと何でも書くエンジニアで、鎌倉のほうでPerl MongersっていうPerl のコミュニティーをやってたりします。

仕事のほうだと株式会社メイク・イット・リアルというソフト開発会社をやってたり、ウェルスタイル株式会社さん、iichi株式会社さんの技術顧問もやらせてもらってます。

増井:よろしくお願いします。

村瀬:お願いします。

増井:顔合わせのときにも池澤さんにもPerlの神様だという話をされていたんですが、もともとオープンソースは、そういう活動が長いんですよね。

村瀬:そうですね。僕が神様だったら、その上が界王神とか、すごいいると思うんですけれども。

増井:そうですね、上には上が。

村瀬:はい。

増井:よろしくお願いします。本日モデレーターを務めさせていただきます、増井と申します。

普段、TORETAというレストランの顧客管理とかをするiPadのアプリケーションの会社で、CTOという形でやっていますが、その前はミイルという食べ物の写真をシェアリングするアプリだったりとか、あとはTitanium MobileというJavaScriptでiPhoneとかのアプリを作るフレームワークの会社でエバンジェリストをしたり、もう職歴20年ぐらいずっとこういうオープンソースとか、そういった界わいをいろいろやっています。

プログラム、基本的に大好きでして、PukiWikiとかいろいろなオープンソースを作ったり、あまりプログラム好きすぎてお風呂でもコードを書いたりするので、「風呂グラマー」とかで検索していただけると、あんまり見ても嬉しくない画像が出てくると思います。

僕はAWS自体は実はすごく長くて、2007年に出たぐらいから使っているので、たぶんここに呼ばれていると思うんですが、それでも仕事全般で使ってるので、今日はその話を中心に進めていきたいと思います。

今日のお題の中で1つメインになるのは、実は今日の夜、ここでデベロッパーズナイトというAWSの人たちのイベントをやるんですが、そこで使うアプリケーションを池澤さんが実際にAWSを使って作りましたという連載をCodeZineでしたんですが、この連載を知っている方っていらっしゃいますか? 手を挙げていただければ。

(会場挙手)

増井:ちょこちょこといますね。ありがとうございます。

池澤:ありがとうございます。

AWSでよく使われているのはEC2やS3

増井:これの話を中心に進めていきたいんですが、この連載って実際にどういったことをやったんですか?

池澤:この連載は、「何か会場が盛り上がるようなアプリケーションを一緒に作りましょう」みたいなことをAWSさんから言われて、「じゃあ、やりますか」って言って、企画から実装まで、一緒にやりましたというものです。

増井:実際にAWS、いままでお仕事とかで使ったことあったんですか。

池澤:はい。EC2を何回か使ったことがあったんですが、実はほかのサービスってあまり使ったことがなくて、今回いろいろKinesisとか。

増井:そうですね、これですね。

池澤:S3、Cognito、DynamoDB。あとIAMとかもいろいろ使ったんですけど、ほかの普段使わないサービスを使って新鮮だったり、すごい便利だなって感じたところもあるし、あとは初心者にはハードルが高いなと感じたところもありました。

増井:ちなみに村瀬さんって、普段仕事でAWSって使いますか。

村瀬:そうですね。でも、いま挙がったようなサービスは全然使ってなくて、EC2、S3、あとRDSとロードバランサーぐらいですね。

増井:ちなみに、ここの中で仕事でAWSを使ってる方は、どれくらいいらっしゃいますか?

(会場挙手)

池澤:すごい多い。

増井:すごく多いですね。

池澤:そりゃそうですよね。

増井:そりゃそうですね。じゃあ、逆に言うとEC2、S3のあたり以外、Route53とか、RDSとか、あの辺以外も使ってるって方はどれぐらいいらっしゃいますか?

(会場挙手)

池澤:おお。

増井:やっぱり。

池澤:でも、一気に。

増井:一気に減りましたね。やっぱり多くの方はEC2、S3とか、サーバのものを使ってるんですね。

WordPressの個人サイトもS3に載せられる

池澤:でも、S3の便利さには、すごい感動しました。やっぱりいままでは画像ストレージサーバだと思ってたんですよ。なのに、静的ファイルが置けるからHTMLとかJSも置けて、それですごい低価格でホームページを運営できるのを初めて知って。

増井:たぶん、皆さんS3っていうと本当にストレージとして使う方が多いと思うんです。実はホームページを置いたりする機能もあるので、実際に例えば誰かが自分のホームページを作りたいと言ったときに、S3、実はすごく便利なんですよね、安いですし。

池澤:いくらでしたっけ。

増井:1テラバイトで4円とか、それぐらいですね、ストレージフィーが。

池澤:サーバ借りているのが、ちょっとバカらしくなってくるような低価格帯。

増井:あと、実はトラフィックフィーって通信料がかかるんですけど、それもたぶん、4〜5円いったらすごいサイトじゃないかと思いますね、個人のサイトだと。

池澤:っていうのを知って、すごいびっくりしました。

村瀬:iPhoneアプリとかのランディングページというか、紹介ページ。アプリやサーバは使ってないけど、Web上に何か載せておきたいときにもS3で、HTMLを置いてっていうのをよくやりますね。

増井:僕、実は個人のページもS3に置いてあるんですけど、WordPressで書いて、それを1回静的なHTMLにするプラグイン「staticPress」っていうのがあるんですけど、それを使ってS3に上げていて、実は書くのはWordPressなんですけど、皆さん見てるのS3で、どんだけアクセス来ても大丈夫にしてますね。

池澤:それって、いちいちローカルで書き出して。

増井:そうです。書き出して、上げてます。

池澤:それを上げてるんですね。

増井:はい。

池澤:そうすれば、運営もできるんですね、ちゃんと。

増井:そうですね。なので、けっこういままでWordPressみたいのをやってる人も、S3に移行したりとか。いろいろな使い方があるんですよね。

池澤:勉強になります。

増井:たぶん、そうすると皆さん、S3は知ってる方が多いと思うんですけど、Kinesisとか、Cognitoとか、DynamoDBは、たぶんほとんどの方は、あまり使ったことがないんだと思うんですよね。

池澤:どれぐらいいらっしゃいますか?

増井:この3つ、どれか使ったことがあるっていう方は。

(会場挙手)

池澤:でも、けっこう。

増井:でも1割いないぐらいですね。

池澤:そうですね。ちょっとCognitoが何するものか、若干難しくて覚えてないんですけど。

増井:わかりにくいですね。僕もうまく説明できないんですけど。

AWSの中の人もすべてのサービスは使ったことがない?

池澤:Kinesisはけっこうセンサーデータとかに向いてるサービスで、センサーのデータっていろいろな人が、例えば端末持って加速度センサー使うじゃないですか。そうすると、いろいろな人から大量のデータが、飛び込んでくるじゃないですか。それを。

増井:収集しておく。

池澤:収集するための、やつ。

増井:今回、連載で作ったアプリって、どんなアプリなんでしたっけ。

池澤:今回はスマホを振って、自分の好きな言語を応援しようみたいなアプリで、なのでセンサーデータを取得して。

増井:振ったデータの加速度を送ってるんですね。

池澤:はい。なので、この会場にいる人、全員が振っても耐えられるように、Kinesisで情報を処理してくれるっていうのに使ってます。

増井:アプリを作ってますね。実は今回、このように先ほど言ったKinesisって、センサーデータとか、実際ログとかのデータを集める部分と、それ集計したものを書き出したデータベースのNoSQLのDynamoDBがあるんですが、実はけっこうAWSってサービスが多くて、この前調べたら全部で45サービスある。たぶんこれ全部使ったことがある人は、AWSの人もいないんじゃないかなと思うんですけど。

池澤:いるんですか? 逆に。

増井:ちなみにAWSの人は。ちなみに全部使ったことありますか? さすがにAWSの人もないそうなので。ちなみに村瀬さん、ここの中で使ってるのって、どういったものがありますか?

村瀬:ほとんどないですね。S3、EC2。

増井:はい。

村瀬:ELB。

増井:はい。

村瀬:RDS

増井:はい。

村瀬:で、終了みたいな感じですね。

増井:そうですね、Webの人は、たぶんそういう人がすごく多いと思います。僕、まあまあ使ったことがあるほうで、これくらいですね。

池澤:でもけっこう。

増井:そうですね。けっこう僕はもう、さっき言ったように長いので、AWSべったりでいろいろシステムを作っていることもあって。CloudWatchっていう、サーバの監視をするような仕組みだったりとか。先ほど言ったNoSQL。たぶん皆さんMongoDBは、ご存じの方は多いと思うんですが、MongoDBと同じような仕組みを搭載してるものだったりとか。

Memcachedのキャッシュサーバがあったり、さっきEC2とか、Glacierってテープにバックアップを取ってくれる仕組みで、S3よりもさらに安いサービスがあるんですが、そういったものからメールを送るシステム、プッシュを送るシステムとか、そういうのを含めるとけっこうたくさんありますね。

たぶんここの中で、皆さんこういうふうにAWSで今回使ったことがあるという人は、すごく少ないと思うんですが、けっこう知ってると便利なサービスって。

池澤:そうですね、今回も知ってると便利なサービスって、いっぱいあるんだなと思いました。