2024.11.25
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3 Weird Things That Domestication Did to Dogs(全1記事)
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犬のいない世界なんてとてもつまらなそうですよね? しかし我々の知り得る限り、存在する数百の犬種の多くはたった数世紀前に誕生しました。現在の研究によると、我々が知る「犬」は34,000年前には存在しなかったそうです。
現在我々が呼ぶところの狼と犬は同じルーツを持つということは知られていますが、誰もいつ頃からどうやって犬が人間の生活に入り込んできたのか知りません。しかしある時点で、人間に寄り付かなかった犬たちが、人間と一緒に暮らしていこうと気持ちを変化させたことだけはわかっています。
犬が人間の生活に入り込んだことで物事は変化しました。その変化のひとつはご想像の通り、犬たちは人間の言うことを聞くようになりました。しかし他の変化は不思議なのです。ダーウィンすら不思議だと思ったことは、多くの犬種の耳が垂れているということです。
進化論的にこれは不可解です。これは耳介軟骨の形状が変化したということであり、実際耳が垂れることで犬の聴力は落ちます。なぜ耳が垂れた犬種を生み出してしまったのでしょうか?
人間は、わざと垂れ耳の犬種を生み出したわけではありません。耳が垂れているのは人間のペットとなった動物の他の特徴と関わりがあるのではないでしょうか。
例えば真っ白な毛並み、かわいらしく子どもっぽい顔付きなどです。犬が人間と生活を共にするようになる過程で、犬の幹細胞が変化したという最近の仮説があります。犬の胎芽には神経冠と呼ばれる幹細胞の群があります。これらは特定の身体特徴を生み出します。犬の毛並み、顔付き、副腎などです。
最新の研究によれば犬の従順さに関連する多くのことは、この神経冠の変化によるものらしいのです。昔の犬は小さめの副腎を持っていたのであまり攻撃的ではなかったのでしょう。
当時の人々がより従順な犬種を生み出そうとしたとき、神経冠がその形状形成を司る例えば垂れ耳、子どもっぽいかわいらしさ、それに代表する小さ目の顎の形成に影響を与えたのではないかということです。
つまり犬を人間と共存させようとすることで、人間は狼のような犬ではなく今あなたの自宅で眠っているような種類の犬になるよう幹細胞を変化させてしまったのです。
犬が人間と生活できるようになる中で、他にも変化したことがあります。
例えば、野生のイヌ科の動物よりも人間と暮らす犬は上手くでんぷんを消化できるようになりました。2013年の研究で、12頭の狼と60頭の犬種の異なる犬のゲノムが分析されました。研究者は犬の遺伝子の違いを発見しましたが、狼のそれには違いはありませんでした。彼らはすべての犬のDNAのうち36の変化した箇所を発見しました。研究結果のいくつかは当然と言えば当然の結果でした。例えば脳の発達に起きた変化が発見されましたが、それは犬たちが人間にとても友好的であり従順となったことを考えれば当然でしょう。
そして彼らは思いがけないことも発見しました。実は犬はでんぷん消化に役立つ3つの遺伝的バリエーションを持っているということです。これは人間が農業を始めたころから犬が人間の生活に入り込み始めた証拠です。狼もある時点から人間の出す残り物を漁って食べだしたのでしょうが、これは現在の犬もよくやることですね。
残りものを漁ると言えば、犬は骨をしゃぶるのが好きですね。しかし犬が骨を食べ終わるのはすごく時間がかかると思いませんか?
これは犬の先祖に関係してきます。狼は肉を食べます。肉が大好きです。いくら美味しいパイがあったとしても、狼は必ず肉を選びます。
狼は獲物をしとめるのに役立つ非常に強い顎を持っています。犬も祖先である狼から骨をがりがり噛み砕く欲望を引き継いではいるのですが、犬の顎は狼のそれよりも小さく力も弱いです。
つまり犬は、ちょっと骨にヒビを入れるのですら時間がかかってしまうのです。犬が骨をかじるのを見ていると、別にどれだけ時間が掛かろうか気にしていない様子ですよね。
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