スキンヘッドの名物市長

生田よしかつ氏(以下、生田):ところで、地方創生で……この間の(ゲストの)スキンヘッドの市長なんだっけ?

平政明氏(以下、平):仙北市の門脇市長。

生田:俺、あの市長とLINE友達。

宮崎めぐみ氏(以下、宮崎):LINE友達?

生田:「いくちゃーん」とかいってくるんだよ、メールが。

:秋田県の仙北市は国家戦略特区に指定したんだね。地方統制特区と近未来実験実証特区。それで先週、小泉大臣政務官と一緒に行って、ドローンの実証実験。あのときも秋田のほうはけっこうな台風で、最近俺が行くとこ行くとこ台風がくる。

生田:すごいなー、嵐を呼ぶ男だなー、(石原)裕次郎だな。

:それで俺、いつも日帰りなんだけど前の日から行ったのよ。多摩川温泉いう日本初の岩盤浴の発祥地があって、湯治に来る人がいっぱいいて、台湾の人たちが来るんだって。でも、あそこは過疎地でドクターがいないわけよ。

湯治ってけっこう年配の方が来てるから、そこからお医者さんに行くまで何時間もかかるから、救急車がくるのに1時間かかって、連れて行くのにまた1時間、合計3時間くらいかかったりして亡くなる人が多いわけよ。

それで国家戦略特区で台湾のドクターとかも……普通は外国で資格とっても、日本では診れないんですよ。

でも修練制度というのがあって、日本のお医者さんがいて、外国人医師がいたらその外国の医師は、自分の国以外の人も診れるという制度があるんですよ。

生田:日本の制度?

:日本の制度。それを特区で、「台湾のドクターも診ていいですよ」という。例えばドクターtoドクターのところは遠隔医療で相談をやってもいいわけよ。そういうかたちでやるんだけど、党内外ですごい反対が多くて。俺も党内でボロクソ言われてさ。

生田:何で反対なの?

:「そういうことをやると医療制度が崩れる」とかさ、いろいろ言う人がいるわけですよ。すごい反対を受けながらも、「まあまあ、これ一応試しですから」って言って(笑)。

生田:「まあ試しだからちょっとやってみようよ!」みたいな。

:ドクターがいると何がいいかって、湯治ができるでしょ? そこに特例を認めたのね。そういうのもあって多摩川温泉に行ったんだけど。

いやーすごいね、あそこの温泉は。すごい酸性の温泉で鉄なんかすぐに錆びちゃって使い物にならない。時計とか眼鏡も全部はずしてくださいって。行ったらまず強酸性の説明受けるんだよ。

生田:強酸性の?

:「酸性の強いやつですから、いきなり100%のお湯に入らないでください」と。「50%くらいの薄めたやつがあるから、そこに試しに入ってください」って言われてさ。

宮崎:何色なんですか?

:えーと、茶色っぽいな。

生田:こわいじゃん。

:それで眼鏡もはずしていくし。飲む温泉もあるわけね。「飲んだからちゃんとうがいしてください」って。

生田:なんだそれ?

:歯とかに金属入ってるから。

生田:本当に? そんなにすごいの? それはちょっと近寄りたくない。

宮崎:めちゃくちゃ効きそうですね。

村おこしを盛り上げる秋田の奇祭

:そこに特区をやって前の日に入ったら、そ門脇市長が来なくてもいいのに、「副大臣がいるなら顔出します」って。

生田:そりゃそうだよ、LINEで張り切ってたもん。

:それで俺たち飯食ってたらさ。

宮崎:明るい笑顔で。

:「来なくていい」って言ったわけ。「いやそういうわけにはいかない」って。

生田:そりゃそうだよ、市長だもの。

:いいっていうのに来たわけよ。市長があのノリで。そしたら盛り上がっちゃってすごいんだよ。

生田:あの人勝手に盛り上がるからね。

:今、ニコ生がニコニコ超会議ってやってるでしょ。それの村おこし版でニコニコ町会議というのを門脇市長と話してて、「どうやってこの仙北を盛り上げるか」と。

やっぱりSNSとかブロガーを使って町を盛り上げたらいいんじゃないかと(思って)、「市長のところにおもしろいお祭りないのって? いわゆる奇祭。

宮崎:奇抜な。

:そう言ったわけ。そしたら市長が、「あるんですよ、副大臣。よくぞ聞いてくれました」と。昼間からあんまり言える話じゃないんだけど……。

生田:やっぱりそうか。

:出産祈願とか、そういう昔の奇祭あるじゃない。あそこは収穫と安産か出産なのかよく知らないけど、いわゆる男根。

生田:言葉気をつけろ。

:それをなんかに投げてひっかけるお祭りがあるんだって。それはおもしろいってことで。それでニコニコ町会議でだいたい祭りのころに1.5倍から2倍になって、動画は10倍から30倍観てるわけよ。

「じゃあ俺ニコ生で話するから。ちなみにお祭り何人くらい来るの?」って言ったら、「30人くらいかな?」って言うわけよ、「それは祭りじゃねーじゃん」って(笑)。

生田:いやだけど、そういうもんだよ田舎ってのは。でも行ってみたいなー。

政治家はオペラ好きが多い

生田:そういえばニコニコで思い出したけど。この前、林芳正さんに会っちゃったの。

:どこで会ったの? 銀座?

生田:僕がオペラ観に行ったの。「お世話になります、生田です」って言ったら、「おー、オペラなんか観るんだ」って。この野郎とか思ったけど。

:どんだけ上からなんだ。

生田:でもやっぱり、好きなんだね。時々どういうリアクションしてんのかなって見てたら、拍手だってブラボーまでは言ってなかったけど、それに近いようなリアクション、すごい喜んでる感じだったよ。

:まあ林さん的には、「生田くんオペラなんか来るんだ」みたいな。服持ってんだ。

生田:俺も一応スーツなんか着てっちゃってさ、今度オペラ行こっか?

宮崎:見たいですね。

生田:やなこったよ、ばかやろー。お前、冗談じゃないよ。

:政治家多いですよ、オペラ。

生田:多いよねー。前、小泉さん会ったことあるよ。新国立(劇場)。

:パパ?

生田:パパ、パパ大好きなんだよね。

:石破さんも好きだよ、オペラ。

生田:本当? あの人キャンディーズかと思ってた。

:キャンディーズも好きだけどね。

生田:先生はどうなんですか? オペラ。

:私はちょっと。

生田:まあいいんだけどさ。だから、林(芳正)農水大臣に会っちゃってさ、やっぱり違いますね。お嬢さんと来ててさ。

:それ本当にお嬢さんだった?

生田:俺はわかんないよ、お嬢さんだなと思ったんだけどさ。

:現職の大臣ですからね。

生田:余計なこと言わないほうがいいです。

:林先生は東京大学、ハーバードだからね。

生田:そうだよ。俺なんか目を合わせちゃいけないタイプだよ。本当に臣下の礼をとらないといけないよ。

ガス田開発に見る中国の脅威

生田:臣下の礼といえばあんた、中国のガス田(開発)。黙ってられないよ。

:あれまずいよね。

生田:あれまずいよー。あれつなげたら基地になるぞって。

宮崎:いやでも、新聞の図をみると。

生田:そうそうそう。

宮崎:つながりそうな感じで。

:あれはね、中国がいきなり防空識別圏を日本とかぶるような形で設定したでしょ。でも、電波が届かなかったりいろんな問題があるんで、それを陸上とか海上からフォローしなきゃいけないんだよね。彼らの側から立つと。だから「なんでそこにいっぱい置く必要あるんだ」「経済合理性ないじゃないか」と。

生田:まったくないよ、あんなもん。

:意外とこれが外務省とか国防省が情報出さないんだよね。それは近々うちの司書ブログに書きますんで。

生田:あれまず壊しにいこう。いや、あれまずいと思うよー。本当にまずいと思う。みんな中国をなめてる。俺今、史記読んでるでしょ、三国志も読破してる。

宮崎:やり方がわかる。

生田:中国のやり口がわかるんだよ。なんかそんな偉そうに言ったけど、でも本当に中国をあなどっちゃいけない、なめちゃいけない。

:香港なんかの統治をみるとやっぱりすごいよね。結局、イギリスが香港を統治しててその間ものすごく経済発展して、それがまるまる100年後に自分のものになってるんだもんね。

中国の幹部は、いま欧米の大学院とか出ててすっごい合理的なんだよ。日本みたいにコンセンサスに時間かからないから。

生田:そりゃそうだよ、共産党なんだから。

:俺たちより早い。

生田:「俺たちがやる」って言ったら決まっちゃうんだから。

:だからそういった意味では中長期的な視点も持ちつつ、人材がけっこう揃ってきてるから本当にしっかり対応しないとだめだな。

「ザ・民主党」辻元清美議員に怒られた

生田:やっぱり敵を褒めるわけじゃないけど……敵とか言っちゃいけないけどさ。毛沢東はたいした指導者なんだよね。毛沢東のあれが未だに残ってるんだから。これ以上言うとね、また辻元(清美)に怒られたりするから。

:呼び捨てにしないで。

生田:辻元先生。だってこの間カフェスタ怒られたっていうじゃない、怒られたんでしょ?

:スタッフが下向くからそういうこと言わないように。まあ、事実に基づかないことはだめだからね。辻元清美先生と言えば、今やザ・民主党なんですから。

生田:本当に勘弁してくれだよなー。

:民主党といえば辻元清美、辻元清美といえば民主党というくらいのあれですから……ネガティブキャンペーンじゃありませんよ。本当にそう思ってるので。

生田:でもさー、あの採決のときも品がなかったねー。

:まあいかがなものかと思いますけど。

生田:ああいうプラカード出してさー。

:議員なんだからね。

生田:それで「強行採決だ」って言うけど、議員は民主的な手続きで選ばれて、民主的な手続きで法案は進められて、それで民主的な手続きで議論をして決まっていくわけだよ。強行でもなんでもないじゃないかよ。

:一般の方のご意見としてね。

生田:もちろんもちろん。

:体験からきてますね。

生田:そう思うよ。

:僕なんか、プロの政治家からみておもしろいなー、なるほどなーって思ったのは、議長席あるでしょ。例えば、ここに議長がいて書記がいるよね。こっちが与党席、こっちが野党席。そしたら野党の人たちは議長席と書記席のこちら側に来るわけよ。

それで、与党席はこちら側から来るわけよ。テレビカメラがこっちについてる。なのに辻元先生をはじめみんなこっちにいたよね、そのポジション取りは、まあどうなんでしょうね、

いろいろ考えてらっしゃるのかな? ただ……やめましょうこの話。また謝りにいく羽目になるといけないので。

生田:俺が謝りにいってやるよ、一般人だから。本当にあれを見てて品がないと思った。あのあとに(プラカードの)お片付けしてないんだよ。

:してないね。

生田:その写真がいっぱい出てた。ダメだって。何やったっていいから片付けくらいしろっていうんだよ。

宮崎:世界に配信されたみたいで。

生田:そうだよ、みっともない。片付けくらい俺だってできるよ。

:あれ片付けは基本中の基本だからね。

生田:そうだよ。食物やったら掃除が一番だよ。掃除が下手な奴は何やってもダメだからね。そうだそうだ。じゃあこの話題はやめておこう。

制作協力:VoXT