2024.10.21
お互い疑心暗鬼になりがちな、経営企画と事業部の壁 組織に「分断」が生まれる要因と打開策
女子APA!×ラ・コビルナ コラボトークイベント~独女の「恋愛氷河期」サバイバル術~(全10記事)
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Juli氏(以下、Juli):最近は、恋愛をしたいというより、結婚したいという女性が多いですよね。
勝部元気氏(以下、勝部):子供が持ちたいということ?
Juli:何だろう? 「早く結婚しなきゃ」とか、「30代のうちに結婚する!」という女性も最近は増えているので、そういった場合は当てはまらないのかなって思いました。
勝部:結婚を完全に割り切っちゃうんだったら、先に結婚、いわゆる婚活的なことから始めてもいいと思うんですけど。もちろん、中には成功する場合もありますよ。たとえば、お見合いだって好きでもない人とくっついても、あとから好きになっちゃったということもあるじゃないですか。
でも、それだと合わない確率も高まるわけですよね。そういう博打がしたくないんだったら、急がば回れかなと思いますね。完全に結婚生活というのは、感情的なもの抜きで、あくまで共同生活を営むうえでの契約だって考えるんだったら、「婚活、婚活」でもいいんじゃないかと思いますが。
Juli:そういうところについては、本(『恋愛氷河期』)だと両親にせかされて自身の気持ちが置き去りになってしまっていたり、現代の社会体制が結婚の魅力を失わせていると書いてありますよね。
勝部:そうですね。そのへんは、時代の違いと言いますか。
Juli:恋愛スタンスが現代社会には合ってないために、結婚したいと思っている人がうまくいかないことが多いということですね。
勝部:例えば今、結婚件数の3分の1が離婚件数じゃないですか。いわゆるイチローなわけですよね、ピッチャーとしては。
Juli:はい(笑)。
勝部:絶対1試合したら、いつかは打たれるわけですよ。でも親の世代って、離婚する率が桁違いに低いわけだから、ぜんぜん違いますよね。イチローを相手にしてるのか、ほぼ打たれないヤツを相手にしてるのかだと、ぜんぜん話が違うので。そういう前提が違ってくる以上、同じベースで話されても困る。
おおしまりえ氏(以下、おおしま):ちなみに勝部さんは、ご結婚されたいんですか?
勝部:結婚ですか?(笑)
おおしま:そんだけシステムのことをチクチク言うなら、どうなのよっていう(笑)。
勝部:したくないですよ。
おおしま:したくないんですか!?
勝部:絶対したくないですね。拒婚派です(笑)。フランス的な事実婚ならば嫌ではないのですが……。
おおしま:ちなみに、Juliさんはどっち?
Juli:私は、結婚も何も。現状の日本では、結婚できない相手なので。
おおしま:あ、そっかそっか。まだ、そこはちゃんと言ってないから。
Juli:そうですよね。皆に何だろうって思われてますよね。渋谷では今、パートナーシップ法(注:正しくは同性パートナーシップ条例)でしたっけ? 私は、ただのベニヤの板にしか思えないんですけど。実物を見れば薄っぺらで、裏がすぐ見えるみたいな(笑)。
私はレズビアンなので、結婚できないんですね、今。もちろんいたら、したいなとは思うんですけど。今のところはできないので、深く考えてないというか、私には関係ないかなって。対岸の火事みたいな感じではいるんですけど(笑)。
勝部:フランス行っちゃったりとか、とある有名人(牧村朝子氏)みたいに。
Juli:ありましたよね。あれ、実際、ものすごく難しいらしいんですよね。なので、そういう相手と出会えて、それだけの苦難を乗り越えられると思う相手とはもちろんすると思います。
現状、相手がいないので、セフレがたくさんいたりとか(笑)。それも男の人なんですよ。またここで皆を混乱させるんですけど。女の人が好きなので、女の子がいいんですけど。
女の人のセックスっていうのは……。いきなり言っちゃいますね、すみません(笑)。関係を繋げるためとか、その人をもっと深く知るためっていうセックスが多いので、女同士のセフレってできづらいんです。本当に女の子同士のセックスっていうのは、深い関係で行われるものなので。
でも、男の人ってけっこう簡単に、排出行為というかそんな感覚で(笑)。別にそんなに好きじゃないとか、これから先関係を深くしていこうって望んでいないっていう相手でもできちゃうので、私もそれを利用して、したい時はそれで発散すると。
実際に女の子とセックスしちゃうと、きっとその相手のことを好きになっちゃうので、それは本気の時にする、という感じですね。
おおしま:ちなみに最近されたのは?
Juli:おとといです(笑)。
おおしま:男性と?
Juli:男性と。女の子は好きになっちゃうので、それは恋人と。おとといは手軽に(笑)。
おおしま:その話はおいおい、ちょっと。
小野麻衣子氏(以下、小野):そうですね、次のパートで。
小野:では、志乃さんがずばり勝部さんにツッコミたいことを。
杉沢志乃氏(以下、杉沢):一番聞きたいのは、本業はなんですかっていうことですね。
勝部:本業ですか? 本業はないですね。基本的に、全部同じくらいの比率で3個か4個をバラバラでやっているので、物を書いているのも20パーセントくらい、会社やってるのも20パーセントくらい、他の仕事も20パーセントくらい、遊ぶのも20パーセントくらいみたいな感じで、バラバラみたいな。本業何って言われるととても困るんです。
杉沢:じゃあ、将来的にはどうなりたいっていうビジョンが?
勝部:将来的にですか。人の名前出すと、一番は……。駒崎さんってわかります? 駒崎弘樹さん。
小野:育児サービス?
勝部:そうですね。病児保育のNPOを立ち上げて、社会的にもわりと成功した方ですね。政治のほうにも提言したりされていて、それが理想ですね。物書きなどの発信活動をしたりとかもしていますし、将来的にはそういう方面に進みたいんですけど、まだまだどちらも頑張らないとですね……。
杉沢:病児保育って、本当に少ないんですよ。特に私みたいにシングルマザーですと、仕事が休めないので大変です。子供が小さい頃は、熱を月に1回とか出すこともあるんですが、休めない時でも保育園は37度5分以上あると預かってくれません。
私の場合は現状、仕方なく無理やり会社に連れて行くか、仕事を休むか、みたいなことになっていますね。病児保育もたぶん1日2~3人しか預かってくれないところが多くて、みたいなところがあって、もう登録したところで預かってもらえないと聞きます。入れないので、なのでぜひやっていただきたい(笑)。
勝部:もちろん私自身は病児保育サービスはやらないですし、やれないですけどね(笑)。駒崎さんはよくネットでも発信されていらっしゃるんですけど、病児保育はもっともっと広がらないと、と私も思います。ドラマもありましたよね(注:TBS木曜ドラマ劇場『37.5℃の涙』)。37度5分という壁。
杉沢:ありましたね。まさに37度5分の壁ですね。朝計って37度4分の時、「熱上がるなよー」と祈りながらでも行っちゃうんですよ。保育園に連れてっちゃうけど、その後やっぱり熱が上がって30分後に呼び出されるみたいな(笑)。
勝部:かなりチェック厳しいんですね(笑)。
杉沢:集団生活なので仕方ないですけどね。そうです。
おおしま:では、勝部さんは本業なしという。
勝部:はい、なしですね。
おおしま:そうなんですね(笑)。確かに、勝部さんって誰って聞かれると、答えづらいところがあるんですよね。単純にコラムニストってひとくくりにしちゃうのも違いますよね。どうなんでしょう、そのへんは。
勝部:コラム専業でやっているわけではないですからね。だから、TPOで説明の仕方を変えてますね、いろいろ。会社関係の時は会社の名前を出しますし、メディアにコラムを出す時はコラムニストを使ってますし、バラバラ? ポーカーフェイスって言うんですか。
小野:ポーカーフェイス!?(笑)
おおしま:勝部さんは、休みとか何してるんですか?
勝部:休みですか? 休みは、何してるんですかね。
Juli:ジムとか行くんですか?
勝部:ジムは行かないです。
Juli:たしかに行かなさそうですけど(笑)。
勝部:たまに山を走ったりはしますけど。それくらいかな。
おおしま:山を走る!?
杉沢:山!?
Juli:何? 今、「山(失笑)」みたいな(笑)。
勝部:山行きますよ。見た目的に珍しがられるんですけど、山登りするんですよね。
おおしま:何か、写真使われてますよね。「女子SPA!」の……。
勝部:そうそう! だいたい女子SPA!で記事に使う写真を撮る時は、山登りの写真を使うことが多いですね。何かそのへんで自撮り連写してるとバカっぽいんですけど、山の上行くと誰もいないんで、何枚も自撮りしても恥ずかしくないんですよね(笑)。
おおしま:勝部さんのプロフィール写真の髪型が不思議だっていう意見が絶えないんですけど。
勝部:よく言われます。FF(注:『ファイナルファンタジー』)のキャラみたいだって(笑)。
おおしま:まさにそうだと思います。本当に今のFFが、どんどん勝部さんに近づいていってるっていう。
小野:そっちが寄ってきてるっていう感じですか(笑)。
おおしま:そもそも、勝部さんは女性が好きなんですよね?
勝部:そうですね。性指向は女性なので、女性が好きです。
杉沢:バイだと思ってました。
おおしま:私も会うまで、ずっとバイだと思っていて。
Juli:私も、ちょっと同じ匂いを感じてましたもん。
おおしま:フェミニストをうたってらっしゃると、どうしてもそういう寄りなのかなって思われませんか?
勝部氏:うたってなくても、しょっちゅう言われますね、それは。
おおしま:線めちゃくちゃ細いですよね。体重ももちろん。
勝部:それは、よく勘違いされるんですよ。私、スラッとした細身の女性が好きなんですけど、そういう体型が好き過ぎて自分もこうなっちゃったんですよ。
Juli:どういうことですか、それは。好き過ぎて、それになりたいみたいな?
勝部:そうそう。
Juli:今の「そうそう」が、すごくオネエっぽくってびっくりしちゃった(笑)。
勝部:よくジムに行かれているゲイの方で、鍛えている方って、自分もムキムキだけど、もっとムキムキな人がかっこいいとか思うのあるじゃないですか。若干あれに近いんですかね。
自分も細身になりたいと思ってなっちゃったというだけなので、性自認は男性です。
Juli:男性? あ、そっかそっか、間違えちゃった(笑)。勝部さんが男性ってことですね。
おおしま:今の聞いても、ちょっと混乱しますよね(笑)。
杉沢:女の人になりたいわけではない?
勝部:そういう願望は別にないですね。
おおしま:勝部さんって、猥談とかしなさそうなイメージがあるんですよ(笑)。
勝部:それはどこでの話ですか? ネット上とかで?
おおしま:ネットっていうか。何かお酒飲まないのもそうですけど、酒飲んで「一昨日ヤッた」みたいな、そういう生々しい話って嫌いなんじゃないかなってイメージが。私の中では。
勝部:嫌いじゃないですけど、そういう話する時は、確かにだいたい聞き役になることが多いですかね。あんまり自分の話はしないです。でも別に、嫌いなわけじゃなくて。
おおしま:じゃあ最近したのいつですか?
勝部:したのですか(笑)。記憶にございませんってことで(笑)。
杉沢:AVって観たことありますか?
勝部:あります。
杉沢:ジャンルでいうと、何が好きですか?
勝部:ジャンル?
杉沢:熟女とか、人妻とか、JK(注:女子高生)とか、いろいろあるんですけど。シチュエーションとかでもいいです。
Juli:言える範囲で大丈夫です。
おおしま:あまりにもマニアックなヤツだったら(笑)。お酒飲んでないのに(笑)。
杉沢:洋モノとかレイプとかなんでもいいですよ。
勝部:好きなジャンルは……。どちらかというと、個人的にはアメリカ系のが好きですね。
一同:えー!
杉沢:洋ピン!?
勝部:別に日本でも良いですけれど、女性が嫌がってるのとかじゃなくて、楽しんでるほうが好きですね。
杉沢:洋ピンの特徴は、みんなで楽しいセックスみたいな感じですからね。Sですか、Mですか?
勝部:リバーシブルです。
Juli:両方いけるってやつですね。ものすごいM感を勝部さんから感じますけど……(笑)。
おおしま:M感丸出し(笑)。
勝部:よく言われるんですけどね。ちゃんと相手やシチュエーション次第で使い分けられますよ。
杉沢:今まで付き合った人は、どういうタイプの女性が多いんですか?
勝部:それも本当にバラバラなんですよね。例えば、見た目でいうとすごくわかりやすいんですけど、広瀬すずさんみたいな人からレディー・ガガさんみたいな人まで。
Juli:レディー・ガガ!?(笑)外国の方ですか?
勝部:いえ、違います。日本人ですけど。
Juli:すごいですね。
勝部:振り幅は、わりといろいろあるほうだと。「これがいい!」っていうこだわりは、そんなにはないです。
おおしま:どういうふうに恋愛に発展していくんですか? そういう人たちと。今までって。
勝部:相手から匂わされるケースも多いんですが、自分から行く場合もあります! 正直言っちゃうと、私わりと直球ですね。
おおしま:直球? 「ご飯行こうぜ」みたいな?
Juli:「ご飯行こうぜ」は直球じゃないんじゃない?
勝部:言葉的に言うと、もっとストレートなことをわりと言います。
Juli:「ホテル行こうぜ」みたいな?
おおしま:直球!
勝部:それを使う時もたまには……(笑)。
杉沢:「ホテル行こうぜ」って言うんですか?
勝部:たまに。何となくわかるじゃないですか。
Juli:いけるなって?(笑)。
勝部:と、いう時もありますし。やっぱり、別に男の人がこうあるべきとか言うつもりはないですけど、スペイン人とかイタリア人とかみたいに交際前よりも交際後の誠実さを大事にしたいですね。
Juli:今、何の話をしてるのか私、ぜんぜんわかってないです……。
勝部:「フラれてなんぼ」なんですよね、やっぱり。そう思っているので、自分のことをいいよと思ってくれた人と、どんどん仲よくなれればいいと思ってるから、最初からちょっといいなと思った段階で何かしら「素敵ですよ」ってことを伝えます。感触悪いなと思ったら、別にその人じゃなくて、こっちのことを「あなたも素敵ですよ」と思ってくれる人をまた探しに行けば良いので。
おおしま:案外肉食なんですね。自分から進んでアプローチをしていくっていう。
杉沢:ちょっと感触が悪ければ、すぐ他に行くっていうのは、そこは肉食ではないと思う。
小野:押し切りはしない。
Juli:アプローチだけして、ダメなら即退散!(笑)。
杉沢:じゃあ、勝部さんはフラれて、ワーッて自暴自棄になったりはしないんですか?
勝部:長年付き合ったあとでフラれたら、いつもなりますよ。
杉沢:どんな感じになるんですか? 勝部さんは。引きこもったりとか?
勝部:仕事をしてる分には引きこもらないですけど。何だろう? 歌の歌詞が全部自分のことを言ってるようになりますよね。
Juli:乙女ですね。
おおしま:女子ですね。最近、何聞いてグッときたんですか?
勝部:最近はあまりないんで、詳しくは覚えてないんですけど、ふだんバカにしてたアーティストの曲でさえ、ああ染みると思っちゃったり。
おおしま:高校生じゃないですか(笑)。その勝部さんの恋愛スタイルは、本にはあまり反映されてないと思うんですけど、それは女性には推奨しないんですか?
勝部:そうですね。女性か男性かというよりかは、日本でやるには若干ドラスティック過ぎるなっていうのはあります。あまり恋愛が公共の場で認められていない、それこそスペイン人男性なんて美しい人がいれば声かけなきゃ失礼だと思ってる人だっていっぱいいますし。そういう土壌があるところと、そうじゃない日本だとちょっと違うかな。
私個人は別にその土壌の違いを気にしないし、自分がうまくいかなかったら、うまくいかないなりでいいんですけど。周りを気にする方も多いですし、他の人にはハイリスクなのかなと。
おおしま:自分からわりと直球で、相手に対して「いい」って言ったり「好きだ」っていうことは、ハイリスクなんですか?
勝部:本でも、早いうちから何か感じるものがあったら言葉に出すほうがいいみたいなことは、書いてはいるんですけど。そのレベルというか……、やり過ぎはやっぱり日本だと敬遠されちゃう部分がありますし。
おおしま:タイミングは、確かに大事ではあります。
勝部:残念ながらとくに女性からというと、やっぱりまだまだ日本では批判的な人も多いですよね……。女性がガンガン来るとひくっていう人もいるじゃないですか、男性だと。だから、あまり私が自分でやってるみたいにガンガン飛ばしていくのは、ちょっと危険かなと思います。
おおしま:そんなガンガンいくんですか。
Juli:今聞いた感じだと、普通に自分からメールして、自分からご飯誘って、自分から告白してとか、そういうレベルかと思ったんですけど、それくらいだったら女の人がやってもそれほど押し過ぎって感じの印象はないんです。
勝部:それくらいならいいですけどね。
Juli:僕はもっとやってるぞ、と(笑)。
勝部:でも、今32歳なんですけど、何か、30くらいまでで落ち着いちゃいました、そういう話は。ちょっと干あがっちゃった、って言っていいのかな(笑)。今では、菩薩様みたいな気分になっちゃって。
Juli:悟ってしまった(笑)。
勝部:なので、すべて数年前までの話ですけど。けっこうド直球ばっかり投げてましたね。
おおしま:成功率はどのくらいなんですか? 率って言い方はアレですけど。
勝部:成功率ですか? 高くはないですよ、やっぱり。ただ、道端でナンパしてるよりはぜんぜん高いんじゃないですか。
おおしま:意外と肉食っていうのが、ちょっとビックリ。でも、それは他の人には推奨しないっていう。
勝部:日本人には推奨しないということですかね、日本人ぽい人には。帰国子女とかで、バリバリそっち系の人ですとかだったら、多分やってる人はいるでしょうし。
Juli:個人的には、女の人に対してアドバイスをする時は、「自分からちゃんと動くように」って助言してるんですよ、私は。勝部さんのやってたことに近いと思うんですけど、そういう感じでちゃんと自分から動いたほうがいいよって、私は伝えてるんです。
勝部:もちろん私もそう思います。ただ、程度の度合いというか。
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