カフェインに依存性なし!
眠気と戦う心強い味方が、脳の中でやっていること

Caffeine!

カフェインで眠気を覚ましながら仕事をしている人も多いでしょう。コーヒーやコーラ、レッドブルなどで我々にも馴染みの深い「カフェイン」ですが、それがなぜ眠気覚ましに効果があるのか、知っている人は少ないのでは? 今回のサイエンスチャンネル「SciShow」ではカフェインが脳の中でどのように働いているか、そしてよく言われる「カフェイン依存」の実際のところについて解説します(SciShowより)。

世界中で毎年12万トンのカフェインが消費されている

ハンク・グリーン:お気づきかもしれませんが、私はどちらかといえばハイエネルギーな男です。声が大きいですし、話すのが早すぎるかもしれませんし、オタクっぽいことで興奮しますし。それで、たぶんハンクは大量にこんなものを飲んでいるのだろうと思われるかもしれません。

「ロックスター」とか「コーヒー」「レッドブル」「ダイエットコーラ」そして……他の「コーラ」そして「コーヒー」「ロックスター」「コーヒー」…もう言いましたね。いつもイキイキしていられるために! 何も間違ったことはありません。この体は機能するためにカフェインなど必要としませんよ。

私は時々コーラを飲みますが、通常は、「世界で最もポピュラーな、精神に作用するようなドラッグ」を避けるようにしています。つまり、カフェインクレイジーについてお話ししたいと思います。「クレイジー」の名にふさわしく、今日あなた方を含め、大勢の方が、約4リットルのガソリンよりも1カップのコーヒーにお金を使っています。

話したくもありませんが、私の友人が2、3日カフェイン抜きをしたときの事といったら! そわそわ、いらいら、頭が痛いとか言って! カフェインの力は強い!

カフェイン入りの飲み物は甘いですが、カフェインそのものは、苦くて白い粉状のアルカロイドです。そうです、カフェインには味があるのです。だから、カフェイン抜きのコーラと普通のコーラは味が違うのです。

世界中で毎年2億6千パウンド(約11万8千トン)ものカフェインが消費されており、ほとんどがコーヒーやお茶などの多くの自然界のものから抽出されたものです。エナジードリンクに添加されていたりするので聞いたことがあるかもしれませんが、その中には南アフリカのヤーバマテやガラナが含まれます。

それから、西・中央アフリカに生息しているコーラナッツというのもありまして、元気になる特性がありますから多くの人はその実を噛みます。

あるときポピュラーなカフェイン入りドリンクに使われるようになってから、今でもそれが続いているのです。

なぜカフェインで元気になるのか

これをご覧の活発な分析好きの科学者的思考を持つ方は、「なぜカフェインで元気になるのだろう? どのように働くのだろう?」と思われることでしょう。カフェインは簡単に言うと、脳に働きかけて、自分が疲れていないと思い込ませるのです。

カフェインは科学名では1, 3, 7-トリメチルキサンチンといって、人間の体の中に自然に生じる、アデノシンと構造が似ています。

アデノシンは脳の受容細胞を抑制するため、全神経システムを落ち着かせます。そして、それが眠気となります。カフェインの作用は、アデノシンがその働きをする前に、その受容体をブロックすることです。神経を落ち着かせる代わりに、カフェインはそれを刺激するため、結果として心拍数を増強し、血圧を上昇させ、目覚めさせ、疲労感を感じさせるのを遅れさせます。

カフェインが好きな人は、人工的な脳科学の働きが作り出す、カフェインで目覚める感じが好きです。カフェインは体内に入ってから30分後に血中でピークを迎え、この後6時間、半分ほど生き残ります。ですから6時間は半分の効果があるのです。

ある人は初めの目覚めた感じを維持するために、一日中カフェインを取り続けるかもしれません。このことから、カフェインは依存性があるのではと思う人がいるわけです。

しかし実際には依存性はありません。カフェインは身体的依存をもたらすこともあるかもしれませんが、カフェイン断ちをしても、ニコチンやコカインの禁断症状のようなものがおこることもありません。頭痛がして、機嫌が悪くなるかもしれませんが、1日や2日で気分がよくなるでしょう。お約束します。

カフェインに依存性はない

カフェインは依存性があるように感じるかもしれませんが、それよりかは、「献身的習慣」であると言えるでしょう。「依存性ある物質」であるという科学的定義を満たしていないのです。

科学者の言うように、カフェインはコカインのように社会に危害をもたらすことはありません。実際、身体的依存のかぎとも言える脳を喜ばせる回路を活性化することもありません。

ですから私の友人の話に戻りますが、彼は1日に「マウンテンデュー」を2リットル飲みながらエスプレッソも飲んだりするのです。彼がカフェイン摂取量過多であると心配するべきでしょうか?

ありがたいことに、答えは「いいえ」です。お医者さんは平均で1日のカフェイン摂取量を1日300ミリグラム以下にするように推奨しています。大体の量でいうと12オンス(約360ミリリットル)のコーヒー2杯です。レッドブルには80ミリグラム、薬でいうと「Nodoze」は1錠200ミリグラムものカフェインが含まれています。

でも実際は、あなたの体重によりますが、1日6〜7グラムのカフェインを取る必要があるかもしれません。それはあなたが本当に摂取過多という目的を持って、カフェイン一杯の瓶などを持っていない限り、実際非常に難しいことです。

ですから私の友人も1日に50〜100杯のコーヒーを飲まない限りは……実際それだけの量を胃が受け付けられるとも思いませんが、彼は大丈夫です。

そんなに心配しなくても大丈夫ですよ。リラックスしてくださいね。

SciShow

Hank Green(ハンク・グリーン)たちがサイエンスに関する話題をわかりやすく解説するYouTubeチャンネル。

・公式チャンネル

Published at

スピーカーをフォロー

関連タグ

人気ログ

人気スピーカー

人気コミュニティ

ピックアップ

編集部のオススメ

ログミーBizをフォローして最新情報をチェックしよう!

人気ログ

人気スピーカー

人気コミュニティ

ピックアップ

編集部のオススメ

そのイベント、ログしないなんて
もったいない!
苦労して企画や集客したイベント「その場限り」になっていませんか?