初めての書店回り

はあちゅう氏(以下、はあちゅう):(2015年)1月9日に『半径5メートルの野望』っていう本を出しまして……。何?

霜田明寛氏(以下、霜田):半径5メートルからは離れないといけないと思って(笑)。

半径5メートルの野望

はあちゅう:いやいや、5メートルなんて、どっか行っちゃいますって。買ってねっていうだけなんですけど、今日このあと、書店めぐりするんです。

霜田:おぉ~! 

はあちゅう:私の本、よろしくお願いします。

霜田:1人でですか? 

はあちゅう:もちろん、編集者さんと。編集者さんとじゃないと行っちゃいけないの、今。もちろん、勝間和代さんとか堀江さんが来たら、そりゃ書店さんも嬉しいと思うんだけど、ビジネス書って1日、何百冊出るって言われてるじゃん?

そんなやつが全員本屋に来たら、その対応で1日終わっちゃうよってなるから、あんまり、ノーアポで行くっていうのは良くないみたいで。

はあちゅう:基本的には書店さんにアポ取って、編集者の方と行くって感じ。

霜田:へぇ。あの200万部ベストセラー作家と、いっしょに書店回りしたことあるんですけど、ちょうど『夢を叶えるゾウ』が出て、それこそまだヒットが出てない時期で、「水野は一発屋じゃないよ!」って書いた旗を僕がこうやって振り回して、水野さんといっしょに全国の書店を回ったんですけど。

結構、僕が衝撃だったのは、200万部ベストセラー作家が行けば、「あざーっす!」みたいな大歓迎が起きるのかと思いきや、結構、冷たいリアクションとかあったりして(笑)。「はいはいはーい」みたいな。

はあちゅう:書店で働いている方って、本がすごい好きな方が多いから「文芸の方をすごい歓迎されるのかな?」ってちょっと思っちゃった。それは私の文芸コンプレックスなのかもしれないけど。

霜田:「作家先生~!」みたいな。

はあちゅう:そう。やっぱ直木賞作家さんとかが来ると、「おぉ」ってなったりするかもしれないけど、「はあちゅうでーす」みたいなのが行ったら、「おまえなんだ」ってピンって。

はあちゅう:照れもあるからね。自分で行って「売ってください」って言うのもね……。私、あんまり書店回りしたことなくて。「よろしくお願いします」って言って、なんか書かせていただいて、それを置いてくれたりとかしたり。

でも多分出版社さんによって方針が違うと思うから。どんなスタンスで行くかわからないけど、今回ははとりあえず「うちの伊藤をよろしくお願いします」って、マネージャーさんとアイドルが回るみたいな感じになるんじゃないかと思うんだけど。

自分にとっての当たり前の中に、その人の個性や才能がある

霜田:(本の目次を読みながら)「自分にとっての当たり前の中に、その人の個性や才能がある」。そうですね! 

はあちゅう:Twitterで、気に入ったところとかをフレーズを抜き出して書いてくれる人とかいたりして、やっぱみんな違うのがおもしろい。私は「ここはいいんじゃないか」とか、結構考えながら書いているんだけど、みんな刺さるところは違うんだなって。

霜田:意外に「君はそこ刺さったかい」みたいな。

はあちゅう:その何気なく書いた言葉が意外に。

霜田:それこそ、自分にとって当たり前だと思ってたことが、他の人に当たり前じゃなく、「お~」って響いてたりするのかもしれないですね。