2024.12.10
“放置系”なのにサイバー攻撃を監視・検知、「統合ログ管理ツール」とは 最先端のログ管理体制を実現する方法
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司会:それでは当選確定を受けまして、大阪維新の会・松井一郎、吉村洋文によります、記者会見をさせていただきます。まず、最初に再任となりました松井一郎知事より、みなさまにご挨拶を申し上げます。
松井一郎氏(以下、松井):みなさん本当にありがとうございます。まず、こういう連休の中日という日程の選挙の中、投票に行っていただいた全てのみなさま方に感謝を申し上げたい。
そして、吉村新市長と私のほうにその思いを託した1票を投じていただいたみなさん方、みなさん方の思いにしっかり応えられるように、これから橋下、松井でやってきたこの大阪府市一体となっての成長戦略と改革を吉村新市長と共に継続をし、豊かな大阪をしっかりつくっていきたいと、1票を投じたみなさま方が納得できる、大阪府市の行政を続けていきたいと思っておりますので、これからもご支援のほどをよろしくお願いをいたします。
司会:ありがとうございました。続きまして、同じく当選確定を受けまして、新市長・吉村洋文より、みなさまにご挨拶を申し上げます。
吉村洋文氏(以下、吉村):この選挙戦において、投票をいただいた方、本当にありがとうございます。また、私に、維新の会に投票していただいた方、本当にありがとうございます。
これまでの橋下市政、松井府政、その改革を評価して、投じていただいた方が多数いらっしゃるかと思います。私自身はその改革の路線を継承して、大阪をさらに前進させていきたいと思ってます。
また、その橋下改革の中で、修正すべき点、あるいは、また自身が独自にやっていくべき点、そういったことをしっかりと進めていきたいと思ってます。街で今回の活動をいろいろしてますと、「大阪良くしてね!」、「大阪ようしてや!」、そういう声が本当に多かったと思います。
必ず、明るい大阪、発展する大阪、それを実現していきたいと思っております。大阪府と大阪市、今一体になって進んでる改革、松井知事と共にこれから府市一体で、進めていきたいと思っております。本当にみなさまありがとうございました。
司会:ありがとうございました。それでは続きまして、質問のほうを受けさせていただきます。
記者1:MBSのヤマナカです。おめでとうございます。お二人それぞれに伺いたいんですが、今、改革姿勢の一定の評価があったと思う、というような言葉もありましたが、都構想については、どのような民意と受け止めているでしょうか。5月の住民投票では破れ、ただ今回の選挙では2勝ということなんですが、都構想に関して、どのように受け止めてらっしゃいますか。
松井:都構想につきましては、5月の17日前回、大阪市民のみなさんに提案をさせていただいた協定書、都構想設計図については、これは認められなかったというふうに受け止めております。しかしながら、二重行政を解消して、公益を一元化をして、成長をする大阪をつくることに対して、ノーではなかったと思ってます。
また、その後行われた、二重行政を解消しようという大阪会議は、全く機能をしておりません。大阪会議は条例設置されてますんで、話し合いはしっかり続けますけれども、話し合いで解決できない場合、20年30年とそのまま解決せず、こう課題を置いとくだけではこれは大阪のためにはなりません。そういう課題を解決する1つの手段として、議論は続けさせてもらいたい。
前回の(大阪都構想の)設計図で悪かったところを住民のみなさんと、膝詰め談判で意見交換をしながら、1つの二重行政を解消する手段として、都構想という手段がありますと、いうことを市民のみなさんに訴えて、市民のみなさんから納得をいただけるような、新たな設計図作りをしていきたいと思ってます。
吉村:5月の17日に都構想が否決されまして、その結果を本当に重く受け止めています。その結果が69万の方が賛成だったということ、それから70万の方が反対でした。その70万の方の中には、「もう少し議論を続けて、拙速なんじゃないんですか?」、「大阪会議があれば、大阪会議の方法で解決できるんじゃないんですか?」という意見も多かったと思うんですね。
つまり、大阪の持っている二重行政の課題とか、根本的な府市合わせと言われているような課題を解決すべきだけど、今回の案については反対、私は反対意見の中にそういう意見も多かったと思っています。(そして)その後の大阪会議自体が全く機能してないような状態でした。
今回の選挙戦においては、まさにそこが1つ大きな争点になったわけです。テレビ討論、あるいは新聞討論、各誌マスコミの討論でも、そこはもう必ず議題に上がったところでした。相手のほうはもう都構想は完全に終了させる、議論すらしない、というご意見だったと思います。我々のほうは同じものをするということではないんですけれども。
やはりこの都構想を修正する、この否決された案がありますけれども、これをきちんと修正して、市民のみなさんに納得いただけるような、そういった議論を続けていきたい、続けさせて下さい、というのをテレビの中でも訴えさせていただいておりました。
それを受けてのこの選挙だと思ってますので、もちろん反対の方がいらっしゃるということを前提に、100点満点ではないかもしれませんが、修正するための議論を続けて、この大阪の根本的な課題を解決していく方向でやっていきたいと。まあ、ある意味そういうふうにやっていきなさいよ、というような民意も含まれていると思いますので、そこはしっかり民意を受けて進めていきたいと思っております。
記者1:都構想という言葉は反対陣営のアレルギー反応もあるので使わないのか、今後もわかりやすい言葉として使っていかれるつもりなのか、いかがでしょうか?
吉村:使いますよ。これがもう大阪府民、市民のみなさんのわかりやすい固有名詞になっておりますから。要は、大阪市内に特別区を設置する。そして、広域は一元化していこうという意味ですから、都構想という言葉は使っていきたいと思っています。
記者1:とはいえ反対陣営、議会の数の関係は変わっていないわけで、議会運営がなかなか大変だと思うんですが、どのようにしていくおつもりかそれぞれ教えて下さい。
松井:これは、議会のみなさんも選挙で、 民主主義で選ばれております。今回、このダブル選挙で一番直近の民意があらわれたわけですから、そういう民意を重く受け止めていただけると考えてます。
吉村:そうですね、同じくやはりここは今回の選挙で、大きく争点になったところですから、ここで民意が示されたということを踏まえて、議会とも修正の協議というか、私はそれを進めていくことができると思ってますし、議会のみなさんも今回の民意を受けて、その話し合いに応じていただけるものだと思ってます。「より良い物を一緒につくっていきましょうよ」ということで、呼びかけとしていきたいと思ってます。
記者1:今回のダブル選挙2勝が、ある程度、都構想ももう一度話し合っていくべきだというような民意も含まれていると今おっしゃいましたが、であれば、橋下代表の引退宣言の理由もまた変わってくるのかなと思ってくるのですが、引退宣言撤回の大義名分ができたと思うんですが、その辺は仲間としてどのようにお感じでしょうか?
松井:これは、都構想が否決されたと。5月の17日のあの結果を受けて、いったんは身を引かれるということです。これはそれ以降、橋下代表もずっと発言されているように、民間人に戻ったあと、個人についての人生については、代表自身が決められることだと思います。
吉村:5月の17日の都構想の案、これは否決された事実は変わらないんですね。テレビ討論でもさまざまこう指摘されて、なかなか伝わりにくかったんですけれども、全く同じものをするというふうに言っているわけではないんです。
より良い修正案を新たに作り出して、それをみなさんに問うていきたいと思っていますので、そういった意味で、その都構想というワードが同じだから、全く同じ事をするのかといえばそうではないので、ちょっと違うのかなと思ってます。橋下市長ご自身の進退については、もうご自身で決められることだと思ってます。
記者1:ありがとうございました。
記者2:読売新聞のハジリです。よろしくお願いします。まず、今回は8時に当確が出るということだったんですけれども、この速さについて、勝因はどこにあったかお願いします。
松井:これは大阪維新の会のチームが、本当に一致団結して戦っていただけた。その結果、我々の主張がこの4年間やってきたこと、それから今後4年間やりたいこと、主張が、政策が有権者のみなさんに伝わったからだと、こう思ってます。
吉村:やはりまず一番大きいのは、この4年間の橋下市長の改革の実績だと思います。その改革の実績と今後、新たに私が改革を訴えさせてもらってる(ことへの)、「新たな大阪を進めてね」という期待感と、その2つが大きかったのかなと。あとは応援してくれるみなさん、「本当に一生懸命改革を続けていってね」という声をいただいたこと、それが結果に繋がったんだろうな思ってます。
記者2:今回特に橋下さんは、大阪市内のほうに集中されたと思うんですけれども……まあ、吉村さんの勝利に全力を挙げるという印象を抱いたんですけれども、今回橋下さんの力というのは選挙戦で、どのように影響したでしょうか? やっぱり大きかったでしょうか?
松井:やっぱり情報発信力、これはすごく大きな力があったと思ってます。橋下代表が、誠実に自身のやってきた4年間の実績と、それとこれから続けなければならない課題を橋下代表の情報発信力をもって、広く市民のみなさんに伝えることができたと、こう思ってます。
吉村:やはり、橋下市長自体も、この市内の改革というか、その実績というのを積まれてきたと思ってます。私も大阪市議会のメンバーで政調会長としてもやっておりましたので、それは実感してました。ただ、この維新の会といえば都構想、他はあまり有権者の方に伝わってないという印象をずっと持ってまして。
そういった意味で今回は、橋下市長がこの市内を中心にして、そして、これまでやってきた実績というのをしっかり有権者のみなさんにお伝えして、それを有権者のみなさんに新たな事実として、新たな情報として、広く伝わったんじゃないのかなと、それでそれを続けて欲しいということに繋がったんだと思っています。
記者2:吉村さんにお伺いするんですけれども、橋下市長の後継ということで、今回、絶対に負けられない選挙の中で、かなりプレッシャーがあったと思うんですけれども、選挙期間中とか、選挙前とかそのプレッシャーについては、ご自身どのように感じられてましたでしょうか?
吉村:そうですね、僕自身も40歳の生身の人間ですので、当然プレッシャーはありました。それは選挙戦には出しませんが、大きな改革をされてきている市長の後釜ですので。
ただ、やっぱり僕自身は大阪を良くしたい、今よりも1歩も2歩も良くしたいという思いで、この市長選に挑戦してますので、無名というハンデもある中で、プレッシャーもありましたけれども、その橋下市長、維新の改革というのは僕も中心メンバーの中としてやってきて、身について、そのものがしみついてますんで、それを全面的に出していけば、そのプレッシャーも跳ね除けて、なんとか道が開けるんじゃないのかなと思いながら、この選挙戦を戦ってました。
記者2:吉村さん市議と衆議院やられているんですけども、吉村さんの知名度という点ではやっぱり橋下さんほどではないというか、まだまだな状況だったんですが、その中で、橋下さんの存在というのは、一緒に選挙を回っていて大きく感じられたところはあったでしょうか?
吉村:もちろん市長の知名度というのは、群を抜いてますんで、圧倒的な知名度はあります。僕自身は知名度はないです。ただ私、今回のこの結果を見ても、やはりこの大阪維新の会としてやってきた改革の実績、これがやはり大きく、市民のみなさんに評価されたんじゃないのかなと、「それを続けてくれ」というような声になったんじゃないのかなと思っています。
ですので、市長個人のその改革、発信はもちろんなんですけれども、大阪維新の会全体でやってきたこの改革が、市民としてもこれを受け入れていただいて、「さらに進めてね」という声がそういった推進力に繋がったと思っています。
記者2:この結果が出て、橋下さんからねぎらいの言葉はあったんですか?
松井:まずは良かったということだけです。これからまだこの改革を続けていくわけですから、まさにここからスタートで、吉村新市長と頑張って欲しいと、こういうことです。
吉村:そうです、本当により良い大阪を実現していくという意味で、これが出発点というか、今からがスタートだとそういうことですね。
記者2:お電話ですか? それとも直接会われて?
吉村:いや、直接です。
記者2:はい、ありがとうございます。
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