COP21に向けてロバート・レッドフォードが語った環境活動家、父、祖父、そして市民としての言葉

Robert Redford Actor and longtime conservationist at the High-level event on Climate Change

2015年12月1日からパリで開催されているのCOP21(気候変動枠組み条約第21回締約国会議)を控え、今年6月にニューヨークの国連本部で気候変動に関するハイレベルイベントが招集されました。そこでスピーチを行ったのが、アカデミー賞受賞俳優のロバート・レッドフォード氏。環境保護の活動家としても知られる同氏は、1975年よりNRDC(自然資源防衛協議会)にも参加し、環境破壊に対して長年にわたり警鐘を鳴らし続けてきました。今回の会合では、イベントに集まった各国に対して、環境を守るために今すぐ一致団結して行動を起こす必要性を説き、多くの賛同を得ました。COP21で各国が利害を超えてまとまるためにも、今私たちにできることがないか、もう1度考えてみませんか。

環境保護への行動を呼びかけるため、レッドフォード氏が登場

モデレーター:皆さん、浮き足立っていますね。それではご紹介いたしましょう。ロバート・レッドフォード氏です。ご存知の通り、俳優であり、環境活動家でもいらっしゃいます。それではどうぞ。

ロバート・レッドフォード氏:ありがとうございます。今日私がここにいるのは環境アドボケイト(活動家)として、父として、祖父として、そして環境を憂う1人の市民として、環境変化に対して今すぐ行動をしてほしいと呼びかけるためです。

私は俳優として人生を歩むことを決めましたが、生まれながらの活動家であります。私は常に、我々が生存するための発展と補完のバランスを見つけなければならないと信じてきました。

皆さんがやるべきことは簡単です。手遅れになる前に、我々の住む世界を救うのです。

私が環境活動に興味を抱き始めたのは、かれこれ4年以上も前のことになります。当時感じた緊急性は、時間と共に強まるばかりです。

私がイニチアチブを取って始めたことの1つに世界各地の市長、つまり一般の人々に最も近い要人ですね。その市長を日曜日に集め、環境変化の脅威について語り合うことがあります。今年パリに各国の要人が集まる時、私が語り合った市長たち、そしてビジネス関係者や市民のリーダーたち、環境変化に対応するための行動を取ることにコミットした人々も、そこに参加するでしょう。

現在、世界各地で起こっている環境変化に目を向けて

我々の地球の運命は岐路に立っており、今すぐ行動しなければならないのです。もはや我々は行動しないことの言い訳として、無知を装うことはできません。人間のこれまでの行いの結果による環境変化が今まさに起きていることを、いくつもの科学的証拠が示しています。

ローマ教皇は、環境変化は政治以上にモラルとして最優先すべき事項であると、明晰に指摘されました。この影響は世界中で見られます。アフリカの干ばつと食糧不足、南アジアの熱波、北アメリカの山火事、恐ろしいハリケーンに竜巻、ニューヨークの洪水。インドやパキスタンでの熱波は2300人の方の命を奪い、これは歴史上最も大きな被害となりました。

つまり、世界のどこを見ても暮らしやすい気候の場所は見当たらなくなっているということです。21世紀のどの年も、史上最も気温が高いと言われています。そして気温が上がるにつれ、世界が不安定になり、貧困、混乱が生まれます。

世界最高の科学者が、我々は使えるだけの二酸化炭素の半分以上を使い果たしてしまったと言っています。現在地球を次の世代にこのまま譲ることができるかは、摂氏2度の違いにかかっています。摂氏2度の違いを、我々人間の皮膚が感じるかどうかは難しいところです。しかし、この摂氏2度とは2100年までに豊富な作物が育つ土地をカラカラの砂漠に変える力を、地球の地上の3分の1から新鮮な水を奪う力を持っているのです。

COP21を目前にした今、環境のために団結して立ち上がろう

我々の行動の効果を期待しても、無念に終わるかもしれない。大失敗は、我々のすぐ後ろに控えているのです。時間がありません。環境問題から目を逸らすことをやめましょう。今すぐ行動しなければ、我々の吸う空気、飲む水、そして子供たちの健康を破壊してしまいます。最悪の事態を避けるために、断固として行動しなければならないのです。

そして、なるべく早急に。なぜなら、我々皆がこの災難の元凶であるからです。現在世界中の市民、コミュニティ、企業はこの問題に立ち向かおうとしています。これは非常によいことです。

500以上の都市が生きる質を上げるための職を生み出し、クリーン・エナジーを開発することで排気ガスを削減しています。昨年、世界で最も多く温室効果ガスを放出するアメリカと中国が、二酸化炭素量を削減することを約束してくれました。

しかし、自国だけでこの問題を解決できる国など存在しません。地球上すべての国家を巻き込む流れを生み出す必要があります。環境変化はすべての国家に関係しますからね。来る12月、すべての国家は同じ目的の元に団結するべきです。だってそうでしょう? 地球はたった1つしかないのですから。

地球が我々の命の源です。もしかしたら、これが最後のチャンスなのかもしれません。我々の地球の資源は限られています。しかし我々人間の想像力にも、大きな問題を解決するための能力にも、限界はありません。

今同じ目的の元に団結して行動すれば、これからの限られた時間の中で何かが変わるかもしれません。この12月にパリで193カ国が集まります。世界中の人々がその様子を見守ることになるでしょう。

そして我々は、環境変化と立ち向かうためのリーダーたちとして皆さんを認識します。願わくば、皆さんにはその役割を勇気と信念を持って受け入れてほしいと思います。

ありがとうございました。

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