2024.12.10
“放置系”なのにサイバー攻撃を監視・検知、「統合ログ管理ツール」とは 最先端のログ管理体制を実現する方法
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司会:皆さん、月曜日に学校へ行ったら、何をしますか。この週末を、この会場で過ごさなかった人たちに、ここから何を発信してあげますか。
ダニエラ:月曜に学校へ行って、誰かに「元気?」と聞かれたら、ありきたりの「元気よ」という返事を返すのではなく、私は何を感じているかな、と、ちょっと考えます。やる気がある時には、「今日は張り切っているの」と答えますし、悲しい時には、「悲しい気分だけど、あなたが助けてくれるのなら、きっと元気が出るわ」と答えようと思います。
(会場拍手)
司会:この会場で受け取ったメッセージを、それぞれの学校へ、どのように届け、広げようと思いますか。この会場のグループから、どのように広げて育てて行こうと思いますか。
ケイミー:他の人に何かを話すということには、強力なバックグランドとメッセージ性があって、自分のストーリーをどう扱ったら良いか、ちゃんと考えることで、初めて大きな力を発揮します。自分のストーリーがあっても他者とシェアしない、という選択肢もあります。でも、それでは何の役にも立ちません。
自分の出自とか、自分は何者なのかを、自分のために、じっくり時間をかけて考えてあげて、混乱を吹き飛ばし、いやな経験を、成長の貴重なチャンスに変えて、人生の一部へと昇華したらよいと思います。みんなが自分の人生を変える力を持っているのです。
「月曜日、学校へ行ったら、私はみんなを助けようと思います」とは、私には言えません。なぜなら、悲しいことに、私たちが暮らしているのは、そういう世界ではないからです。
でも、私にはその力があります。時間をかけてじっくり考えて、自分のストーリーとは何かを検討し、他の誰かが「究極の人」になれるように励ましてあげたいと思います。
(会場拍手)
司会:聞けなかったことはありますか。
レディ・ガガ氏(以下、ガガ):他に何か質問はありますか。
ダニエラ:「この会場から、どうやってこのメッセージを広く伝えて行きますか」という今の質問に対する答えですが、とても簡単な方法があります。
Facebookからの引用ですが、「時には、本当に大切なことは、瑣末なことだ」と言う言葉があります。小さなことでも、積み重ねると大きなストレスになることがありますが、小さくても優しい行いの積み重ねが、幸せを生むこともあります。
だから、月曜日に学校へ行ったら、周りにちょっと気分のよくなることを言ってあげてください。愛しているよ、とか、大切に思っているよ、とか。
ガガ:相手の存在を認めることを言ってあげて。あなたは大丈夫だよ。オーケーだよ、って。とてもシンプルなことなの。
相手に、コンピュータみたいにシャットダウンされないだけで、どんなにうれしいかを知れば、きっとびっくりすると思うわ。
実際に話しかけてくれる人に、きちんと向き合って。あなたが「今日は最悪の気分なの」と言えば、相手は「どうして」と聞いてくれる。説明したら、相手は「ああ、同じことが自分にもあったよ」って言ってくれるわ。
きっかけを、チャンスを作れば、周りの人の心をどんどん開いて、変えて行くことができるの。「あなた方は、いったい何をする財団なのですか」と人に聞かれるたびに、私と母が伝えようとするのは、まさにこのことなの。
オノ・ヨーコとジョン・レノンが「平和にチャンスを与えて」と訴えると、周りは「意味がわからない」と言ったけど、彼らは文字通りのことを言いたかったのよ。チャンスさえあれば何とかなるの。とても簡単に言うと、私たちが言いたいのは、そういうことなのよ。
私たちは、変えていくべきことを変えて、動かして行こう、という哲学的な運動を始めるわ。教育、カリキュラム、素行を変えるの。素行は変えられるものよ。
この国のすべての若者が、良質の教育を受け、良い先生に恵まれ、学校へ行くお金があるわけではないから、こういった若者にも手を差し伸べるべきよね。こういった若者には、インターネットを使いつつ、対人で実際に人と向きあって、変革をして行くことになるでしょうね。そのためには、私たちが、クールで親切にならなくてはいけないわ。特に、この会場に集まった、名誉ある若者たちはね。
(会場拍手)
司会:今日からは、何にチャレンジしたいと思いますか。立ち上がって、メッセージを広めていこうと思うだけですか?
クリス:ちょっと話は戻りますが、先ほどのお話しにあったように、メディアがネガティブな内容を世に出すのは、受け手が、自分は平均よりはましだな、と思う傾向に、思いたがる傾向にあるからだと思います。ネガティブな話や記事を読むと、人は優越感に浸ります。
でも、銃撃や殺人、いやがらせの話だけでは、誰も良い気分にはなりません。メディアが真剣に、気持ちが明るくなるような、やる気を起こさせるような記事を提供し始めたとしたら、それは……。
ガガ:こんなに若い人の口から、こんな立派な意見が聞けるなんて! みんな、聞いた?
司会:メディアの一員として、言わせてください。ぜひ、メディアに提言してください!
ガガ:ローリング・ストーン誌の表紙を、爆弾魔が飾ったとしたら。知識や経験がほとんどない政治家に投票したら。世界は無法地帯よね。何も考えていないわ。大人は何も考えていない。好感度とか、いかにヒットさせるかとか、クリックの数とか、お金に関する利害ばかりしか考えていない。私たちの未来を台無しにしている。だから、みんなの手で、それを直してちょうだい!
私たちが目にするテレビやラジオ、新聞記事は、とても高い志を持った人たちが、私たちに伝えたいことがあってそれを企画して、ベストな情報や知識、アイデアを提供してくれているはず。間違っても、雑誌を出す側の人たちの私利私欲のためではないはずよね。
イェール周辺の、コネチカット州かそのあたり在住の、おじさんの懐を温めるためではないはずよ。すてきなマイホームに住んで、ゴールデンリトリバーと5人の子供と別荘なんかを持っているようなおじさんを、さらにお金持ちにして、どうするの。私はそんなこといやよ。
クリス:そういう前向きな内容のコンテンツを見ることができるのなら、僕にも、「ペイ・フォワード」、他者に善行を広げていくこと、いわゆる「恩送り」をしたい、という意欲がわきます。大きなスケールの話ではありますが、それがまさに、僕たちが取りかからなくてはいけないことだと思います。まさに問題になっていることの中のひとつだからです。
ガガ:では、高潔さや正確さ、思いやりに欠ける、こういった企業や団体や勢力に対して、学校や私たちは、攻撃するのではなく、どうしたらみんなの力を集めて、立ち上がって抗議していけると思う?
クリス:うーん、具体的にどうしたらよいか、確固とした答えは出せないのですが、何しろ金が絡むから……。
ガガ:でも、実現させたいんでしょ?
クリス:もちろんです。
ガガ:(会場へ向かって)実現させたい人!
(会場拍手・歓声)
ガガ:ところで、ネガティブなコメントを読むのが大好き、って人、いる? ちょっと知りたかっただけ。別にいいのよ、好きでも。嫌い? 嫌いよね。でも、すぐつまらなくならない? 一瞬、ちょっと危険な香りがして面白いけど、面白さは長続きはしないわよね。
司会:さて、残り2分となりましたので、最後の質問です。何かありますか?
ところで、500万のインプレッションがつきましたよ! このカンファレンスは、世界でトレンドになったみたいです! 大勢の人たちから、注目されているこのカンファレンスですが、世界の人々に、知っておいてもらいたいことはありますでしょうか。皆さんの世代について伝えたいことはありますか。メッセージはありますか?
クリス:いじめとか、過干渉なメッセージとかに夢中になっていないで、また、そういうメッセージを書くのをやめなさい、と口で言うだけではなくて、いじめそのものを止めればいいだけだと思います。
規制を設けるアプローチがいいのではないでしょうか。先生や学校側には、負担が増えると思いますが、学校で、そういうプログラムを設ければ、長い目で見れば、先生方の頭痛の種や、将来発生する問題を未然に防げると思います。
ガガ:先生方も、学生に、そういうことを教えるのは、やりがいがあるわよね。その日教えた教科書の内容の1章を暗記させることよりも、良い人物になるために、より強くなった自分を、長く覚えていてもらいたいわよね。
私の人生で、一番よく導いてくれた師匠たちは、私がどんなに有名になっても、てっぺんから底まで、ありとあらゆる人間に、親切に接するべきだと教えてくれたわ。
そういう教えは、つまり、学校で教えるべきことは、モラルを持って、相手を価値ある者として扱って、人の尊厳を大切にして行動しなくては駄目だという規範だと思うわ。誰かが誰かより偉い、なんてことは決して無いの。
ソーシャルメディアで多数がいくらクリックしようと、学校のシステムにヒエラルキーがあろうと、先生方は、尊厳を教えることを無視してはいけないの。
司会:最後に、パネラーの皆さんに感謝です。クリストファー、ケイミー、ダニエラ。そしてもちろんですが、レディ・ガガさん。ありがとうございました。
ブラケット:さて、今日の締めくくりに、皆さんに聞いてみようと思います。そろそろ終わりですが、皆さんはどういう風に感じますか。
会場:悲しい!
ブラケット:悲しい時には、何と言いますか。
会場:(泣き真似をする)ううう。
ブラケット:悲しい声ですね。
さて、今日の締めくくりに、いくつかのご案内と、メッセージとをご紹介したいと思います。
まず最初は、感謝の言葉です。皆さん、ありがとうございました。
2つ目には、これはほんの始まりに過ぎないということです。
今日、私たちは、丸1日を使って、話し合いをしましたが、これはほんの1日のトレーニング、1日の探究に過ぎません。まだまだ不十分ですよね。私たちは、今後も皆さんをサポートしていく必要があります。
今日は、皆さん、本当に一生懸命参加してくれました。カンファレンスの憲章理念について、いかに各自の学校に変革を持ち帰るかについて、一生懸命考えてくれました。
まず、憲章理念は生きています。石に刻んで、保存しておく物ではありません。憲章理念は、たくさんの学校で今後もっと、必要とされていくものです。例えば、皆さんは、学校で尊厳を持って扱われなくてはいけません。バランスのとれたフィーリングを感じなければいけません。やる気を感じなくてはいけません。
ジャックやセルジオ、ジェイミーの高い志を持った仕事を見てもわかるように、皆さんにやる気を持ってもらうため、皆さんのリソースとなるために当センターはあります(訳注:ブラケット教授主催の「イェール・センター・オブ・エモーショナル・インテリジェンス」を指す)。
だから、ぜひアクセスして見てください。ダウンロードしたり、コメントしたりしてください。私たちも、いろいろな物を集めたり、皆さんをサポートできる物を送ったりします。ですから、ぜひアクセスして、リソースを活用してください。
ブラケット:2つ目は、私は、今日こうしてレディ・ガガさんとお母様と対面して座って、少々ぼうっとしております。でも、私の学生たちが、夢をかなえるのを目のあたりにできました。これは私にとって、本当にうれしい経験です。
私は、エモーションの大切さをいかにわかってもらえるかを、考えることを仕事として来ました。若者が人生を前進するために必要なスキルを習得できるよう、つまりうまく決断し、良い人間関係を構築し、メンタル・ヘルスを維持し、夢を叶えるスキルを習得できるよう、ずっと頑張って来ました。
そして初めて研究が、うまくバスに乗ったと実感しております。このバスを運行させて、国道95号線に乗り、ニューヨークへ行きます。そして、南下します。やることがたくさんありそうですからね。
ガガ:いいですね!
ブラケット:80号線へ入ったら、カリフォルニアへ向かいましょう。道中、人をどんどん乗せましょう。前にいる人を轢いてしまうかもしれませんが。
(会場笑)
ガガ:もっと優しく、思いやりのある方法で走らせてください!
ブラケット:あ、本当ですね。
(会場笑)
ガガ:ちょっとスピードを落として。
ブラケット:なんで人を轢いちゃったんだろう。
真剣な話に戻ります。今日、私たちは喜びでいっぱいです。この日を記念して……憲章を持って来てください。
(学生たち、カンファレンスの憲章を壇上に運び上げる)
憲章は、会場の外に展示します。参加した証に、みなさん、ぜひサインをして帰って下さい。
(壇上の参加者、順番に憲章にサインをする)
ガガ:今日、皆さんが過ごしたこの1日は、ぜったいに無駄にはならない。約束するわ。私たちは、進み続けるのよ(ガガ氏、憲章にサインする)。
(学生たち、「ボーン・ディス・ウェイ」を合唱)
ガガ:皆さん、ありがとうございました。これは私のみならず、世界中の人にとって、大きな意味があります。この「ボーン・ディス・ウェイ舞踏会」は、世界の200万人の人々のためにパフォーマンスされました。
全ての人々が会場に参加しているわけではありませんが、みんなが会場を身近に感じてくれていると思います。彼らは、耳を傾けてくれています。私たちの活動は、何年も前に始まり、長い間続いて、今まさに実りの時期に入ろうとしています。
皆さん、今日は、ご参加ありがとうございました。目に見えないものを、全ての人が見ることができるように支援してくださったことに、感謝します!
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