MEC食提唱の渡辺医師が語る
「脂肪を摂って、くびれを作る」健康の新常識

肉ドクター渡辺信幸医師 医療講演会~あなたの美容と健康にMEC食~ #1/5

医療講演会
に開催

肉、卵、チーズを十分に摂取する食事で体質改善を図るMEC食が話題になっています。この“人を健康にする食事法”の提唱者である渡辺信幸医師が、MEC食について解説しました。MEC食が生まれた背景には沖縄の離島医療がありました。そして、食事とコレステロールが無関係だという最新の報告、脂質は積極的に食べなければいけないこと、肉からもDHAやEPAが摂取できること、脂質の摂取目標がないことなど、これまでの健康常識をくつがえす新事実が次々に語られます。

テレビでも話題の渡辺医師、登壇

渡辺信幸氏(以下、渡辺):はい。皆さん、こんにちは。MEC渡辺です。

(会場笑)

テレビでは、肉ドクターとしてご紹介いただきました。ありがとうございます。

実は、今、医療ではいろんな問題が起きてます。例えば、糖尿病では糖質制限とか、傷の手当は乾かすとか、いろんなことが起きています。午前中はケトン食とか、原始人食とか、いろいろ話を聞きました。

現場で、私がどのような指導をしてるか、これをみなさんにお話しいたしますから、ぜひ、最後まで聞いてください。

離島でたったひとりの医師、その実態

私は、愛知県出身です。20年以上前に、沖縄県の健康長寿に憧れて、沖縄に入りました。ところが、2002年になりましたら、沖縄県の男性の平均寿命が26位まで落ちてしまったんですね。

その時、私、伊良部島という島にいました。人口6,000名。たった1人の医師です。それこそ24時間365日。お産もしましたしね。小児の熱性けいれんで、人工呼吸しながら島に搬送したりとか、1人で外傷も診ました、内視鏡もしました。

ところが、限界があったんですね。だって、脳出血の患者さんが来たら、私、手術できません。船で搬送できればいいけど、台風の時は船も走らない。大変でしたね。

交通事故の外傷で出血多量になった人がいても、台風で船が止まったらどうしようもないんです。しかもちっちゃな診療所ですから、医療器械もないんですよ。

で、毎日やってることはなにかと言いますと、「スナガワさん。はい。3番へどうぞ。ああ、あなた血圧だね。前の薬はこんなのだったから、同じの出しましょう」。あるいは、「タイラさん。2番へどうぞ。あなた糖尿病だから、この薬出しましょう」。

薬の自動販売機だったんです。

特に、離島というのは、医者が替わります。新しい医者が来たらどうするかと言いますと、前のカルテを見て、薬を書き写すだけなんです。薬を書き写して、なおさら血圧が高いと(薬を)プラスして帰って行くんです。

だから、3つあった薬が4つになります。すると、またその医者がいなくなって、新しい医師が赴任すると、「ウエチさん、あなた、薬、これ飲んでるね。ちょっと今日は血糖値が高いから、糖尿病の薬を増やしましょう」。どんどん増えて、20種類ぐらい飲む人もいますね。

離島での診療のなかから生まれたMEC食

だけど、私はそこに5年間住んでましたから、患者さんがみんな家族だったんですね。だから、目の前で家族の人が亡くなってしまいますから、どうしたらいいかって。そうしたら、国がメタボリックシンドロームって言葉を作ってくれたんです。ああそうか、メタボをなくせば病気が治るんじゃないか。離島で思いましたね。

私は、夜中に救急搬送で船に乗ったりとか、明け方に起こされたっていう苦労をしましたからね。

離島の人は病気になってはいけない、病気になる前に何かしたいっていうことで、患者さんと2人3脚で作り上げたのがこのMECなんです。沖縄発祥です。10年以上、患者さんと2人3脚で始めました。

「米やめようか?」「ええっ! 米やめたら日本人じゃない」とかね。「卵3つ食べてください」「えっ! コレステロールが怖い」。なんだかんだ言いながら、患者さんと相談をして、効果が出てきました。

ですから、これを本に書いて、世に出して。理論的な難しいことは、宗田(哲男)先生とかほかの先生に任せてね。

とにかく、目の前の患者さんが治るにはどうしたらいいかってことで、今、使っている食事法がMECです。どうか、最後までお聞きください。

食事とコレステロールは無関係!

今年のトピックスです。スライドをご覧ください。厚生労働省が発表しましたね。コレステロールは、食事と無関係です。肉、卵、チーズ、無罪です。もう皆さんご存知ですね。

今までは、卵をいっぱい食べたら、コレステロールが上がって動脈硬化が増えて、大変なことになるよって言ったけど、間違いだったんです。スライドも、皆さん、どんどん撮影して使ってください。

週刊誌もこのようなこと言ってますね。週刊現代です。「コレステロールの嘘!」って出てきてますね。だけど、宗田先生がおっしゃったように、いまだに知らない医療関係者がいます。まあ、僕は穏やかですから、宗田先生より、優しくお話しますね。

(会場笑)

「日本人の栄養食事摂取基準2015」、ぜひ皆さん読んでください。細かく書いてあります。そのなかから抜粋しますと。

コレステロールは肝臓で合成されます。食事のコレステロールと血中のコレステロールは関係ありません。

卵食べても動脈硬化は関係ありません。心筋梗塞も関係ありません。

食事のコレステロールを減らしても、心筋梗塞の予防はできませんでした。

これが書いてあります。赤線引っ張って読むと、こういったことが書いてあります。ぜひ皆さん読んでください。

脂肪は食べないといけない

それから、脂肪に対しては、まだまだ誤解がある人がいましてね。特に東京の人たちはラードは良くないよとか言いますよね。「ラードを食べたら血液のなかで詰まるから、ごぼうを食べなさい」って人がいるでしょ。脂肪は食べなきゃいけないんです。

私たちの体を作ってるのがコレステロールですから、脂肪が足りないとお肌が荒れていきます。あるいは、コレステロールは、体のすべてのホルモンの材料です。必ず必要です。ですから、肝臓で作っていて、足りないのは食事で補うんです。

だから、(脂肪を)たくさん食べると、肝臓で(コレステロールを)作らなくなります。肝臓で作り出すと食べなくていいです。ですから、コレステロールは一定に保たれていきます。

女性は歳をとると、残念なことに女性ホルモンが減りますからね。

まだ減ってないですよね、お嬢さん?(観客に話しかける)

(女性ホルモンを)増やすためにコレステロールは上がっていきますから、欧米諸国では、女性にコレステロールの薬は出さないっていうのが、原則です。

DHA、EPAは肉から摂ろう

それから、脂に関しては、ごちゃごちゃありますでしょう? n‐6系とかω6とかω3とかね。バランスが大事だよ。いろいろ書いてあります。

トピックスなのがn‐3系です。ω3、αリノレン酸とか、EPAとかDHA、見たことあります? 魚の脂は、DHAは体に必要だよ。食べたら頭がよくなりますよ。これがn‐3系です。

いずれにしろ、体内で合成できないから食べなきゃいけないんですけど、このω3系、魚、魚って言いますが、肉にも入っています。それから、αリノレン酸っていうのもω3系ですが、実はこのαリノレン酸から、DHAやEPAは作ることができるんですね。

だから、私たちは、肉をいっぱい食べておけば、実はDHA、EPA作ることができるんです。量の問題なんです。だけど、植物油にいっぱい入ってますからね。植物オイルが好きな人は盛んに宣伝してますけど、実は、肉にも含まれています。

このαリノレン酸っていうのは、例えばDHA、EPAでいきますと。これ、厚生労働省が書いてるんです。ちょっと字が小さいので、読ませていただきますけど。

「ω3系、αリノレン酸。魚によっては水銀、ダイオキシンなどの環境汚染物質が含まれている事や、世界的な魚資源の不足により、将来、αリノレン酸の摂取が重要になる可能性がある」

「αリノレン酸の冠動脈疾患予防効果は期待できるが、日本人を対象とした十分な研究がないため、目標量は設定しなかった」。n‐3系をどれだけ食べなさいっていうのは設定してません。

それから、「EPA、DHA。冠動脈疾患に関する研究で、明らかな予防効果が認められていないため、目標量の設定は控えた。しかし、冠動脈疾患だけでなく、脳卒中、糖尿病、乳がん、大腸がん、肝がん、加齢黄斑変性症、認知障害やうつ病に対しても、予防効果を示す可能性があります」。

ですから、この可能性を期待する人は、n‐3系、積極的に摂取してください。

ただ、魚で摂取しようとすると危ないぞって書いてあります。これ、厚生労働省ちゃんと書いてあるんですよ。農水省は「魚食べなさい、魚食べなさい」って言ってますけど。

「魚には水銀、カドミウム、鉛、スズなどの重金属、PCB、ダイオキシンなどの有害物質が含まれる。魚の摂取量に関しては、国から発表される有害物質の耐容摂取量も注意が必要である」。だから、魚食べる時は、自分で国の基準を見て気を付けなさいって書いてありますね。

皆さん、意外でしょ? 書いておきました、これ? 「日本人の食事摂取基準」に、EPA、DHAを摂る時は、魚の毒性を考えなさいって。

だから、脂に関しては、肉食べましょう、肉。

(会場笑)

お腹いっぱい食べていいんです。安全です。肉に関しては、危険って書いてませんよ。魚だけは何か書いてありましたけどね。これ、沖縄の豚ですけど、おいしいですよ。

今日、肉食べてきました? バターも安全ですからね。バターはたっぷり食べてもいいですよ。いっぱい食べてください。

脂質の摂取目標量は設定されていない

で、まとめです。

これまた「日本人の食事摂取基準」です。コレステロールに関しては、このような文章が書いてあります。「目標量は設定しない」。でも、上手に書いてありますよ。「低めに抑えることが好ましいものと考えられるものの」ってね。

(会場笑)

だって、コレステロールを下げることによって、豊かになる人々もいますからね。でも、科学的な根拠がない。皆さん、下のところ、「コレステロール摂取量を制限すると、たんぱく質不足を生じ、特に高齢者において、低栄養を生じる可能性があるので注意」。ほらもう、コレステロールを減らすと、高齢者が低栄養で困ってるよって(書いてある)。

だから、認知症の問題とか寝たきりの問題。

で、最後のまとめとして、「生活習慣病の予防に関しては、脂の目標量を設定しなかった」。生活習慣病の予防のためには油を減らすとも増やすとも書いてありません。

ということは、僕は脂いっぱい食べてくださいって解釈するんですけどね。

目標は設定していません。こういうこと言ってくれてますから、僕は今日の食事は、鶏皮を食べたり、昼ご飯はコンビーフにしようかなと思ってます。お腹いっぱい食べていいんです。

健康的な体型を作るMEC食

はい。こちらは、沖縄の徳洲会こくらクリニックの福島さんっていう看護師さんです。(MEC食開始前と、その一年後の、女性の写真を映す)。どうでしょうか?

会場:おお~っ!

渡辺:1年間で12キロ(減)。バストがアップ。全く別人になってますね。

はい。目標はここです。

(会場笑)

福島さん、ここまでなるために、頑張ってますよ。皆さん、憧れますよね? 憧れるということは、相手が健康だということですよ。

昔は、病院も薬もない。で、健康な女性を探したい。健康な女性を探して、いっぱい子供を作りたい。本能ですよね。

じゃあ、どうしたら健康か病気かわかるかって言ったら、スタイルですよ。それしか判断材料がない。だから、くびれです。

遠くから見て、くびれがきれいな女性は、おそらく健康なんですよ。骨盤が大きくて安産型。それで、男は女性を追っかけてね。狩りをして、獲物を持って帰って。狩りをして、また近いところに獲物を持って帰って、子供を増やしたんでしょうね。このくびれがポイント。

じゃあ、なぜ、この体型になるのか? 私たちの体は、食べた物で作られているんですよ。食べたもので修理しているんです。僕のお肌も1カ月もすれば、腐って落ちてしまいますよ。そうしないように、毎日毎日食べて、直してるんです。

つまり、私たちが食事をするというのは、病気を治すため、体を作るため、健康になるためなんです。だから、この人たちの体型になるためには、何を食べたらいいでしょうか?

参加者:MEC。

渡辺:MECです。

(会場笑)

100キロ裸足マラソン(注:2015年11月7日に行われた裸足100km世界記録チャレンジ)で世界記録を出した石川(智紀)さん。MECです。MECですね?

石川氏:はい。

渡辺:つまり、この女性のような食事をすると、こうなっていくんではないかな。ですから、実際、この中にはMEC女性がたくさんいますが、くびれてますよね?

男性は、おそらくこうでしょうね。

ただ、僕は名古屋出身で、味噌煮込みうどん食べてましたからね。これ(この体型)にはなれませんでした。

(会場笑)

都会で生まれた僕は、背はちっちゃいし、足は遅いしね。彼らに勝てるものはありません。ここには病院がありません。病院がなくても生き残ってますよ。私が大好きな沖縄県はね、病院ができて医者が増えて薬が増えたら、病気が増えちゃったんです。

人類は病気しないんでしょうかね? じゃあ、この人たち何食べてますか? MECです。牛の血液を飲んでいます。

特に、ここでは農業ができません。食べられる野菜はありません。農業ないです。不思議ですね。肉食です。生き残ってますね。

エスキモーの方も鳥の塩漬けを食べたり、トナカイ、アザラシを食べてますね。ここでも、やはりがんとか、いわゆる今の生活習慣病がないということで有名ですね。

制作協力:VoXT

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