非モテ、中退、コミュ障でも怖くない!?
ひろゆきらが語る、マイナスをプラスにする就活の"見せ方"

「就活のしきたり 踊らされる学生たち」 ひろゆき×石渡嶺司 #6/6

「浪人、留年は3年までだよね」など、まことしやかに囁かれる"就活のしきたり"。一度レールから外れると、もう就職戦線を生き残ることはできないのか? ひろゆきこと西村博之氏と大学ジャーナリスト・石渡氏が、最前線で戦っている学生たちと共に、従来の考え方に縛られない"己の見せ方"を伝授します。

"コミュ障"でもスキルがあれば問題ない

ひろゆき:というわけで。Q&Aに。

石渡:わかりました。

:お話ありがとうございます。メールもたくさんいただいてます。いくつか読みます。まず、東京都の学生アポロンさん。

「ためになる話、ありがとうございます。担当直入に聞きます。私は大学時代、サークルもバイトも経験しないまま、毎日大学と家とPCの前にある椅子を往復していました。いわゆる非リア充です。私はどうすればいいのでしょうか」

ひろゆき:どうすればいいんですか?

石渡:え、どうすればいいんですかってのは?

ひろゆき:別に、非リア充とか関係ないと思うんですけどね。

学生:これと内定率を関連付けたデータがあって、それによると、リア充のほうが内定をもらってるんです。携帯の登録の件数が多いほうが内定をもらっているとか。彼女が多いほうが、実は内定率が高かったりする。

石渡:男でも女でもそれは同じですね。

ひろゆき:それはモテる人っていうのは、魅力がある人だから。さっきの美人が受かりやすいってのと一緒でしょ?

学生:そうですね。

ひろゆき:ドワンゴの話ばっかりしてるけど、例えば開発の仕事って別にコミュニケーション能力が無くっていいのよ。理系の人ってだいたいコミュニケーション能力無いけど、理系のほうが就職率高いじゃん。ちゃんとスキルがあればいいだけで、コミュニケーション能力が必須だとか、彼女がいないと受かんないとかいう話じゃないと思うんですけど。

学生:おっしゃる通りです。

別の学生:今の質問のところなんですけど、パソコンの前に座ってることしかやってなかった……どうする、って話になった時に、コンテンツと自分の見せ方のほうでいくと、まず、その人には実はコンテンツがあると僕は思っていて。

だってパソコンで何かを見てたはずなんですよ、何かにめっちゃ詳しいはずなんです。だとしたらその業界のこと詳しいはずなんですよ。その業界のことをまず調べまくれば、入れるんじゃないかと思うんです。

すごい詳しいことの業界のことを調べて、どんな仕事があるかを見て、例えば自分が受ける側として、もっとこんな風になったらいいのになって思ってることがあるはずなんですよ。こういうふうな展開したらいいのにな、とか。そういうことを仕事っぽく出来る。

ひろゆき:アニメに詳しいんだったら、それを武器にして出版受けるなり、アニメ制作に行くなり、販売に行くなりっていう。

学生:実はいっぱいあるんじゃないかって話で。

ひろゆき:そういった意味ではコミュニケーション能力は必須ではないけど、数値で見るとコミュニケーション能力が高い人が受かりやすいと。

3年、4年程度の多留はカバー出来る

学生:もう一点。自分の感覚として多浪とか多留とかがものすごく不利っていうようなことを思ってる方が多いと思うんですけど、案外そうでもないと。

ひろゆき:二人見てると、関係ない気するよね(笑)。

学生:自分のまわり、結構4浪1留とか3留とかいるんですけど。

ひろゆき:だって考え方を変えれば、6年間やってるから経験で2年有利なわけだよ。そりゃ受かるよ。

学生:例えば、今から大学3年生の方が新たに何かを始めて7年生くらいで卒業したとします。そのことに価値があるならば、それで落ちることってのは絶対ないと思うので。多留が落ちるって話はもちろんわかるんですけど、それは単純に留年してる人がだらしない可能性が高い。その人は、たまたまだらしなかったから落ちてるのであって、多留だから落ちるってことは無いと思うので。今なにも無いって人は、今から始めても全然遅くないなってのは思います。

石渡:今だったら留年と浪人含めて3年くらいだったら、それほど気にする企業はありません。仮に4年であっても、絶対落ちるとかはまず無いですね。

それから今のご質問の方について言えば、本当に一歩踏み出す勇気を持ってもらって、めんどくさいと思ったとしても、接客とか嫌だなって思ったとしても、アルバイトをやってみるとか、大学の就職課の人にちょっと声をかけてみるとか、ちょっとずつ出来るところから始めて行けばいいと思います。

挫折した経歴も、発想の転換でプラスになる

ひろゆき:じゃ、次の質問。

:東京都の男性の方です。

「私はとある文科系の国家試験を目指した大学4年生ですが、勉強に挫折し、就職留年をして3年生とこれから初めて就職活動をするつもりです。留年という大きなハンデがありますが、一番不安なのは自己アピールの仕方についてです」

ひろゆき:はい、さっき答えた。それ。

:かなり具体的な質問で、資格試験に失敗したというマイナスからスタートして、そこから学んだという……。

ひろゆき:マイナスじゃないでしょ。プラマイゼロなだけでしょ?

:そういうスタイルでアピールするべきか、それともマイナスそのものを見せないで自己PRしたほうがいいか……。

石渡:いや、絶対そのマイナスを見せたほうがいいです。

ひろゆき:別にマイナスじゃないでしょ? 英検3級受けて落ちたとかだったらマイナスだと思うよ、それは。そんなんじゃなかったら別にプラマイゼロで。

学生:ちなみに自分の友人で、外資系金融試験に内定した人は、公認会計士くずれなんですよ、実は。その人はむしろそれをアピールしていて、自分は落ちたけど、やってない人間よりも専門性がありますよって。

ひろゆき:知識がついてるからね。

学生:そういう風な見せ方で、自分は結構勉強したんですよって言えば、何の問題も無いように思います。

別の学生:あと、今の質問ですごい特徴的だったのが、ダメって言われてないのに、マイナスって言われてないのに、これってマイナスじゃないかなって勝手に思い込んで行くっていうのが、ほとんどの就活神話なんですよ。だからそれに流されるなみたいなとこが、この本、『就活のしきたり』でおっしゃってることだと思うんですけど。

ひろゆき:すごい、宣伝までして(笑)。

石渡:俺の身内だったっけ? ありがとね(笑)。本当に、自分でダメとか思い込まないほうがいいですね。それと、仮に自分が「これマイナスだったな」と思ったとしても、聞く人が「いろいろ頑張ったんだ」と思えば、プラスにもなるわけで。そこは良く考えたほうがいいと思います。

なんかやたらと自分のマイナスを隠してプラスばかり、「私はこんなにカッコいいんです」「僕はこんなにすごいんです」って、強調する学生が多いんですけど、別にカッコいいところだけ見せられても困っちゃうわけで。

ひろゆき:さっきの試験は受けたけど落ちたって人は、ただ勉強はしてるから、その業界とかその資格に対しては詳しいってのは、確かにプラス。そういう意味では結構いい話だと思うけど。

学生:弁護士崩れと会計士崩れって就労率高いですよ。

ドロップアウト組が正社員を目指すには

ひろゆき:というわけで、次の質問。

:「私は大学を中退しました。新卒というチャンスが無く、しかも、社会性や社会経験もありませんので中途採用も出来ません。皆さんに聞いてもしょうがないかもしれませんが、この現状を打破するためにはどうしたらいいとおもいますか」

ひろゆき:ドワンゴはいっぱいいますけどね。開発とかに。

石渡:大学中退だと高卒ということになってしまうので。その場合、そうですね、もしお金に余裕があるんだったらもう一回大学に入るか。

ひろゆき:普通にバイトとか。だって高卒で入社してる会社なんて死ぬほどあるじゃないですか。それに普通に入って働けばいいんじゃないですか?

石渡:もちろん。バイトから新社員登用目指す、というのも手段でしょうね。

学生:新卒で入んなきゃいけないっていう固定概念に縛られすぎなのかなと思います。4年生で内定が無くたっていいし、卒業してから1年プラプラといろんな国へ行って遊んで、そこから日本へ帰って来てもいい。そういう考え方が無いのは、ちょっとオカシイかなって。

あと、社会経験って何? っていうのがあって。例えば「社会人って何?」って言って皆がイメージするものって、それって「会社人」じゃないのかなって。それにバイトは社会経験じゃないのか、っていったら、そんなことないと思います。

接客とかもしますし、レジ打ちとかもありますし。だからそういった考えに縛られるか、縛られないかってことじゃないのかなって。それだけで、その人が生きやすいか生きにくいかが変わるかなと思います。

ひろゆき:どうですか?

学生:僕自身、さっきあちらの方が言われた、マイナスに捉えすぎるっていうか、自分のやってきたことを全て悲観的に、「何もやってないよ……」って思うのが一番良くないのではないかと。自分はこれだけやってきたんだ、っていうのをきっちり相手に伝えることが出来さえすれば、大体の、大学生でも高卒の方でも、少なくとも語れることはあるんじゃないかな、と思います。

ひろゆき:今時飲食業とかって学歴とか関係ないし、社員募集してるから。別に問題ない話だと思うけど。

学生:アルバイトから正社員登用制度も普通にあるので、現実的な話、そういった方向を目指されたらいいんじゃないかなと思います。

視野を広くとることの重要性

ひろゆき:と、いうわけでいきなり締めですけども。

石渡:もう締めですか。

ひろゆき:じゃあ、感想をちょこちょこ聞いてみますか。じゃ、女子から感想を。

学生:ひろゆきさんとお会い出来てよかったです。

ひろゆき:この番組の感想じゃないね(笑)。じゃ、次の方。

学生:緊張しちゃって。もう少ししゃべりたかったなと。ありがとうございました。

ひろゆき:じゃ、家帰って画面に向かって喋ってください。

学生:内定された方と、私たち3年生の2種類(の学生がこの場に)いたと思うんですけど、やっぱり就職活動を通して経験された方は、話すことが違うなと思いました。

ひろゆき:ふうん、そうなんだ。向こうは勝ち組だと。

学生:僕は一応4年生で内定をいただいておりまして、就活生の本音フェスという団体をやっているんですけれども。就活って結構問題が多いって言われていて、要は自分が社会に出るってことで、どういうポジションで自分を置いていくかっていうことを考える機会なんですね。

でも、今いろいろ問題にあがったようなことが、(考える機会を)すごい邪魔をしてるんじゃないかなと思うので、それぞれがキャリアを選んでいく上で、その邪魔となるところは解決していくべきだと思います。

別の学生:思っていることをはっきり伝えるということは、すごく重要だなと勉強させていただきました。

ひろゆき:まじめだねぇ(笑)。

学生:もっといろいろな知識を身につけないと、内定もらえないんだなっていうのが、すごくこの場で染みたというか。

ひろゆき:受かった組から、それは間違った捉え方をしてるというツッコミが。

学生:そうですか(笑)。

ひろゆき:じゃあ、受かった組からコメントを。

学生:知識がどう、とかじゃなくて、何をやりたいかじゃないですかね。二つだけ絶対言いたいことがあって、一つはエリート大でもない6年生の僕でも何とかなってるんで、頑張りましょう、っていうのと。

もう一つが、就職活動って今、企業に入ろうとする活動以上の意味がついちゃってるじゃないですか。だから自分たちで(意味を)つけていかないで、単純に新卒じゃなくても、アルバイトとか違うルートからでも入れたり、直接行ってでもいいし、さらに新卒採用っていう1年しか受けられないのは、単なる日本のローカルルールで。その辺は知っておいたほうがいいかなって。すごく狭くしか見れてないっていう現状を。

ひろゆき:ちなみに今何歳ですか?

学生:次の1月で24歳です。

就活とは「見せ方」である

学生:今回一番大きなテーマが、日本の就活はおかしいのか、ってことだったと思うんですけども、長期化がおかしいってのともう一つ、日本の雇用流動性がすごい低いってこと(も問題)だと思ってます。これが低いと、その人のキャリアを決定する要因として、新卒採用ってのが相対的に決定要因として大きくなってしまう。その点が就活にすごくネガティブな印象を持ってしまったり、重たいものだと思ってしまう気持ちを助長してしまうかなと思ってまして。

それと先ほど出たような、就活をビジネスにしているような企業から、就活にお金を集約させる力学が働いてるとか。それで今言ったように雇用の流動性を高めるために企業が人事制度を改めればいいとか、就活まわりのビジネスをやってるようなところは、もっと変わっていけばいいっていうのがあるとおもうんですけど。

一方で、我々学生が何をしていくべきかっていう点では、まず最初に一つ大事なのが、そういう状況に自分たちが置かれているってことを知ること。それが社会を知るということなのかなって思ってます。社会に出るってことは、自分が何したいとか自分が何が得意かってだけではなくて。それがどこでどのような兼ね合いになるのかとか、自分がどういうインセンティブを設定してそういう行動をとっているのかなどを知ることだと思います。

そういう風に社会をモデルとして考えた時に、今の自分がどういう状況に置かれているかを知っていくことで、学生ってのは強くなって行くんじゃないかなと思います。強くないと流されてしまいますし、力がなければ何も言える資格が無いってのが基本的な世の中だと思うので、そういうことを知っていく、そして勉強していくということが学生というプレイヤーに一番必要だと思います。

ひろゆき:長ぇな!(笑)。

石渡:グループディスカッションだったら、間違いなく落ちてます(笑)。

学生:自分は馬鹿なので、難しい話はよくわからないのですが、見ていただくと、スーツ組とスーツじゃない組がいるんです。そしてスーツ組はコメントが少なかったと思うんですね。

ひろゆき:たしかに。

学生:それはたぶん、就活途中だから。詳しい話がまだ見えてこないので、それでうまく発言できなかったのかなって。それが就活前と就活後の違いなんじゃないかなと今回感じました。

ひろゆき:人生の余裕を感じたみたいですね。では最後。

学生:つくづく、就活は見せ方だなと思いました。一つの物事があっても、それをどちらの方向から見るか、どのように見せるか。それが自分にとっても企業にとってもいいっていうのが、一番シックリくる就活なんじゃないかなと思いました。ありがとうございます。

ひろゆき:と、いうわけで、ひと通りやって来ましたけど。どうですか、やってみて。

石渡:いろいろ迷走してすみませんでした、という。でも面白かったです。いろんな学生のみなさんの話も聞けて。

ひろゆき:というわけで、長らくお送りしました『就活のしきたり 踊らされる学生たち』。みなさんどうもありがとうござました。

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