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あの人との心の距離を縮める習慣(全1記事)

相手との心の距離を縮める3つの習慣 メンタリストDaiGoの心理テクニック

今回はメンタリストDaiGo氏が相手との距離を縮める方法をお教えします。3つの習慣の1つめは、「一歩相手に近づいて話す」。人間の心の距離は体の距離と密接しているので、少しずつ相手との距離を縮めていきましょう。2つめは「相手が言ったことを繰り返して話す」。これは「相手の言っていることを聞いている」という意思表示になります。最後の3つめは「命令などをせず、感情を伝える」。「……しなさい」というのではなく「……したら私は悲しい」というように、自分の感情を交えて話すことで相手に考える余地を与えることができるのです。簡単にできるこの3つの習慣であなたの周りの人との関係は変わるはず。ぜひ試してみてくださいね。

あの人との心の距離を縮める3つの習慣とは?

メンタリストDaiGo氏:こんにちは、メンタリストのDaiGoです。この動画では、これから皆さんが兄弟とか家族とかあとは恋人とかあるいはパートナーとかでもいいですよね、結婚されている方は。そういう方と、どうやって心の距離を縮めるか、もっと絆を深めるかということをテーマにして、「絆を深めるための3つの習慣」というのをご紹介したいと思います。

すぐ簡単にできて、且つ心理学者たちも「これは効果がある」というふうに話している、研究室でわかっていることをテーマにお話するので、すぐに使えて役に立つと思いますので、是非試してみてください。

一歩近づいてコミュニケーションをとる

まず1つめは、「体の距離は心の距離」ということから、「一歩近づいてコミュニケーションをとる習慣」というのを話していきたいと思います。これはどういうことかというと、実は人間の心の距離というのは体の距離だと言われています。よくあるのはパーソナルスペースという話です。

例えば、2人のカップルが歩いているときに、だいたい仲のいいカップルの場合だと2人の距離は15センチ以内に近づくわけです。だから、結構近くに寄っているとか、あと手を繋いでいるとか。そういった状況になります。

仲の良い友達の場合だと45センチ以内に近づくという風に言われていたりするんですが。仲の良い2人っていうのは近づくんですけど、そこを敢えて自分から相手との距離を詰めていくことによって、相手の脳に「この人とは仲がいいんだな」「一緒にいて楽しいな」っていう風に錯覚させる。

まあ、錯覚っていうとちょっと言い方が悪いんですけど、脳を錯覚させることによってだんだんそれが現実になってくるわけですね。つまり、相手との心の距離を近づけたいんだったら、体の距離をまず近づけてみると。少しずつ体の距離を近づけてみて、仲を深めていくという方法がすごくいいやり方だと思います。

相手に気持ちを伝えるときにも「あのさ~今度さ……」という風に話すのではなくて、あえて喋る前に一歩相手に近づいて話すようにするというのを習慣にしてみると、物事が相手に伝わりやすいし、絆も深まるようになると思います。

それでもし余裕が出てきたら、サイコロジカルタッチというのも試してみるといいです。相手の二の腕とか触れてもあまり「よぉ!」と挨拶するときとか「大丈夫?」とかに自然と触れても問題ない二の腕とかこういう場所に積極的に触れるようにすると。

触れて、会話をするようにするというのも試してみるといいです。体に触れると簡単に言えばゼロ距離ですから、こちらの好意も伝わりやすくなりますし、絆も深まるということがわかっています。是非試してみてください。これが、1つめです。

相手が言ったことを繰り返すことで話し上手になれる

2つめ。2つめの習慣はですね、「言われたことを繰り返す習慣」ということです。これは、どういうものかというと、メンタリスト、特に僕は本とかにも書いてありますけど、「バックトラッキング」と呼ばれる技術で、簡単に言うと相手から何か会話をもらったとき、会話をしているときに相手が言ったことを繰り返してから自分の言いたいことをいうようにすると。

例えば、「この前、謎解きをやってきたんだけど、結構コンセプトが違っておもしろかったんだよね~」と言われたとしますよね。そう言われたら、「あ、そうなんだ」って返すんじゃなくて、相手が言ったことをなるべく取り入れてオウム返しにするような感覚でやってみます。

例えば、今の謎解きがおもしろかったっていう話を言われたら、「そうなんだ、謎解きに行ってきたんですね。僕はあまり詳しくないですけど、普通とちょっとコンセプトが違う謎解きで結構楽しまれたんですね、今週の日曜日。それは実際どういう謎解きがあったんですか?」みたいな風に、要は相手が言ったことを繰り返して最後にちょこっとだけ自分の意見、というか質問をくっつけるようにします。

こうするとどうなるかっていうと相手は気分が良くなるからどんどん喋りますよね。自分が楽しかった、おもしろかった、価値がある、興味があると思ったものに対して喋ることを人は大好きですから。

そういう風に相手が言ったことを繰り返して、聞いているんだよってところをアピールし、さらに簡単な質問、「いつやったんですか、どこでやったんですか、何がよかったんですか、誰と行ったんですか」みたいな。

いわゆる5W1Hと呼ばれているようなすごい簡単な疑問でいいんですけど、そういうのをつけることによって気分が良くなって相手は、たくさんいろんな情報を話してくれるわけですね。

よく勘違いする人が多いんですけど、よく喋る人、お笑い芸人さんとかスピーチが上手い人とかに「すごく喋るのが上手ですね」って言うんですが、実際はですね、人間が「この人話上手だな」って感じるのは自分の話をどれだけ聞いてくれたかによって決めるんですね。

これちょっと矛盾してますよね(笑)。つまり、相手がほとんど何も喋らなくても楽しそうに自分の話を聞いてくれるだけで、その人のことを「あの人、話し上手だ」って考えるんですね、人間は。なかなか都合のいい生き物という感じがしますけど(笑)。

ですから、もしあなたが話し上手になりたいのであれば、聞き上手、聞き出し上手になるということが一番いい方法です。さっきちょうどこの習慣で話しているように、「言われたことを繰り返す習慣」を身につけることによって、聞き上手になれて、相手の絆も深まるようになってきます。これが2つめです。言われたことを繰り返す習慣をつける、と。

相手に命令せず、自分の感情を伝える

最後、3つめです。3つめは「感情を伝える習慣」というものです。これは、多くの人がやってしまいがちなんですけど、例えばお子さんとかに何か注意したりとか何か直して欲しいところがあるとき、よく多くの親御さんはですね、「それはいけないことだから、こうしなさい」と命令しちゃうんですね。

この命令っていうのは、特に子どもの場合はそうです。あとは、相手がプライドとか自尊心が高い場合、仕事の場合とかはよく起こるんですけど、命令されるとそれに反発して、自分の権利を主張しようとするんです。

それが人間というものです。ですから、必ず何かやって欲しいとか、こう変えてほしいというのがあるときは命令はしないで、自分の感情を伝えるようにしてみてください。

例えばお子さんだったら「それはみんなを悲しませることなんだよ。そういうことするとお母さん悲しいなあ」と自分の感情を言うんです。だから、「やめてくれ」とか「こうしなさい」とかは言わなくて、「こういうことをするとお母さんは悲しいなあ」「こういうことをしてくれたらお母さんすごく嬉しいな」という風に怒る気持ち、命令したくなる気持ちっていうのをグッとこらえて、感情を伝えるようにしてみてください。

これはもちろん、彼氏彼女の関係でも奥さん旦那さんの関係でもいいし、上司と部下の関係でも同じです。命令をやめて感情を伝えるようにしましょう。あと「あなたはこうするべきだ」っていう風にいうところを例えば感情を伝えるにするんだったら、「私はこう思う」という言い方に変えると。

こうすることによって、相手にこうすればいいのかな、こうすれば喜んでくれるのかな、これが正しいのかなという風に考える余地を与えることができるんですね。

こうすることによって、相手に対して命令をして、例えば仲違いして距離が離れてしまうということは全くなくて、自分の感情を素直に伝える、優しく伝えることによって2人の距離がどんどん縮まっていって長期的な信頼関係をつくれるようになります。3つめの習慣は、感情を伝える習慣ということでした。

3つの習慣をお伝えしましたが、いかがだったでしょうか? 1つめが、コミュニケーションをとるときに、一歩近づく習慣。距離を縮めて心の距離を縮める習慣というのが1つめ。2つめは言われたことを繰り返す習慣。相手に言われたことを繰り返して、その後ろに簡単な疑問をつけることによって聞き上手になって相手との心の距離を縮めると。

そして3つめの習慣は、感情を伝える習慣。あれこれ命令することをやめて、「あなたがそういうことをすると私はこう思う」「あなたがそうしてくれると私はこんな風に嬉しい」という風に自分の感情をベースにして、相手に物事を伝えるという3つの習慣をご紹介しました。

この3つの習慣をなかなか全部一気に身につける、実行するのは難しいと思うんですが、1つでも構わないのでやってみてください。なかなか最初やるのは難しいですけど確実に効果が出てくる習慣ですから、是非試してみてください。

それでは、最後までありがとうございました。メンタリストのDaiGoでした。

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