谷垣幹事長のバースデー
新人議員時代や地元京都5区のエピソードを語る

『AskTanigaki』 出演:谷垣禎一幹事長×片山さつき新聞出版局長 #2/2

『AskTanigaki ―谷垣幹事長に聞いてみよう―』この放送は、視聴者のみなさまから寄せられた質問に、谷垣禎一幹事長が自らの生の言葉で回答する番組です。今回は、夫婦揃って谷垣氏の財務大臣時代の部下であった、片山さつき新聞出版局長がナビゲートを務め、最近の政策課題や予算審議について質問していきます。このパートでは、視聴者からの質問として寄せられた「政治界における派閥と勉強会の違い」や「今はなき中選挙区のメリットデメリット」について説明しています。番組の後半では、当日3月7日に誕生日を迎えた谷垣氏が自身の新人議員時代や地元京都5区の歴史や風土について語ります。

3月7日は谷垣幹事長の誕生日

片山さつき氏(以下、片山):では、『AskTanigaki』谷垣幹事長に聞いてみよう! ここからはみなさんからのご質問に答えるコーナになってまいりました。

たくさんご質問が来ているんですけれども、いただいた中から3、4問はできると思いますが。

まず、今日じゃなきゃ聞けない非常にスペシャルな、ベリー・スペシャル・クエスチョンがありまして。ハンドルネーム、ナナミダ@ナナミダニさん、Twitterからの投稿なんですが。3月7日は谷垣幹事長のお誕生日、おめでとうございます。

谷垣禎一(以下、谷垣):ありがとうございます。もう今、「おめでとう!」って言っていただいたんですが、昔から言うように、「冥土の道への一里塚」っていうのも(笑)。

片山:それはちょっと。

谷垣:変ですね。これはじゃあ撤回します。

片山:そんな若々しいのに一応3月7日で、幹事長は今度、セブン……あまりそれ以上言いませんが(笑)。

谷垣:やっぱり年を取ってくると健康を維持しなきゃならないですね。それは頑張らなきゃいけないと思いますし、そうやってリフレッシュして、「日に新たに、日々に新たに」と、優等生的な回答をしてしまいました。

片山:日新、日々新、湯の盤銘(とうのばんめい)ですね。

谷垣:はい、そうです。

政治における派閥と勉強会の違い

片山:さて、本当に若々しい谷垣幹事長ですが、Twitterからの投稿、次はハンドルネーム、ア・ナミ(ぬいぐるみ)からなんですが。

「テレビなどでよく町村派とか麻生派など何々派って聞きますが、実際にニュースで聞くのは、勉強会のほうが良く取り上げられているように思うんですが、この勉強会っていうのはどう違うんでしょうか。派閥と勉強会。勉強会っていうのはいろんなところに入れるんでしょうか」そういうご質問です。

谷垣:派閥は、どこの派閥も、自分たちは政策集団であると言っています。政策集団だっていうことは、当然政策の勉強をしなければ政策集団じゃないわけですから、派閥はやっぱりどこの派閥もそういうことは努力していると思うんですね。

それから、今はあんまり特色がはっきりしなくなった面もあるけど、昔はやっぱり派閥によって、政策も多少違ったということがありました。

ただ、政治は政策を勉強するだけではなかなか進まないわけですね。つまり、自分の考えていることを実現したいと思ってやっていたけど、選挙はみんな落ちてしまったというんじゃ進められませんから。

やっぱり政策集団で派閥を勉強する、政策を勉強する政策集団とはいっても、選挙のときにやっぱりお互いを応援しよう。特に、若い人たちに選挙のやり方を十分教えようというような教育的機能もありますし。

それから、やはり政策を勉強して、これを俺たちがやりたいとなれば、その集団のやっぱり何ていうんでしょうか、大将を総理大臣にして、自分たちが中心になって、政策を成し遂げようというのが出てきますから。

ですから、今言ったように、政策集団であるけれども、選挙に対する互助組織であり、そして権力を取るための戦う集団、こういう色彩があるから単なる勉強会とはちょっと違うんでしょうね。

ただ、中選挙区のときは、非常にそれは活発だったんですけれども、小選挙区になって、1選挙区1人しかいないという状況が普通になってきますと、むしろ何々派だというよりも自民党だっていう名前で選挙する人が増えてきているんで、昔に比べるとその派閥の活力がちょっと弱くなっているかなという気はしますね。

片山:今も流れていたんですが、「中選挙区のほうがいろんなタイプの議員が衆議院で通りやすくて、よかったんじゃないか」っていう意見は、結構全国津々浦々で聞くんですけれども。

谷垣:私も中選挙区のほうが良かったのかなという気はかなりするんです。ただ、若い人たちに聞くと、もう中選挙区の経験があるのは当選7回以上かな。

片山:そうですね。

谷垣幹事長の新人時代

谷垣:当選7回以上ですね。若い人は中選挙区の経験がないですから、そうすると、「中選挙区のほうがいいと思わないか」って聞くと「でも自民党同士で戦うんでしょう」「それどういうことなんですか」って言って、「ちょっとそのイメージがつかめません」という若い人がほとんどですね。

だから、これだけ中選挙区の時代と遠くなると、なかなか中選挙区でいこうっていうふうにはなりにくいのかなと思ったりするんですね。

片山:そうですね、私は出たときが、小泉さんに突然言われて刺客で行ったんで、事実上、自民党を二分した選挙だったんでその気持ちがよくわかりますけど、確かに今、元に戻すという票を投じる人はあまり過半数いないでしょうね、衆議院では。

谷垣:なかなか難しいかもしれませんね。

片山:いろいろとすごく深いお話になっているんですけれども。次に、ちょっと谷垣幹事長、総裁も務められて、今、大幹事長なわけですが、新人の頃っておありになったと思うんですが。

谷垣:はい、当然です。

片山:新人の頃、じゃあ1回生や2回生の頃の幹事長ってどなたで、それはどんな存在でしたか。

谷垣:私が当選1回のときは、総裁は中曽根さんだった。

片山:ああ、うちの派閥。

谷垣:ええ、幹事長はどなただったのかな? 総務局長は小沢さん、つまり選挙責任者が小沢一郎先生だった。幹事長は綿貫先生かな。

片山:綿貫幹事長ですか。

谷垣:綿貫先生ではなかったかな? ちょっと幹事長がどなただったか、いろんな方の名前がちらついて、そのときどなただったかちょっとよく思い出せないんですけど。

片山:それはやっぱり派閥があった頃ならではですよね。

谷垣:いや、幹事長は田中六助先生だった!

片山:ああ、そうですか。

谷垣:田中六助。そうそう、わが派の先輩だった。

諸外国との交渉に必要なのは安定政権

片山:忘れることもあるということでございますが、中曽根さんの派閥の、今、引き継いだ派閥が私の派閥なんですけども。中曽根政権の安定性っていうのはやっぱりすごかったですか。

谷垣:そうでしたね。5年以上おやりになったわけですよね。だから、今まであれだけおやりになったのはもちろん佐藤栄作政権が一番長かった。7年以上ですね。

片山:そうですね。

谷垣:そのあとは、やっぱり中曽根さんと小泉さんですね。

だからやっぱり何年か続かないと、例えば、外国の自分のこのカウンターパートで、財務大臣なら財務大臣、相手の国の財務大臣と、そのたび初対面で「初めまして」って言っているんじゃ、なかなか話が進まない。

だから、やっぱり安定した政権でお互いに「だいたい、あいつはこんなやつだ」ということがわかって、そこから先やっぱり話が一歩進んでいくっていうことになると思うんで。それだけ取ってもやっぱり政権はある程度安定していなきゃいけないと思いますね。

片山:その安定政権を支えていただいている要の幹事長ですが。最近、安倍総理がちょっと佐藤栄作さんに横顔が似てきたという話があるんですけど。

谷垣:まあ、大叔父さまですよね。

片山:そうなんですよ。

谷垣:大叔父さまだから、横顔がどっか、DNAが共通のところが当然あるはずだから、似てこられるのも……。そうですか、私、そこまで気が付かなかったな。

片山:いえいえ、うちの主人の実家は台座の家の向かいですから、よく家に呼ばれていたみたいで、「似てきたね」って2人で言っているんですけども。

谷垣:ああ、なるほど。似てきた?

片山:そうすると安定かなという話もあるんですが。

谷垣:なるほど。

片山:安定を求めて自民党の支持をされている方も多いので、そこは確かにしっかりと。

谷垣:こないだの、去年の暮れの選挙に勝てたのはやっぱり政治は安定してほしいっていう有権者の願いが非常にあったんだと思うんです。

片山:そうですね、すごく大きいですね。

谷垣:だから、それはじゃあ、自民党がいいからっていうよりもとにかく安定してほしいということだったと思うから、われわれもやっぱりあんまりいい気になっちゃいけないんで。

片山:もうその通りです。

谷垣:脇を締めていこうということを言っているのは、そういう面もあるんですよね。

片山:おっしゃる通りだと思います。新人議員の方は、あまり局長、次官を呼びつけないように。

谷垣幹事長の地元京都5区ってどんなところ?

片山:それでは次のご投稿ですが、ハンドルネーム、モップイヌさんからなんですが、谷垣幹事長、テレビ等いろんなところに出ていらっしゃるんですが、地元話はあまりされないと。地元話。私たちはよくいう地元話、地元はどんなところでしょう、京都5区は。

谷垣:京都5区は、京都府の一番北にあります。それで、京都に海がないと思っている人もいるんですけども。

片山:まさか、それは。

谷垣:日本海に面しているところがあるわけですね。それから、昔の国名でいうと、丹波、丹後というのが昔の国名になります。

ですから、丹後は全部、私の選挙区ですけど、丹波は兵庫県と京都府に分かれていまして、京都府の中でも昔の丹波は4区と5区に分かれているんです。

私の丹波は、私は福知山っていうのがホームタウンですが、昔の丹波は大江山という山があって、さっきもここに出てきたけど、酒天童子(しゅてんどうじ)という鬼が住んでいたと言われているところです。

それから、福知山は明智光秀が城主だったんですよね。

片山:そうですよね。

谷垣:明智光秀は何ていうんですか、裏切り者である主君、信長を殺した悪いやつであると言われているけども、福知山では尊敬されているんですよ。つまり、民政家としては非常によくやったと。

由良川っていう川はなかなか難しい川でしょっちゅう氾濫する、洪水が起こるわけですね。例えば、そういうところにやっぱり明智藪っていう藪をつくり、藪を利用して土手をつくって洪水を防ぐとか。

そういう民政家としては非常に何ていうのでしょうか、力を発揮した方というふうに福知山の人たちは思っていまして、あんまり明智光秀の悪口を言う人はいないんです。

片山:今、福知山それから舞鶴までコメントがたくさん来ていますので、もうしっかり谷垣幹事長のご地元を認識されていますから。

谷垣:ありがとうございます。

片山:われわれの景気対策はやはりプレミアム商品券も含めてご当地の名産、ご当地の商店街が豊かになることですので、もうぴったりでよろしくお願いしたいと思います。

谷垣:そうですね。

自民党発行の女性誌『りぶる』

片山:京都というと谷垣幹事長ですが、京都のすばらしさもぜひ一言。

谷垣:これは、京都は、町の真ん中は前議長の伊吹さんが出ておられて。

片山:うちの派閥です。

谷垣:私はどちらかというと、北の、京都府では田舎のほうを出ているわけですけど。やっぱり京都は何といっても、長い歴史があって、その蓄積はすばらしいですね。

それで、我々のところは京の都から見ると、すぐ北の田舎にあたるわけですけれども、関東地方の田舎に比べますと、長い間人の手が入って、だから里山っていうことになるんですけど。山なんかも人が本当に住み慣らしてきた、そういう優しい風情ですね、そういうのが非常にあると思います。

片山:京都のすばらしさ、京都人の洒脱(しゃだつ)さとゆとりをお持ちの谷垣幹事長なんですが、ちょっとここで私も広報副本部長としてお仕事を。

この『りぶる』でございますが、自民党が女性誌を出しているということをみなさんご存知ないんですけども、月刊誌『りぶる』というのが出ておりまして。

これ、いろいろとみなさんのご活躍、今月号はちょっと私も出ているんですけど。火曜日発行で、年間購読料5,100円の自由民主の機関誌とは別に、毎月15日発行で年間購読料3,700円。

3,700円なんですけど、ぜひみなさん女性の党員に増えてほしい、女性の保守派、自民党のファンに増えていただきたい。

結構いい情報量が入っていますので、この『りぶる』、ぜひ自民党のこのホームページからお申し込みください。幹事長からもよろしくお願いします。

谷垣:『りぶる』、よろしくお願いします。

国会には同じ誕生日の人が4人

片山:『りぶる』、よろしくお願いします。ということで、だんだんものすごくいい時間に、この時間に持ってくるのが難しいんですね。ちょうどいい時間になってきたんですが、いかがでございますか、誕生日記念の今回の(放送)。

谷垣:実は、私と同じ誕生日の人はたくさんいるんですよ。高市総務大臣が同じ誕生日、それから、前、復興大臣の根本さんも同じ誕生日。

片山:根本匠さん。

谷垣:それから、社会党党首の吉田さんも同じ誕生日というふうに、今は国会4人いましてね。一緒にまだ誕生会をやったことがないんですけどね。

片山:でも、その企画もいいかもしれませんね、いろんな意味で。

谷垣:そうですね(笑)。

片山:それで、月2回、谷垣幹事長、非常にお忙しいので、もっと頻繁に広報本部としては出ていただきたいんですが、月2回水曜日の放送予定ということで。

ただ、国会等、一大事になってしまうと変わることはあるんですが、原則、次回は3月18日でございまして、予定は14時45分から、午後2時45分からなんです。

谷垣幹事長へのご質問はFacebookまたはTwitter等で、#AskTanigakiということでよろしくお願いいたします。

すごいですね。ほとんどガチでぴったりですよ、時間。

谷垣:ああ、そうですね。すごいな。

片山:あと10秒。

谷垣:ジャスト10秒。

片山:8、7、6、5、4、3、2、1、今日はハッピーバースデー谷垣幹事長特集でした。みなさまどうもありがとうございました。

谷垣:ありがとうございました。

制作協力:VoXT

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CafeSta

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1 谷垣禎一幹事長が語る、少年法の改正と酒鬼薔薇聖斗事件
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