「愛だけです」タミヤ・オマージュのアイドルCDジャケットに込めた本気を海洋堂社長が語る

宮脇修一 #3/9

月刊水中ニーソ2015年7月
に開催

「水中ニーソ」で知られるデザイナー・映像作家の古賀学氏が中野・Bar Zingaroで毎月開催しているトークショー「月刊水中ニーソ」。2015年7月に開催されたイベントでは、古賀氏と関係の深い模型メーカー海洋堂の社長・宮脇修一氏との対談を行ないました。このパートでは古賀氏が海洋堂と行なった仕事を振り返り、イメージガールを務めるアイドルグループ「はちきんガールズ」のジャケットで使われている本物のミリタリーグッズのすごさについても語られました。

「テーマはバカ」のバイオレンスアクションフィギュア

古賀:それで次の写真にあるのは。

宮脇:これは古賀さんとの。

古賀:海洋堂と僕っていうのが、僕、『ペッパーショップ』っていう名前でグラフィックデザインをやってまして。水中ニーソをどうこういう前に海洋堂さんと、もうこれ90年代ですもんね。

宮脇:そうですね。でもいちばん楽しい「YouはShock」のパッケージが無い。北斗の拳のオチが最初に。今でこそ本当に、これも僕らいつも自慢し続けるからこういう前におるんですけど。自慢しかしませんけどね。「今のこういうアクションフィギュアがあるのはうちのおかげやからな、クソッ!」っていう。

(会場笑)

宮脇:日頃『何とか魂』とか、そういうのもあるのも全部、『ヒグマ』も、なんでも。スポーンという、90年代の『マクファーレントイズ』というのが95年ぐらいかな、日本に入ってきたときに、「これはやられたねぇ」と。

僕らが作ってきたフィギュアの持ってる美味しい所を、アメリカ人に大量生産された。『宇宙刑事』を見て『ロボコップ』作られたようなもんで。そういう意味ではやられちゃったなぁ。

でも「やられたままは嫌やしなぁ」ということで、アクションフィギュアを僕らも、遅ればせながらスポーンにちょっと対抗して『マクファーレントイズ』にも対抗して。でも、初めて金型を作ったり、中国でそんなフィギュアを作る技術はそれほどないので、ちょっと照れ隠しで、照れを持って北斗の拳という、なんか。

古賀:バカを出す。

宮脇:おバカを出して、古賀さんにも「テーマはバカです」ということでバイオレンスアクションフィギュア。

古賀:商品名。

宮脇:「よい子のお子さんは買っちゃいけません」ということで、最初デザインしてもらったのが北斗の拳で、その後タイガーマスクとボトムズが同時期ですよね。アメリカのアクションフィギュアにはちょっとないような、日本的なテイストも入れてということで。

これを古賀さんに作っていただいた。まともなお仕事、ビジネスというか、商品のお仕事ってこれが最初でした?

古賀:海洋堂さんとの出会いはもっと前から、村上隆さんを通して。村上さんが海洋堂とフィギュアのプロジェクトをやるって言った時に。僕は村上さんにくっついて行って。

宮脇:フリーペーパーをいっぱい作ってはった?

古賀:フリーペーパーを作っていた時代です。

誰得? 誰でも得ですよ

本橋:『Project Ko2(プロジェクトココ)』の頃ですか?

古賀:『Project Ko2』が始まる頃ですね。その時はでも、そんなに『Project Ko2』のフィギュアがすぐ商品化するわけでもないし。でもそれと同時に、僕は当時モデルグラフィックスという雑誌で、これは海洋堂とは直接関係ないんですけど。

宮脇:模型雑誌のこの連載はすごい楽しかったです。

古賀:ありがとうございます。僕はアートとかデザインの前に、僕も僕で、プラモが大好きな人で。このアホな連載は、プラモを作っている人が見ると、ふざけて書いているんじゃなくてちゃんとプラモだってわかる絵なんです(笑)。これはセンムとかに喜んでいただいてて。こういうのも見てて、アクションフィギュアにバカを出した時に、「この人だ」と思ってくれたみたいで。

宮脇:そうですね、これが。

古賀:ある意味、これがあったんで海洋堂のお仕事につながる。

宮脇:ということで村上さんに紹介された時も、「じゃあ何かあったら」っていうことで、ちょうどお菓子のバブルの前ですね。食玩バブルの前にアクションフィギュアをやる時に、ちょうど紹介してもらった後に、「じゃあお願いします」ということで。いちばん最初にアクションフィギュアのパッケージをデザインしてもらった人なんですね。

古賀:昔からバカなんですね。

宮脇:最初からバカでしたね(笑)。

古賀:どっちかっていうと世間的な評価はバカなんで(笑)。

本橋:誰得ってやつですか。

古賀:誰得? これ結構誰でも得ですよ。

志のない模型はやめたらええねん

宮脇:これ本当にねー。でもこのエッセンスを使って、こういうプラモデルは出したいですけどね。面白じゃないですか、こういうプラモって。ちょっと脱線ばっかりするんですが、プラモバカ話からすると、最近のプラモデル業界を見てたら『タミヤ』『ハセガワ』『バンダイ』以外は本当に中国で全部金型を作り、やりたい放題。

コンピューターのCADといわれる設計も、画面の中でフニューとやってる。実は実物のタイガー戦車も、某中国のメーカーが作ろうとすると、写真と図面さえ適当に放り込んだら、ソフトがあればそれなりにパーツに分けたりとかして、本当になぞっただけ。中国の得意な1分の1のコピーじゃなくて、35分の1の戦車のコピーを作りよるんですよ。

心も何もないし、節操がない。精度は高いけど、実際にいちばん、これ皆さんプラモデル見てもらったらわかる。これも日本のメーカーでもなんでもそうですが、パッケージの横を見るんですよ。そうするとCGだけで描いたような、自分が作ってもいないようなプラモデルの完成品の写真が載ってるようなものは、みんなだめな模型と思ってもうたらいい。だいたいそれが頭の悪い、志がない模型というか、そんな奴はみんなやめたらええねんと思うけどね(笑)。

(会場笑)

宮脇:そんなものが多い中では。

古賀:センムが言ってたのは、最近のプラモがパーツを分けすぎてて。ランナーを眺めていて楽しくない。

宮脇:楽しくないですね。本当にあれは何のおいしさもない。今回『タミヤ』さんがまたモスキートと言って、32分の1の飛行機を出すんですが。見本市にプラモデル、パーツを見ているだけでね、本当にそれだけで納得できるぐらいなんか楽しいんですけど、そこに設計者の思想とかデザインとかがある、本当に。

例えば某中国製のタイガー戦車みたいなものでも、キャタピラ1個をひたすら5個ぐらいのパーツに分けると120個になる。それだけでも600個のパーツになるわけですよ。そんなもん、いうたら作る人に苦労を強いるというか。他に言うたらいろんな日本のメーカーでも、全部そういう作りもせんようなものを、どんどんどんどんと提供しているようなプラモデル、「なぞっただけのもの」と呼んでます。

そんなプラモデルは、こういうプラモに駆逐されるべきやけど、負けてしまうんで。こんな楽しい模型のジャンルって今、なくなっちゃいましたね。これ見たら、もっぺんこれは、何かやりたいですね。と思うんです。またまた脱線すいません。

本橋:いいえとんでもございません。

宇宙世紀には関われない

古賀:2000年より前だから。

宮脇:すごいですね。

古賀:15年以上前のですね。

宮脇:96年からやっている、ちょうどアクションフィギュアのちょっと前。これ見ながら、まさにこれからインスパイアされて、パッケージはこういう感じでっていうのが。

本橋:このあと、例えば90年代終わりから2000年代に入ったあたりに、『relax(リラックス)』のようなマガジンハウスの雑誌が模型とかフィギュアの話題を取り上げるようになりましたが、この古賀さんの仕事はその前にあるような流れですよね。

古賀:僕がやってたのは前の話ですね。

本橋:渋谷原宿界隈にこういう動きがあったっていうのは、ちょっと僕はつながっている気がするんです。

古賀:たぶん2000年ぐらいになると、たぶんセンムとも疎遠になる。ガンダムに行っちゃうんで。

宮脇:もうB帝国に(笑)。

(会場笑)

宮脇:そっちのほうに行かれると、僕らも「わっガンダムの人かぁー」って。

(会場笑)

本橋:そういうものなんですか(笑)。

宮脇:ガンダムイコールちょっと。ガンダム帝国は全く別世界というか、大帝国なので、そこはそこで僕らの絡む余地が、何もできないんですよ。もう我々みたいな、あそこはもう全部、ポーズでジェスチャーで言葉では言えへんからね。

こういう風なことをして、僕らはこうされるわけですよ。

でも80年代後半は、86、7年のファイブスターやってたから。ワンフェスをゼネプロさんがやって、ガイナックスをやってる時は、彼らだってキュベレイとかね。

古賀:出してましたね。

宮脇:あの時はまだいい時代だったんですが、そっからグワァッってなってしまって。シッシッシッっていうことで。最近はもう厳しい状態です。

古賀:宇宙世紀には関われない。

宮脇:しばらくはそういうふうになっちゃったんですね。

力さえあれば……

古賀:疎遠になってて帰ってきたのが。

宮脇:これか!

古賀:さっき(開演前)何か本格的に帰ってきた感じですよね。

本橋:会場にムービーが流れてて。

宮脇:これ流れてるのみんな知らん。行ったことないでしょ? ここ(海洋堂ワンフェスカフェ)行ったことある人、この場所って知ってます?

本橋:僕は行ったことがあります。

宮脇:あります?

古賀:秋葉原のね。

宮脇:海洋堂でちょっと頑張りすぎて。

古賀:家賃が高すぎる。

宮脇:家賃というか、家賃だけではなく様々なランニングコストをいろんな意味でちょっと無理やったから。もう少しうまくできてんけど、これはもう。

古賀:センムの夢のお店ですよね。

宮脇:もうちょっと力入れたかったけどな。まぁいろんな意味で中途半端になって。でも夢の店ですね。素晴らしいですね、やろうとしたことは。本当にこうやって写真で見ていると涙が出てきそうに、ねぇ。

古賀:「もうなくなるのが決定したんですよ」って言われて、「もったいないので映像に残しましょう」って言って。なんか踊れる女の子を集めてダンスムービーを撮ってるんですけどね。

宮脇:ワンフェスカフェという。秋葉原の「バックステージパス」がある大きなビルの地下1階に僕らがカフェスペースを作って、ある種海洋堂がやりたかったことを全部詰め込んだんですけど。

本橋:アイドルの街になる前ですよね、要するに。

古賀:AKBは既にあった。

宮脇:ありました。AKBカフェはこの後できましたけど。

古賀:カフェはね。

宮脇:劇場はありましたよ。プラモデルとかフィギュアとか、消費じゃなくて、サロンというか、みんなこういう場所で常に情報とか、みんなでいろんなものを語り合ったりとか、集まる場所を作ろうとしたんですけどね。

古賀:あくまで海洋堂カフェというか、ワンフェスカフェなんですよね。

宮脇:そうです、はい。ワンフェスの方が海洋堂カフェより、海洋堂のほうがよかったかなぁと今も思いながらも。だってワンフェスの方が集客力があるかと思ったんですもん。

(会場笑)

宮脇:海洋堂って、やっぱり海洋堂色が強すぎるんで。ワンフェスだと全部ほら、すべてを含めたような。

古賀:包容力があってね。

宮脇:海洋堂となるとどうしても説教臭いし、模型屋だけの店よりはフィギュアでありオタク全体の、そういった意味ではワンフェスであろうっていうのが、1つのああいう混沌とした場所を目指したかった。我々だけではなく、全部を入れるのにはワンフェスという言葉がわかりやすい。

それが本音の部分でありまして、それでワンフェスカフェという何でもありの店にしたかったのが、もうちょっとうちに体力があったら頑張れたんですが、ちょっと体力が衰えていた時期でございまして、会社としてね。

古賀:ビルが建つぐらいの時代だったら全然いいですね。

宮脇:そうですよ。だから最初からうまくやって、もうちょっと投下するものがあれば、初期投資がね、行ければよかったですけど。まぁこの時はちょっと逆風がいろんなものが吹きまして、ちょっと力不足でございました。力さえあれば(笑)。

小っちゃい女の子4人、どうすればいい?

古賀:その直後にさっきのムービーが面白かったんで、あれワンフェスで撮りましょうっていう話になって。

宮脇:もういろんな方に、浅井(真紀)君から全部ね。

古賀:センムも踊ってるっていう。

宮脇:そう、踊りましたしね。みんなで何か。

古賀:あとクラタスが普通に出てるんですね。

宮脇:そうですね。今の水道橋のあたりの。

古賀:実写版パトレイバーにも登場したクラタス。

宮脇:そうですか。いろんな人がありとあらゆる、あっちこっち行っちゃ、チラシ撒いてるメーカーのお姉さんから何から、全部片っ端から出て踊ってもらって。

古賀:ちなみにこのニャル子やってるのが、初代水中ニーソの表紙のひとみちゃんです。

宮脇:そうなんですか。へぇー。

古賀:この時、たまたまアゾンインターナショナルのチラシを配ってて。

宮脇:アゾンでやってはったんですか。

古賀:これも水中と印象が大分違うんですけど。

宮脇:そうですね。それも撮ってはったんだ。なるほどね。いつでもこんなことやってるんだ。すごいな。

古賀:これは、「はちきんガールズ」っていう海洋堂公式。

宮脇:海洋堂イメージガール。これも勝手にね、これ別にセンムさんの趣味でも喜び組でもなくですね。

(会場笑)

宮脇:なんでもうちの館長(父・宮脇修氏)がどんどん決めてくるんですが、2年半前の11月のある日です。「はちきんガールズを、うちのイメージガールにすることに決めたからな」といきなり言われて、11月の20日ぐらいに銀座の有楽町にある高知県のアンテナショップの2階で、発表会があるから一緒に来いと。うちの父と母に言われて。

お父ちゃん88歳です、この年ね。お母ちゃんは80もっと上ぐらいです。すごい元気なんですよ。ちょうど土曜日かな、大阪の守口市で、うちの地元で海洋堂の展示会があって、そこで僕がオープニングトークをするはずが、いつの間にかうちの母と父にキャンセルされておりまして、「あれもやめといたからね、違うほうに振っといたからね」で、「行くよー」って言われて、「なんで僕が?」って思ったんですけど。

その時は今から3年くらい前ですから、この一番下のロシアの戦車の上、一番左端の、あやのちゃんですね。当時まだ中学2年生かな? もう小っちゃいんですよ。

古賀:子供だ!

宮脇:子供で。いちばん向こうにいる伊梨亜ちゃんも当時まだ高1ぐらいで、小っちゃい女の子が4人おってですね、これを僕はどうしたらええねんと。

(会場笑)

古賀:すごいですね。

「こんな女の子に着せやがって」

宮脇:それをですね。

古賀:今はすごい楽しいじゃないですか。

宮脇:今はみんなそれなりに歌を。海洋堂も、結局その時はどうでもよかったんですけど、その翌年ぐらいに台湾でイベントやったときに、彼女らを面白いから連れて行った。

大分成長したところがあって、あの娘らは路上ゲリラライブであろうがなんであろうが、すごい戦闘力が高かったというか、ほったらかしにしても、逆境にも強いし、マイクなしで、素でいきなりBGMもなしにアカペラで歌ったり、街頭でいろんなことやってくれる。見てたらおもろいから、じゃあどんどん使おうかということで、去年ぐらいから。これ去年のプロジェクトですか。

古賀:去年、2014年です。

宮脇:ですよね。

古賀:これセンムのコスプレ自慢ですよね。

宮脇:そうです。

古賀:全部センムの本物の衣装を着てる。

宮脇:真ん中にあるドイツ軍の戦車の服なんか1着だけで、これ全部で500万くらいしますから。

古賀:これだってセンムの愛車ですよね。

宮脇:シュヴィムワーゲンですね。はい。これも愛車です。持ってる銃も全部実銃ですから。1番高いのはこのあやのちゃんので、横にアフリカ軍団なんて、彩楓ちゃんの着てるやつなんて、あれも上から下まで。帽子だけでも100万くらいするんですよ。連隊帽もね。で、あれもたまたまバブルの時に、Hさんという大阪に住んでいる超大金持ちの、仕事が大金持ちという人が。

古賀:仕事が大金持ち(笑)。

宮脇:僕よりちょっと上の世代、60何歳の人で、やっぱりもう体力が。一生かかって集めた日本最大、世界でも有数の、トップクラスの軍装品コレクターで、その方から全部買受けたというか。金額は高いですけど、それでも今は何十万もするんですが、とんでもない金額で買ったんです。せっかくやったら自慢するにも、これは可愛らしい女の子でと。

古賀:自慢の仕方ですよね。

宮脇:普通にやってたら「丸」とかですね、今でそれこそ安倍みたいにですね、右翼がするのは嫌なので、あえて。それを前の持ち主は、結構激怒してはるんですよ。こんな使い方したらあかんって。

(会場笑)

古賀:宮脇に渡したらって(笑)。

宮脇:「はあぁ〜?」って、「こんな女の子に着せやがって」とか。それでまぁ、そのギャップが。そんな何百万もするような服をね。

古賀:だってセンムはミニタリー好きですけど、別に軍国主義者でもなんでもないですもんね。

宮脇:そうです。それこそ日本で1番、ナチスドイツに対する兵器の研究力、知識量があるのは大塚康夫さんと宮崎駿さんで、あの2人は本当に僕らの中では、サイヤ人でいうとスーパーサイヤ人クラスです。僕らなんかはまだまだで、足元にも及ばない。

そのくせ、まっ左のまっ赤っかの人ですもんね。本人もそれを自覚して、最後の引退作の『風立ちぬ』は、本人は嫌やけど、やっぱり軍事嫌いやけど、零戦飛ばしたらあんなかっこよく零戦が飛ぶような、「あぁ零戦かっこいいなー」と思ってしまうような、そういう能力を持っているというか。

まあ僕らもこれを楽しめる能力があるのと。某今のあっち系の、右にどんどん行っているような方向とは違うんで。

古賀:センムは全然関係ないんですね。

宮脇:戦闘は好きですけどね。戦闘民族やけど戦争嫌いな。

古賀:プラモデルが好きなだけですよね。

宮脇:そうです。

「愛しかないですよね」「愛だけです」

古賀:電話ではちきんガールズのジャケットデザイン依頼を受けた時に、MMシリーズのパッケージのCDが出したいというので。

宮脇:そう、タミヤの僕らにとっての、オマージュはこれの。

古賀:そう。だから戦争じゃなくてプラモデルなんです。

宮脇:はい。プラモデルのミニタリー的なものを。というのが、わりとコンセプトをはっきりしている。もういかにタミヤの35分の1をパクるかというか、まぁオマージュですね。

古賀:オマージュですね。

宮脇:本当にオマージュです。

古賀:愛しかないですよね。

宮脇:愛だけです。そこにかわいらしい女の子を入れるっていうのが、「どや」っていうのがちょっと自己満足やなぁと。

古賀:センムもそうですね。僕も、センムの依頼を受けてMMシリーズにしか見えないパッケージを作るんですけど、何故かグラフィックデザイナーなのに、田中圭一さんの『神罰』もそうですけど、まんまデザインしただけで「ペッパーショップのデザインです」と言って、許されてる謎のポジションですが(笑)。

田中圭一最低漫画全集 神罰1.1

宮脇:『神罰』もそうなんですか。

古賀:『神罰』は僕なんです。

宮脇:えーっ! そうなん?

古賀:あれもまんまじゃないですか。デザインなのか、っていう問題がある(笑)。

宮脇:大事なデザインですよね、それは。

古賀:やっぱりこれも、本物と見まがうようなデザインていうだけなんですけど。

宮脇:そうですね。わかる人にとってはもうニヤニヤというか、クスクス笑ってる。

古賀:これをやって怒られない。センムもMMシリーズのパッケージに女の子を置いて怒られないっていう、稀なポジションですよ(笑)。軍装品を贈った方は怒ってるかもしれないですけど。

宮脇:そう。軍装品界隈では「ちょっと、何してんねん」と。だから、かっちゃんと呼ぶ僕の小学校5年生以来の友達なんですが、「修(しゅう)君、修君」と。この腕に巻いてるカフタイトルっていうリボンみたいなのがあるんですけど、「これ1本だけでねぇ。100万すんのよー!」って言われて、「ほんまにぃ?」と思いました。

(会場笑)

宮脇:「すぐ来てくれ-」とかねぇ、もうそんなんもね、言われたら「知らんがなー」と思いながら、知ってんねんけど、まぁこれも使いながらね、でも楽しいじゃないですかって話で。

本橋:いい意味で無駄遣いですよね。

古賀:「ガルパン(ガールズアンドパンツァー)」も同じ時期だったので、まだ大丈夫だった。模型界隈全体が、とにかく頭がバカにどんどんなってる時期なんで。

宮脇:そうですね。

古賀:許してくれる。

宮脇:わりと古賀さんにお願いする仕事はこんなことばっかりで(笑)。

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