「BrazeAI Operator」はあなたに伴走するAI
今後GiGOは、ビーコンとBrazeAIをさらに統合し、誰に、いつ、何を伝えるかを最適化する予定です。アーケード利用者がさらに異なるサービスを使いたくなるようなクーポン配信やアップセル・クロスセル施策を展開します。BrazeはGiGOと共に、日本で「つながったエンタメ体験」を創り出しています。
テクノロジーが進化する中で、問いはシンプルです。「誰がこの変化をリードするのか?」。私たちは、それはマーケターだと考えています。人を理解し、データを読み、つながりの力を知る存在です。今こそ、マーケターが意思決定のテーブルに加わり、顧客エンゲージメントの未来を形づくる時です。
では「マーケターはどうやって優位性を築くのか?」。BrazeAIを使えば、業務を加速させるだけでなく、ビジネスの戦略的指揮者へとステップアップできます。優先順位付けを行い、事業の戦略目標に向けて推進力を発揮する役割です。
その始まりは、リアルタイムなコンテキスト、または状況です。顧客のリアルタイムのシグナルを、即座に行動可能なインサイトへ変換するところから始まります。次に、あらゆるユースケースやチャネルにAIを適用できる、コンポーザブルインテリジェンス。そして最後に、クロスチャネルインタラクション。こうして得られたインサイトを、すべてのタッチポイントでシームレス、かつパーソナライズされた体験へと転換します。

AIは一枚岩ではありません。予測インテリジェンス、生成AI、強化学習など、さまざまな種類が組み合わさり、消費者体験とマーケター体験を向上させます。
ここで登場するのがエージェント型AIです。AIエージェントとは、あなたの代わりに行動する存在です。導入しやすい形でも成果を高め、ワークフローを高速化します。目標と文脈を与えれば、世界有数の基盤モデルの深い専門性を活かし、代わりに行動してくれます。

これはマーケターがBrazeと関わる新しい方法でもあります。「BrazeAI Operator」は、マーケターが触れる最初のエージェント型機能です。マーケターの仕事を加速させる単一のインターフェースで、キャンペーン構築やデータ分析、自動化、質問対応までを、会話形式のシンプルなプロンプトで行えます。
高度な強化学習システムを用いる「BrazeAI Decisioning」
まるでアイデア出しの専門家、コピーライター、データアナリスト、デベロッパーのチームがついているようなものです。マーケターが同じ時間で何倍もの成果を出せるようにします。
例えば、「開封率とクリック率は業界ベンチマークと比べてどうですか?」「放棄カートキャンペーンのコンバージョン率が下がっているのはなぜでしょう?」とOperatorに尋ねるだけで済みます。カスタムレポート作成に何時間もかける代わりにです。
次に、「BrazeAI Agent Console」が、AIエージェントという概念をマーケティング領域に持ち込みます。エージェントは最新のLLMが持つ強力な知能と機能を活かします。
ブランドによって方向付けられ、カスタマイズ、トレーニング、ファーストパーティデータを文脈として与えられることで、マーケターの代わりに判断し行動します。チャネルを横断して顧客体験を最適化しながら、ブランドの一貫性を保ちます。
それは、人に導かれ、データに支えられ、あらゆるマーケティング判断の効果をスケールさせる知性です。
次に、AIの新しい応用領域として、ブランドのエンゲージメント判断の最適化があります。顧客エンゲージメントでは、多数の要素にまたがる意思決定が求められます。いつ接触するか、何を伝えるか、どのチャネルを使うか、誰と結びつけるか。それらはすべて重要です。

「BrazeAI Decisioning」は、ブランドの目標やデータ、コミュニケーション方法を理解する高度な強化学習システムを用いています。これにより、すべての顧客体験に対してリアルタイムで個別の判断を下し、チャネル、メッセージ、クリエイティブ、オファー、タイミング、頻度、配信順序といった全次元で関連性を高めます。
つまり、BrazeAI Decisioningは一人ひとりに対して、一対一の最適な判断を行うのです。すでに多くの顧客企業がこの力と柔軟性を活用しています。日本のブランドにも、ぜひこのメリットを享受していただきたいと思います。
例えば「Taco Bell」は、「BrazeAI Decisioning Studio」を活用し、アクティブ顧客の取引数最大化に取り組んでいます。件名からヘッダー、配信時間帯、チャネル、オファー種類まで、あらゆる要素をテストしています。
Brazeのパワーと柔軟性を「ChatGPT」アプリに統合
BrazeAI Decisioningは、各顧客の150以上の特徴量を学習し、メッセージ内容、頻度、タイミング、最適な瞬間の組み合わせを導き出します。

結果はすばらしいものです。Taco Bellでは従来戦略と比べて、顧客1人あたりの取引数が2.6倍に向上しました。日本企業にも、このAI Decisioning Studioで成果向上をもたらせることを楽しみにしています。

Brazeプラットフォーム全体で、私たちはより高い知性、より多くの自動化、より深いクリエイティブ支援を提供する新ツール群を導入してきました。どれも顧客エンゲージメントをより速く、より賢く、より人間らしくするためのものです。

エンジニアの助けを借りずに、パーソナライゼーションやデータをマーケター自身で扱える機能「Zero Copy Expansion」や「Calculated Attributes」なども提供しています。
そして最後に、顧客エンゲージメントの未来をさらに前進させる大きなニュースを共有させてください。OpenAIが、「ChatGPT」上でブランド独自のアプリを構築できる新フレームワークを発表しました。これにより消費者は、チャットインターフェイス上でブランドと直接やり取りできるようになります。

Brazeは、この発表からわずか数日で、Brazeのパワーと柔軟性をChatGPTアプリへ統合しました。これによりブランドは、ChatGPTアプリ内でのユーザーのリアルタイム文脈をBrazeに取り込み、チャット内でパーソナライズされたメッセージを届け、さらにメール、プッシュ通知、SMSなど他チャネルへのフォローアップをCanvasでシームレスに実行できるようになりました。
この迅速な対応は、iOS、Androidアプリストアでの豊富な経験と、Brazeが持つコンポーザブルアーキテクチャがあって初めて可能になったものです。
さらに、ChatGPTがWebブラウザ「ChatGPT Atla」をリリースした翌日に、私たちはAtlasユーザーへのWebプッシュ通知を即日サポートしました。「Braze Web SDK」がブラウザ上で問題なく動作することも確認しています。
月間約2.7億人とのコミュニケーション
戦略的な加速は、企業がプロダクトの接点を拡大するための力をマーケターに与えます。これは、AIプラットフォームの重大な転換期においてカテゴリリーダーであり続けるという強いコミットメントの証です。
AIは、Brazeの物語の中で10年以上前から重要な要素でした。私たちは2014年に初の機械学習機能を作り、その後AIはプラットフォームに織り込まれた存在となりました。専任のAI、MLチームを発展させ、2022年にBrazeAI製品群として正式に発表し、2025年にはBrazeAI Decisioning Studioを導入してパーソナライゼーションをさらに進化させました。

こうした長期的投資こそが、Brazeの違いを生み出すものです。私たちのAIツールは実証済みで、スケールし、世界中の主要ブランドにすでに測定可能なインパクトをもたらしています。本日はご参加いただき、そしてBrazeについてより深く知ってくださり、本当にありがとうございました。