2024 年 10 月 10 日、Zoom の最新イノベーションをシェアする「Zoomtopia Japan Virtual 2024」が開催されました。「仕事をもっと楽しく - Work Happy with AI Companion」をテーマに、ビジネスパーソンや企業の情報システム責任者たちに向けたセッションを公開。後編では、Zoom開発者らがビジネスの現場で生成AI「Zoom AI Companion」をどのように活用できるのかを紹介します。
AIアシスタントが日々の負担を大幅に減らす
スミタ・ハシーム氏(以下、スミタ):次はシンシアです。みなさんが知りたいZoom Workplaceの新しいイノベーションについてです。シンシア、どうぞ。
シンシア・リー氏(以下、シンシア):Zoom Workplaceは6ヶ月前に出たばかりです。Zoom AI Companionが全部に入っていますし、コミュニケーションの合理化、生産性を高め社員のエンゲージメントを上げて最適化してくれます。
お客さまに「Zoom Workplaceの、何が気に入っているの?」と聞くと、「うまくいくから」と答えます。ですので、すでにビッグウェーブになっていますし、さまざまな業種でビジネスを変革しています。スライドの「S&P Global Market Intelligence Technology Impact on Business report」によると、Zoom Workplaceを使っている会社は、平均でユーザーごとに毎年1万2,000ドル相当の追加バリューを生み出しているそうです。
そして、毎週2時間の会議に参加している人はZoom AI Companionによって6時間ぐらいの節約ができるらしいです。相当の時間節約です。週7日間、1日は24時間ありますよね。チャットやメール、電話、そのほかの業務管理ツールなどから入ってくる情報がたくさんありすぎて、なかなか集中しづらいですし、タスクを管理できません。
Zoom AI Companion 2.0によってこういった大きな負荷を考えなくてもパーソナルアシスタントが一日中一緒にいてくれます。では、次に「Zoom Tasks」をご紹介しましょう。
AIファーストソリューションでプロジェクトのトラッキングができます。検知、推奨、タスクの完了までお手伝いします。会議、電話、チャット、ドキュメントなど、Zoom Workplace全体の会話からそれを取り込みます。
Zoom AI Companionは何をすればいいか? ミーティングのスケジュール。文章作成もします。多くの会議に出ている人は、アジェンダがなくて、本題とは関係のない雑談が発生する会議を経験したこともあると思います。
Zoom AI Companionですと、もっと生産性の高い会議をすることができます。Zoom AI Companion 2.0では、ミーティングの議題を生成することによって重要なトピックをきちんと入れることができます。
Zoom AI Companionはサマリー表示をリアルタイムで行うことによって、それが議事録にも載っているわけです。ということで、「Zoom Phone」でZoom AI Companionが「Zoom Meetings」のように使えるようになります。
そして、会議ではなくて簡単なアップデートが欲しいという場合は、Zoom AI Companionを、Zoom Clipsのほうでも使えます。すでに配布されているアバターからビデオクリップをスクリプトから数秒で見ることができる。カメラを準備する必要はありません。また、録音を考える必要もありません。
Zoom AI Companionがプロジェクトを円滑に進める
シンシア:活用事例を紹介しますね。クレイグさんは、グローバル戦略のロールアウトプランをプロダクトのために考えています。彼はプロダクトについて検討する時間が必要だけど、その時間がありません。でもZoom AI Companionがいるので大丈夫です。こういうふうに手伝ってもらっています。
期日が迫っています。ステークホルダーがたくさんいます。Zoom AI Companionにプロジェクトやチャットに入っている全員と会議を設定した後、ミーティングの招待をします。生産性が上がるように議題もちゃんと作ってくれます。招待をチャットチャンネルに入れます。はい、もう会議ができます。
会議の準備ができました。クレイグのゴールは経営幹部の検討に値するような収穫があるような会議です。Zoom AI Companionを使って議題を開いてミーティングをスタートします。
とても深いディスカッションができます。クレイグはZoom AI Companionにチームのフィードバックのサマリーをお願いします。そして「もっと具体的に書いて」「確認して」「どの機能についてチームが言っていたの?」と聞きます。
Zoom AI Companionは、「チームはヨーロッパ、南米にフォーカスしている」と教えてくれます。精度にびっくりしています。Zoom AI Companionが会議の4人目の参加者のようなかたちでどんどんいいところを抽出してくれます。クレイグはZoom AI Companionに「Zoom Docsを作ってグローバルロールアウトに使えるようにして」と頼みます。
Zoom AI Companionは、グローバル戦略プレゼンからの情報を取り込んで、あとは会話から聞き取ってZoom Docsを作ってくれます。クレイグはこのZoom Docをミーティングの中で共有します。
スライドの画面は通常のスクリーン共有じゃありません。ライブでコラボレーションしていますので、Zoom AI Companionはクレイグ向けに議題から会議のまとめを作ってくれます。そしてネクストステップを作って、それをZoom Docsの中に挿入するのでプロジェクトの管理にもつながります。そして、会議終了。
会議の後、グローバルロールアウトプランがチームチャットで共有されます。チームはフィードバックを確認します。フィードバックは全てZoom Docsで確認してほしいとチームに共有されます。
これまででしたら時間をかけてすべてのチャット、メールを見なきゃいけなかったんですけど、もう必要ないです。Zoom AI Companionが全部やってくれます。Zoom Docsを開いてZoom AI Companionに「アップデート」と言うことで、チャットチャネルから、あとメールから読み込んでくれます。
Zoom AI Companionは、すべて同期をしてフィードバックをこのZoom Docsの中に組み込みます。タスクの一つはクリップを作ってマーケティングチームがグローバル戦略についてわかっているようにということで、Zoom Clipsでアップデートを作ります。
一日でこなす以上の仕事が可能になる
シンシア:クレイグは急いでいます。録音をパーフェクトに録ることはできないので、アバターをお願いします。Zoom AI Companionは推奨するスクリプトを作って、アバターを選んで、クリップを作成、そして精度を確認してマーケティングチームと共有します。クレイグは、このタスクが終了。Zoom DocsやZoom Tasksにもグローバル戦略のアップデートがあります。
Zoom AI Companionは、いくつか追加のアクションアイテムをリストに加えました。
一つのタスクは、明日のレビュー前に上司にアップデートをするということです。Zoom Phoneでまず連絡をします。Zoom AI CompanionはZoom Phoneの近くにいます。リアルタイムでサマリーを確認し、質問に答えてくれます。上司は「このプランでいいよ」「リーダーシップレビュー、明日、大丈夫です」と言います。
チームをまとめて締め切りに間に合わせる時間がないのは大変ですね。AIファーストアプローチでクレイグはリーダーシップレビューに間に合わせることができました。Zoom AI Companionのおかげです。これがAIのパワーです。本当に一日でより多くのことをこなすことができます。Zoomはバーチャルコネクションのトランスフォームができます。
グッドニュース。Zoom AI Companionは社員同士のコラボレーションをサポートしますので、間もなくZoom AI Companionを使って実際の対面ミーティングでもZoom Meetingsのように使うことができます。メモを取ったり、サマリー、アクションアイテムも作ってくれます。Zoom Phoneの中で「社員ミーティングをやって」とお願いするとZoom AI Companionがすぐに仕事をしてくれます。
オフィスに出社していくと、Zoom AI Companionのものを「Workspace Reservation」の中にも入れていますので、自動的にどの日に出社すればいいかまで推奨してくれます。
「Workvivo」は社員用のエクスペリエンスプラットフォームです。カンパニーカルチャーということで、世界中、ビジネス、どの規模でもWorkvivoを気に入っていただいています。
社員のエンゲージメントも大きく向上
シンシア:会社の「デジタルハート」としても機能してくれます。これによって社員のエンゲージメントやコミュニケーションが改善され、帰属意識が生まれます。本当にインパクトが大きいですよね。Amazon、ExxonMobil、Dollar Generalなどは実際にエンゲージメントが改善されました。Zoom AI CompanionはWorkvivoとも統合されていきます。
これによってより高速でより頭のいい仕事ができます。また、この「Employee Insights」はAIを使うことによって、社員のエンゲージメント、そしてパフォーマンスを改善することになります。
(動画再生)
ナレーション:Employee Insightsを紹介します。Workvivoの新しい社員のリスニングツールです。より簡単に、必要な人に、どこでも簡単にリーチすることができます。エンゲージメントについて、価値のある洞察を得ることができます。これが一つのパワフルなプラットフォームから得ることができるんです。
Zoom AI Companionは、このインサイトを、次のレベルに持っていきました。これによって、社員の感情に寄り添うサービスに変えました。
複数のエンゲージメントツールを必要とするのではなく、Workvivoを使うだけで全員が、一つの体験を視覚化することができます。Zoomが提供している非常にすばらしいソリューションだと思います。
(動画終了)
シンシア:Zoom Workplaceはいろいろな組織に入ってきています。世界中で導入されています。本当にワークハッピーな体験が待っています。
カスタマーサクセスにも「Zoom Contact Center」が貢献
シンシア:それではこの後:ミッシェルを紹介したいと思います。Zoom AIソリューションを使ったカスタマーエクスペリエンスの話をしてもらいます。
ミッシェル・クチュール氏(以下、ミッシェル):シンシア、どうもありがとうございます。さて、カスタマーエクスペリエンスはフラストレーションを感じるテーマだと思います。みなさまも私も例外ではありません。
非常に厳しいテーマですが、悪い経験をするごとにお客さまが、そのブランドから完全に離れていくのはよくあることです。私たちはそうした問題を阻止しなければいけません。
そして、カスタマーだけの問題ではありません。エージェントも同じような問題があります。だからこそ「Zoom Contact Center」は、AIを使っているわけです。カスタマージャーニーの中での視認性をもっともっと改善していきたいと考えています。シームレスな体験です。これによって、エージェントの仕事が非常にやりやすくなってきています。生産性が上がってきています。
Vensure Employer Solutionsというお客さまを紹介したいんですけども、本当にこれによって社員、そしてお客さまの体験が大きく変わりました。Zoom Contact Centerでハンドリングタイムを減らすことができ、1回目のコールでの解決を増やすことができました。
実際に社員やお客さまのハピネスにつながっています。この会社だけではありません。Vensureだけではありません。実際に世界中で1,300のブランドが私たちを信頼してくれています。すばらしいことです。
「Zoom Contact Center」では、AIによって予想と自動化ができます。何と言っても重要なのは、カスタマーエンゲージメントを自然に向上できることです。これができないとロボットがサービスする上でフラストレーションがどんどん溜まってしまいます。「Zoom Virtual Agent」が解決策です。
パーソナルで、本当にエンゲージメントレベルの高い会話ができます。そこには十分な知恵と判断基準があるので、人にいつエスカレートすべきかもきちんと教えてくれます。
事務タスクを「Zoom Virtual Agent」が軽減
ミッシェル:私は今興奮しています。「Zoom Virtual Agent」の機能拡張を説明したいと思います。いくつかの問題を解決し、しかも、1回のエンゲージメントで解決してくれます。混乱は発生いたしません。
自然言語を使って、そして自然なかたちで、バーチャルなボイスでお客さまと会話をしているかのようなソリューションを提供することができます。エージェントをぜひ活用してください。
このエージェントが、実際に電話を受けますと、本当にどういうタイプのサポートが必要なのか、一貫性があります。しかもハイレベルな一貫性のあるサービスが期待できます。エージェントの話をする際に重要なのは、本当に価値ある社員として取り扱うということが重要だと考えています。
そして、お客さまとの関係はまさしくそこに依存しています。そして、そこにはコールキュー(注:保留中のステータス)もありますし、そしていろいろなシステムを扱わなければいけません。そして、なんとかして問い合わせに対する情報を見つけなければいけません。こうした事務的なところにあまりにもたくさんの時間を使っています。
そうした状況の中で実際に、エージェントの離職率は非常に高くなっています。実はそうした状況の中でぜひこのソリューションを使っていただきたいと思います。これによって、コンタクトセンターの満足度が非常に上がってきます。Zoom AI Companion for Contact Centerによって、実際に事務に使う時間をどんどん削減できております。
そして、実際にお客さまの感情を分析することができます。本当にエージェントは自分の時間を、より重要なタスクに使うことができます。
顧客との対話にもリアルタイムで対応
ミッシェル:また、「AI Expert Assist」は、さらにすばらしい機能を提供します。CRMの顧客情報をもらって、そして次に何が起きるのかを実際に、このエージェントのデスクトップに提供することができます。
そして、私たちはさらにすばらしい機能をAI Expert Assistの機能として発表します。「(Dynamic) Agent Guides」がありまして、これによって、非常にシンプルなスクリプトを提供しています。これによってエージェントはあらゆるステップで生産性を確認できます。
新しいDynamic Agent Guidesがすばらしいメリットを提供してくれます。リアルタイムで対話を進めることができます。そして、これによって、エージェントやお客さまは無駄な時間を使う必要はありません。
「Suggested Answer」によって、AIがその近くにいてくれて、実際にあくまでも会話のコンテキストをきちんと理解しながら実際のスクリプトをベースにして回答を出してくれます。これによって、非常に自然なかたちで会話を進めることができます。
それからもちろん忘れてはいけないのは、私たちはスーパーバイザーもサポートします。リアルタイムのコールモニタリングやライブセンチメント分析が可能になりました。そしてこれからは「Supervisor Flagging」を提供していきます。
カスタムエンゲージメントにおいて、いつ自分が注意しなければいけないのかがすぐにわかります。つまり、重要な事態をミスすることはありません。
こうした新しい機能によって、インサイトがその場で分析できます。その現場に合った必要なサポートを提供することができます。それではロビンに登壇してもらいます。これらを全体としてまとめてもらいたいと思います。
あらゆるサービスに「Zoom Virtual Agent」は活かせる
ロビン・ブネビック氏(以下、ロビン):ありがとうごさいます。それでは、クレイグに戻って、最初のデモを確認してみたいと思います。
大好きな野球チームの試合の観戦に義理の弟と行くことになりました。つまり、2席を予約しなければいけません。しかし、シーズンチケットの更新を忘れていましたし、新しい住所も入れていませんでした。
それでも、簡単に解決できました。「Osmo(※デモ用の架空のサイト名)」のWebサイトに行って、そしてボットとチャットをスタートしたんですね。3つ入力しました。まず、チケットを2枚、そして住所を最新のものにして、そして、シーズンチケットを更新しました。クレイグは幸運にも、OsmoはZoom Virtual Agentを使っています。
こうしたリクエストにきちんと応えるためのカスタム化が優れたソリューションです。これによってクレイグは、試合観戦を見送ることがありませんでした。非常にすばらしい観戦ができました。これを可能にしてくれているのが、私たちのこのAIのテクノロジーです。
今、クレイグはこのチャットウィンドウで会話しているんですが、クレイグはこうしたものがすべて順調にいくということに本当に感謝しました。Zoom Virtual Agentがここでスタートします。ここでToDoリストを2つ作りました。Zoom Virtual Agentがここで義理の弟を家に残すことはしません。非常にフレンドリーです。
Zoom Virtual Agentはクレイグに、住所の変更について質問します。Osmo CRMとつながっていますので最新のアップデートをリアルタイムで処理することができます。
次は、Zoom Virtual Agentが、最後の質問にシーズンチケットの更新の件で入っていきます。Osmoは、シーズンチケットの更新については非常に厳しいルールを設けています。シーズンチケット更新を担当する人間のスペシャリストが、実際に判断しなければいけないというルールです。
さっそくですが、シーズンチケット更新担当のビビアンの観点からもう少し続けていきたいと思います。まず彼女は、クレイグのチャット履歴を見ます。そして応対のコンテキストがそこにあります。そして、これなら大丈夫だと自信を持ちます。ビビアンは、Virtual Agentとのやりとりが最後に終わったところから、確認をスタートできます。
そして、選択肢を確認します。そしてビビアンのほうで、何かファンエクスペリエンスがあるかどうかを確認します。クリック1回でAI Expert AssistがOsmoの過去のデータを参照して、そのままコピペできる文章をビビアンに提案し、会話が簡単になりました。これによって貴重な時間を無駄にすることなく、効率の良い仕事ができています。
いろいろな質問も一つひとつパーソナルな体験につなげていきます。すべて質問に回答して、チャットは以上。クレイグのシーズンチケットの更新が終わりました。特別な体験をすることができます。ビビアンもまたお客さまに喜んでもらってうれしいと思っています。
チャットを終えて、AI Expert Assistはもう一つやってくれます。コールノートというかたちでメモも書いてくれますので、ビビアンは次のお客さまに移ることができます。Zoom Contact Centerがこれまでにないカスタマーエクスペリエンス、これだけシンプルにできてしまうんです。
ではランディ、業界ソリューションについてご紹介します。
教育の現場でもZoom AI Companionが貢献
ランディ・マエストレ氏(以下、ランディ):私たちは政府、ヘルスケア、教育、小売、ファイナンシャルサービス、製造、カバーをしています。例えばアメリカでしたら、Zoom AI Companionを「Zoom for Government」プロダクトに入れております。
教育に関して、みなさんの学び方が変わりました。Zoomが常に第一線でこれをサポートしてきました。今現在、9万校の大学、教育機関がグローバルにZoomを使って学習の結果を出しています。ロード・アイランド州の大学も含めて使ってくれているようです。まだまだたくさん、教育に貢献します。
Zoom AI Companionは教育環境の向上にも役立ちます。教育者をお手伝いし、学生が常にエンゲージしてリモートでも対面でも学習できるようにお手伝いします。
先生や教授は、週10時間いろいろと授業の準備をしますよね。1年間で言えば、何百時間も使って講義をすると言えます。先生、教授のみなさん、Zoom Docs、Zoom AI Companionのパワーを使って、もっと短く簡単なかたちで、いろいろな資料やWebから抽出してお手伝いできます。講義を作成することができます。
Zoom AI Companionは、学生のエンゲージメントを高めます。教室内やチャットでの質問への回答をリアルタイムでできるように行います。そして授業の後はZoom AI Companionによって継続学習ができます。自動的にインタラクティブなサマリーを作って、時にはフラッシュカードという教材やクイズを使った宿題を作れます。
昔は学校に行っていた頃、いいメモを取ることが重要でした。授業の間はけっこう大変ですよね。ですので、ここでも教育向けの「Live Notes」機能が貢献します。リモートでも対面でもLive NotesとZoom AI Companionがメモを取ってくれます。
何が起きているか、そこに集中してメモが取れます。そして、メモをパーソナライズできます。ハイライト、コメントが付いて、授業の後に見ることができます。Live Notesは先生たちにとってもいいものですよね。
リアルタイムの書き起こしを見て、どういったリアクションが学生からあるかを見ることができますので、それによって伝え方を改善できます。同時に質問に対応できますので、ギャップを埋めることができます。教育向けのZoom AI Companionは追加コストなしで「Zoom Workplace for Education」プランで提供することになりました。
新しいカスタムAIや追加アドオンも可能です。教育に関しては、追加のデータソース、教育課程、ラーニングマネジメントシステム、コースの承認などにも対応しています。Zoomは指導者に対してエンパワーメントを提供し、学生のエンゲージメントを上げて、これまでにない大きな違いにつなげていきますし、いい結果につながります。
ヘルスケア領域でも活躍
ランディ:ヘルスケアもまた別の領域ですよね。ここもフォーカスしております。現代のマーケットリードであるネット診療の領域でも実績があります。14万のヘルスケアの機関が使っているということで、責任を持って必要なものをご提供しなければいけないと思っています。
今日は「Zoom Workplace for Healthcare」についてご紹介します。病院のスタッフや、そのほかのヘルスケアの機関でも活用ください。Zoom AI Companion 2.0はもちろんヘルスケア向けZoom Workplaceにも搭載されています。新しい「AI Companion Healthcare add-on」ではカスタム化、パーソナル化機能もついています。
例えば、医学事象を取り込むなどは、みなさんが求めていらっしゃいました。また、EHR(電子健康記録)との統合、ヘルスケアデータやアプリとの統合。これによってZoom AI Companionのバリューが上がります。
別のヘルスケア向けサービスとして「Zoom Workplace for Clinicians」は臨床医向けのものがあります。これによって医師らがより多くの時間を患者さんに使っていただくことを目指したものです。このソリューションのポイントは、診療記録の機能がバーチャルも対面でも使えることです。
医師が重要なタスクに専念でき、患者により深く丁寧なケアを施すことができます。これこそがWin-Winのヘルスケアということになります。
多くの業種では重要とされる社員がお客さまへのサービスを担っています。看護師、小売、工場で働いている人。人口の80パーセントがフロントラインの方たちなんですね。何十億人もの人に特別なツールが必要なんですよね。
ここには3つのニーズがあります。1つ目が、つながっている会社のカルチャー。2つ目が、同じシフトに入っているメンバーのコミュニケーション。そして3つ目がワークマネジメント。Workvivoが会社のカルチャー醸成をすでにお手伝いして、いわゆる帰属意識を上げています。こうしたことをフロントラインの人たちに提供しています。
オンシフトに対しての部分に関しては、「Zoom Workplace for Frontline」をご提供いたします。これによりまして、目的別のモバイルソリューションということでZoom AI Companionがすべてに入っております。実際にご覧ください。
フロントラインの労働者のタスクを軽減
ロビン:では先ほどのストーリーです。クレイグが試合に行きます。試合の前にいろいろとやることがある。応援グッズなどを揃えるショップではクララさんが働いています。フロントラインのワーカーであるクララさんがショップでクレイグを待っているわけですね。
クララさんは試合の前にシフトを確認するんですが、Frontlineのワークアプリを開いて「Today」を開きます。ここにすべて自動的にセットアップできているんですね。一番重要な連絡先が一番上に出ています。マネージャーの名前、そして同じシフトにいる人の名前も全部出てきます。
ここでメインページからスタートして、シフトインするわけです。残りのタスクを前のシフトの人からの引き継ぎができます。まずは引き継ぎのタスクである、Tシャツを棚に載せることになりました。そのタスクが終わったら、次のタスクが出てきます。クララさんのシフトで、お客さまを招き入れる準備ができました。
さて、試合中に、クレイグは、実際にこの店舗に入ってきました。そして返品のルールについて質問しました。そしてアプリに返品ルールについての情報がありますが、これは特別なケースだということで、「詳細を教えてほしい」とZoom AI Companionに質問します。
そして、Zoom AI Companionのアイコンをクリックしました。そして次に質問を入力します。そして実際に「この商品の返品のルールはどうなっていますか?」。Zoom AI Companionが、実際に、このデータベースから必要な情報をすぐに出しています。そしてアプリケーションのスクリーンに表示されます。
そして、クレイグはずっとショッピングを続けているわけですけれども、実際に、実際に非常に早くグッズが売れるようになりました。Tシャツをはじめとして、いろいろな商品が揃っていますけれども、必要なTシャツを見つけて買うことができました。
アプリでクララさんは今日のシフトのボタンを押しました。シフトチームとすぐつながって、質問をします。そしてジョンが回答しています。在庫の最新情報が返ってきました。その後、チームが試合に勝って、クララさんがこの店舗を後にして家に帰ったということがアプリからわかります。
そして、次にZoom AI Companionに質問します。実際にシフトサマリーを作ってほしいとリクエストします。このアプリケーションのスクリーンに数秒以内に要約が自分用とマネージャー用に出てきました。これがモバイルアプリでできることです。これこそがZoom Workplaceのパワーだと考えています。Smitaさん、どうぞ。
スミタ:ロビン、どうもありがとうございます。みなさん、このキーノートを楽しんでいただけましたでしょうか? 今日はもうたくさんのテーマをカバーさせていただきました。AIがどういうものなのか、私たちは、私たちはこのトランスフォーメーションの非常に大きな触媒になれると考えています。
Zoomにおきまして、私たちはAIをプラットフォームの中核に織り込んで、今後とも、みなさんの仕事、お客さま、そして同僚のために、さらに努力していきたいと考えています。
今日は本当に貴重な時間をいただきました。また私たちのこのジャーニー、これからも、みなさまと一緒に、前進していきたいと考えています。Zoomtopiaを楽しんでください。どうもありがとうございました。