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100年続く会社を作るには? 地元に愛される企業にDXが効く理由(全2記事)

2023.02.15

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サイボウズ青野氏「足を引っ張ってたのは、昭和な私」 日本企業のDXがうまくいかない2つの理由

提供:サイボウズ株式会社

毎年恒例、サイボウズ株式会社が主催するイベント「Cybozu Days 2022」が開催されました。今年のテーマは「宝島〜DXの勇者たち〜」。クラウドサービスを活用したDXにより、新しい道を切り拓く“勇者たち”が登壇しました。本記事では、サイボウズ代表取締役社長青野慶久氏と、ビジネスマーケティング本部の翠氏が登壇。「100年続く会社を作るには?」をテーマに、DXがうまくいく企業の共通点について語りました。本記事では、日本のDXが遅れる2つの理由について解説されました。

よく話を聞く「DX」も、進めるのはなかなか難しい

翠氏(以下、翠):みなさん、お昼一発目のセッションにお越しいただき、ありがとうございます。

青野慶久氏(以下、青野):ありがとうございます。

(会場拍手)

:基調講演のあと、ブースを回られたり、ご飯を食べられたりしていた感じですかね。

青野:僕も基調講演が終わって、ホッと一息ついたら次のセッションという(笑)。

:どんどん進んでいくので(笑)。今回もたくさんのセッションを準備しています。その中で来ていただけたので、本当にありがたいです。

青野:ありがとうございます。

:ではさっそく始めていきましょう。今回「100年続く会社を作るには? 地元に愛される企業にDXが効く理由」というタイトルですが、壮大なお話に感じます。DXはよく聞くけれども、進めるのはなかなか難しい。

青野:そうですね、よく聞くようにはなりました。

:そのお話をしていこうかなと思います。まず1つご説明ですが、写真撮影はもちろんOKです。ツイートされる場合はぜひ「#cybozucircus」というハッシュタグをつけていただければと思います。

青野:撮っていただく時は、カメラを向けていただくとポーズしますので(笑)。

:もちろん会社に持ち帰って共有していただいて大丈夫です。

青野:私たちの紹介ですけれども、私、青野と。

:翠(みどり)で、色コンビです。

青野:青翠で進めさせていただきます。よろしくお願いします。

DXは「業務のデジタル化」だけではない

青野:では最初に、僕からDXのお話をしたいと思います。DXってよく聞くようになりましたけれども、みなさんいかがですか。DXって何ですかね。

例えば飲食店の方。今まで予約は電話で受け、お金のやり取りは現金でした。それをネットで予約できるようにして、QRコードで決済できるようにしました。それで「DXしてます」と言われると、まぁ……デジタル化はしていますけど、DXかと言われるとちょっと(違う気がします)。

実は「DX」は、もう少し広い概念で捉えられてる言葉なんです。DXという言葉を作ったスウェーデンのエリック・ストルターマン教授は、「人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」と。なかなか壮大感がありますよね。

:そうですね。パソコンやインターネットを使えばOKではなくて、実はもっと広い。

青野:「生活を」と言ってますから。でも経産省が言っていることも、「業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革」ですから、業務だけではないです。組織も企業文化も、全部含めて変革するんですよ。DXの概念はけっこう広いとわかるわけです。

青野:業務で言うとどれぐらい変革するのかというと、例えばさっきの飲食店。コロナで店が開けなくなったといったら、パッと切り替えて、デリバリーに変えてしまって。

:増えましたよね。

青野:パッと切り替えてビジネスモデルを変革したので、「なんかDX感あるね」とか。

DXは、組織や働き方も含めた広い概念である

青野:あと地上波のテレビもありますけれども、最近もうYouTubeやNetflixもあって、ビジネスモデルもどんどんデジタライズされていってますよね。それもDXっぽい。

:しかも地上波の番組も、地域によって観られなかったものが、TVerを使うと同じ時間に観られる。すごいですよね。今まで考えられなかった。

青野:あれ、平成生まれでもそう感じる?

:そうですよ。私は出身が富山なんですが、「観たい!」と思った番組が大阪限定だったり、富山に帰ってる時に東京で特番があって、「あぁ、見られない……」ということがあったんです。今だったら配信ですぐ見られたりするので、便利だなと思いますね。

青野:そうするともう、地上波のビジネスモデルとはまた違うモデルが生まれますよね。そういうのがDXである。それはビジネスだけではなく、スライドの下に書いてあるように、組織とか、働き方とか(も含まれます)。

今まではリアルオフィスに集まっていたんですが、DXが進むとバーチャルオフィスにログインするだけで出社したことにしようと。そこに行くと、いろんな部署のいろんな情報があって、リモートワークも当たり前にできる。「おぉ、DX感あるね」とか。

それこそ情報もどんどんオープンにしていく。今までは年功序列で権威のある人がどんどん偉くなっていく感じだったのが、「もうちょっとフラットな感じでいいんじゃない、オープンな感じでいいんじゃない」と。こういうのが「DXっぽい組織だね」ということで、実はDXは、もうちょっと広い概念なんだと認識しておくといいかと思います。

サイボウズのDXの足を引っ張っていたのは自分だった

青野:……と偉そうに言っているサイボウズですけども、(DXができているかというと)まだまだでした(笑)。足を引っ張ってたのは、昭和な私でございます。

僕はコロナの前は毎日ちゃんと出社して、会議室に人を集めて、ホワイトボードにぐわーって書いて会議をやっていたんです。もちろんリモート参加の人もいるんですけど、そうやってやってたんですよ。

それが(コロナで)もう僕の得意技ができなくなってしまった。全員ビデオ会議になってしまったんです。僕もそのビデオ会議の一窓になって、みんなと並列になったんです(笑)。

そうなると、評判が良いんですよ。「今まで青野さんの声は聞き取りづらかったけど、(オンラインだと)ちゃんとマイクで聞き取りやすい」とか。

:なるほど。(青野さんが)会議室にいると、マイクから遠くて聞こえなかったり、見えづらかったのが、みんな並列で音も自分で調整できると、評判が良いんですね。

青野:僕がホワイトボードに書いた汚い文字ではなくて、ちゃんと画面で共有してくれたテキストが見られる。「あっ、足を引っ張ってたのは僕か」と(笑)。

:青野さんはけっこう出社されていて、いつもオフィスにいらっしゃるイメージが強かったです。なるほど、そこで変われたんですね。

青野:だからもう、これからは「バーチャル社長」でいこうと思ってね。

:パワーワードですね(笑)。

青野:出社しても会議はデジタルでやるほうにシフトさせようとしてます。サイボウズでもこの程度だったということですね。

テレワークで気づいた「デジタルじゃないとできないこと」

青野:やはりやってみるといろいろ気づきがあります。僕も昭和世代なのでリアルが大好きで、「やっぱり会わないとわかんないだろう」と思うところもあったんです。もちろんそれはあるけれども、逆にデジタルじゃないとできないこともいっぱいあるんだと気づかされました。

今のサイボウズにはオフィスがいっぱいあるわけです。仙台の人と会おうと思ったら、本当に1年に何回かしか会えない。ところがデジタルになった瞬間、すぐに会える。それまでは僕が日本橋のオフィスでつぶやいてても、近くの人しか拾ってくれなかった。

:そうですよね。オフィスだと、隣や隣の隣くらいの人の声しか聞こえないから。

青野:ところがグループウェア上で僕がつぶやくと、いろんなオフィスの人がどんどん『いいね』を押してくれる。それこそ「翻訳してアメリカのメンバーが『いいね』押してくれたぞ」ということが起きるわけです。これはデジタルじゃないとありえなかった。

:私も今回この資料を作る際に、仙台のオフィスの方とやり取りをすることが多かったんです。「仙台の事例でいい人いますか」と聞くのに、今までだったらコネクションがないと難しかったんですけど、書き込みを見た他の仙台オフィスの人が「私これ知ってます」とか「これいいと思います」って声をかけてくださったんです。

初めまして(の人同士で)でどんどん(コミュニケーション)できるのは、(リアルだと)なかなかないなと思いました。

青野:デジタルじゃないとなかなかね。こうして「デジタルいいな」と。サイボウズでは営業はもうほとんどオンラインになったので、移動時間もないです。もっと言うと、近い人が担当しなくていいんですよね。例えば自治体の案件だったら「自治体が得意なあの人に、場所関係なくやってもらおう」ということができます。

それからやはり採用が強くなりましたね。「働く場所はどこでもいいです」というので、無理に日本橋オフィスに出社できない人でも、自信を持って採用できるようになりました。

日本のDXが遅れている理由

青野:こういうことが起きると、やはりDXを進めないとまずいよなと(思うわけです)。

DXを進めないと、少子化で子どもが減っていく中、採用力が維持できない。もっと言うと「稼ぐ力」がなかなかつかない。デジタルを使うことで、どんどんビジネスモデルもアップデートしていけると気づくわけです。

ということで、日本のDXが遅れている理由を考えてみます。

まず1つは、日本人の特性として「パッケージに合わせるのが苦手」というのがあります。アメリカとの比較になるんですが、アメリカの人たちは「よし、ちょっと業務を便利にしよう」と思ったら、パッケージのソフトを買ってスッと入れて、パッケージに業務を合わせてしまうわけです。そうすると、パッケージは納期も短いし値段も安いので、すぐに便利になるわけです。

でも日本人はやはり「ちょっとうちの業務は特殊だから」というので、作り込もうとする特徴があります。これが1個遅れている原因かなと思います。

もう1個は、作り込む時に社内に豊富にIT人材がいればいいんですけど、このグラフで残念ながら「日本の企業にはIT人材がいない」ということがわかります。アメリカと比べると割合でも半分以下ですが、絶対数でいくと10倍くらい差がついています。

社内にIT人材がいないとどうなるかというと、システムを作ろうとしても、中に人がいないので、外に出すしかないわけです。でも外に丸投げしてしまうと、こっちが思ったものができてこなかったり、時間もかかったりして、「あまりDXが進まないね」ということになります。「困ったな、困ったな」となるわけです。

八方塞がりな日本企業に贈る「ノーコード」のススメ

青野:日本はこれから「DX」をどうしますか? 今からパッケージを導入して、欧米のようにパッケージに業務を合わせますか? 「いやぁ……」。では社内にIT人材をいっぱい増やしますか? 「いやぁ……なかなか採用ですら厳しいのに」。

ということで、八方塞がり感があるんですが、今日の朗報です。「ノーコード」という新しいテクノロジーが生まれたんですね。つまり、プログラミングをしなくてもシステムが作れる時代になりました。

サーバーを買ってデータベースのインストールをしなくても、申し込むだけで、システムをプログラミングせずに作れるようになった。こんな技術が、このクラウド時代に出てきてしまったんです。これだったら、ITな人じゃなくてもなんとかなるんじゃないかと。

:そうですね、IT人材じゃなくても。

青野:ということで今、現場の人たちによるシステム開発が盛んになっています。例えば案件管理。営業の案件を管理するのに、パッケージを買わなくても、自分たちで使いやすいものを作ってしまおうということで、作ってしまう。グラフ化もすぐできます。

例えば、いろんな所に設備を納めていて、その設備の管理をしたい。そこで設備の一覧を作って、画像とともに管理したいといって、自分たちでアプリを作ってしまうんです。

いろんなところにいろんな図面があります。ちゃんとデータベースを作って管理して、分析とかしたい。(こういったリクエストに応えたシステムも、ノーコードを使えば)なんとか自分でできる。

このように、技術の進歩で自分たちでもいろんなシステムが作れるようになりました。

現場の「業務がわかってる人」こそ、日本のDXの鍵に

青野:さらに言いますと、この技術はクラウドにあって、拡張性が高いんです。なので難しいことをしたいと思った時には、パートナーさんを巻き込むと付加価値をつけてくれて、複雑なことまでできるようになったりするんです。

そうなると、ぜひパートナーさんが多いシステムを使ってほしいなと思って……ちょっと声が小さくなりましたけど(笑)。

:今日はたくさんのパートナーさんが来てるイベントが実施されているということで……(笑)。

青野:そうですね(笑)。たくさんパートナーさんがいらっしゃるシステムを使っていただくといいのかなと思います。

これが最後のページです。やはり欧米にずいぶん遅れをとっているイメージがある日本のDXですが、僕はジャンプして追い越すチャンスだと思ってるんですよ。

日本のほうがはるかに現場で「業務がわかってる人」が多いです。長期雇用の文化があって、現場の人たちが業務に本当に精通してる。非常に優秀な現場の方がいっぱいいらっしゃる。

その人たちがノーコードのようなシステム開発ツールを使って、さらにパートナーさんをうまく使ったら、あっという間に欧米を追い越してDXができると確信しています。ということで、僕のパートを終わりにします。

DXの道中に立ちはだかる2つの「罠」

:ここまでDXの概要であったり、「どうしたらいいんだろう」「なんでやるんだろう」というご説明をさせていただきました。実際具体的にどこから手をつけるべきなのか、もしかしたらすでに手をつけられて、八方塞がりになっている方がいらっしゃるかもしれないので、その辺の話を私からさせていただきます。

DXの道中に立ちはだかる、大きな2つの困難です。よく聞くことなんですが、先ほどあった「デジタル人材不足の壁」。「パソコンをすごく使える人やプログラミングができる人がいないから、うちの会社は無理」ということ。

あと「システムが乱立する」。それこそ今は専門のパッケージソフトがたくさん売られてると思うんですが、それをいっぱい買ってきてしまっていろいろ入れてしまうと、逆にそこでしか情報が入らなくなって、「どこに何があったっけ?」となってしまったり、専門性が高すぎて、他の人が触れなかったり。

そういう「罠」があるので、どうしていけばいいんだろうという話をしようかなと思います。

もちろん日本の労働人口は、このまま下がっていってしまう。突然爆発的にボーンと増えることはないと思っています。

青野:ボーンと増えてボーンと減った、みたいなね。

:もちろん若手も増えなければ、今いるメンバーもどんどん年齢が上がっていってしまう。ここで「IT人材」をどうしたら(増やせるのか)というところです。

ノーコードの良さは「本当に現場が欲しいもの」が作れるところ

:先ほど青野さんも言った通り、日本の企業さんはやはり専門性が高く、長く在籍して業務をしっかり理解されてる方がいらっしゃる。そういう方に、ぜひノーコードでシステムを作っていただくのが良いんです。

従来のシステムですと、専門の知識が必要でした。プログラミングであったり、それ以外にも外部に委託する場合「こういうのを作ってほしいです」という言語化がなかなか難しいかと思います。

「実はいつも感覚でやっていて……なんて言ったらいいんだろう」ということでコミュニケーションがうまくいかないと、使えないシステムが納品されてしまい、「え、これどうするの?」となるような問題があると思うんです。

ノーコードなら、現場の方がコーディングなしで「こういうシステムにしたくて、こういうところがあったらいいな」というものを作れます。出来上がったものをどんどん改善していくことも、現場の中で簡単にできる。

青野:自分たちで使いやすいようにね。

:「情シスが選んだシステムだから入れたけど、現場ではちょっと使いにくい」というのがあるある話かなと思うんです。そういう問題を回避できる。本当に現場が欲しいソフトを作れるところが、ノーコードの良さですね。

どんな会社がノーコードでDXできてるのか

:サイボウズのユーザーさんのうち、どんな会社がノーコードでDXできてるのか(というデータを)持ってきました。こちらは「サイボウズ Office」という弊社のグループウェアのユーザーである、入交電設株式会社さんです。山口県の電気工事の会社で、10代から80代までの社員の方がみんな使っていらっしゃいます。

青野:すごい(笑)。

:おそらく「パソコンとか会社でしか触らないです」という方もいると思うし、逆に10代だと「そんなに仕事がよく理解できてないけど、どうしたらいいんだろう」とか。(そういった方々でも)「見てわかる」ところが、(ノーコードの)良さです。入交電設さんは今kintoneも導入してもっとやっていこうと、どんどん広がっています。

青野:自分たちで作ってますから、すごいですよね。

:そうなんですよ。自分たちで欲しいものを準備している。

こちらは今年の「kintone hive」という、サイボウズのユーザーに登壇していただいて、どういう経緯でkintoneを使ったのか説明をするイベントです。そこで今回、定年後に再雇用で入られた……ご自身で言われてるんですけど「kintoneおばちゃん」が、社内のkintoneを大改善したという話があって。逆にベテランの社員の方こそ、知識があるから本当に必要なものが作れるという良さであったり。

青野:定年したあとでkintoneの勉強して、アプリを作って、社内でヒーローになるなんて、すごいですよね。

:そうなんですよ。

業務のかたちすら変わる「本当のDX」を実践

:あと最近「リスキリング」という言葉を聞くようになりました。社会人になってからもっと新しいことを勉強したいということにも対応できる良さもあります。

竹鶏ファームさんは、おそらく仙台にはご存知の方が多いかなと思います。竹鶏ファームさんも2019年のkintone hiveに出ていただきました。

コロナ禍でお店が閉まり流通ができなくなって、卵を破棄しなければいけない。もったいないので、kintoneのコンサルをされてるパートナーさんと一緒にシステムを作って改善して、新しいシステム・ビジネスで、通信販売のかたちに変えました。

青野:あっ、DXだ。

:本当のDX、業務のかたちすら変わるところを、ご自身でやられたのがすごいんです。こんなこともできるようになりますね。

あともう1つ、システムの乱立でサイロ化の問題があったと思います。やはりそれぞれの専門のシステムを、それぞれの部門で入れてしまうことによって、それぞれが分かれてしまうんですよね。しかも横の連携ができるかどうかは、けっこう難しいところがありますよね。

青野:そうなんですよね。1個1個は便利なんです。しかも今の時代、クラウドが多くなっているので便利なんですけど、これがつながってないと不便になるということも、認識しておいたほうがいいですね。

情報は「縦割り」だともったいない

:本当はマーケティングと営業の情報をくっつけたいけど、つながらないソフトを選んでしまうこともあるのかなと思います。情報は使わないともったいないですよね。蓄積して、せっかくなら使わなきゃいけない。

例えばオフィスで同じ部屋にいろんな部署が一緒にいるように、1個のプラットフォームにそれぞれの業務をするアプリケーションを入れてもらうと、横の連携ができるようになる。

青野:そうすると営業の人が「開発の状況どうかな」ってのぞきにいけるし、開発の人が「営業の状況どうかな」と、横の連携ができる。

:売上の状況を見て「ここが今売れているなら、もうちょっとプッシュしていこう」とか、お客さんからクレームが入ってるなら「ここをどうやって改善していこうか」と、他の部署の人も一緒にやっていけるという良さがありますね。

青野:やはり縦割りはもったいないですよね。便利なんですが、ちゃんとデータをプラットフォームに乗せることが大事なんですね。

:かつ、kintoneの説明になってしまうんですが、kintoneだったら連携できるサービスも多いので。今お使いのものと合わせて使っていただくと、つなげられるようになります。

これで情報のサイロ化を改善していくんですけども、情報のサイロ化が解消されるともちろん、さっきも言ったとおり「見える」ので、情報が探しやすくなる。他部署の情報と組み合わせて、加工して使うことができるようになります。

導入ツールの「1個目」に選ばれるサイボウズの製品

:kintoneとサイボウズの製品がぴったりだとご説明したいんですが、ノーコードなので、初めて使われる方も多い製品だと思います。グループウェアもそのままパンと入れて使えます。すでにできている機能を使っていただければ、「ITよくわからないです」という方にも使いやすいかなと思います。

青野:そういう意味では、サイボウズ Officeは中小企業さんでも、買えばすぐスタートできる。

:そうですね、1個目に選んでいただくことが多い製品です。今までホワイトボードで管理していたのを、「スケジュールからちょっとずつ(デジタル化)していこうかな」と。そこで他のデータも一緒に乗せて見て、「こことここがつなげられるようになるな」というのが見えてくる。

青野:だんだん進化していく感じですね。

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