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LINEのインフラ組織(ITSC)のご紹介(全1記事)

2022.07.25

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800GB以上のネットワークトラフィック、7万台以上の物理サーバ… LINEすべてのインフラを統括・管理するITサービスセンター

提供:LINE株式会社

LINEの大規模なインフラを支えるインフラエンジニアが所属しているチームの役割や実際の仕事内容について、普段の働き方や現在の課題、取り組みなどを事例を交えてお話しする「LINE インフラエンジニア採用説明会」。ここでITサービスセンターのシステム室の室長兼システムソリューションチームのマネージャのカーン氏が登壇。ITサービスセンターのインフラ部署について紹介します。

自己紹介

カーンフィロズ氏:みなさんあらためて、こんばんは。本日はお時間をいただきありがとうございます。私から、LINEのインフラ組織の紹介をします。我々はITサービスセンターと呼んでいます。

私の簡単な自己紹介です。私はカーンフィロズと言います。2002年に来日して、2016年に入社しています。現在は、ITサービスセンターのシステム室の室長兼システムソリューションチームのマネージャとして勤めています。

先ほどLINEのさまざまなサービス事業の話があったと思います。代表的には「LINEアプリ」や、Fintechのサービスでいえば「LINE Pay」「LINE BITMAX」および「LINEギフト」や「LINE MUSIC」。さまざまなサービスをLINEで展開しています。

我々のITサービスセンターの部署では、すべてのサービスのインフラを担当しています。後ほど詳細を説明します。

LINEのインフラの規模感

規模感になります。LINEのグローバルな規模としては、今、グローバルオフィスネットワークが30拠点以上となっています。ネットワークのトラフィックは800GB以上です。また、CDN(Content Delivery Network)も並行して使用していて、2.6Tbps以上のトラフィックをCDNから流しています。

仮想環境は9万8,000台を超えています。物理サーバーは7万台を超えています。また、弊社ではプライベートクラウドを開発して、(そのプライベートクラウドを)「Verda」と呼びます。

ネットワーク機器は1万台を超えています。データセンターのラックは3,700台持っています。IDC(Internet data center)の拠点ですが、東京、大阪、シンガポール。あと海外のいくつかの拠点でLINEのサービスを配信しています。

ITサービスセンターの4つのインフラ部署

ITサービスセンターのインフラ部署(について)です。先ほど少し触れましたが、LINEのさまざまなサービスのすべてのインフラを統括して管理している部署となります。

ITサービスセンターの中に4つの室があります。システム室とデータベース室、Verda室、ネットワーク室です。それぞれの室の役割を簡単に紹介します。

システム室は、主にサーバーの調達・選定、ハードウェアの調達およびOS(の調達)。あとは新たなサービスを展開する時に、インフラのインテグレーションなどのポケットマネジメントも行っています。

データベース室は、主にMySQL、HBase、Redis、MongoDBの構築・運用・設計を行っている部署です。

ネットワーク室は、データセンターの選定、ネットワーク関連の設計・構築・運用のすべてを行っています。

Verda室は先ほどお話ししました、プライベートクラウドの開発。主にOpenStack基盤での開発を行っています。

この4つの室と並行してインフラ企画チームが存在し、インフラに関わる費用の精算や、LINEの事業担当者向けインフラ費用のレポーティング、およびインフラに関わる部署内でのイベントなどの企画などを行っているチームになります。

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